製作所日誌

「音楽活動」の最近の日誌

きのう、きょう

昨日は、本村さんと練馬にて、作曲家当摩泰久さん立ち会いのもと、新曲『斜面のクーラント』の合わせ。
あっという間に時間が経って、スタジオを延長。
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夜は、神楽坂方面に移動。
別件で、飲む。
あっという間に時間が経って、酔っ払う(笑)

東京からの帰りの新幹線。
EX予約は、iPhoneから簡単に何度でも変更出来るので、いつもあまり深く考えず予約しているのですが、今日早い時間に変えようと思ったら、思った時間が、どれも見事に満席。
お盆の帰省客、夏休みの家族連れなど、そういえば、そうでした。

まっいいか、とブリジストン美術館で時間を潰す。
ちょうど、行きの新幹線で原田マハ『楽園のカンヴァス』(新潮社)(←アンリ・ルソー作品に対する二人の研究者の鑑定対決)を読んでいたので、頭の中がなんとなくブリジストン美術館に近かった(笑)

「ドビュッシー、音楽と美術〜印象派と象徴派のあいだで」展。
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で、新幹線に乗ろうと思ったら、名古屋方面の大雨で、1時間ほど遅れ。
かなりため息ではありましたが、改札で偶然、高校の時の先輩、タカヨちゃんに出くわし、なんかちょっとうれしい気分だったので、遅れもまぁ許せました(笑)





9月29日の公演のチラシが出来ました。
谷本天志さんデザインです。

第一部がクラシック、第二部がグルーヴィーということで、私は一部、そして二部最後のラプソディ・イン・ブルーに出演予定。
チケットなど情報はこちら↓



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20年ぶり?!

なんと、約20年ぶりで、オケにのります!
「オケにのる」って業界用語?!
オーケストラの一員として演奏します、ということです。
井上道義指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢のトラです。
「トラ」も業界用語?!
エキストラ、客員奏者、のことを言います。

大学生の頃は、大フィル、関フィル等にもよんでもらっていたし、そういえば、京響でメシアン「トゥランガリラ交響曲」や、ショスタコーヴィチのシンフォニーでスネアドラムを叩いたこともあるなぁ...と今となってはそれらも「よき思い出」です(笑)

「打楽器奏者」というのは、マリンバも含む、叩く楽器ならなんでもこなさなければいけませんが「マリンバ奏者」と名乗れば「マリンバ以外は弾きません」と言っても通ります。
これは、楽器の発展の歴史と関わるのですが、その説明はまたいつか、ということにして...
とにかく、そんなわけでこの20年ほど、打楽器から遠ざかっていました。

今回は、マエストロからの指名、と言うのは格好よすぎるね、出動要請?!かなぁ、よくわからないけど...があり、シチェドリン「カルメン」にのります。マリンバが活躍するパートではありますが、マリンバ以外のいろいろな楽器もでてきます。マリンバしか弾けませんと申告はしてありますが、実際そんなわけにもいかず...

家の中にあるはずだ!と探してみつけました。
カスタネット。
昔取ったはず???のキネヅカを探して、特訓です。
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チャイムを叩くハンマーも、一時凝りましたっけ。普通は木槌ですが、ちょっと変わった素材のも持っていました。
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もう、その他いろいろ、大変ですが、一瞬のために、がんばります....!

ソリストだと、好きな衣装を着られますが、オケは指定ですね。
これだけで緊張します。
衣装、間違えるなよ(笑)
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公演は、9月2日京都府立府民ホールアルティです。
詳しくは、こちら特設サイトをご覧ください。

ストルツマンの代理?!

9月29日「MIKARIMBAwith通崎睦美 クラシック/グルーヴィー」
ゲスト:リチャード・ストルツマン(クラリネット)エディ・ゴメス(ベース)デューク・ガッド(ドラムス)

ほぼ曲目は決まっているのですが、クラリネット(リチャード・ストルツマン)とマリンバ二台(ミカ・ストルツマン+通崎)の曲が決めきれていませんでした。
これまでいろんな楽器とアンサンブルしてきましたが、よく考えるとクラリネットというのは、ちょっと遠い存在。そして、実はミカさんと音を出すのもはじめて。

というわけで、普段はアメリカ在住のミカさんが日本に来られている期間を利用して京都に立ち寄っていただきました。せっかくなので、ご近所のクラリネット奏者、河野泰幸くんに「ちょっとストルツマンの代わりに来てくれへん?」と連絡したところ、快く楽器をさげてきてくれました。多くのクラリネット奏者にとって、ストルツマンは神様みたいなもので、そういう頼まれ方をすると断れない?!らしい(...ということは後でわかった・笑)
初見でいいというのに、前日に楽譜までとりに来てくれました。すばらしい!

河野くんの住所は「天使突抜一丁目」。堀川高校音楽科の後輩で、おまけに担任も、同じ塩谷先生。塩谷先生に住所を見て「イヤな予感がする....」と言われたそうです。で、先生の予感は的中したそうです(笑)東京芸大を出た後、7年ドイツで過ごし、最近結婚して大津にすんでいます。
この日は、赤ちゃんを実家(うちから徒歩一分)に預けて来てくれました。
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ストルツマンの代わり、などとお願いしましたが、クラリネットとマリンバの音色はやわらかくてとても相性がよく、これからまた何か一緒に出来そうな予感がしました!

パパがあまりに遅いもので、文音ちゃんがおばあちゃんに連れられ、むかいに来ました!

文音ちゃん、マリンバ初体験の図。
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めちゃくちゃかわいい。
ミカさんにもだっこしてもらって、よかったね〜
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河野くん、文音ちゃん、ありがとうね!
また呼び出すわ、と先輩風。(笑)
そうそう、この間『週刊新潮』を読んでいたら、こういうパターンのリハーサルにつきあってもらった場合、久石譲は3万円払ったらしい、と青島広志が書いていた。
ごめん!今度必ず埋め合わせしますっ!

夜は、ミカさんともお知り合い、名古屋出身で現在京都在住のマリンバ奏者髙藤摩紀さんを呼び出して、367で女子会?!
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摩紀さんとゆっくりお話しするのは、これが初めて。時間を忘れて、楽しく盛り上がりました!

いろいろ輪が広がっていくのが楽しいです。

ストルツマンと私とのデュオは、モーツァルトでいくことになりました!
29日のコンサート、クラシックからジャズまで、かなり盛りだくさんの公演になりそうです。
是非是非お出かけください!

プロフィール写真

演奏しているところの写真は、リハーサルで撮ってもあまりよくなくて、やはり本番で、ということになるのですが、クラシックの演奏会の会場は静かだし、撮影にもいろいろと制限があります。

マリンバや木琴は、バチが下にあると動きがなくておもしろくないし、バチが上がっていると顔が隠れたりする。上下も左右も動きが激しいので、カメラマン泣かせだと思います。
最近、木琴の演奏写真を更新してないことが気になっていて、ふと思い立ち、本番当日にカメラマン中川忠明さん(『天使突抜一丁目』の写真を撮ってくださった方です)に電話してみたところ、偶然空いておられ、飛んできてくださいました。楽器がはっきりわかること、マレット、顔がはっきり写っていること、その上で動きのある写真...
三脚、一個所に固定、でがんばってくださいました。

何枚か候補があります。
コレは自分では、ベスト4の中の一枚。
膝を曲げているから、その姿勢がどうかな?
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演奏写真ではないけれど...
この写真、とってもやさしそうな人に写っています(笑)
この間、弟子のヤスコちゃんに「ツウザキ先生がやさしいと、落ち着かない」と言われ、ちょっと気にしています(笑)
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お菓子『日本狂詩曲』

昨日のブライトンホテルでのコンサート。
たくさんのお客さまに来ていただき、ありがとうございました。
ピアノの松園さん、編曲、そしてアンコールで連弾にも参加してくださった当摩さん、ありがとうございました。

ラウンジでいただける、オリジナルデザート。
ブライトンのパティシエ、渡辺さん、がんばってくださいました!
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この日のメインの曲『日本狂詩曲〜貴志康一作品による(かごかき〜花見〜竹取物語〜龍)』をお菓子で表現してください、というお題。やっぱり「かごかき」に、かなり苦労してくださったそうです(笑)
お菓子を紹介します。

「かごかき」
かごに見立てたクレープの中には、黒糖のカスタードとわらび餅が入っています。
かごの前後にブドウ。これを、かごかきに見立てています。
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「花見」
和風ティラミス。
中には、花見にかけて、桜餡がはいっています。
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「竹取物語」
お〜!竹取物語〜という感じです(笑)
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「龍」
龍は、ラインで表現されていて、ホワイトチョコレイトをウロコに見立てています。

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これらが、一つのお皿に盛りつけられ『日本狂詩曲』と相成りました。
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ところで、聴きに来てくれたゆっこちゃんが「かごかきって何?」といいました。ゆっこちゃん、さすがです(笑)
かごかきとは、昔の乗り物の一種である「駕籠(カゴ)」をかつぐ人夫のことであります。

ブライトンのお菓子。

17日、ブライトンでのコンサート。
ラウンジ「クー・オ・ミディ」では、オリジナルデザートが楽しめます。
今年は『日本狂詩曲〜貴志康一作品による』を最後に弾くので、それにちなんだお菓子をお願いしました。
この曲は「かごかき」「花見」「竹取物語」「龍」と4つの貴志作品がメドレーになっています。なので、これをお菓子で表現してください、とお願いしました。
まぁ、安易なリクエストといえば、それまでなのですが「かごかき」のお菓子って興味ありません?ブライトンのパティシエが作る「かごかき」(笑)
「え〜っ」と言われるかと思ったら、昨日、担当の林さんから「お菓子、張り切っています」とメールがありました。「竹取物語」あたりはまぁ想像がつくのですが「かごかき」どうなるんでしょう。「かごかき」のお菓子、う〜ん、楽しみです!

ところで、貴志康一は平岡養一と同世代。
25才でベルリンフィルを指揮、将来を嘱望されていたのですが、28才で亡くなります。
貴志康一については毛利眞人著『貴志康一〜永遠の青年音楽家』(国書刊行会)に詳しいです。御興味のある方は是非。
この本の中に載っている中山岩太撮影のポートレイトがかっこいい!
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9月に京都にて!

突然ですが、こんなメンバーでのコンサートが決まりました!
詳細は、追って。
まずは、谷本さんにチラシを頼まねば!
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試演会

昨日は、試演会(うちでやる、生徒さんらのとっても簡単な発表会みたいなもの)でした。
不定期開催で、都合の合う人が演奏します。

広島の靖子ちゃんが夜行バスの往復でやってきてバッハのシャコンヌを熱演したり、裕子ちゃんも新しいレパートリーに挑戦したり、また飛び入りゲストもありで、楽しい会になりました。
私は、香織ちゃんとライヒの「ナゴヤ・マリンバ」を弾きました。

この試演会の目玉?!は、演奏終了後の打ち上げ??!!
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カレシができたとか、そういう話でも盛り上がり(笑)
最後は、午前2時をまわっていました。
みなさん、お疲れ様でした!
ばっちり片付けて帰ってくれた絢子ちゃん、ありがとう。

ベートーヴェン

今日は、捜し物があって、平岡の楽譜ファイルを広げていました。

平岡養一は、戦前のニューヨークで、モーツァルトやベートーヴェンのヴァイオリンソナタを木琴で弾いていました。
よく演奏された「クロイツェルソナタ」の楽譜は、ボロボロです。
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私も、学生の時レッスンでは「教養として」という感じで、ベートーヴェンやモーツァルトのヴァイオリンソナタをやりました。
久しぶりに弾いてみようかな、と思ってみたり。

7月17日プログラム

京都リレー音楽祭のプログラムが決まりました。

「七つの子変奏曲」 林光
「椰子の実」大中寅二/当摩泰久編
「アマリリス」フランス民謡/当摩泰久編
「日本狂詩曲〜貴志康一作品による」H.スピアレク・平岡養一編

カフェでは特別のデザートが用意されます。
今年は、コレで作ってくださいと「お題」を出してお願いしました。
どんなデザートが出来上がるでしょう。
ご予約はお早めに。



リコーダーと木琴、チケット発売

9月14日ルーテル市ヶ谷でのコンサート
「リコーダーと木琴 本村睦幸・通崎睦美デュオコンサート〜斜面のクーラント」のチケットが本日発売となりました。こちらeプラスのページで、谷本さんデザインのチラシもPDFで見られます。
動画もありますので、ひとまずのぞいていただけるとうれしいです!

本日のがらくた市 その2

一つの仕事を引き受けるにあたって、演奏以外に、いろいろ勉強しないといけないことがでてきます。
今、やっているのは、日本海軍、です(笑)

で、にほんかいぐん〜と思ってがらくた市を歩いていると、こんな豆本をみつけました!
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骨董屋のおばちゃんは「いい本に目をつけてもらって、おばちゃんもうれしいわ。」と言って500円まけてくれました!

海軍の何かというと、歌の歌詞が載っているんですね。
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今度、千花ちゃんの伴奏で!
『軍艦行進曲』を弾く予定があります。
平岡さんが使っていた軍艦行進曲の楽譜です。
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昭和3年の楽譜なので、おそらく日本で買ってアメリカに持っていったということ。
こんな書き込みもあるのに、戦時中帰国するにあたってよくFBIに没収されなかったものです。
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でも、いろいろみていると「軍艦行進曲」より「愛国行進曲」がいいかな、と思ったり...。
千花ちゃんに愛想つかされないようにしよう!(笑)

ル・アーヴルの靴みがき

今日は、アキ・カウリスマキ監督「ル・アーヴルの靴みがき」を観る。
http://www.lehavre-film.com/
とても色がきれいで、それだけでも幸せな気分でした。
お話しもよかったけど「心を磨けば、奇跡はおきる」というひとつのテーマは、ある意味、ちょっとせつないなあ、と思いました。

ところで、9月14日、ルーテル市ヶ谷での本村さんとのデュオコンサート。
当摩さんの新曲「斜面のクーラント」の進捗状況のメールが来たり、昨日は、谷本さんにお願いするチラシの打ち合わせをしたりと、着々と準備がすすんでいます。

先日、清滝のギャラリーテラでの演奏がYouTubeにアップされました。
PCを使う仕事は、全て本村さんにおまかせ!
さすが東大工学部!(と、こんなことで言われたくないと思います・笑)

野田雅巳「発明家」より 美女センサー
林光「ピアノの本」より ソネット
ヘンデル ソナタHWV367「フリオーソ」
ヘンデル ソナタHWV369「アレグロ」
です。
9月の本番には、ブラッシュアップしてお届けします!
YouTube「本村 通崎」で検索していただければ4曲出てきます。

今夏のブライトン

毎夏恒例、京都ブライトンホテルでのコンサートの日程がでました。
第17回「京都リレー音楽祭」
私の出番は7月17日です。
今年のピアノは松園洋二さん。
林光「七つの子変奏曲」
大中寅二/当摩泰久編曲「椰子の実」
H.スピアレク・平岡養一編「日本狂詩曲〜貴志康一作品による」他
を演奏します。
今「他」の候補曲3曲の譜面、あっちをみたりこっちをみたり、しています。

バルコニーからの立ち見(無料)もなかなか音響良くオススメ。
毎年趣向を凝らして作られる素敵なデザート付きの席(2500円)やレストランの席も。
「よい席は早いモノ順!」なので、ご希望の方はご予約お早めに。
6日から予約受付スタートです。075-441-4411



清滝!

28日、本当に気持ちのいい日でした。
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会場のすぐ前ですが、絵はがきのような風景が広がっていました。
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清滝のギャラリーテラでのコンサート。
本村さんとバロックから現代まで、結構本気なプログラムでしたが(笑)
お客さんも楽しんでくださったようで、よかったです。

打ち上げでは、タケノコづくしのおもてなしをいただきました。
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うなぎと、おくどさんで炊いたタケノコごはんも!あまりに美味しくて、ご飯大盛り2膳もいただいてしまいました。大丈夫か、私。
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散策に行ったんじゃないですよ!
ご飯を食べに行ったんじゃないですよ!!
演奏の証拠写真はコチラ(笑)

そうそう、演奏中に横からちらっと、本村さんの姿を見ると、谷本さんのイラストと同じで、くすっと笑ってしまいそうでした。

もひとつ、そうそう。
9月、ルーテル市ヶ谷で本村さんのコンサート。
当摩泰久さんに新曲をお願いしています。
タイトル、仮ですが、決まりました。
「斜面のクーラント」
斜面ですか、クーラントですか、う〜ん、どんな曲でしょう。楽しみです!

清滝

367の戸が閉まりにくくなっていた件。
床にちょっとカンナをあててもらいました。
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床だけではちょっとうまくいかず、今日はやっぱり戸の方も、少しだけサンドペーパーでこすってもらいました。
谷本さん「また何かあったときのために」とサンドペーパーを置いていってくれましたが、また何かあるのでしょうか....(笑)
でも、雨が降ると湿気で戸が閉まりにくくなるって、いい感じ、といえばいい感じです。

さて、明日は、清滝でコンサートです。
木琴弾いている場合じゃない!というほどのいいお天気みたいです。野田さんの新曲「新美女センサー」は「美女センサー」のばったもん、みたいな感じで、弾いていて笑えます。でも、何カ所か笑えないむずかしいパッセージがあるので....でも笑えます(笑)
午前の部なら、まだはいれそうです。木琴とリコーダーの音楽を聴いて、お弁当を食べて、愛宕さんに登る、なんていかがでしょうか!

私は、まず、このところの生活リズムより2時間早く起きるところからクリアせねば。


明日の催し詳細

明日は、京都国際マンガミュージアムにて、大石順教尼の漫画制作記念の会があります。
1時から90分間、大石順教尼に関するシンポジウム。
その最後の方で、演奏させていただきます。

ユンヌ・ヴィ [UNE VIE]
大石順教尼の生涯 (初演)
詩:大石順教
曲:萩京子

バリトン 大石哲史   マリンバ 通崎睦美

休憩をはさんで、3時15分から2時間、映画の上映があるそうです。
なお、参加費は無料ですが、京都国際マンガミュージアムへの入場料が必要です。
この催しに来たことを申し出れば、団体割引の料金になるそうです。



京都国際マンガミュージアムにて

先日、突然、バリトンの大石哲史さんから電話があって、何事かと思ったら、21日、京都国際マンガミュージアムで歌うので、マリンバで伴奏をお願いしたい、とのこと。曲は、萩京子さん書き下ろしの新作。大石さんも、萩さんも、林光さんがとても信頼を寄せられていた方で、何か機会があれば、一緒にお仕事させてもらいたい、と思っていたので、二つ返事で引き受ける。
で、よく聞くと、お祖母さまの生涯が漫画になったのでって、とっても「????」

大石さんのお祖母さまとは、大石順教尼です。
ご興味のある方は、こちら。
順教さんに関する本、いろいろ出ていますので、ご興味のある方は。
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この本のオビ「大石順教尼は17歳で養父によって両腕を切断された。絶望と開眼を経て、菩薩行に一身を捧げた感動の人生」。
もちろん感動ではありますが、同時に壮絶でもあります。

今回は、この順教尼の詠まれたうたを萩京子さんがバリトンとマリンバのための作品にされ、孫である大石さんが歌われるということ。
萩京子作曲「UNE VIE(ユンヌ・ヴィ)大石順教尼の生涯」を、漫画の完成披露会で初演します。
萩さんに「シンプルな曲にしてくださいね」とお願いしたところ、こんなにシンプルで、こんなドラマが作れるのか!というような驚きの曲が届きました。14首のうち、13首。あと1首も待ち遠しいです。

演奏時間は、そんなに長くありませんが、映画の上映などもあるそうなので、大石順教尼にご興味のある方は、是非お運びください。
私も、詳しい情報を得ていないのですが(笑)

当日は、2時45分開場、3時15分開演。
詳しいことは、お問合せ:大石順教尼かなりや会
090-2286-5454(山岸さん)まで

エレクトーンの生演奏

伯父が亡くなったりして、ばたばたしていました。
「通崎」が一人減りました。
日本のどこかで、増えているのかな「通崎」...

京都市内で、土砂降りでない限り、お葬式は着物で出かけるけれど、最近和服の人が少ないので、よく「愛人みたい〜」と言われる。
一昔前のドラマのイメージか(苦笑)

喪服というのは、コーディネイトを考えなくてよいので、どんな着物より着るのが早い。準備から着付け完了まで10分もあればOK。なのに、今回黒いぞうりを探すのに、20分かかった...
MKタクシーは着物着用だと1割引。補助がないと歩けない母(←障害者)も1割引。今回は、一緒に乗ったので、なんと、2割引にしてもらって、ちょっと申し訳ない気がしました。

御通夜もお葬式も、親族だけの小さなもので、いい時間を過ごせました。
ただ、葬儀の会館の演出で、住職さんの入退場?!の時、エレクトーンの生演奏でベートーヴェン交響曲第七番の二楽章が演奏されたのには、度肝を抜かれた。お経の前後にミュージックはいらん(笑)
とはいえ、伯父はそんなこと気にする人じゃなかったので、まぁ、いいや。


明日は、フェニックスホールで中川さんの追悼コンサート。
チケット完売です。


新美女センサー

4月28日に演奏する「新美女センサー」の楽譜が届きました。
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昨秋初演した野田雅巳さんのリコーダーと木琴のための作品「発明家」。この曲の第1曲「美女センサー」の新ヴァージョン「新美女センサー」が出来ました。
28日には、これも加えて「発明家」全曲初演となります。

昨日、今日、と本村さんと合わせ。
京都らしいお昼ご飯を作ろうかと思ったけれど、全く余裕なし。
せめてお吸い物は、生湯葉など入れてみました。
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お菓子は、末富さんに桜のものでも買いに行こうかなと思っていたけれど、これも余裕なし。
でも、美味しそうでしょ。
近所のケーキ屋さんのケーキです。
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28日は二回公演ですが、一回目はまだ少しお席に余裕があるそうです。
新緑の清滝。
お天気だったらいいな。

ブライトンのコンサート

毎夏恒例、ブライトンホテルでのコンサート。
確か、今年は第17回。
ということは、第1回から出ているので、17回目?!
う〜ん、時の経つのが早すぎる。
つい、自身の「進歩」について、考えてしまいます。

地元で、恒例のコンサート。
毎年聴いてくださっている方にも、新鮮な気分で愉しんでいただきたいので、プログラムを考えるのにも、ひとひねり、と思います。
大変ですが、そこが楽しいところ。

今年は木琴で、祇園祭の日、日本をテーマに、と考えています。
というわけで、まずは当摩泰久さんに「椰子の実」のアレンジをお願いしました!

で、平岡さんの楽譜ファイルを眺めていて、こんなのどうだろう。
昭和のルンバ、です。
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それにしても、書き込みがややこしいことになっています(笑)
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えっ。

ここのところ、忙しいです。
この状況、一昔前なら痩せ細っていたはずなんですが、えっ、体重、増えてます(笑)
埼玉では、今夜は軽くすまそう、と一人でおそばを食べた後、かかってきた誘惑の電話にのって出かけ、ピザなんて食べたりしてましたから....さもありなん、です。

佐世保でも、しっかり食べました。
高校時代のクラスメイトである、平林さんと一緒に出かけると、どこか修学旅行の気分になります。実際、修学旅行は長崎だったし(笑)

前回の佐世保でお知り合いになった和楽器屋さん前川楽器店の前川さんから情報を得て、地元の人が通うお店「ささいずみ」で、活イカの刺身!
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これは、後で、天ぷらにしてくれます。
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仕上げには「ひらすの巻き寿司」もいただきました。
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本番の日のお昼は、佐世保バーガーを食べたし、帰りは、空港で10分ほどしかない、というのに、根性で?!五島うどんも、食べました。平林さんのセレクトにつられオーダーした(笑)ゴボウの天ぷらがのっているおうどんが、なかなか美味しかったです。
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と、食べ物の話ばかりになりましたが、ちゃんと演奏もしてきました(笑)

一日目は、地元の中学校でのファミリーコンサート。ブラスバンド部の打楽器の生徒さんへ『マリンバ練習帖』を使った公開レッスンも交え、楽しい時間でした。

二日目メインのリサイタル。アルカスSASEBOの中ホールは、石の作りで、これまで弾いたホールの中でもよく響く上位3位にはいるくらいの残響がありました。
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それに加え、ピアノは、平林さんのお好みの、ベーゼンドルファーだったので、大変ゴージャスなサウンドとなりました。

よく考えれば、マリンバ・リサイタルは、久しぶりかも。最近は、すっかり木琴奏者の気分になっていました。豊かな響きの中にいて、あらためて、マリンバも、捨てがたいなぁと、思いました。
「マリンバをとるか、木琴をとるか」
まぁ、そんな選択、誰にもせまられていないので、両方できればいいですね(笑)

聴きに来てくださったみなさん、アルカスSASEBOスタッフのみなさん、ピアノの平林さん、ありがとうございました!

そうそう。
佐世保の町でみつけた、こんな看板。
フツウの飲食店みたいだけど...
久美子さんって、どんな方でしょうね。
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埼玉の次は。

木琴は、一晩埼玉会館にお泊まりさせていただき、翌朝、赤帽ふるさと運送、新井さん(←このブログでもお馴染みになりつつあります、元小学校校長の異色赤帽さん)に引き取りに行っていただき、千駄ヶ谷の「3F・音楽室」という名の会場へ運んでいただきました。
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手伝いに来てくれた、靖子ちゃんありがとう!
この日は、本村さんと昼・夜2回公演。
本村さんとの演奏の様子は、会場のオーナー、木島さんのブログで。

本村さんが定期的に開催されているシリーズなので、ほとんどが常連さんでしたが、私が顔を知っているうれしいお客さまも何人か来てくださいました。
9月、本村さんとルーテル市ヶ谷でコンサートをするのですが、その際、当摩泰久さんに新曲をお願いしているので、当摩さんも聴きにきてくださっていました。3日間連続、当摩さんとお会いしたことになり、なんだか仲良しになったような(笑)
打ち上げもお越しくださいました。
が、疲れているのとお腹が減っているので、私が一人でガツガツ食べていたかも....(苦笑)
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翌日は、今進めている仕事の関係で、こんな麗しい方の妹さん、世田谷にお住まいの92歳、横浜にお住まいの100歳、にお話しをうかがいに出かけました。
明治生まれの方とお話しすると、江戸がすぐそこ、という気がします。
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本日、木琴は、午前10時着便。
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ばっちり、9時半に到着。
町家のシンポジウムで
マリンバの演奏
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木琴の演奏
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講演そして、シンポジウムのパネラー
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と、一人何役?!
こちらも無事に終了。
マリンバで木琴の伴奏をしてくれた裕子ちゃんと香織ちゃん、組み立てまで手伝ってくださった赤帽の山田さんに感謝。
山田さんが「今日も、ばっちりでした!」と笑顔でしたので、ばっちりでした、ということで(笑)


埼玉会館ランチタイムコンサート終了。

2日間の埼玉。
なんとなく浦和駅前の様子もわかり、今朝は、焼きたてパンを一つずつラップに包んで売っているような、地元のパン屋さんで朝食を仕入れる。
なんとなく、なごむ、パン。
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ホール前のこんな広告をはじめ
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周辺には、ポスターがたくさん貼られていて、自分がたくさんいる感じ(笑)

お客さんは800名?とか。
まさに老若男女、たくさんの方が来てくださいました。

終演後、楽屋を尋ねてくださった、貴志康一さんの親族の方にびっくりし、なんと中学校の卒業式の日ぶりに顔を合わせる同級生の友達にこれまたびっくりし、さらに打楽器奏者藤井里佳さん・マリンバ奏者岡地岳さんが来てくださっていたことに、またまたびっくりし、そしてうれしかったです。

なんだか、欲張りに、盛りだくさんのプログラムを組んでしまったのですが、千花ちゃんの名伴奏に支えられ、無事終了。
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千花ちゃん曰く、譜めくりさんが上手かった!そうです。
さりげなく、気を利かせてくださる、担当の宮脇さんにも、ありがとうございました!
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こぼれ話もいろいろあるけど、今日のところは、とにかく明日に進みます(笑)

明日は東京、千駄ヶ谷で、本村さんの「小さな室内楽」昼夜2回公演。当日券は、ありません、とのことです!かなり小さな会場らしいので、ほんとにありません、とのことです(笑)

明日は、埼玉会館ランチタイムコンサート

昨日、本番が終わってから、確実に本日午前着指定で楽器を発送するため、絢ちゃんにヤマト運輸の集荷場まで運んでもらいました。
無事、楽器が到着していて、ほっ。

今日は、会場である埼玉会館でリハーサルをさせていただきました。
私から見る客席はこんな感じです。
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素直に伸びる、弾きやすいホール、です。
今回の伴奏は、千花ちゃん。
広島で初演した当摩さんの名作「アマリリス」を関東初演、ということで、本日のリハーサル、わざわざ当摩さんが聴きに来てくださいました。
三人揃って、パチっ。
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当摩さん「金魚の片思い」に続いて、木琴の作品は2曲作ってくださっていますが、実は、まだ木琴に触ったことがない!
あたまで書いておられる、ということですね。
そこで、今日は、木琴を体験していただきました。

当摩劇場をお贈りします。

「えっ、木琴、はじめて〜。どこに立つのかしら〜」
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「音をだしてみましょう」
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「えっ、ワタシ結構うまいかもぉ」
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「でも、もう、降参!」(おわり)
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当摩さんの作品は、この「当摩劇場」からは想像できない響きがします(笑)
是非、12時10分埼玉会館へ!




尾崎さん。

一つ、本番終了。
その様子は、後日として。

京響のアシスタントコンサートマスター、尾崎平さんは、中学時代「管弦楽部」の一年先輩。
中学校の先輩、というのは、なんだか、和む(笑)
特に、尾崎さんは、本当に穏やかな方なので。
中学生の時から、もちろん、ヴァイオリンは特別!でした。
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今日は、

「楽しかった佐世保日記」を書く暇なく(←また、書きます・笑)
今日は京響との練習。
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うしろ・まえ

衣装作ってくださる田中さんは、いつもパンツの後ろと前がわかるように、マークをいれてくださいます。
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でも、このマークが実にきまぐれで。
後ろに入れる時と、前に入れる時があるんだな。

私は、このマークを見ると、いつも、これは前だったっけ、後ろだったっけ、と幼稚園児のように、迷ってしまいます....

明後日の昼間に、佐世保の中学校で公演があるので、明日から佐世保です。
中学校のブラスバンド部の生徒さんへのレッスンも予定されていて、それも楽しみです。

どうやら、私より飛行機嫌いらしい平林さんと、飛行機に乗って行ってきます!

審査な一日。

今日は、朝から夕方までアゼリア推薦新人演奏会のオーディションの審査をしてきました。
私は、器楽部門(弦・管・打)の審査で、14分の制限時間、20人の演奏を聴かせていただきました。若者達の熱演、なかなか聴き応えがありました。ふぅ〜(笑)
ヴァイオリンあり、ホルンあり、マリンバあり...という内容ですが、審査員の審査結果を集計してみていると、ほぼ意見が同じになる、というのが面白いです。

ところで、今日、一緒に審査をさせていただいた、音楽ジャーナリストの寺西肇さん、が訳されたヤープ・シュレーダーの著書『バッハ 無伴奏ヴァイオリン作品を弾く〜バロック奏法の視点から』。
最近増刷されたそうです。みなさん、勉強してますね〜
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で、本といえば。
探していた本が諏訪市図書館にあることがわかり、京都の下京図書館に借りてもらえたのですが、昨日下京図書館から電話があって「貸し出せない本なので、読みに通ってください」って。
明日、図書館に行けば私に会えます(笑)

平成の京町家シンポジウム

先日「平成の京町家シンポジウム」の打ち合わせで、京都市都市計画局の方が367に来てくださいました。
大事なことはこのタイトル「平成の京町家」は現代の建築を指す、ということです。
平成の、だから当たり前なのですが、町家と言われると、戦前の、と思ってしまいます。
平成の時代に存在する昔ながらの京町家ではなく、京町家の知恵と現代の技術を生かして建てられた平成の建物、ということです。勉強しておかなくっちゃ、です。


3月25日 京都私学会館 地下一階大会議室 13時〜16時

第一部は『これからの京都の住まい〜「平成の京町家」の提案〜』(約1時間)
髙田光雄(京都大学大学院工学研究科教授)

第二部で、『40年めの発見〜長屋と木琴〜』と題してお話しと演奏をさせていただきます。(約1時間)
なんと豪華に!マリンバと木琴を持っていきます。
ヴィンテージの木琴が町家なら、現代のマリンバは鉄筋コンクリート住宅だ!ということで。
それぞれのソロの他、今回は、モシュコフスキー「ボレロ」など、マリンバで木琴の伴奏をする、ということを試みます。今田さんと上野さんに伴奏をお願いしています。
第一部は、真面目なお話し、第二部は、楽しいお話し、という位置付けらしいので(笑)楽しいお話しと音楽を、約一時間、モリモリに盛り込みたいと思います!

第三部『いえづくりって面白い!住まい手と作り手のクロストーク』(約1時間)
住まい手 新関忠・通崎睦美
作り手 深井祐介・柳沢究
コーディネーター 髙田光雄

定員200名、無料です。希望者は075-661-3755(京都いつでもコール)へ
締め切りは12日5時。

 

だいやく。

昨日は、午前中の本番。
私にしてはかなり早起きしたので、今日も眠い....

先月の群馬は、平林さんにお願いしたのですが、今回、作曲家的要素も必要ということで、林光さんの代役を、松園洋二さんにお願いしました。
光さんの代わりに、とお願いしたので、松園くんは、びびってくれてました。
これは、正しい姿だと思います(笑)
で、もうほんとに、ばっちりこなしてくれました!
主催者さんからは「通崎さんのまわりには、すばらしい方が大勢おられますね」とメールいただきました。
私が自慢するのもヘンですが、ほんとに、まわりの能力高い!です(笑)

絵本に音楽をつける、というコーナーがあり、光さんはいつも「てきとー」に音楽をつけておられたのですが、松園くんは譜面を書いてきてくれました。80才の大家の「てきとー」の後にやるのは、やはり気をつかいますよね。

それにしても、松園くんの小学生男子的ひらがな、には、しびれます〜
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今回、この曲については、とりあえず一回限りなので、彼は「初見で弾ける程度のてきとーな曲」と2日前に走り書きの譜面を作ってきてくれた(←本気で作ると、めちゃくちゃキレイ)のですが、初見じゃ無理でした。
うっ、れんしゅうした。
ぱっと見て、ぱっと弾く能力は、やはり18才から25才くらいがピークだったような....

なにはともあれ、松園くん、ありがとう。

ところで!
林光「木琴協奏曲」の再演が決まりました。
来年6月。
光さんが生前に提案してくださっていたということで、
ほんとうにうれしい。

昭和三年

平岡養一さん、昭和三年のリサイタルの時の写真です!
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この時使っておられたのと同じディーガンの木琴が手に入りました!!!
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座って演奏するタイプです。
木と金属の組み合わせっぷりが「工業系」で、シンガーミシンのイスとも、ばっちり似合います!
かわいすぎて、泣けてきます(笑)

いつの間にか、Deaganが5台!
木琴博物館ができそうになってきました。

縦型木琴

現在のマリンバや木琴はピアノと同様にドレミファソラシドが左から右へ並んでいますが、昔のヨーロッパの木琴は、手前から奥に並んでいました。
舞台の上でそう説明すると「へぇ〜」とちょっとした笑いが起こります。
私も、民俗的なスタイルのものは見たことがありますが、このような立派なものは、はじめて見ました!
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届きました!

アメリカの楽器屋さん、ではなくて、道具屋さん、から買ったものが、昨日届きました。
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えっ、でかい!重い!!
久々、367の大扉を開けました。

まず、端っこからテープをはがしてみたのですが、梱包の様子がわからず、いろいろこぼれてきて、ぎゃ〜。
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本体が顔を出すまで、随分時間がかかりました。
ようやくここまで。
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ふぅ〜。
まだか〜。
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とにかく丁寧に梱包してくれ、と激しく訴えたのですが、つたない英語が脅迫に受け取られたか?!というほど丁寧な梱包でした(笑)

ようやく、箱がでてきて、本体に出会えました!
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木琴です!
いえ、正確に言います「シロリンバ」です!
笑わないでね。
ほんとにシロリンバという名前なので。
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シカゴのディーガン社で、1924年から1939年にかけて作られていた(らしい)「Xylorimba/シロリンバNo.730 」。数あるシロリンバの中でも、小型のタイプで、一般的に、とても人気があったようです。
この楽器は、ほとんど実態が知られていないのですが、メシアンやブーレーズの作品にも「シロリンバ」が出てくるので、そういう意味では「謎の楽器」として知られています。(実際は、たいていの場合、シロフォンかマリンバで代用される)
パーツ全てでこんな感じ。
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組み立て方がよくわからず、谷本さ〜ん、黄瀬さ〜ん、と叫んでしまいました。
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とりあえず、組んでみました!
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ちょっと大きく写っていますが、実際はとってもかわいらしいサイズです。
これは、イスに座って演奏する時の高さ。ここに足を取り付けると、立って演奏できる様になります!
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ディーガンのロゴもステキです。
なぜか、「N」の上に、穴をあけようとした後がありますが....
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音は...
聴いてのお楽しみ!
意地悪〜(笑)

マンドリン!

ヴィヴァルディはマンドリン協奏曲を書いているし、モーツァルトやベートーヴェンだってマンドリンの曲を残しているのですが、いまいち、現代の日本で「マンドリン」といっても、ピンと来ない感じがします。そのピンとこない感じは、我が木琴も、そしてリコーダーやアコーディオンもそうです。戦後の学校教育のイメージがあるのかなぁ。

でも、マンドリン。素晴らしい奏者がいい楽器を演奏すると、それはもう、うっとりする音がします。

昨日は、マンドリン奏者の川口雅行さんがうちに来てくださいました。
川口さんは、関西でマンドリンをやっている人に聞けば知らない人はいない!というほどの有名人。だって、還暦記念の演奏会は、大阪のザ・シンフォニーホール、1700席が満席ですから!今回は、来年65才記念の演奏会のゲストによんでくださるということで、木琴にするかマリンバにするか、そして選曲など。いろいろ音を出しながら、相談させていただきました。
心臓は機械で動いているそうですが(笑)若若しい川口さんです。
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貴志川にて

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JR和歌山駅で電車を降りて、猫の足跡をたどると、貴志川線に乗り換えられます。
特にかわいいもの好きでも、猫好きでもないけれど、ローカル線である貴志川線。「アイディアを出した!」「がんばってる!」感に嫌みが無く、一所懸命な感じなので、乗る方もうれしい気分になります。
普通の電車も走っているのですが、私が乗ったのは「いちご電車」。
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この沿線で、いちご狩りができるそうです。で、本番の日は、ちょうど特別のキャンペーン。車内でいちごのサーヴィスがありました。
それをNHKが取材していました(笑)
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この電車は、シートもイチゴ。時々、気が狂いそうにセンスの悪いシートの電車がありますが、これは悪くないです。床も古い学校の床のような雰囲気で、なかなかいいです。
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駅に、なぜ猫の足跡があるかというと、終点の貴志駅の駅長が猫の「たま」だからです!たまの電車、そしておもちゃ電車というのもすれ違いました。
和歌山から乗り換えて....う〜ん、遠いなぁ〜と思っていたのですが、この沿線のいろいろな工夫が、楽しい気分にさせてくれました。
本番の日は日曜日で、たま駅長はお休みでしたが、貴志駅の駅舎も、おしゃれ過ぎず、かといって、田舎の手作りではなく、ちょうどよい感じにきれいにしつらえられていました。
普段は、たま駅長に会いにくる人が大勢いるみたいです。
はい、たま駅長です。
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さてさて、演奏会の方は、西さんの演奏が素晴らしかったです。
ソロはこんな感じ(リハーサル)
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ワークショップの指導もされていて、西さん、ほんとに大忙しでした。
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箏のアンサンブルもあり、お弟子さんも大活躍。マリンバも大変ですが、お琴も、セッティングにチューニングにと、かなりお弟子さんの力が試されます(笑)西さんの門下生の方は、みなさんすばらしい結束力で動いておられました。なんだか、みんな先生に憧れてるんだろうなーという図が美しかったです。
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合わせは前日のみでしたが、そこは、集中して!勉強になることがたくさんありました。

野田さんもアレンジとアンサンブルの指揮で参加。
2日間、一緒にいたので、久々いろいろ話せて楽しかった。
楽屋前で、三人そろって、お疲れ様でした!
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猫のたま駅長には会えませんでしたが、ダンサーのたまちゃんが聴きに来てくれていて、一緒に帰りました(笑)
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たまみちゃんと新しい眼鏡の私です。


マリンバ修理。

今日は、黄瀬さんと聖和大学に「コロムビアミヤカワマリンバ」の修理に行ってきました。
支え棒がよじれて、ネジがうごかなくなり、応急処置され、ちょっと気の毒な感じになっていたこの部分。
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ネジが動かないということでしたが、黄瀬さんの手にかかると、なんでもなく動きました(笑)
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部品を叩いてフラットにして、棒の先のねじれもなおす。
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楽器の足の小さな穴には、あたらしいネジが止まりやすくするため、おがくずで埋める。
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きちんとはまるのを見届けて、最後は着色。
筆を持つのはお手のものです。
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それから、ピンが倒れているのもまっすぐになおしてもらいました。
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鍵盤のひもも取り替えて、出来上がり!
というところで、楽器屋さんではない黄瀬さんに、聖和大学の丸尾先生は「オルガンもなおしていただけますか?」
ずっこけそうになりましたが、谷本さんはチェロもなおしましたからね(笑)

古いオルガン。
ほとんど音が出なかったのですが、ペダルの部分をなおして、ばっちり音が出るようになりました!
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修理をするのに、蓋を外したりして、この楽器の歴史も判明しました。
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黄瀬さんも谷本さんも、笑っちゃうくらいなんでもできますね。
このお道具箱をみると、歯医者さんもできそうです!
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黄瀬さん、お世話になりありがとうございました。
それから、貴重な楽器ということで修理の許可をくださった大学関係の方、そして前もって諸々の段取りをしてくださった野田美佳さんにも感謝です。

西脇千花ピアノリサイタル、のチラシ。

4月6日、ティアラこうとう(東京)で、千花ちゃんのリサイタルがあります。
バッハ、ベートーヴェンに現代曲と、かっこいいプログラムです。
チラシのデザインは谷本さんです!
う〜ん、素敵です。
こちらのPDFをクリック!
お近くの方は、是非。
ちょっと遠くの方も、是非!

ところで、昨夜見た夢。
京都会館第一ホールで、ベルリオーズの幻想交響曲を聴いていると、突然建物が大きく揺れ出し、あわててロビーに出ると、そこは船だった!それで、海に落ちるかと思った時、ちょうどちかづいてきた島に飛び移って、濡れもせず奇跡的に助かった!そしたら、海上保安庁の船がやってきて....終わりました。
昨日、毎年恒例の確定申告のアルバイトを絢子ちゃん(←お父さんが海上保安庁)に頼んだところだったので、そのせいかな(笑)
とにかく、自分がアブナイ目に遭う、という夢を見る時は「練習しろ〜」という夢のお告げだと思って、たくさん練習することにしています。
今日は、ひっかかっていたココをクリア。
ふぅ〜
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衣装

着やすい、弾きやすい、という衣装は、何度も着てしまいます。
またアレか〜
と思われるといけないので、そろそろ新しいのを作らなきゃ、と思っていた所へ、生地屋さんから「おもしろいのが入った」と電話がありました。
早速、いつも縫ってもらっている田中さんを誘って生地屋さんへ。
電話をもらったソレは、いまいち、だったのですが、他に面白いものを見つけて手に入れました。

で、生地をもって、田中さんと一緒に、谷本邸へ!
なんとなく、ひとひねりほしい気がしたので、谷本さんにアイディアをもらいにいきました!って、田中さんが「家、見たい!」とも言ったので(笑)

工事もずいぶん進みましたよ。
寝室予定地は、作業場状態まで進化していました。
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一階部分、ここまできたので、あと床をはると、かなり家っぽくなりますね。
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お休みの日、一人コツコツ作業する谷本さんの邪魔をして、衣装考えてもらいました。
一部、ちらっ。
こんな感じ。
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アドヴァイスにのっとって、もう一度生地屋さんに戻り、こんな生地を買い足しました。
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田中さんとは「仮縫い、谷本邸で、しよか〜」と言っているので、早く一部屋完成させてもらいたいです(笑)

西陽子箏リサイタル

次の週末は、久しぶりの和歌山。西陽子さんの箏リサイタルにゲストで出演させていただきます。
私は、
トラディショナル・ジプシー音楽「ホラ」「シルバ」
野田雅巳「ボスポラス橋」
港大尋「ヨマイゴト」
そして、ワークショップ参加者とラベル/野田編「ボレロ」
を演奏します。

超絶技巧も涼しい顔で演奏される西さん。
ほんとに素敵なおねえさん、って感じです!
古典から現代まで、箏のいろいろが楽しめるプログラムです。
和歌山近くの方、是非お出かけください。
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谷本さんのイラスト!

「本村さんと通崎さんの写真をください!」
と言われ
「ない.....」
で、谷本さんに電話。
「本村さんがリコーダーを吹いて私が木琴を叩いている絵をお願いします!」

というわけで、後日主催者さんには、写真ではなくイラストをお渡ししました。
我ながら、よい考え!(笑)
谷本さん、ありがとう!
さきほど校正が届きましたが、いい感じになっています!
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3月25日のチラシも届きました。
公演情報、しばらく更新をさぼっていましたが、まとめてアップしております。
無料、申し込み制、という催しもありますので、よろしければチェックしてみてください。
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関係ないけど、天使突抜のマンションのかこいもとれました。
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あっという間に。
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故宮博物院

今進めている仕事の関係で、コンサート前後の日東京にて、マリンバ界、そして指揮者界の大御所、それぞれに取材をさせていただきました。
まもなく八十才というお二人ですが、あらためて若若しいというのも失礼なくらい「普通に現役」という雰囲気がすごかったです。
詳細は、いずれ。

合間には、故宮博物院展へ。
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会期終了間近の日曜日でしたが、思ったほど混雑もしておらず、そこそこゆっくり見られました。
私も「中国の皇帝の服の生地で作った帯」(と言われる物)を持っていますが、それの何百倍高価な物が展示されていました。
刺繍かと思ってよく見ると、珊瑚と真珠で作ったビーズが縫い付けてありました。緑の光沢は孔雀の羽を織り込んであるんですね。豪華!
11世紀、12世紀あたりの絵を見ていると、清の時代なんて、ほんの最近のように思えてくるから、不思議。

......そんなこんなで、ちょっと欲張りな二泊三日が終了。


つくしんぼ保育園

週末は、林光さんが30年ほど続けてこられたという、群馬のつくしんぼ保育園でのコンサート。平林さんと行ってきました。
楽屋は、こたつで和みました(笑)
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光さんのうたが大好きという子ども達に「みんな、林光さん知ってるの」と聞くと「うん、死んじゃった!」と元気よく応えてくれました(笑)こういう子どものノリ、光さん大好きなんだよね、と思うと、泣けてきます。
ラデツキー行進曲から港大尋やバルトークまで、70分のコンサートをなんと二歳児もしっかり聴いてくれました。みんな音楽が大好きなんですね。光さんが積み上げられてこられたものをひしひしと感じました。

ところで、今回のつくしんぼ保育園で、心残りはヤギの「かこ」と「めい」と遊べなかったこと。写真も撮れなかった。もし次にお邪魔する機会があれば、ヤギの散歩についていきたいです!「かこ」と「めい」は、二匹で仲良くするため、子ども達とあまり仲良くないのだそうです。そりゃだめだー。一緒にマリンバ聴かせればよかったねえ。あっ、ワタシ別に動物好きじゃないんです。どちらかというと苦手なのですが、あのヤギはどうも気になる....。
あっ、つくしんぼ保育園より。
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ところで、客席のイスの片付けをがんばってる子どもがいました。将来マリンバ運搬のアルバイトに雇いたいですね!
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保育園であまりに全力投球したためか?!東京への新幹線で爆睡。平林さんとビールを飲む元気もなく解散しました。めずらしい。(笑)
平林さんもありがとうね。
今日のお昼は、高崎で買ってきた、ほうとううどん。
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明日は、こっち(笑)
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コロムビアミヤカワマリンバ

西宮の聖和大学が、戦後一時期だけ作られていた「コロムビアミヤカワマリンバ」を所有されていることを帯広のマリンバ奏者野田美佳さんのブログで知り、見せていただくため、先日大学にお邪魔しました。
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軽やかでのびのあるかわいらしい音色。
まだまだ使える!大切にしていただきたい!と思いました。
見学でお世話になった、聖和幼稚園の園長先生や、聖和大学の丸尾先生、ありがとうございました。
この日は、その横の聖和乳幼児センターで開催された美佳さんとご主人による、子ども達のコンサートも見学させていただきました。夢中になっているこどもを見ているのも楽しかった。
ちゃっかり子ども達の給食までいただきました。
具だくさんのお味噌汁と菜飯とグレープフルーツ、というなかなか渋めの献立。
お味噌汁の中には、たくさんのお野菜とこんにゃく、ちくわ、厚揚げに豚肉。ご飯は、菜っ葉とおじゃことゴマで適度な塩味。こどもの頃、給食は苦手だったけど、この日はおいしくいただきました。食器もプラスチックじゃなくてよかったです。
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あっ、そうだ。
マリンバの足が壊れていて「黄瀬さんになおしていただけないか」という話がでていました。
ブログをご覧くださっている方は、会ったことがなくても「困ったときは黄瀬さん!」と思われるのが、可笑しいですね。黄瀬さん、いかがでしょう、真ん中の下の方、はずれている部分なんですが(笑)
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きものクラシックコンサート

3月20日京都コンサートホールにて「きものクラシックコンサート」に出演します。
今日、チラシが届きました。

矢崎彦太郎指揮/京都市交響楽団の演奏会で、私は「日本狂詩曲〜貴志康一作品による」と「ホラ・スタッカート」を演奏します。
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今回は、どの曲を弾くかと尋ねられ、迷わずコレを選びました。
「日本狂詩曲」の日本初演は、ちょうど私が生まれた年、1967年。ニューヨーク・フィル他アメリカの多くのオーケストラと演奏された、平岡養一さん晩年の十八番です。

1800名のきもの着用の方が無料招待されます。抽選制ですが、競争率は高いようです。さすが京都ですね。
締め切りは2月26日。
是非、聴いていただきたいコンサートです。

蘭島閣ギャラリーコンサート おまけ

なんと、生まれて初めてぎっくり腰?!なるものになりました。
それも、広島行きの新幹線の中で。
スーツケースを棚にあげようとして「ん?!」と思って、その後は広島まで座席でかたまってました。で、下車したら、スーツケースをひっぱるのもつらい状態に。
広島駅で待ち合わせた当摩さんに荷物をもっていただき(←ほんとに、スミマセンでした)なんとかタクシーに乗り、楽器の組み立ては手伝いに来てくれたヤスコちゃんに、ほとんどおまかせ。どうやら、ほんもののぎっくり腰からすると、軽傷のようではありましたが、リハーサルでは右足を踏み込むと激痛、10センチの段差がつらい、靴下履き替えるのもいつもの10倍時間がかかる、というような状態で、ほんとに、どうなることかと思いました。
でも、本番だけは、なぜか治って、いつもより絶好調?!でした。
脳内から何かあやしい物質が放出されたのでしょうか。

しかし、打ち上げ会場では、また痛くなり.... こんな状態でビールを飲んでもいいものかとグラスを手に逡巡していると、なんとも不思議なパワーをお持ちの(「気」ですね)ムラカミさんという呉の音楽の先生が、なんと7割方まで治してくださいました。
翌朝の焼きみかんも効きました(たぶん・笑)

そんなわけで、かなり悲惨な状態ではありましたが、仕事も観光もばっちりこなして帰ってまいりました。
今日も鍼に行って、もう、ほとんど平気です。

広島では、長時間同じ姿勢で座っているのがつらいことがわかり、駅まで来てそのまま新幹線に乗る勇気がなく、う〜ん痛くてもさっさと帰るべきかと迷いつつ、広島現代美術館で「シャルロット・ペリアンと日本」展を観て帰りました。
結構、元気ですね、わたし。
そんな、おまけ、でした。(おわり)
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蘭島閣ギャラリーコンサート その3

コンサートの翌日、朝からまた盛り上がります。
贅沢なお味噌汁に焼き魚。しそのきいた梅干しまでもがおいしい朝ご飯。
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お給仕してくださるのは、このお店の...じゃなくて、なんと、美術館の職員の方でした!
何から何までありがとうございます!
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朝から満腹、と思ったところデザートに出てきたのはコレ。
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えっ?!
焼きみかんです。
はじめてです。
ここでは、これを食べればお腹の痛いのくらい治る、のだそうです。
花岡さんに食べ方のレクチャーをしていただき、さっそくいただきました。
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こげということではなく、焼くことによって苦み成分が増すらしく、なかなか新鮮なオトナの味、でした。

引き続き、花岡さんには、島についてのレクチャーを受け、すっかりこの島に詳しくなりました。過疎化対策の一つとして前町長さんが考えられたアイディア、そして行動が、この美術館を生んだこと。そして行政、財団、地域の方、原さんのなどの応援しておられる方のご尽力等々が上手くかみあってまわっている様子がよくわかりました。
ちなみに、花岡さんは、JICAボランティアで、ヨルダンにおられたことがあるそうです。前夜この話に、当摩さんは興味津々でした。

で、今度は、吉川さんとドライヴに出発!
花岡さん、そして吉川さんはさすが学芸員さんで、説明が的確でわかりやすい。「下蒲刈検定」があれば、私は2級くらい楽々合格できそうです。1級の問題も作ってみたいですねー
いろいろ学んだことをここにレポートしたいですが、そんな時間があれば、仕事しろ!と言われそうなので、さくっといきます(笑)
下蒲刈の島から橋でつながったその先3つの島まで車を走らせてくださいました。
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その行き着いた先は「御手洗」という町並み保存地区のあるところ。
ガイドの吉川さんです(笑)
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日本一古い時計屋さん「新光時計店」の看板。
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外から覗いていたら、中へ招き入れてくださいました。
このレトロな視力検査盤、かわいい。
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看板と言えば、これもかわいかったです。
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これでいいのか、耐震補強(笑)古い遊郭跡。
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カフェ「若長」採れたてレモンのレモンスカッシュも最高でした。(このあたりは、みかんと共に、レモンがとれます)
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こちらは、うまく改装された「乙女座」という劇場。蘭島閣でのコンサートの時「乙女座に木琴が似合いそう」と声をかけてくださったお客さんがいらっしゃいました。なるほどー。
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まだまだいろいろあるのですが、あまり載せると、平林さんと当摩さんが悔しくて眠れなくなるといけないので、このへんにしておきます(笑)
それにしても、穏やかなお天気で、ドライヴ日和でした!ふふふっ。
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最後に「お月さん」で少し遅めのお昼ご飯。
おうどんと、素朴でおいしいおすし。
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もう、食べ過ぎが三食めで、能力の限界を超えたところで、教えていただきました。
この地方は「残すくらいたくさん出す、だから残してよい」のだそうです。え〜!だめでしょ、あんなに美味しいの残すのは。前夜から根性で完食をめざしていましたが、最後は少し残しました(笑)

そんなわけで、楽しいコンサート&観光の二日間でした。お世話になった皆さん、ありがとうございました!
(つづく?!)

蘭島閣ギャラリーコンサート その2

このコンサートは、サントリーホール総支配人である原武さんがコーディネートされているものです。原さんは、呉市のご出身で、この島の文化を応援されている「重要人物」のお一人だそうです。その原さんが、一昨年、サントリーホールでのランチタイムコンサートを聴いてくださり、今回のコンサートに呼んでくださいました。実際聴いてくださり「これ!」と思っていただけるのは、本当にうれしくて、なんだか、わたしは、とっても張り切っていました(笑)

蘭島閣のスタッフの方は男性も、女性も、動きよく笑顔よく、また設営に集まられた地域ボランティアの方も黙々と仕事をされていました。
関西でみかんといえば、和歌山ですが、広島では、このあたりが一つのブランドなのだそうです。
楽屋にもみかん。
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こういうのも、地域の方が持ち寄ってくださるそうです。みかんやぽんかんなど、いろいろまざっていて、どれも新鮮で、濃厚なお味。普段あまり食べないのに、皆の食べるみかんの香りがよくて、つい、楽屋に入る度に、食べてしまいました(笑)

スタッフの対応がいい、というところまでは、まぁ想像がつくのですが、ここはお客さんもノリノリで、とっても弾きやすかったです。
「よかった」「よくなかった」という感想はさておき、聴いて欲しい音を聴いてくださっているという感覚は、伝わってくるものなのです。トークの時は、客席もリラックスして笑いいっぱいで、演奏の時は集中して、とお客さんのお手本、のようなお客さまでした。
「平岡養一は、第一回NHK紅白歌合戦(この時代は紅白音楽試合)に出演して、峠の我が家を弾きました」と説明すると客席から「弾いてください!」と声があがったのにはびっくりしましたが、これも楽しかったです。弾きましたよ、もちろん。これから、説明する曲はすべてすぐに弾けるようにしておこう、とも思いました(笑)

コンサートは、いい感触で終わりました。
で、噂に聞く、打ち上げ!です。
島が「迎賓館」として使っているという、一棟貸しする和風の建物に移動。
そこに「お月さん」という普段はうどんや焼きそばを食べさせる食堂の三姉妹が、特別出張料理を作ってもてなしてくださいました。
お刺身や、お鍋の他、めばるの煮付け。
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鯛の塩焼き。
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など、なんと一人一匹なんですね。
せっかくお魚の美味しい地域にいっても、味付けが濃すぎたり、甘すぎたりして、素材がもったいない、ということもよくあるのですが、ここは、薄味で余計なものがなく、満足でした。
もう無理...というくらいいただきましたが、最後にご飯と美味しい自家製の沢庵がでてきて、またつい、いただいてしまいました。
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理事長さんや、最後列には、主任学芸員吉川さん、キュレイターの花岡さんなどなど、楽しい様子が伝わるでしょうか。

11時半頃お開きになって、当摩さんと平林さんは忙しく翌朝早くに出発するというので駅方面に移動。私だけ、ここに泊めていただきました!
おおきな建物に、私一人(+当直としてキュレイターの花岡さん)
そんなわけで、大きなお風呂も独り占め。
ここでも、レモンやみかんなどがうかしてあるなど、心憎い演出です。
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お花も、美術館の職員の方がいれてくださっているそうです。玄関には、水仙、お部屋には、かわいいバラが、入れてありました。
そして客室の床の間には「アマリリス」の複製が!
う〜ん、やりますねー
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(つづく)

ゼロ歳児に挑戦?!

2月、ほんとだったら、光さんと演奏するはずだった、群馬の保育園でのコンサート。
ちょうど、その次の日、東京で仕事があるという平林さんをつかまえ、一緒にいってもらうことになっています。
ゼロ歳児も鑑賞、ということで、かなり手強いシゴトですが、子ども達と仲良くなれるように演奏してきたいと思います。う〜ん、でもゼロ歳児より、二歳児くらいの方が手強いかなぁ。

ところで、少し前、髪を短くしたのですが、いまいち不評のように思うので、元に戻すことにしました!
迷った時は、正直にずばっと言うまーくんあたりの意見が参考になるはずだったのですが、最近すっかりオトナの対応を身につけてしまったため、あまりあてにならない(笑)
まぁ、髪型なんてどっちでもいいようなものですが、プロフィール写真とあまりに違いすぎると、それもややこしいので...
というわけで、現在は、短めのおかっぱ頭に戻りつつあります。

もひとつところで。
当摩さん編曲の「アマリリス」が、かなり面白い!です。
フランスの古城の暗い部屋でろうそくを灯して、ルイ13世が絵本を読み聞かせているような「アマリリス」です。
ご興味のある方は、是非聴きにいらしてくださいね。

1月21日、呉の蘭島閣美術館で初演。
3月22日、埼玉会館で再演予定です。


FAX、光さん。

うちのFAX。
受信はできるのだけれど、こちらから送信すると、縞模様が出るらしい。
掃除するとなおるかも、と言われ、掃除したけれど、なおらない、みたい。

少し前まで、特に雑誌など、原稿の校正は必ずFAXだったので、どうしても必要だったけれど、最近は仕事関係もPDFで届くので、まぁFAXがなくても、やっていけるかな。
まぁ、受信はできるわけだし。
これまで、どうしても、FAXが必要だったのは、林光さんがFAX派だったから。
一日三回くらいFAXでやりとりすることもありました。
いつも短い言葉で、必要なことだけが書かれているのだけれど、単なる事務的な感じではなくて、そんなところがとても素敵でした。どれも、捨てるのがもったいなくて、とってある。だから「ファイル」がぶあつくなるのだけど。

そういえば、昨年の今頃、正確には2月末。
声楽の中川保子さんが亡くなった時、林光さんの弔辞もこのFAXで受け取ったのでした。
中川さんは、癌で闘病されていたのに、私達は何も聞かされていなかったので、本当に突然の訃報でした。その時、光さんは「別れを告げるのは本当にむずかしい」と書いておられましたっけ。

今年4月14日、中川さんの追悼コンサート。
当初は光さんのスケジュールにあわせて、日程を決めたのでした。
先日出来上がった、谷本さんデザインのチラシ。
はぁ〜とため息が出ます。
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そういえば、この谷本さんのイラストの「光さん」。
光さんが気に入っておられ、特に奥さんが「ハンコにしたい!」とおっしゃっていたのでした。
これも、深く、ためいきです。
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新しいアマリリス

みなさんご存じの「アマリリス」をいろんな作曲家に編曲してもらって演奏する、という試みを続けています。
鷹羽弘晃、港大尋、野田雅巳さんに続いて、当摩泰久さんにお願いしていたアマリリスが、年末に届きました。三が日に、譜読み予定。
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とうまさんは、いつも、どこか、かわいい♡です(笑)

ふと思いついたのですが、平岡養一がよく演奏していた曲に、フランスの作曲家、トマ(1811-1896)の作品があるのですが、それを当摩さんにアレンジしてもらうのはどうでしょう。
トマ作曲、とうま編曲。

いやいや、冗談じゃなくて(笑)
大正時代の「浅草オペラ」で流行ったフランスのオペラアリアを当摩さんに編曲してもらうと、なかなか素敵になりそうな。

ところで。
谷本邸は、谷本さんとまーくんで、お正月も工事が進んでいるようです。
寝室はまだ「予定地」のままですが、
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二階は、壁が貼れて、随分部屋っぽくなってきました!
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国芳ゲット?!

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江戸時代です!
木琴叩いてます!

あと一つゼロが多くても確実に買ってたなー。

一八〇四年に初演された歌舞伎の演目「天竺徳兵衛」。これは、尾上菊五郎が演ずる「天竺徳兵衛」の引き札(ポスター)です。「天竺徳兵衛」の中に木琴が出てくるのは、知識として知っていましたが、こんな引き札があるなんて!それも、今、家に!(笑)

「尾上松緑一七回忌追善公演」と書いてあるので、これが初代の松緑、三代目の菊五郎を指しているなら、一八三二年前後の刷物です。
国芳画と書いてあるので、国芳が一七九八ー一八六一であることを考えると、それに間違いないような気がしますが、「昔の国芳の絵」を利用して刷ったものだとすると、次に松緑と菊五郎の時代が合うのは、明治二〇年代です。
江戸のものと明治のものとの見分けがつかないなんていうのは、全くなさけない話ですが、布じゃなくて、専門外の紙だからねー(笑)

どちらにしても、私にとっては貴重な資料なので、非常に、うれしいです!

どなたか、浮世絵に詳しい方がおられましたら、是非教えてください。

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コンサート情報/アルカスSASEBO

来年3月18日、長崎県佐世保市でのリサイタル(ピアノ:平林知子)
チケットが発売になりました。
内容、メッセージなどはこちらをご覧ください。 ↓



コンサートのお知らせ

来年、木琴のコンサートのお知らせです。

1月21日、広島県呉市の蘭島閣美術館。
この日は、マリンバではなく木琴で、ピアノは久々登場、平林知子さんです。
こちらから、詳しいプログラムなどご覧いただけます。


クリスマス!

マリンバ二人とパーカッション。
ありそうで、実は始めてだったユニットで、今年最後の本番も無事終わりました。
香織ちゃんに、選曲してもらったクリスマスメドレー。
頼りになります、香織ちゃん。
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クリスマスの曲をたくさん演奏して、おかげさまで、私達もすっかりクリスマス気分になりました(笑)

終わった後は、久しぶりに「吉田屋料理店」へ。
キタくんと。
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一緒に仕事するのは2回目ですが、すっかり仲良しになりました。
10年近いおつきあいになる香織ちゃんは、妬ける...と言ってました。
音楽的に、です(笑)
香織ちゃんと三人、音楽もですが、食べ物の好みが合うのは、うれしいです。
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物理。

龍谷大学理工学部の三浦雅展先生と博士課程の安井希子さんにお世話になり、苦手な物理をやってます。
物理以前に算数が苦手なワタシですが、とにかくやってます。
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1秒の100分の1の世界なのですが、いちいち単位が変わると、割り算の時点でつまずきます...(笑)
が、波形を見ながら「お〜!」と歓声をあげるのは、別世界で、楽しいです。
大学院で音響学をやったので、昔取った杵柄と言いたいのですが、杵柄をとったかどうか、かなりびみょー、です。
それにしても、学生の時、半泣きで読んだロッシングの本の日本語訳が出ているのにはびっくり。もう20年くらい前から出ているようで、えっ、そうか私が読んだのは20年以上前なんですねえ。
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プロフェッショナル?!

こんな本が役立つ季節です。
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その名も「ザ・プロフェッショナル クリスマス・ソングブック」(村尾陸男編)。
今年、導入しました(笑)
何がプロフェッショナルかというと、たくさんのクリスマスにまつわる曲が、メロディーラインとコードネームだけで、とにかく、たくさん載っているのです。
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2006年に初版が出て、2009年に増刷されているので、地味に根強く、売れているんでしょう。特に、クリスマスシーズン、ホテルで数日、何時間も弾き続けるというようなお仕事の方には、もってこいですね。かなり知らない曲が多いので、仕事していて自分が退屈しない?!
クラシック、賛美歌、ポップス、各国民謡、いろいろなものが網羅されているので、資料的にも役立ちます。
それにしても、たくさん載っています。曲の並びがアルファベット順というそっけなさが、これまた、なんとも、プロフェッショナル?!


道を聞かれる

先日、新聞のコラムに作家の津村記久子さんが書いておられたのですが、津村さんはよく道を尋ねられるのだそうです。
実は、私もよく尋ねられます。
教えてあげたそうな顔をして歩いているのか、と思ってみたりもしたのですが、そうでもないみたい。
今日、自転車をとばしていて、大きな声で急に声をかけられたので「とばしすぎ!」と注意されるのかと思ったら、フツウに道を聞かれました(笑)
うーん、どうしてだろう。
この間、大分でも尋ねられました。
教えてあげましたけど(笑)

さて、来年三月二二日、埼玉会館ランチタイムコンサートのチケット、発売になりました。
お馴染みの木琴レパートリーですが、ちょこっと、新しい曲を差し込んでいます。
当摩泰久さん編曲「アマリリス」。これは年内に完成予定。これでアマリリスのアレンジは、鷹羽、港、野田、と4作目になります。
それから、西邑さんアレンジのナゼレ「大騒ぎ」など。
詳しくは、こちら。




八〇年前の

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約八〇年前の木琴教則本です。
装丁、かわいい!

楽譜は、数字譜ですが、内容的には、しっかりと書かれています。
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ロングロングアゴー変奏曲。
変奏が細かくなってくると、数字がややこしーい。
ちなみに「5」は「ソ」です。
ドソソソソソソソ ドソソソレソソソ/ミソソソソソソソ ミソソソファソソソ
と書いてあります。これの下に32分音符を表す三本線があるので、
かなり早いです(笑)
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木琴友達。

木琴をこよなく愛する、木琴友達、帯広在住の野田美佳さんが、大阪でのお仕事の合間を利用して、我が家まで来てくださいました。
今日を含め、まだ2回しか会っていませんが、すっかり友達です!(笑)
今日は、うちで、平岡養一が使っていた古い楽譜を観ていただいたり、
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367で、SPレコードの鑑賞会をしたりと、盛り上がりました。
楽しい時間でした。
「でした。」と一応締めくくりましたが、実は全然時間が足りなくて、今日は泊まっていただきたいくらいでした。

美佳さんを紹介してくださった、ニューヨークのミカさんに、感謝!です。ミカさんの方は、チック・コリア氏にマリンバのための作品を委嘱、4月に初演されるとのことで、これもまたスゴい話です。


マナビィ

少し前、講演した内容が、京都市教育委員会の「京まなびねっと」で公開されています。

当初、動画で撮影して公開、という話もあったのですが、撮影されていると思うとのびのびできない部分もあるし、かといって、公開されることを前提に自分なりの綿密な台本でしゃべるのも楽しくないので、教育委員会の方がレポートに来られ、そのレポートの文書を確認して公開する、というスタイルにしました。確認といっても、今回特に直すところもなく、優秀なレポートでした!(笑)こうして見ますと、ほんとに渾身のレポート!で、動画よりよくわかりそうな気がしますし、ある人の目を通して2時間を集約するというのは、その人の味が出ていてそれなりに別の物が生まれるという点で、有意義かと思います。マナビィさん(こと、教育委員会の脇さん)お疲れ様でした!

それから、別の話題。
5才の時に買ってもらって高校入学まで使っていた愛おしい楽器、こおろぎ社の小さな4オクターブのマリンバ。これまで置かせていただいていたお宅からの引っ越しが決まり、引っ越し先を探そうか367に持って帰ろうかと、野田さんにちらっと話したところ、野田さんがすんなり借りてくださることになりました!
おうちにマリンバがあると、これから作風が変わったりして(笑)
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それにしても...
高校入試は、マリンバの実技試験が「自由曲」だったので、バッハの無伴奏チェロ組曲を弾いたのでした。先生に「それはむずかしいし、下手だったらばれやすい」と言われたのですが「大丈夫です、この曲好きなんで!」と根拠のない自信を持って受験しました(苦笑)
今なら勘弁してください、といいますね(笑)
こんなにかわいい楽器で、けなげにバッハを弾いてたんだな、ワタシ。



中津にて

林光さんとの演奏を聴いてくださりご依頼くださった仕事で、大分県の中津まで行ってきました。
「自分が聴いてよかったので、他の人にも聴かせてあげたい」と演奏会をコーディネイトしてくださるのは、何よりうれしいことです。なんだか、張り切ってしまいます!
今回は、光さんとではなく、マリンバトリオでしたが、香織ちゃんも裕子ちゃんも、よい演奏をしてくれました!おつかれさまでした。

昨日本番だったのですが、今日は、裕子ちゃんも、香織ちゃんも、忙しくてすぐに帰ってしまったので、私一人のんびり(笑)
前夜の打ち上げで、中津の方に観光スポットを尋ねたところ「耶馬溪」と教えてくださったので、今日は、一人で耶馬溪に行ってきました。どうやって行くのかも調べずに、とりあえず駅まで行ってみたら、偶然にも「駅長おすすめ、JR九州のウォーキング」というイベントをやっていて、駅前から耶馬溪まで直通バス往復500円というのが出ていましたので、早速それに乗ってみました。
耶馬溪が何かよくわからずに行ったのですが、すばらしい景色でした。

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紅葉には少し早かったのですが、お天気に恵まれ最高でした!

みんな下から眺めたり麓を歩いたりしているけれど、果たしてこの山は登れるのか?!
と思ったところ、入り口っぽいところを見つけたので登ってみました。
この山を越えるために、多くの人が命をおとす(コワイ....)と聞いた禅海和尚(この方です!)
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が、ノミと槌で30年かけて岩を掘り進んでトンネルを作ったそうです。
それが「青の洞門」と呼ばれ、そのトンネルを通るのが観光コースとなっています。
それにしても、この標識「現代人へ なにかを語る・青の洞門」「なにか」って...無料駐車場の看板に書くには、あまりに曖昧、あるいは哲学的?!で、笑っちゃいました。
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で、ピクニック気分で歩きはじめました!
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しかし、5分ほどたっても、人と出会わない。そのうち、道なき道っぽくなってきて。
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少し不安に感じ始めたところ、こんな看板が。
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「この先断崖絶壁です。」
え〜〜〜〜〜っ!
駐車場から、ほんの少し歩いたくらいで断崖絶壁に行けるなんて!
ほんとの断崖絶壁は通行止めになっているようでしたが、とりあえず行ける方面に行ってみることにしました。
下調べがないので、どこにたどり着くのか、かなりスリリングではありましたが、実際にはそんなに時間もかからず「窟」に到達しました。

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上を見上げると岩でした(笑)
ここから、少し進んでみると、さらにスリリング!
でも、地面には、前日の雨がまだ残っていたこともあり、普通の服と靴とバッグで、おそらくこの先は無理。まさに自分が「軽装備で登って滑落する人」に思えてきたので、引き返しました。

でも、誰にも会わず高いところでのんびりできて、最高でした!

駅に戻って、電車に乗る前に、もう一つのおすすめ、福沢諭吉記念館へ。
駅で、無料で自転車が借りられたので、すいすいでした。
「人の上に人を作らず...」で有名な福沢諭吉ですが、これまで「フツウの偉人」と思ってましたが、改めて資料をみてみると「かなりすごい偉人」だと思いました。いや「偉人」って呼ぶのがぴったりだ!と思いました。
それにしても、この諭吉先生の像。発注を受けた人は「胸から上をつくってください」と言われたのでしょうが、なんか空を飛んでいるみたいでかわいいです。胸からの下の部分が、台座に埋め込まれている方が、自然なのではないか、と思いますが、どうなんでしょう。
それにしては、台座が狭すぎるか(笑)
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中津の街は、そう広くないので、自転車で走っていると地図にのっているところ、どこへでも行けてしまいました。
中津城
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合元寺
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それにしても、人がいない。
こんな入り口の素敵なカフェも貸し切りで、贅沢な気分でした。
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全力で仕事をして、全力で観光をして(笑)
今日もがんばろう!という気分。

今日は練習。

裕子ちゃんと香織ちゃんと土曜の本番の練習。
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思い返せば、裕子ちゃんは大学受験の時からうちに来ているので、かなり長いおつきあいです。あっという間に、間もなく20年?!
今では、すっかり頼っています(笑)
香織ちゃんは、裕子ちゃんの後輩で、裕子ちゃんに紹介されてうちにきて、こちらも結構長いですね。軽く10年くらい?!

それにしても、キミたち。
ご飯を食べたら、合わなかったところがばっちり合う、ってどういうことですかねー。

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今日は、少し余裕があったので、近所の小さな洋食屋さんで、ランチ。オードヴルと、ますのチーズカツレツ。ワインでも飲みたくなるね。

ヴィヴァルディ、終了。

コンサートの前日は、東京でリハーサル。
ヴィヴァルディの四季。
バロックを勉強しはじめる前に頼まれていたら、おそらく軽くこなせていたと思うのですが、一歩踏み込んでしまっているので、これがなかなか、ハードル高かったです。
これまで、素通りできたところが素通りできなくなってしまっているので(苦笑)

東京ハルモニア室内オーケストラの中にもバロックを勉強されている方があったりで、練習では、こちらの音楽的提案を、前向きに聞き入れてくださいました。当たり前のように思えますが、いつもそんな風にいくとは限らないのです。特に、オケの方にとっては馴染みがあり、何度もこなしておられる曲の場合....。そんなこともあって、ほんとに幸せな時間でした。
先方からのリクエストとはいえ、実際に演奏してみて、木琴でのヴィヴァルディを面白いと思ってもらえた、その感触がうれしかったです。

コンサートでは、四季の他いろいろ、そしてアンコールではソロで「相馬流れ山」それから、このコンサートでは毎回演奏されているという矢代秋雄編曲「赤とんぼ」を演奏。この「赤とんぼ」のアレンジがかなり凝っていて、とてもきれいでした。手法が、ちょっと野田さんに似ているところがあって、そのことを野田さんにメールしたら、矢代秋雄は高校時代の野田さんの「アイドル」だったらしい。そして辿れば「孫弟子」に当たるらしい。やっぱり影響ってあるのかな。今回は、練習当日突然楽譜を渡されて演奏したのですが、とてもきれいなハーモニーなので、いつか機会があれば、もっと精度をあげて、演奏したい。もちろん、ヴィヴァルディも含めて。そんな風に思いました。

本番、自分では、いろいろありましたが、平佐さんに合格点をもらったので、とりあえず合格、です。よしっ!次に向けてがんばります。

今回は、移動も少々ややこしかったのですが、赤帽ふるさと運送さんに、お世話になりました。
初仕事で、いきなり、木琴の組み立ても手伝っていただきました。
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ステマネの巨漢!浅野さんもサクサク動いてくださり助かりました!
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メンバーのみなさんの写真がない、のですが...
主宰の西山さんはじめ、みなさんありがとうございました!


ところで、箱根へは夜に移動したので、自分がどこにいるのか、いまちわからなかったのですが、朝起きて窓の外を見てびっくりしました。
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窓の外は、ゴルフ場でした!

本番の翌日は、ホール隣の、箱根ラリック美術館へ。ラリックは、いつも骨董屋さんで見ているので、つい値段を考えてしまうのは悪いクセ。展示物の中では、いわゆるラリックらしくないものが新鮮で面白かった。
その後、バスで芦ノ湖畔に出て、ロープウェイ、ケーブルカー、箱根登山鉄道と乗り継ぎ、小田原へ。途中、お茶を飲もうと立ち寄った箱根富士屋ホテル。
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このタイルの魚はなんでしょう。
鯉ですか???
思わず山崎暢子さんを思い出しました。山崎さん元気?
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と、まぁ、演奏会+観光シリーズ(ん?)
今週末、大分県中津へと続きます!

富士山!

この秋、最大の難関、ヴィヴァルディの四季が終わり、とりあえず、ほっ。
演奏会のいろいろは、また書くことにして、とにかく今日は休暇!

芦ノ湖からロープウェイに乗って素晴らしい富士山を見て、
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美味しい相模湾の「鯵丼」を食べて、
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リフレッシュ。

箱根の話もいろいろあるな。
また、書きます。
が、今夜は早く寝ます!

忘れ物なし?!

演奏家の人は「楽器」「楽譜」「衣装」「靴」...楽器によってその他いろいろ、忘れてはいけないものが、ある程度決まっていますが、私の場合、最近はコレ。

木琴は宅急便で対応するので、帰りの梱包用ガムテープです。
一回の梱包でコレ一本近く使います。
ちゃんと、入れたね。
よしっ!
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3分クッキング

昨日は、来週大分の仕事、マリンバトリオのリハーサル。
今回は、裕子ちゃんと香織ちゃんと3人でいきます。

基本的には、自分の聴いてもらいたい曲を並べるのですが、コンサートや催しによっては、主催者の方のリクエストをうかがいます。
で、今回は「3分クッキングの曲をお願いします」と言われていて...(笑)
まぁ、楽器紹介でやればいいかな、と思い、昨日そのつもりで音を出そうとしたら「あれっ?!」。
裕子ちゃんに「センセイ、それはNHKのきょうの料理のテーマで、3分クッキングだったらたぶんキューピー提供の番組です」と言われました。
電話で主催者さんと話していて、完全にすれ違っていた(笑)
思い込みはキケンですね。

あわてて、準備しました。
NHKのきょうの料理の音楽は、富田勲が昭和30年代につくったもの。木琴は安倍圭子先生が演奏されていたそうです。
3分クッキングの方は「おもちゃの兵隊の行進」です。こちらは、マリンバとは直接関係ないけれど、よくマリンバで演奏されます。
確かに、どちらの曲もマリンバ的。料理の、包丁でトントンやるイメージがマリンバや木琴のイメージとあうのでしょうか。

それから、全然関係のない話題ですが...
ビタミンガードのCMで綾瀬はるかちゃんが着ているゆかたは、メテユンデです!



25日茶道資料館

今日は、キタくんと25日の本番の合わせ。
いろいろパーカッションを持ってきてくれました。
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今日はじめて一緒に音を出して思ったこと。
キタくんは、耳も性格もよい人だ!

バッハ、そしてvan.エイクの作品や、A.Gomez「レインダンス」などに加え、港大尋「ロバートの薔薇」「フランク氏のひまわり」「クロード氏の野生のパンジー」を演奏予定。

小一時間のコンサートですが、なかなか濃い内容になりそうです。
11月25日、18時半開演(演奏は約40分の予定)
茶道資料館で開催中の展覧会「肥後松井家の名品・武家と茶」入館料で、コンサートをお聴きいただけます。先着順予約制。お申し込みは075-431-6474


パプリカを見て

うちの近所のスーパー、フレスコで売っているパプリカ。
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なんとなく誇らしげな感じで、大きく「オランダ産」と書いてあります。

オランダという文字を見ると、長くオランダに住んでおられたリコーダーの本村さんを思い浮かべます。本村さんと言えば、バロック!
今、ヴィヴァルディ(=バロック音楽)を練習しているので、スーパーに行ってパプリカを見ると、ドキッとします(笑)

12日に演奏する、ヴィヴァルディの「四季」。これをヴァイオリンではなく木琴で、弦楽合奏と演奏するというのは、なんといいますか...
フランス人が京都に来て、お家元のお茶会でお点前をする、くらい冒険感があります。「フランス人のやることも、結構面白い」と思ってもらえるか、どうか。
奇をてらうことなく、いくつもり。
なぜフランス人かって(笑)
アメリカでもなくアフリカでもなく、なんとなくそういう距離感かな、というところ。

疲れた時は、完走メダルをみて元気をだそう!
京都音協の岸本さん、大阪マラソン完走おめでとうございます!
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あっ、それから、ちょっとうれしいはなし。
先日のリサイタルで弾いた「日本狂詩曲〜貴志康一作品による」はオーケストラと木琴のためにアレンジされたもの。先日は、ピアノと弾きましたが、いつかオケとできたらな、と思っていたところ、その機会がめぐってきました。
平岡さんの楽譜をひっくり返して、スコアとパート譜を揃えて、本日発送。
よしっ!
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テキパキ。

雑用、というわけではないけれど、楽器に向かう以外の用事をテキパキこなそう!と心に決めて2日間ほどを過ごす。来年1月21日呉市、蘭島閣美術館でのコンサートの楽譜をコピー・製本して、平林さんに送る。この日は、西邑さんアレンジのナザレ、そして当摩泰久さんに委嘱している「アマリリス」のアレンジなど新しいレパートリーも演奏予定。
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あと、3月22日、埼玉会館ランチタイムコンサートのプログラムを決めて、ヒラサオフィスと千花ちゃんに知らせる。この日は、上記の2曲も演奏します。
そして、来週、東京でリハーサルの後、箱根までの楽器運搬を最終確認する。
これは、この春「赤帽」に転身された元境島小学校校長先生に依頼!楽器と一緒に箱根まで助手席に乗せていただくことになりました。これは先日届いた、いせさき新聞に「ふるさと運送」さんが、紹介された記事です。
「山田さんに負けないようがんばります」とメールいただきました。まず、木琴の組み立てから覚えていただきましょうか(笑)
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あと、来年3月、ご入院中の林光さんのかわりのピアノを松園さんにお願いしたりとか、いろいろ。
全て完了!と思ったところで、平佐さんから「チラシ用原稿、佐世保で演奏する楽しみなど、400字で大至急」とメールが届く。佐世保で演奏する楽しみか...ハンバーガーとか新鮮なお魚が楽しみとか、それもちょっと不謹慎なので(不謹慎、というか...ワタシの文章力で、それをセンス良く入れようと思うと、1時間余分にかかってしまう)聴き所など中心に佐世保のみなさんへのメッセージを書いて送る。
よしっ、と思ったら.....と続くのだけれど、とにかく完了。
箱根で弾く、ヴィヴァルディの四季「春」と「秋」の練習に集中しています。

あっ、今日、髪、切りました。
おかっぱじゃなくなりました。
11月10日、毎日新聞朝刊に写真が掲載されますので、お楽しみに!
髪を切ったニュースじゃないです。
連載中の「ツウザキさんの京都長屋再生術」記事の中です!(笑)


働きました。

演奏の合間のトークは、結構慣れています。
「講演」という仕事にも、慣れてきました。
しかし、今日は「講演」と「演奏」を、という依頼。
1時間45分のうち、前半「講演」後半「演奏」なんて、面白くないしなーと「着物から洋服へ」「木琴からマリンバへ」と時代が移り変わる様子を、音楽と着物の話を交差させながら、演奏を交えて構成してみました。
聴かれる方は、寝ているヒマがないほど忙しかったかも(笑)

楽器の説明をします。
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着物の説明もします。
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いろんな着物を見ていただきます。
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時には、着ますよ!
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で、もちろんマリンバも弾きます。
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質問もどうぞどうぞ。
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と、かなりがっつり働きました。

今日は、京都でしたので、運搬は赤帽の山田さん。山田さんは以前呉服やさんにつとめておられたこともあるので、衣桁の片付けまで、ばっちりです!
撮影は、絢ちゃん。
午前中の仕事だったので、朝から全開!になるよう、めずらしく6時前に起きたら、講演がはじめる時には、すでに腹ぺこでした。(笑)
聞きに来てくださった絢ちゃんのお母さんの案内で、中華料理屋さんへ。
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酢豚にエビマヨにおいしいチャーハン。
満腹で家に帰ったら、2時間も昼寝してしまいました。う〜ん。

北九州 その3

木曜日は、朝一番から幼稚園での公演。
子ども達とも一緒に演奏しました。
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奥田さん、やさしい解説で、幼稚園児のハートをゲット(笑)
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なんと3歳児も含む70人が、誰に強制されることなく、興味深そうに、聞いてくれていました。これも誰に誘われるでもなく知っている曲で時々おこる、手拍子や歌声がすこぶる音楽的で、びっくり仰天しました。楽しかったです。
帰り、かっこよかったので、幼稚園バスに乗せていただきました。
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迎えのタクシーに乗ろうと、バスから降りると、子どもに「どうして降りるの?」と真剣に不思議がられました。似合ってた?(笑)

午後は、響ホールに移動してリハーサル、そして本番。
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奥田さん、今度は小学生向けの解説、でした。
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手際のよいスタッフのみなさんが助けてくださったとはいえ、朝から「組み立て→演奏→分解して積み込み」を2回やると、気分的にもかなりクタクタでした。

で、夜は音楽祭の担当豊嶋さんと奥田さんのオススメ「おはしの国」へ。
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ビール一口で寝てしまいそうでしたが、しっかり食べました!
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自家製の手打ちそばも、うれしかったです。
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財布の中がまた寂しくなってきましたが、お財布は、翌日本番の会場に着払いで届くことになっていたので、もう安心、です(笑)

金曜日は、西日本工業倶楽部でのコンサート。マリンバと相性が良く、ずっと弾いていたくなるような響きの会場でした。以前九州から「367」を尋ねて来られたご婦人方も聴きに来てくださっており、感激でした。
演奏終了後は、お庭も使ってのティー・パーティ。
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心配された雨もうまく上がってよかったです!

また、楽器を片付け積み込む。
絢ちゃんは、楽器を載せた車を運転して京都まで!午前3時京都着だったそうです。本当にお疲れ様でした。

今回は、何かと手際よく動いてくださった音楽祭のスタッフ豊嶋さん(左)そして偶然にもマリンバを演奏されるスタッフの方がおられ、搬入出、とても助かりました。ありがとうございました!
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と、これで終わりそうなものですが....

新幹線に乗るまで時間があったので、晩ご飯。
「ここは駅ビルの回転寿司でも結構いける」と、またまた奥田さん情報で、行きました、回転寿司。
うれしそうな、後藤さん。(笑)
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香織ちゃんは急いで帰って、残念でした。
それにしても、よく働き、よく食べました。明日の本番。衣装が入るか、心配。
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北九州 その2

今回は、平岡養一が大変慕っていたいう、当時の売れっ子テノール歌手藤原義江の記念館に行きたいと思っていました。その話を、この音楽祭のミュージックアドヴァイザーを長年つとめておられる奥田佳道氏にしたところ、オススメのルートを教えてくださいました。
小倉から在来線で10分少しの門司港まで出て、そこから連絡船にのり下関に渡るのもオツです、と。
それ、いただき!です。
降りたところが唐戸市場で、美味しいモノもいただけるし、お買い物もできる。西日本最大という水族館も、あり。赤間神宮でお参りして、下関条約の館を見て、英国風のカフェで珈琲を飲んでから藤原義江記念館に行けば、フルコース!と貴重な情報を。

この記念館は予約制ということで、早速3時に予約を入れました。

小倉でホテルに荷物を置き、早速門司港へ。青空が広がる「行楽日和」。船の乗り場を見つけ、気分も盛り上がる。
で、往復の連絡船切符たしか790円を買おうと財布を捜したところ、ない!!!!!
鞄の中に財布が、ない。
門司港までは小銭入れしか使っていなかったので、気がつかなかったのです。
で、ホテルに電話して、部屋に入って探してもらう。でも、見つからない。
で、落としたことが決定的に。
どーしよー。
と、小銭入れを見ればとにかく連絡船の切符は買えそうだったので、船に乗ることにしました!
だって、この3時の予約を逃すと、いつ行けるかわからない。
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甲板に一人!
財布はなくても、気分は最高!

で、唐戸市場に着きましたが、お金がないので、何も食べられません。
う〜ん。現実に向き合い、電話をし始めました。
京都駅とか博多駅とか新幹線に在来線とか、いろいろ。でも、ない。

困ったけど、とりあえず。記念館へ向かう。
だって、予約は3時。
まず聞きましたよ、わたし。
「入館料は入りますか?」
「いいえ」と聞いて、ほっ。
気持ちのよい景色を見て、また財布のないことを忘れてしまいました。
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来てよかった、と思えるいくつかの資料と出会え、満足。

お茶を飲むお金はないので、とにかく赤間神宮へ。
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ここで、景色をみながら考えたこと。
「お賽銭はどうしよう」
財布の中には、177円。帰りの船の切符はあるけど、小倉まで帰るには270円いるので、どちらにしても足りません。
なので、とりあえず7円お賽銭を入れることにしました。
お腹減ったなーと思いながらぼんやりとする。
天気が良く眺めがいいので、とにかくなんとかなりそうな気分になる(笑)
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ここで、いろいろと自分の行動を思い返しているうちに「絶対新幹線車内、それも座席のところにあるに違いない」と思えてきました。
で、さきほどない、と言われた博多駅に電話して、車両を調べて貰うことにしました。
数分後、折り返しの電話があり「車庫にはいっていた車両を調べたらありました!」と。現金もカードも帰りの新幹線チケットも、そのままでした!!!ありがとうございます!

でも、ここには、170円しかないわけで...

でも、とにかく日清講和記念館に行きました。
この時代の調度品もみたかったので。(笑)
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それから、唐戸市場に向かい、どなたかに100円を借りることにしました。
きょろきょろ見渡していると交番らしきものを発見。警官でもなさそうだけど「相談員」という方がおられたので、まさにこの「相談」にはぴったり。早速、相談してみました。
「100円貸していただけませんか」
と。すると、なんと1000円も貸してくださいました。
で、さらに「これで足りる?」
私は、思い切って言ってみました。
「お腹ぺこぺこなんです」すると、さらに1000円プラス、2000円もお借りすることが出来ました!
交番相談員の松田さん!ありがとうございました。
やさしいおじさんの写真を撮りたかったのですが、不謹慎なので、辞めました...
で、そのすぐそば、唯一あいていたふぐのお店に入り、880円のふぐ刺しぶっかけ丼をいただきました!松田さんのおかげです。
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帰りの連絡船からの風景の、また美しいこと。
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ちょっとお散歩して、入りたいカフェを見つけたけれど、人に借りたお金で460円の珈琲は贅沢な気がして景色だけ楽しみました。(笑)
それでも、充分でした。
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小倉に戻り、後藤さんや絢ちゃんと落ち合い、ほっ。
絢ちゃんに一万円借りて、豪遊?!しました。
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まだ、一音も出していないのに、なんだか充実した一日、でした。
お財布を捜してくださった博多駅の方。2000円貸してくださった松田さんに心から感謝します。絢ちゃんもありがとう。

ちなみに奥田さんご推薦の水族館は、2000円なので、無理でした(笑)


北九州 その1

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昨日は、北九州国際音楽祭の公演。明治に建てられた素敵な洋館(明治41-45年、辰野金吾設計)で演奏してきました。大山崎山荘美術館、目白の和敬塾本館をはじめとして「素敵な洋館」には何かとご縁があるようですが、こちらの「西日本工業倶楽部」旧松本家住宅は、普段結婚式にも使われているそうで、きちんと管理され隅々まで手入れが行き届いている感じがしました。
響きもマリンバにぴったりで、最高、でした。

幼稚園訪問、響ホールでの小学生鑑賞教室、そしてこの公演、それプラスα!盛りだくさんな話題で、北九州の旅は連載、となりそうです(笑)

北九州国際音楽祭プログラム

北九州に行ってきます。http://www.kimfes.com/

27日は、朝から幼稚園訪問コンサート、そして小学生の鑑賞教室。28日はマリンバトリオのコンサートがあります。プログラムは以下の通り。


第1部

1 私は鳥刺し   W.A.モーツァルト

2 ルーマニア民俗舞曲   B.バルトーク

3 パストラーレ   I.ストラヴィンスキー

4 ヴァイル・ソング・アルバム   K.ヴァイル

  Ⅰ モリタート Ⅱ アラバマ・ソング Ⅲ大砲ソング

5 Beatles' Hits  J.レノン&P.マッカートニー

 

第2部

1 竹林   安倍圭子 (ソロ)

2 オブリビオン   A.ピアソラ (デュオ)

3 シンコペーション   F.クライスラー

4 秋の音さやか   野田雅巳編 

  もみじ(岡野貞一)〜うさぎ(唱歌)〜旅愁(J.P.オードウェイ)

5 天水スイープ   野田雅巳 

 

編曲 野田雅巳(Ⅰ-,,4・Ⅱ-2)西邑由記子(Ⅰ-5)通崎睦美(Ⅰ-3)

土肥寿美子(Ⅱ-3)

 

生の演奏を!

無理矢理書かせたかな(笑)

西邑さんは高校の一年先輩。中・高時代の先輩後輩というのは、いつまでたってもその感じが抜けません。なので、ずっと「ゆっこちゃん先輩」という感じで、アタマがあがりません。
高校2年の実技試験の演奏の後、すれ違いざまに西邑さんに嬉しそうな顔で「緊張してたやろー」と言われ「くそー」と思った場面は、なかなか忘れられません。(ほんとに緊張してたので・笑)

ところで、昨日は、大阪で行われたリコーダーの本村さんとリュートの佐野健二さんの演奏会に行きました。小さなサロンでの手作りの演奏会。
これが、プロフラム。
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ほんとに素晴らしくて、肩こりが治りました!
なんというか、そういう素晴らしさでした。

やっぱり生はいいです。
12月は西邑さんの師匠のコンサート、みんなでいきましょう!
その前に、こちらもね。
谷本チラシデザインシリーズです!

あっ、自分のコンサート告知も。
九州の方!
10月28日は北九州国際音楽祭。
西日本工業倶楽部でマリンバトリオのコンサートです。
是非お出かけください。

大人買い

木琴のマレットを大人買い。
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海外のメーカー。
Paypalで支払えるかと思ったら、クレジットカードの番号と暗証番号を教えてくださいと言われ、びっくり!
いくら信頼できるメーカーでもちょっとそれはないので、面倒だけど銀行から送金しました。

マリンバのマレットは、基本的に毛糸や綿糸の巻いたものを使いますが、木琴は基本的に巻いていないモノを使います。
なので、マリンバは緊張して手が震えても、バチに重みもあるし、毛糸の部分がクッションになるのでそうたいしたことありませんが、木琴で手が震えるとアウト!音が震えます...。

11月25日は茶道資料館へ

今年計3回開催される、茶道資料館でのコンサート。
11月25日で最終回です。

第1回目はリコーダーの本村睦幸さんと、第2回目はマリンバトリオで、最終回は、パーカッションのキタタカユキさんとのデュオです。
北くんは、京都芸大の後輩です。2005年に卒業したばかりなので、まだ20代かな。
今回初共演。
電話でお願いしたら「一晩考えさせてください」と言われたよ(笑)
北くんは、クラシックを勉強していましたが、今はラテン・パーカッションを中心に活動しています。なので、今回は、彼のプレイも存分に楽しんでいただけるようなプログラムを、と考えています。

11月25日、18時半開演(演奏は約40分の予定)
茶道資料館で開催中の展覧会「肥後松井家の名品・武家と茶」入館料で、コンサートをお聴きいただけます。先着順予約制。お申し込みは075-431-6474



木琴文庫vol.1終了

13日のコンサート、通崎睦美リサイタル「木琴文庫vol.1」が無事に終わりました。
ご来聴くださったみなさま、そして共演者の西脇千花さん、本村睦幸さん、作曲の野田雅巳さんと当摩泰久さん、そしてスタッフのみなさん、ありがとうございました。

自分のコンサートについて、何か書くのはむずかしいですが....
(そのうち、西邑さんが書いてくれるでしょう・笑)
京都での自主企画のコンサートには、必ず「実験的」あるいは「挑戦」の部分を入れることにしているので、その分、準備が大変なのですが、今回もやってよかったと思える内容になったかな、というところです。

こんな感じで弾いていたみたいです。舞台袖から絢ちゃんが撮影。
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ピアニストへの絶賛の声もたくさん寄せられました!
終わって、にっこり。
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本村さんとは、こんな感じ。
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地味なはずのバロック作品の後の拍手の大きさが印象的でした。
本村さんは、演奏はもとより、ほのぼのトークも人気でした。

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一部の衣装が「木琴文庫」していたのですが、写真を取り忘れました。この日は、平野さんに撮影に入ってもらっていたので、そのうちまた載せたいと思います。
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打ち上げは、367で。今回は、絢ちゃんのおかあさん、満永くみ子さんにお料理をおまかせしました。お手製のテリーヌやパテなど、みんな絶賛の品々でした。
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気がついたら午前3時。
片付け終わったのが午前4時過ぎ。みんなありがとー!

翌日は、静岡県から聴きに来てくださった「川島さまご一行様」が、367の見学に。
演奏で世界中飛び回る、というよりは、いろんなところの方が京都に聴きに来てくださる、というのが若い頃からの一つの理想だったので、そういう意味でも、うれしい時間となりました。

最後に、かわいらしい、アンケートにあったイラストを。
小学生のさやかさん。
メモ帳を持って、サインの列に並んでくれたかわいい女の子かな?
「金魚の片思い」を気に入ってくれたみたいでうれしいです。
イラスト、ありがとね。
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練習と息抜きと

今日は、ほとんど雑用もなく、思う存分練習できました!
「やるべきこと」と「やりたいこと」と「現実的にできること」が一致する一日、ということは、なかなかないので、幸せでした。

とはいえ、一日中練習していても集中力がもたないので、途中でお酒屋さんに「367」打ち上げ用のワインなど買い出しに行きました。
最近、酸化防止剤がはいっていない、あるいは少量の、自然派、BIOワインを買っています。
お酒には詳しくないし、強くもないけど、うんちくのありそうな酒屋さんに行って店員のお兄さんの説明を聞くのは好きです(笑)
例えば自分が味をしっている黒糖焼酎を1本選んで「これと最も対照的な麦焼酎ってどれですか」というと、いろいろ説明してくれる。聞いてもすぐ忘れるんですが、この手の説明を聞くというのは楽しいモノです。ワインも「私はこの味が好きなんですけど、この味が苦手そうなお客さんに出すとするとどれがいいですか」と聞くと、かなり迷って選んでくれる。迷っているお兄さんを見るのも、楽しい。息抜きに酒屋さんはもってこい、です。
今日は「えっ、これだけ自転車で持って帰るんですか」とびっくりされました。(笑)

ウイスキーは、あまり飲めなくて全然わからないのですが、最近、輿水精一『ウイスキーは日本の酒である』(新潮文庫)を読んだので、お客さん用にウイスキーの小さなボトルを買ってみました。これは、説明をきかず、パッケージの美しさで選びました。
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明日は、午後の前半、本村さんとの合わせ。
バロック特有のイネガル(不均等)も少しはさまになってきたかな。
野田さんの新曲「発明家」も、明日には「音」から「音楽」へ。

午後の後半は、千花ちゃんとの合わせ。
このところの積み重ねにさらに積み重ねて、と思います。

本村さんはほんとに上手い。音楽には「味がある」なんていう言い方もありますが、その前にまず「上手い」というのは、大切なことだと思っています。このヘンの話を書き出すと長くなるので、省略。
千花ちゃんのピアノも、ほんとに上手い+面白い。自分で弾きながら、時々、おもしろっ!と思います。
木琴も、なかなか鳴りがいいです。
13日のアルティ、是非、ご来聴ください!
お問い合わせ・チケット予約は 075-211-0261 京都音協まで!


谷本デザイン

衣装が出来ました。
いつぞやは、楽屋でまだ手直ししていたから、それを考えれば、今回は余裕です!(笑)
洋服の中に「木琴文庫」を作りました。
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さて、どんな部分でしょうか?!
このデザインをするのに、谷本さんを呼び出したかったのですが、さすがに気が引けたので自力でやりました(笑)

谷本さんも、かなり忙しそうです。
こんなかわいいチラシも谷本さんのデザインです!
たいてい、プログラムデザインもセットなので、谷本さんには、演奏会前にもバタバタが訪れます(笑)
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西邑さんのこの12月の演奏会も、もちろん谷本さん。
あっ、12月1日、千花ちゃん伴奏、山本裕樹ヴァイオリンリサイタルも谷本さんですね。こちらは、まだ見てないなー。

10月13日アルティをスタートに「谷本さんのチラシの音楽会、ツアー」はいかがでしょうか。

プログラム入稿

頼まれた原稿は、締め切りを気にしながら書くので、遅れるにも限度がありますが、自分が企画した、自分が演奏する演奏会の「プログラム・ノート」というのは、催促が、やかましくないため「書いている時間があったら練習したい」とかなんとか言い訳しながらうだうだしてしまい、つい遅くなります。で、デザインの谷本さんに迷惑をかけます。
で、急に慌てて落ち着きのないデータを送り、校正の手間をとらせたり、もうまったくダメなヤツになってしまいます。ふぅ、ようやく入稿。
プログラムも曲や楽章が多いので、ややこしいんです。
「ふぅ」と私の何倍も言いたいのは谷本さんですね...
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これだけの文字量がおさまったのは、驚異的!
谷本さんに足を向けて寝られません。うちが近所なので、改めて確認しますが、谷本さんちはうちから北です。足は東向きです。はい、確かに足は向けてません。

ところで、京都音協の岸本さんはランナーです!
マラソン・ランナーです!!!
でも、マラソンは一度も走ったことがないんです!
ハーフマラソンはあるけど(笑)
で、今月末の大阪のマラソンに出場するかどうか悩んでいます!
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最近、お休みがなくお疲れ気味の様子。マラソンは気分転換というのにはハードですから、無理に勧められませんが、でも出場してほしいなー。特製の応援幕を作りましょうか(笑)


今日は、届いた荷物(→書類)の箱の中に、思いがけないものが入っていて、びっくり。喜ぶ。近くの農家でとれたものだそうです。
じゃがいもを見ると「現場メシ」を作りたくなります。
しばらく、コレで暮らせそう(笑)
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衣装の続きと美女センサー

今日は、田中さんと衣装の仮縫い。

「木琴文庫」のチラシのイメージで衣装をアレンジできないか?!と思いつき、こんな布地を買ってきました。
ちょっと楽しい洋服ができそうです。
さて、どんな仕上がりになるかは、当日のお楽しみ。
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ところで、野田さんの新曲「発明家」のタイトルにみなさん興味津々みたいです(笑)
「美女センサー」さて、どんな曲でしょう。
今回のプログラムは、野田さんによる「美女センサー」のイラスト付きです!ご期待ください。
その前に、私は「美女センサー」を練習しなくっちゃ、です。


しんぶん→FM京都αステーション

昨日は、京都新聞の夕刊に13日のコンサートの記事が掲載されました。
大きなスペースで内容もしっかり書いていただき、うれしいです。

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でも、写真が「細かいことを気にかけないおばさん風」に写っていて、ギョっとしました。写真部の写真じゃなくて、記者さんのデジカメなのでこんなこともあるか、という感じかな。(笑)

今日の読売新聞夕刊は、想定内の自分、でした。ほっ。(笑)
こちら、PDF↓

毎日新聞さんもありがとうございます。

明日(6日)は、16時半頃からαステーションに出ています。京都の方、よかったらラジオをつけてみてください。

ところで、毎日忙しいんですが...
今日はこんなことになってました...
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お隣は、美術界の重鎮、木村重信先生。
御年86才、と聞けば、まぁ、許しますか。(笑)
センセイ、手品、楽しかったです。はい。

13日の衣装

衣装は、買うこともあるけれど、誂えることも多い。
京都で自分が企画するコンサートの時に新しいものを作って、それを着回す感じかな。
で、13日は京都で自分が企画するコンサートがあります。
あっ、衣装...!!!!!!!

早速、いつも縫製してもらっている田中さんに電話。
「あのぉ、衣装」
「えっ、13日やね。フツウにチケット買って聴きに行こうと思ってたんやけど....」
「......今からでも、なんとかなります?」
「簡単なデザインやったら、なんとか。簡単なのにしてよー」

というわけで、お引き受けいただきました。
ほっ。
自転車に飛び乗り、生地屋さんへ。
気に入った生地が見つかりました!
ほっ。
その生地の写真をそこから田中さんにメールで送り、電話。
「あの、これとコレで、と思ってるんやけど、大丈夫かな。」
「えっ、2着?! 無理。それは無理。」
「.................」
「もお、しかたないなぁー。やります。」

というわけで。心から途方に暮れた結果、「沈黙」が勝ち(笑)めでたく、今から2着縫ってもらうことになりました!
ほっ。
田中さんありがとー!

本日打ち合わせ。
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デザイン画はナシで、鏡の前で、これをこんな風にこんな感じで、と説明。
最終的には、田中さんと相談しながらデザインを決めます。いつも仮縫いで最終的に詰めるので、仮縫いが楽しみです。
田中さんよろしくお願いします!

そうそう、先日、367に鏡が来ました!
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鏡の上下のフチは、上田善さんの材を利用してます。
谷本さん、ありがとうございます。製材してくれたのは、柳生くんでしたか。置き場の台を作ってくれた、まーくんもありがとう。


発明家

横浜からリコーダーの本村さんが来てくださり、昨日、今日と13日に初演する、野田さんの新曲の合わせをしました。
今日は野田さんも来てくださいました。
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リコーダーと木琴のデュオ、新曲のタイトルは「発明家」。
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楽章は、5つあるのですが、今回はそのうちの4曲を初演。各楽章のタイトルは以下の通り。

1 美女センサー
2 月光カーテン
3 仮想現実空間「混浴露天風呂」(ただし動物と)
4 自動夢記録再生装置

さぁ、どんな曲でしょう。
野田さんに「自分の発明したいものを書いたの?」と尋ねると「いや...」とのことでした。でも、どんな装置か具体的にイメージはあるそうです(笑)

本村さんとは、昨日も、昼食、夕食共に、各自ですませて集合、ということだったので、今日のお昼くらいは、京都のおもてなしを。
と言いつつ、何かを作る余裕もなく、困ったときの仕出し弁当。
ごちそうを!と思って頼んだら「今日は、仕入れの関係でごちそうはできません。1000円のだったら、なんとか」って(笑)
松粂さん、正直です。
本村さん、1000円のおもてなしでスミマセン。
でも美味しかったです、よね。(笑)
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かなちゃん

北海道から戻って、翌日は枚方で講演。
帰りは、着物などの荷物と一緒に、元枚方市長の大塩和男さんが直々に車で送ってくださいました。で、367の見学会。
というのも、『天使突抜367』を熟読してくださっているとのことで、それなら是非とお誘いしたわけです。
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で、昨日は、集英社『エクラ』の撮影で、樋口可南子さんが367へ来られました!
以前、『メイプル』の取材でご一緒させていただいたのが、今書棚をみると2004年1月号だから、もう8年ほどのおつきあいになります。
長年、樋口さんと一緒に仕事をしておられる清野恵里子さんが拙著『天使突抜一丁目』をご覧になって「かなちゃんと行ってもいい?」と、ご連絡くださったのが、きっかけでした。清野さん、この唐突具合はサイコーです。ますますいい感じに仕上がっているような。(笑)
それから、樋口さんつながりで糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」でハラマキのおしごとをさせていただいたりと、いろいろ楽しい出会いがありました。
今回は『エクラ』四ページ分の撮影ですが、前もって清野さん、カメラマンの浅井佳代子さん&アシスタント2名、編集の仲田さんでロケハンに来られ、打ち合わせ。とても、丁寧に撮影してくださいました。浅井さんは、ちょっと近寄りがたいかな...と思っていたのですが(笑)気持ちがすっと通じる方で、楽しい撮影となりました。

デジカメ画像を無線でMacにとばして、チェック中。
本番画像は、年末に発売予定の『エクラ』2月号をお楽しみに!
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清野さんが、樋口可南子さんのことを「かなちゃん」とおっしゃるものだから、うちでは「かなちゃん」。かなちゃんに「おとうさん」と呼んでもらえるうちの父も幸せものです。(笑)

かなちゃんと撮った写真を載せたいところですが、女優さんの写真を勝手にブログに載せるわけにもいかないかな、とロケ弁の写真。
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京都の料理研究家大原千鶴さん(あの、美山荘の次女)のお弁当、です。
美味しかった!


まぁ、そんなわけで、バイトまで雇って2階の梁の上までお掃除していた、というわけでした。浅井さんに「梁の色つやもきれいねー」とほめていただき、よっしゃー、という感じ!

一息つきたいところですが、野田雅巳さんの新曲が届いているので、次々譜読み。
ところどころ「難関」がありますが、ほんと、かなりいい感じの仕上がりなので、演奏するのが楽しみです。


北海道 その2 帯広へ。

kitaraの公演の後、帯広に寄って帰りました。

というのも、私の使っている平岡養一の木琴、当時のディーガン社の楽器をモデルに作られたマレテック社ボブ・ベッカーモデルの木琴、この初期の試作品を持っておられるマリンバ奏者の野田美佳さんが帯広におられる、ということで。
せっかく北海道に行くので、是非見せていただきたいと思い、数ヶ月前に、御連絡したみたところ、なんとその日は札幌まで車で4時間かけて聴きにきてくださるとのこと!
そして、よかったら、帯広まで同乗させてくださると!

美佳さんとは、この数ヶ月で、何度かメール等のやりとりをしていたので、なんだか初めてあったような気がせず、終演後はあつかましくも、楽器の片付け、梱包まで手伝っていただきました。ほんとに、助かりました。

で、すぐに帯広へ向けて出発すればよかったのですが、谷本さんから、今度谷本さんの大学に特別講師で来られるアートプロデューサーの漆さんという方が、kitaraのすぐそばで、事務所兼ご飯屋さんを始められた、という情報を得たので、のぞいてみることに。
おちゃ&めし「オノベカ」
美佳さんも誘ってちょっと遅いランチを食べに行きました。
初めて出会った人を、知らない土地の知らない店に誘うのは勇気がいりましたが、そういうことを許してくださいそうな美佳さん、に思えたので(笑)

ご飯を作っておられるお兄さんは、京都の「たん熊」で二年修行されたそうで、なかなか上品なお味の「カフェめし」でした。
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ここで、びっくりしたのが、その漆さんと美佳さんが偶然にも、以前一緒に仕事をされたことがあるお知り合いだったということ。「えっ、漆くん?!」って(笑)
私も、ダンサーのたまみちゃんとか、アサヒビールの加藤種男さんとか、共通の知人がいっぱいで、びっくりしました。さすがの私もちょっと躊躇しましたが...強引に誘ってよかったです!

で、帯広まで四時間のドライブ。いろいろお話していたらあっと言う間でした。で、その日、私は帯広駅近くのホテルに一泊。翌朝、ホテルまで迎えに来てくださり、観光スポットを通って、ご自宅へ。
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お宅に到着して、またここでびっくり。
おうちのお庭にバスがあるんです!
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中は、立派な宿泊施設になっていました!
ちょっと曇り空で残念でしたが、それでも充分北海道のスケールを楽しめました。バスを背にすると、こんな風景がひろがっています。
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で、肝心の木琴。
これは、ここに書き出すと、止まらなくなるのでまたの機会に。
貴重な「コロムビア・ミヤカワ」のマレットにも出会えたし、それはそれは楽しい時間でした。
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「私、ジョージ・ハミルトン・グリーン(→平岡養一より前の時代にアメリカで活躍した木琴の天才)と誕生日が同じなんです」と言うと、かなりうらやましがられました(笑)美佳さんはグリーンの大ファンなのです。こんなことで盛り上がれる友達はそうそういない!これからも、いろいろ木琴の情報交換をさせてもらえるよう、私の情報にも磨き?!をかけていきたいと思います。

この日のお昼もこんな気持ちのよいところへ案内していただき、あっという間に飛行機に乗る時間がきてしました。
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ほんとに名残惜しかったです。
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美佳さんのブログでこんな素敵に紹介してくださっています。
素敵な出会いがあると「がんばろう!」という気持ちになります。

北海道 その1

22日のお昼が本番なので、21日に札幌入りしてちかちゃんとリハの予定だったのですが、台風で飛行機が飛ばないかもしれない!ということで、急遽20日の最終便で札幌に入りました。ばたばたと飛び出して、iPhoneから更新しようと思ったら、できなくて...日があいてしました。
ちょうど本番の頃、札幌方面に台風直撃かという予想だったのですが、全てがうまくいった、というお天気になりました。

前日、夕方の空。
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前夜、ごちそうになりました、お寿司!
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当日のゲネプロ。
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撮影は篠原嬢(kitaraの担当、篠原さんは、本番で譜めくりもしてくださいました。なんというか、かわいらしい方で、ちかちゃんと「私達にはないよねー」を連発)

ちかちゃん撮影。
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本番前にkitaraの大野さんが「今日は、ロビーにおしゃれな方が多いです!」と。
なんだかうれしくなって演奏しました(笑)

終了後、篠原嬢と大野係長!
お世話になり、ありがとうございました!
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kitaraのある中島公園は緑が美しく、気持ちがいいです。
そんな中、今期間限定で、安田侃の彫刻が展示されていました。367で石の運搬にアタマを悩ませた経験から、どうも「設置経費」を考えてしまうワタシでありました(笑)
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もうすぐkitara

22日はkitaraでのコンサートです!
21日に現地でリハなので、21日午前着だと19日に楽器を発送しないといけません。
これが、なんとなく気ぜわしい理由。

一つずつエアキャップで包んで、7個の荷物。
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このエアキャップは使い捨てにすればいいようなものですが、大きなロールをいちいち買いにいくのが面倒なのと、なんとなくもったいないような気もするので、使いまわしています。
破れたところには、ツギをあてました。
ちょっと貧乏くさい?!(笑)
でも、その分丈夫になるので悪くないような気がします。
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今日は、私がそんなことをしている間に、アルバイトをお願いして367の撮影に向けて、大掃除。自分では間に合わない!
いつもありがとうね、絢ちゃん。
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シェードを一つずつ外して水洗いとか、計8時間の労働。ぱっと見たところ汚れていないように見えるんですが、やはり天井を張っていないので、いろいろ降ってきておりまして...(笑)
いくつかの困ったポイントのヘルプに黄瀬さんも。
胸ポケットにペンを指している友達はいるけど、歯ブラシはなかなかないですねー。細かい細工の仕事をするとき、埃を払う用、なんだそうです。
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みなさんに助けていただき、なんとかやっています。
台風に向かっていった、九州行きでは、なんと一度も自分の傘をささずにすんだけれど、北海道はどうだろ。のろのろ台風の予報の中、苦手な飛行機に乗るのはかなりの恐怖ですが...
乗りますよ!飛ぶ限り。

門司港にて

最近はシゴトで初めての方と会う前に、ネットで検索してどんな方か情報を得てから、というのがいわば礼儀のようになっているけれど、なかなかネットの中だけではわかりません。って、当たり前ですけど。
今回のトークでご一緒させていただいた、山田美也子さんとは、お目にかかって長年第一線で活躍されているわけがわかりました。さりげないですが、現場を仕切る気迫が違いますね(笑)もちろん知識や経験の豊富さはいうまでもありませんが、気配り、ですか。展示の着物のことまで気遣って現場の方に指示してくださってました。仕事の準備から、仕事中の言葉の選び方はもとより、なんというか本番中以外も最初から最後まで。とにかく、素晴らしい進行でした!
ミュージックアドヴァイザーをつとめておられる音楽評論家の奥田佳道さんは、なんとなく「ザ・クラシック!」なイメージがあって「親しく話せる雰囲気はないなぁ」と思っていたのですが...(笑)親しくお話しさせていただきました。よかったです!
お二人とも、歴史から何から、頭の中にいろいろなことがいっぱい詰まっておられる様子で、どんな話題でもオッケーな感じでした。

北九州国際音楽祭のスタッフの方にも何かとお気遣いいただき、和やかなトークショーとなりました。帰りは小倉までのタクシーチケットをお返しして在来線で。だって、この駅を利用したかった。
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雲はこんなに黒く低く垂れ込めていましたが気合いで?!もちました。
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黒川紀章設計の高層ビル、31階カフェからの眺め。
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オマケ。
「シュールにみえる看板。」実りのある学会になりますようにと祈ります。
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夜一人で迷い込んだ繁華街にて。
「めぐみママの誕生日、を祝う花輪。」
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梱包。

著名な作家先生なんかの講演だと、身一つで出かければいいと思うだけれど、私の場合、いろいろと準備があります。
18日の北九州。50分トーク、10分休憩、50分トーク。
うわぁーよくしゃべります、ワタシ(笑)
でも、キャスターの山田美也子さんが司会、とのことで安心です。

主催者さんからのリクエストにお応えし...
楽器や着物の写真をお見せするということで、スライドショーの準備。
そして、着物を展示するということで、展示の準備。
着物を展示する衣桁を発送するのに、梱包です。
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展示する着物を選んで、箱につめる。
あっ、その前に、アイロンという作業があるんですねー。
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卓上木琴でデモンストレーション。
うーん何を弾きましょうか...
という感じで、全く手ぶらというわけにはいきません。
ストアデポでこんなテープを買いました。
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なんとか「梱包するぞー!」という気分を盛り上げます。(笑)
次は、九州から帰ってきて、札幌に木琴を送る梱包です。FRAGILEいっぱい使おう!

DM発送

ようやく秋らしくなってきたところで、10月のコンサートのご案内を発送しました。
京都音協の吉村さんといつも絢ちゃん。
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猛スピードで発送作業完了してました。

秋らしくなると、こういうものが美味しくなります。京都では「たぬきそば」というとコレです。お揚げさんとねぎ、あんかけにしょうがをのせたもの。
しょうがはいつも大盛り!です。
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kitaraランチタイムコンサート

ヒラサ・オフィスの四元さんから、kitaraの曲目解説原稿、5日締め切りです!と確認があり、そうだそうだと書き始める。演奏会は「聴いてのお楽しみ」的なところがあるから、どこまで解説で語るかはむずかしいところ。他人の解説なら「この技巧的な部分が奏者の腕のみせどころ」的なことも書けるのですが、自分で書いて自分で弾く場合その距離感がむずかしい。(笑)今回は字数が少ないので、あまり遊びなく、データ的なことが中心ということで。

9月22日札幌コンサートホールkitaraのランチタイムコンサート、是非お出かけください!


先週末。

いろいろありすぎて更新が滞ってしまいました。
昨日、進まなかった原稿を入稿して、ようやく一息。
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土曜日の岸和田での演奏会。
1932年の建物(渡辺節設計)は予想通り木琴にぴったりでした。
私の写真だとコレですが、実際はもっと素敵です!
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久々に、弾いていて「打たれても完投勝利するピッチャー」的気分になる演奏会でした。なんだか、ちょっと強くなったような。(笑)
主催者のみなさんもイメージ通りだったと喜んでくださりよかったです。
アンコールは急にチャールダシュをリクエストされ、私はレパートリーなのですぐに弾けるのですが、ピアノの松園さんは、いつも弾いているわけではないので楽譜もないし、無理?!と思ったのですが、涼しい顔で弾いてくれました。さすが作曲家。頭の中で反芻すればリハなし、楽譜なしでも全く大丈夫のようでした。
それにしても、いつも思うのですが、練習しなくて弾ける曲の拍手が一番大きいというのは、ある意味、理にかなっているような、理不尽なような。(笑)

翌日は、永江朗さんの新刊『そうだ、京都に住もう。』関連で、永江さんと京都マルイで対談。
永江さんにお会いすると思うと、私はなぜか小学校の時の「清潔検査」(=ハンカチ、ティッシュ、爪を整えているか)を思い出します。
清潔感かな。白は、ちゃんと白い、というイメージです。
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打ち上げも「下京と、中京と、上京の違い」など、京都のネタで盛り上がる。
そのうち、永江さんと、京都の町中で自転車ですれ違うのが楽しみです。


自泉会館

夕方、京都音協の岸本さんとちょこっと10月リサイタルの打ち合わせ。
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岸本さんは仕事サクサク派なので、話が早くてストレスなし。ありがとうございます!です。
DMの発送準備もしないといけないのですが、とりあえず、週末の岸和田の演奏会が終わってから。

で、ひとつ、岸和田関連の情報。
会場となる自泉会館が、建築家渡辺節の設計であることは、前にも書きましたが、この渡辺節設計の別の建物が、ちょうどこの日27日に見学できるそうです。
大阪、本町にある「日本綿業倶楽部」。毎月第4土曜日に有料で開放されているそうですが、ちょうど27日がこの日にあたるということで!
これも何かのご縁?!ということで、建物見学と演奏会セットでいかがでしょうか。
事前申し込みが必要です。詳しくはこちら。
と書いたところで、新しい情報が。
すでに予約でいっぱいなんだそうです。
残念でしたが、またの機会に!


箱根!

11月12日、箱根でコンサートがあります。
箱根は初めてなので楽しみです!
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東京ハルモニア室内オーケストラと、はじめて弾くヴィヴァルディの四季「春」と「秋」。
あと、チャールダシュ他を演奏予定。

いろいろと秋の演奏会の準備が進んでいますが、まだまだ猛暑が続いています。

凄い!が迫る

最近うちに迷い込んできた?!学生が、今月東京で開催されるコンクールを受けるというので、課題曲のレッスンをしています。課題曲、なんていうのを弾いていると、自分も若者になったような気がします。(笑)
この間、ふと出てきた、林光さんが私のことに触れてくださっている日経新聞の記事を久しぶりに読みました。

「あまた存在するこのクニの輝かしい「女流」マリンバ奏者のなかで、「凄い!」が迫ってこない芸風の睦美さんと、なんとなくウマがあうことから、折りにふれてパートナーをつとめるようになった。」

よほど超越した演奏でない限り、コンクールにおいては「凄い!」が迫った方が勝ち進みやすいような気もするが... まぁいつも通り、でレッスンするかな。


岸和田城音楽祭2011

8月27日、岸和田市立自泉会館にて16時より
通崎睦美・木琴コンサート「1932×1935」〜懐かしい昭和の出会い
があります。

1932年に建てられた岸和田の建物で、1935年に作られた木琴を演奏します。
チケットは一般3000円(学生2000円)
自泉会館 072-437-3801
岸和田商工会議所(西岡)072-439-5023

ピアノは松園洋二さんです。

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この自泉会館は、渡辺節(1884-1967)設計とのこと。
木琴の音色が似合いそうで、楽しみです。
建築好きの方も是非お出かけください。

いろんな意味で、あつかった。

昨日は、1000人が集まる体育館で、林光さんとのコンサート。
お客さんは、全国から集まられた学校の音楽の先生。3日間にわたる音楽教育の会、全国大会という催しでの演奏。
熱気でクラクラしそうな体育館の舞台の上で、休憩なし90分の演奏でした。
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まもなく80才という林光さんがとにかく「平気」で、素晴らしいピアノを弾かれるので、私としては、弾くしかないです。(笑)
一緒に弾きながら、体力・知力全てにおいて、同じ人間という生き物として「出来」が違うと、つくづく感じました。ほんとに「人間」なのだろうか。宇宙人かもね。(笑)

いつも楽器を運搬してくださる赤帽の山田さんは、この20年近く毎回搬出時間より前に来て、演奏を聴いてくださるのですが、昨夜「今日はきつかったと思いますが、完璧でしたよ!」とメールが入っていました。
赤帽さんからの、お褒めメール。
まぁ、完璧かどうかは別として、こういうの、なんだか、なごむ。(笑)

昨日は、前日、同じ場所でコンサートをされていたピアニスト、志村泉さんともゆっくりお話しすることができ、うれしかったです。20年ほど前のCDですが「志村泉による三人展」。このCD、一柳慧「タイム・シークエンス」(1976)から、ほんとに素晴らしいので、80年代の現代音楽に興味がある方、あるいはつまらないと思っておられる方(笑)は、是非一度聴いてみてください。オトコマエなピアノ、です。




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通崎睦美リサイタル
木琴文庫vol.1
2011年10月13日(木)19時開演
京都府立府民ホールアルティ

谷本さんデザインのチラシが出来ました!
画像がきれいに読み込めていないのですが...文字情報はこちらのPDFで拡大してごらんいただけます!

文庫というと本のイメージ。それを残しつつ、木琴らしい軽やかで動きのあるイメージのデザインを、とお願いしました。
そんなんできるのかなーと思いながらお願いしたのですが(笑)見事にできました!
さっすが、谷本さん。

音楽家にとって「よいデザインのチラシ」とは、何を隠そう「練習をする気がおこるチラシ」です。

ところで、367に関する毎日新聞の連載。
この谷本デザインのカットには、こんな秘密があるんですよ。
全国版の掲載なので400万人の方がご覧になっているということになりますが、気づかれた方は何人おられるでしょう。
あっ、わたしですか?
言われるまで気づきませんでした。(笑)
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マル・マル・モリ・モリ!

秋の学校公演に向けて、新しい子ども向けレパートリーを探していて、候補の一つ「マル・マル・モリ・モリ!」を昨日からYou Tubeでチェックしています。

これは、テレビドラマ「マルモのおきて」のエンディングテーマ曲。子どもが歌って踊る姿がかわいらしく、ふつう、番組最後は視聴率が下がるのに、この曲を聴くため最後まで視聴率が下がらないのだ、とニュースになっていました。CDの売り上げも25万枚に達したらしい。
実は、私は調べてみるまで、ドラマのことさえ全く知りませんでした(笑)でも、マリンバトリオのメンバー、小学生の息子さんがいる香織ちゃんに尋ねてみると、小学生はみんな知っている、特に小学校3,4年生はほぼみんなが歌って踊る。後藤さんちの子ども達によると「幼稚園から中学生まで踊ってる」。保育園の先生に尋ねたら特に5歳児は夢中でテレビをみていたらしく、みんな保育園で歌って踊っているとか。
軽快なテンポでマリンバに合いそうなので、これにしようかな。
でも、ドラマの最終回が終わったので、少しブームが落ち着いてきたとの情報も。

北九州国際音楽祭では、本公演(10月28日)の他、前日に幼稚園訪問と小学生のための鑑賞教室があります。
選曲は、音楽祭のミュージックアドヴァイザーである奥田佳道氏(音楽評論家)と相談することになるのですが「マル・マル・モリ・モリ!」ご存じかしら...(笑)

ブライトンのデザート

毎年恒例、ブライトンでのコンサートが終わりました。
心配された台風の影響もなく、たくさんの方にお越しいただきました。
ありがとうございました。
初演の「金魚の片想い」メインのウェーバー「コンチェルティーノ」、アンコールの一曲目が初めて弾く曲だったので、ふうっ、て感じです。

特別のデザート。
シロフォンにちなんで、言葉遊び「シロいシフォンケーキ」。
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初演曲にちなんだ五線の上の「きんぎょ草」。
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木琴の上を走るマレットのイメージ。
夏らしいマンゴのお菓子。
どれも、美味しくかわいらしいものでした。
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パティシエ前田さん、ありがとうございました!
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ピアノの西脇千花ちゃんのファンが増えているような手応え。
今回で、当摩ファンもできたようで、嬉しい限り。
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ワタシ、小さい(笑)

明日はブライトン。

今日、締め切りの原稿を入稿し、ほっ。
よく考えると、京都のことや着物のことなど、生活に根ざしたテーマの原稿依頼がほとんどで、音楽については、数えるほど。
今回は、おすすめのCDについて書きました。
メイン1枚プラス3枚のCDを紹介しています。
ツウザキさんのも1枚マスト!という編集部のうれしいお心遣いだったのですが、これをいれるバランスが意外にむずかしかったです。(笑)でも、しっかり入れさせていただきました!
『クロワッサン』8月25日発売号です。

明日は、ブライトンでのコンサート。
今日は、千花ちゃんと当摩さんも来てくださり、リハーサル。
今回、当摩泰久さんの「金魚の片思い」は、初演。
楽譜を見て想像していた音が、実際に鳴る瞬間は、わくわくします。
明日は、金魚をエレガントに泳がせたいと思います。
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おやつには、当摩作品にちなんだ千花ちゃんのおもたせをいただきました。金魚が泳いでいます。
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今、京都は雨は降っていませんが不気味な風が吹いています。明日台風がふといなくなるとよいのですが。
20時スタートです。是非お出かけください。



ヤスコちゃんのバッグ。

レッスンにきているヤスコちゃんがご主人の転勤で、広島に引っ越すことに。
さみしいなー。
先日、お世話になりましたって、手作りのバッグを持ってきてくれました。
私のマレットスタンドの箱が崩壊寸前なのを見るに見かねて作ってくれた(笑)心のこもったマレットスタンド用のバッグです。
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この手縫い部分が泣かせる。
いや、ほんとに泣かせる。
かわいくて、いい味出しています。
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ワカレのつもりで話していると「えー。センセイ、広島から来ますよー」って。
なんだか、うれしいねー。

鉾建て

昨夜は、遅くまで鉾建てが行われていました。
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うちのあたり、いよいよ渋滞の始まりです。(笑)
今年は、祇園祭宵山、巡行と週末にあたるので、すごい人手になるでしょう。

今日は、黄瀬さんとかつくんが、365最後の出勤。
建具に引き手を付けてもらいました。
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玄関チャイム「ピンポン問題」もなんとか解決し、電池のカヴァーを黄瀬さんに化粧してもらうことになりました。
あと、玄関の扉を残すのみです。
これは、まーくん製になる予定。

20日のブライトンでのコンサート。
この日のデザートが、演奏とコラボ、ということになっているのですが、こちらのリクエストに応えて試行錯誤を重ねてくださっているようで、楽しみです。それにしても、ブライトンのコンサートは今年で第16回。初回から毎年出演しているから、今年で16回目。実感があるような、ないような。



木琴文庫・ブライトンのご案内

本日、10月13日公演のチケットの発売がスタートしました。
通崎睦美リサイタル「木琴文庫」Vol.1
チラシは...
ただいま、谷本さんの頭の中に!(笑)
詳しくはこちら

20日のブライトンも、ラウンジ・レストランのご予約はお早めに。
詳しくはこちら
演奏曲目は以下の通り。
ピアノは西脇千花さんです。

1 ハミング・バード   G.H.グリーン

2 美しきロスマリン   F.クライスラー

3 ベートーヴェンの主題によるロンディーノ   F.クライスラー

4 中国の太鼓   F.クライスラー

5 ガヴォット 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より   J.S.バッハ

6 金魚の片思い(初演)   当摩泰久

7 コンチェルティーノ(原曲:クラリネットと管弦楽のための) C.M.von.ウェーバー

 

宴会場?!

最近、367がコンサート後の打ち上げ会場になっています。
西邑さんも聴きに来てくれて、その後、打ち上げの準備まで手伝ってくれて、ありがとうね。
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あっという間に、23時を過ぎ、それから絢ちゃんが洗いもの、楽器の組み立てまで手伝ってくれて、解散は25時でした。こちらも、ありがとうねー。
裕子ちゃんもですが、絢ちゃんもよく気が利きます。
お嫁さんにいかがでしょうか。(笑)

年3回お引き受けしている茶道資料館でのコンサート。
次回が最終、11月25日を予定しています。




タイトル

平岡養一関連で、新しいレパートリー。
平岡自身が
「日本狂詩曲」貴志康一・平岡養一
と記している作品。
よく考えると、果たして、これが正確にこの曲の成り立ちを表しているかどうか。

楽譜には
NIPPON RHAPSODY
from the original music of Koichi Kishi - as conceived by Yoichi Hiraoka
Arr. by Hans Spialek
と記されている。

調べてみると、平岡養一がヴァイオリンの辻久子が弾く貴志康一作品にピンときて、楽譜を借り、いくつかの作品をつなげて木琴用に自身でアレンジした。それをHans Spialekが木琴とオーケストラ版にアレンジした、というエピソードがある。
うーん。
このエピソードも踏まえて、この曲のタイトルと作曲・編曲者を日本語で書くと、どうなるのだろう...
オリジナルの楽譜も検証しながら、実際に誰が何を行ったのかを、考える。

貴志康一に「日本狂詩曲」という、この作品は存在しないのだから貴志の作曲ではなく、
「日本狂詩曲」〜貴志康一作品による
と記載するのが、正しいのではないか。
で、conceived by とあるので、おそらく平岡がアイディアを出して、それを譜面にしたのが、H.スピアレク。
だから、平岡養一とH.スピアレクの共同編曲となるのでは?

この結論に至るまで、結構時間がかかりました。
「日本狂詩曲」〜貴志康一作品による 平岡養一・H.スピアレク編曲
と書くことにしました。

平岡とスピアレクの間は「・」がいいのかな「/」がいいのかな、とまだ考えているワタシ。

8月27日の岸和田でのプログラムは、1部、2部、それぞれの終わりに「日本狂詩曲」と「ハンガリアン狂詩曲」をもってくる構成を考えました。
コンサートのタイトルは1932年の建物で1935年の木琴を弾くので「1932×1935」。
どうかな?


岸和田1932年の建物でコンサート

8月、岸和田市立自泉会館での木琴コンサートのプログラムを決めないといけないのに、なかなか決められません。もう決めないと、さすがにまずい。そう思い続けているこの数日、特にこの一日、でした...
今回初めて、平岡養一も弾いていたらしい、ウェーバーのクラリネットのための小協奏曲をピアノ伴奏で弾いてみようかと思っているのですが、他の曲との相性がむずかしい。そんなことを考えていると、すぐに時間が経ってしまいます。

自宅の改装は追い込み。
みなさん、暗くなるまで残業ありがとうございます。
こんな色の相談。
さて、何がはじまるのでしょう!
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そんな合間に、明日の講演、黄瀬さん製のスイッチプレートの写真がなかった!と367に写しに行ったり。
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なんとなくバタバタしているけれど、明日の佐世保は、忘れ物がないように!と言い聞かせています。(笑)

ヴィヴァルディの四季

平佐さんより、弦楽合奏との仕事。
ヴィヴァルディの「四季」から「2つの季節」を木琴で演奏可能かどうか、との問い合わせ。
えっ、弾いたことない。
弾けないものを弾けるというのは詐欺だけど、こういう場合「弾けません」あるいは「弾きません」とも言いたくないわけで...
耳馴染みはあるけれど、実際弾いたことはないので、まずはあわてて楽譜を購入して、弾いてみる。
原曲はヴァイオリンなので、ヴァイオリン独特の技巧の見せ場をどう処理するか少し問題はあるけれど、うん、なんとかなるかな、という感触。
一緒に舞台にのっている弦楽器の方々は、イヤというほどよくご存じの曲なので、そのみなさんの前でソロを弾くというのは、イタリア人が日本人を招いて「茶会」をするようなもの(笑)
でも、ちょっと今日弾いていると、木琴なりの魅力を出せそうな気がしてきたので、明日もう一度「季節」を検討して、お引き受けします、と返事するつもり。

今日の現場は、かつくんと黄瀬さん、谷本さん。
アスパラガスがあったので、ベーコンとレタスとマイタケと炒める。
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今日のイスは脚立じゃなくて、一斗缶。
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ご飯にのっているのは、満永さんの手作り。奄美のピーナッツみそ、です。
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黄瀬さんは、壁の下地。下地が美しく、上塗りするのがもったいないよう。

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今日の谷本さんは左官屋さん、です。かつくんが「さすが」ってつぶやいてました。
「さすが、左官屋さん!」じゃないですよ(笑)
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kitaraランチタイムコンサートチケット発売

9月22日、札幌コンサートホールkitaraでのランチタイムコンサートのチケットが発売になりました。
「通崎睦美の木琴日和」とかわいらしいタイトルをつけてくださいました。
小ホールはほんとに何年ぶりでしょう。素敵なホールです。
響きを思い出すと、木琴にぴったりではないかと思います!

現場など。

日が暮れるまで、現場のみなさん、ものすごい勢いで仕事してくださってます。
新築ではないので、細かいところのおさまり、その都度相談しながら。
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私も、毎日いろいろ。
昨日、今日と、リコーダーの本村さん、来宅。
10月のコンサートでは、木琴とのデュオで、バロックの小品(10分弱)と野田さんの新曲(12分ほど?)をお願いしています。今回は、その選曲と野田さんの新曲スケッチを試す。
リコーダーには、ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バスといろんな種類があって、それぞれに、一番きれいに鳴る音域があるので、そのあたりと音型の相性などをチェック。野田さんも、リコーダーの曲を書くことってそうそうないですからね。
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タイトル決まり。

10月13日、京都府立府民ホール「アルティ」で京都音協主催のコンサートがあります。
そのタイトルを、この1ヶ月くらい、なんとなく考えていたのですが、そろそろ締め切りとなり、気合いを入れて考えました。
思いつきました!
「木琴文庫」(モッキンブンコ)です。
今回は、クラシックの古典から現代曲(新曲)そして、気軽に楽しめるタイプの曲まで、好きなものをいわば無節操に並べる、というのがコンセプト(?!)。
文庫というのは、もともと蔵書蔵、そのコレクション。ちょっとした大事な物を入れる小箱も文庫(手文庫)といいます。
蔵書棚や、手文庫から好きな曲をひっぱりだしてきて、順番に演奏するっていうイメージ。
通崎睦美コンサート「木琴文庫 vol.1」ということで。

今日現場で、アイディアを披露したところ、谷本さんと黄瀬さんに「いいと思います」と言ってもらったので、決めました(笑)
チラシのデザインは、もちろん、谷本さんです!

ブライトンのリレー音楽祭

恒例、ブライトン、リレー音楽祭のスケジュールが発表になりました。
私の出番は7月20日です。
ラウンジ席の受付は6月6日からです。
コンサートは7月中毎日開催されますが、10・20・25・27・31日はシェフパティシエ今林さんが演奏曲に合わせてお菓子を作ってくださる「コンサート&デザートコラボの日」となっています。
昨年は「木琴=シロフォン」だから「シフォン」ケーキを作ってくださったら「ロ」長調の曲を弾きます、とリクエストしたのだけれど、シフォンケーキはすぐ乾いてしまうから大人数分の準備がむずかしいと、違うコンセプトのものになりました。
今年はどんな提案をしましょうか。

きぬさや

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どっかん!と、採れたて「きぬさや」が届きました。
昼ご飯。
どうする?
いためる!

ベーコンとじゃがいもときぬさやとエリンギ。
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塩と「野菜畑のブイヨン」で少し味を付けて、マヨネーズと黒胡椒で仕上げました。
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まだまだ、あるので、同じもの作って、明日現場の息子に食べさせよう。

ところで、今日も、雨。
楽譜の整理をしています。
本棚に「怪しいゾーン」がありまして...
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事情があって、見て見ぬ振り出来なくなってきまして...
これらの封筒に何が入っているかというと。
例えば...

「とにかく林光の曲なんです、林光がいろいろなんです。」という中味?!です。
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地道にやってます。ほとんどが出版されていないコピーの譜面なので、たいへんです。
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野田さんだけでも、まだ途中だけれど、70曲以上を初演しているみたいです。
西邑ファイルも手強そうだー。高校生の頃から積み重ねてるからね。
自分のシゴトをきちんとまとめるというのが、どうも苦手で、よく「レパートリーは何曲くらいありますか」と尋ねられるけれど、よくわかりません...

お知らせ

6月24日茶道資料館でのコンサート。
限定100名のところ、大幅増員で受け付けてくださっているそうですが、さすがに締め切りとのことです。明朝、あと2〜3人はいけるかな?(笑)
ご予定くださっていて、まだお申し込みでない方はお急ぎください。

限定100名をもう一つご案内。
こちらは、北九州です。
今年10月27,28日、北九州国際音楽祭にてコンサートの予定がありますが、その「プレ・トークショー」が、9月18日門司港旧税関であります。
レトロな建物のようで、私も楽しみです!
コンサートも古い建物、西日本工業倶楽部(国指定重要文化財・旧松本家住宅)にて。
コンサートの受付はもう少し後になります。
プレ・トークのお申し込み詳細はこちら。

茶道資料館コンサート

6月24日18時半より、今年、2回目茶道資料館でのコンサートがあります。
今回は「マリンバアンサンブルの楽しみ」ということで、マリンバのデュオ・トリオ(通崎・今田香織・後藤ゆり子)で以下のプログラムを演奏します。
当日は、茶道資料館の入場料(一般500円)でコンサートが聴け、展示も見られます。
電話予約が必要です 075-431-6474
詳しくは、裏千家HPにてご覧ください。

1 タンブーラン   J.M.ルクレール

2 小品集   W.A.モーツァルト

3 「人形の舞曲」より   D.ショスタコーヴィチ(通崎・今田)

4 かわせみ    中国民謡/野田雅巳編

5 「ピクニック」より  Ⅳ    S.バーバー (通崎・今田)

6 オブリビオン    A.ピアソラ/野田雅巳編 (通崎・後藤)

7 Beatles' Hits    J.レノン&P.マッカートニー/西邑由記子編


今回は、できたてほやほやが2曲、野田さんのオブリビオン(マリンバ・デュオ)西邑さんのビートルズ・メドレー(マリンバ・トリオ)。

お客さんはもとより、編曲者にもニコッとしてもらえるような演奏がしたいものです。


毎日いろいろ。

一昨日は、神戸芸術工科大学大学院ご一行様、が367に来られました。
30名以上!なんとか入れました。
『天使突抜367』を熟読して来てくれた学生さんには「あっ、ほんもの」と喜んでいただきました!
留学生の方も数名。写真、撮り続けてました。(笑)
戸矢崎さんのブログに写真あり。

昨日は、大阪でのリサイタル。
先日、布屋さんでかわいい生地を見つけたので、田中さんにパンツを縫ってもらいました。出来上がったのが、前日。どうして、いつもギリギリ...
それは、私の頼むのが遅いからです!(笑)
だって、突然思いつくので...
共演の香織ちゃんが、このパンツを持ってくるかなと思っていたので、ぴったりでした!
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2部は、トリオでの演奏。
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ソロから始まって、デュオ、トリオ、そしてアンコールの最後はソロに戻って福島民謡「相馬流れ山」を演奏しました。
終わったら、かなりへとへと。打ち上げで、勢いよくビールを飲んだけれど、家に帰ったら体重が減っていました。(笑)

今日は、朝からレッスンをして、昼間、かつくんと父と3人で、玄関、そして室内の手すり用につける「竹」を探しに。
母に手すりが必要なのですが、介護用品ではちょっと味気ないので、竹を付けることにしました。
有名な銘竹問屋「竹平商店」。
実は、こちらの代表取締役「利田くん」とは、同級生。小学校の時、学習塾で一緒でした!
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いろいろと説明してもらいながら、あちこち見せていただきました。
こちらの煤竹は180年もの。
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変わったものも、いろいろ置いてあります。
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竹をとめる金具は、やっぱり黄瀬さん製かなー。
367はこだわったけれど、365は、そこそこに、と言っていたのにいつの間にか、こんなこと、に...ならないよう気をつけないと(笑)

明日は

明日は、いとこの結婚式。
母、姉、新婦の姉、自分と4人分の着物のセット。
着付けは、いつもお願いしている山崎さんに式場まで来てもらうことになっているので、今日うちで、持ち物のチェックをしてもらう。
姉のセット。帯揚げはおめでたく「松」。
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帯締め帯揚げなどはまあいいとして、足袋や帯枕などの小物、そしてバッグと草履...
金銀の扇子、うっかりしていました。
展覧会などが続くと、この手のセットは手慣れた感じなのですが、久しぶりだし。それに、マネキンに合わせるのではなく、相手が人間なので足袋のサイズとか...あぁーややこしぃ、でした。
山崎さんにお願いして、大正解。わがまま言って今日来てもらって、助かりました。

18日のコンサートに向けても、ひとつうまくいかなかったところが解消され、ほっ。譜面に工夫を施したら弾けるようになったという簡単なことなのですが、このような図形楽譜はソレが重要なのです。どうしたらよいか、と考えている時間の方が長い場合もあります。
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ところで、昨日、ご婦人方のお集まりで演奏...と書いてから、いつも見ているニューヨーク在住のマリンバ奏者ミカさんのブログを見ると、ミカさんもニューヨークでご婦人方のお集まり「日米婦人会」のスペシャルランチの会で演奏されるみたい。(笑)
ミカさんのエネルギーにはいつも圧倒されます。

ビートルズ。

演奏の仕事の中で「ご婦人方のお集まり」に呼ばれる、ということがよくあります。
ライオンズとかロータリーとかおじさま方の集まりとはちょっと違う感じ。

戦前生まれ中心の「ご婦人方」からは、たいてい「日本のうた」のリクエストがあるのだけれど、戦後生まれ中心の「ご婦人方」だと「日本のうた」はとりたててうれしくないのかなぁ。
そんな風に考えて、新しいレパートリーを開拓。「日本のうた」と「ユーミン」の間の世代で、多くの人が口ずさめる歌ってなんだろう、と西邑さんに相談。「ビートルズは?」ということになり、それに決定。
今日、マリンバトリオにアレンジされた西邑由記子編「Beatles' Hits」が出来上がってきました。
楽譜はPDFで、午前4時前の送信、38時間ぶりに寝るらしい...お疲れ様でした!

はっきり言って、この仕事を引き受けた西邑さんは「ミスった...」と思ったことでしょう。(笑)
「ベートーヴェンをアレンジする」のが難しいくらい原曲の原色テイストが強い感じが、料理を難しくする。と西邑さんが自身のブログに書いていましたが、確かにビートルズの曲にはそういうところがあります。
この間、東北にちなんだ曲をと思って、野田さんに山田耕筰「松島音頭」のアレンジを頼んだのですが「これは完成されているから、触りにくい。民謡にしよう」ということで「相馬流れ山」を選んだのでした。曲のレベルが高いとか低いとかそういうことではなく、アレンジに向いているか向いていないか、という曲の個性もあります。

完成したのは、8分の間に10曲がちりばめられた力作、でした。
ちょっと前に、私が候補で出したみんなが知ってる「オブラディ・オブラダ」について「ベタすぎて恥ずかしい」と泣きのメール(笑)が入っていましたが、ちゃんと最後にもってきてにこやかに終わっているあたり「シゴトしてるなー」と思いました。(笑)
裏切らないアレンジ、です。
一般の方に聴いていただける最初のチャンスは、6月24日茶道資料館(京都)、あと10月北九州でも演奏予定です。

ところで、今日はかつくん&まーくんに手伝ってもらって、365一階の荷物を、工事期間中お借りしている数軒隣のお宅へ引っ越し。ややこしい雨模様のお天気でしたが、重いモノを運ぼうとしたほんの1分ほど、ふと雨があがってくれたり、ある意味、有り難いお天気でした。
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一階、家業の仕事場がしばし2階に引っ越し。和室に置くと、ミシンに風格が。(笑)
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紙恭輔

調べ物をしていて、古本屋さんでこんなものに出会いました。
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「紙恭輔・帰還陣中作品発表会」
昭和19年4月22日、日比谷公会堂で、木琴奏者平岡養一が、紙恭輔の「管弦楽と木琴のための協奏曲」を演奏した時のプログラム。「非常ニ面白シ、感銘、」の書き込みあり。
戦時中に、オーケストラの新曲を集めた演奏会をやっていた日本文化って、何なんだ?!と思う。オーケストラは東京交響楽団。おそらく指揮は、紙恭輔自身。
メインは、交響組曲「ボルネオ」。ちょうどボルネオを日本軍が占領した時代なので、戦意高揚のための音楽会か?
私の手元にある、紙恭輔のスコアの最後には作曲年月日が昭和19年4月10日とあるけれど、平岡さんはいつ楽譜をもらったのかな、というのが同業者的には気になるところ。
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367玄関扉

今日は10時から4時過ぎまで、18日のコンサート、マリンバトリオのリハーサル。
最近、ピアノとのデュオが多く、マリンバトリオの編成は久しぶりです。

今回のプログラムの中の一曲、野田さんアレンジの「夏きらきら,あめ,あおぞら」という曲は、「夏」にまつわる日本のうたがメドレーがで出てきます。よく「日本の曲をお願いします」と頼まれるので、季節に合わせた「日本のうた」のレパートリーがあります。5月は微妙なところですが、季節は後戻りより先取りの方が気持ちがよいので、今回は「夏編」。このメドレーは「みかんの花咲く丘」でスタート。野田さんのなかなかゴージャスな編曲が、楽しめます。

ちょうど終わった頃、谷本さんが367へちょっとした補修に。
何が変わったかわかりますか?
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この写真じゃ、無理ですね。(笑)
この玄関は、通常、引き戸の部分をくぐってはいるのですが、足がすれる扉の下の部分の角が、すでに少し傷んできました。
今月は、神戸芸術工科大学の学生さんが30名ほど授業として367に来られることになっているので、その前に補修です。
ちょうど足がすれるところに、すっと一本、ローズウッドを入れてもらいました。
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実用的な部分はもとより、補修してよりかっこよくなる、というのは、さすが谷本さんです!

それはそうと、神戸芸術工科大学。
367で「367について」学生さんに講義することになっているのですが、30人、入って座れるのでしょうか...
喜んで、とお引き受けしたものの「観光バスで行きます」なんて聞くと、ちょっと心配になってきました。でも、20人の宴会ができたので、30人の講義はなんとかなるかな。
「4人ずつ縦8列に座ってくださーい」って感じでしょうか。(笑)

義援金のご報告

4月23日の京都新聞朝刊に義援金の振り込みが掲載されましたので、ご報告いたします。
ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。
今回に限らず、また出来ることを考えてやっていきたいと思います。
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コンサート情報など、いくつか。

先日のコンサートは、会場の設営から募金の集計まで自分でやりましたが、5月18日ザ・フェニックスホール(大阪)での演奏会は通常に戻って、当日行って弾くだけ、です。(笑)
このように、鑑賞団体や公共のホール主催の演奏会はいろいろさせていただきますが、このたぐいの演奏会は、たいてい主催さんの方でチラシを制作されます。でも、焼津市文化センターなど「谷本さん指名」があったり、また三鷹市芸術文化センターのように専属のデザイナーさんがおられて、相談しながら作るということもあります。
今回は、途中、校正も届かず出来上がっていました。
数年前、大阪新音主催の演奏会があったので、写真などたぶん事務所にあったものを使われたのですね。たしか5年くらいほどのもので、ちょっと懐かしいです。プログラムも野田雅巳作曲「天水スイープ」が「天水スープ」と美味しそうな名前になってました。(笑)
たしかに副題「ソロ・デュオ・トリオ!」と付けたのはワタシですが、共演者の名前に楽器名が書かれていないので、何のデュオとトリオかわかりませんね。
「作り直しましょうか...」とおっしゃったのですが、経費もかかるし「ワタシはかまいません」と言いました。作り直すならデザインから、なんて思うとややこしいことになってしまうので。演奏に専念します!

そんなわけありチラシの演奏会ですが(笑)内容は盛りだくさんです。
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一部は、400年前と現代の曲をソロで。そして、マリンバとバラフォンも交えたデュオで野田雅巳「紫檀の夢・瓢箪の記憶」これは、初めてのCD「MUTSUMI~Songs from Asia」に収録されている作品で、たぶん10年ぶりくらいではないかと思います。
第二部はトリオ。モーツァルトや日本のうたから、徳島で初演した阿波踊りをテーマにした作品「天水スイープ」までを演奏します。
お申し込み・お問い合わせは、大阪新音06-6341-0547まで。

6月24日は、2月にもありました茶道資料館での演奏会、今年二回目があります。
この日は、西邑由記子さんアレンジの「ビートルズ・メドレー」も演奏します。(→たぶん、ただいま編曲中)

それから、長崎の方から「長崎へ来られると聞いたのですが」とメールをいただきました。
はい、行きます、6月14日。
この日は、弾きません。しゃべります(笑)
アルカス佐世保で講演です。

6月は、他にもクローズドのシゴトがありますが、演奏会と講演が同じ数...(笑)



祝・367初宿泊

京都芸術センターでのコンサート。
お昼過ぎに会場に入って、芸術センターのスタッフの方と、絢子ちゃんと、ペトロフの会の小島さんもお越しくださり、会場作り。この日は主催者ということで、みなさんのご協力を得つつ、雑務も出来る限り引き受ける。日常にない仕事は楽しいので、ついつい張り切って椅子を並べる。(笑)
演奏会は、無事終了。
かつくんや元樹くんや黄瀬さんなどなど、椅子の片付けを手伝ってくださり、有り難い限り。

その後、367に移動して「軽く」打ち上げ。
のはずが...
これは、明朝の仕事の入り時間が早い平林さんなどが帰った後。何時頃かな。
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その後、電車のなくなる人達が帰って、電車がなくなってもまぁいいか、という人達が残る。(笑)
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作曲の西邑由記子さんと、私が中学生の時から大学入試の頃までマリンバを習っていた早坂雅子さん。共に酒豪でお二人はご近所。
ゆっこちゃんと早坂さんは「本音派」なので、話をしていても楽しい。
この時点で、裕子ちゃんは、すでに367に泊まることが決定。
私もまだここでは寝たことがないけれど「地鎮祭」もしたので、たぶん「何も出ない」ということで(笑)

この状態は、午前4時半でした!
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裕子ちゃんは、せっせと後片付けをしてくれました。
気の利く弟子の存在は、有り難いです。
どなたか、お嫁さんにいかがでしょうか。(笑)
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翌朝、朝食を届けると、食器も片付け、ほうきで掃除までしてくれていました。
机も運びます!
力もあります!
どなたか、ホントに、お嫁さんにいかがでしょうか。(笑)

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打ち上げの間に、絢ちゃんに手伝ってもらって募金の集計。この、一枚ずつ袋を開けてお金を取り出す作業が、準備から演奏、打ち上げまでで、一番疲れたかもしれません。一万円札から1円玉まで、実際にお金を触りながら、お金について、しみじみと考えました。

ちなみに、今回の募金先は、いろいろと考えて、私としてはかなり思い切ってスタンダードな路線にしました。被災地の地方自治体から、直接被災者へ届くということを確認し、みなさんへ報告できるという点を考慮して、募金者の名前と金額が掲載される地元新聞、京都新聞社を選びました。
明日にでも、届けたいと思います。

快く、場所の提供から当日の音響・照明までご協力くださった京都芸術センタースタッフのみなさん、チラシデザインの谷本さん、編曲の野田さん、ペトロフの会の小島さん、楽器運搬の赤帽・山田さん、当日手伝ってくれた絢ちゃん・靖子ちゃん・裕子ちゃんとイノウエさん。そしてなによりピアノの平林知子さん!ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。

「募金を逡巡していたのでいい機会をありがとう」という声も聞こえてきて、今日はうれしい気分です。


コンサートのご報告

この会場いっぱいのお客さんがお越しくださり、
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コンサートは無事終了いたしました。
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義援金558,861円をお預かりしました。
コンサートにお越しくださったみなさま、ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。
とりいそぎのご報告です。

プログラム

明日のプログラムを作っています。
ここに、谷本さんがいればなー
ここに、西岡さんがいればなー
と思いながら、自分でやってます。(笑)
まぁこの非常事態なので?!なんの色気もないけど、とりあえずプログラムとプロフィールなど最低限の情報がわかればいいでしょう。
とりあえず出来ました!
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これからレイアウトに凝るよりは、早く寝た方がいいでしょう(笑)
明日、ハン六でコピーして出来上がりです。
ハン六は、A3も1枚5円です!

コンサート受付終了いたしました。

15日のコンサート。
告知期間があまりに短かったので、最低100名は来て欲しい!と思いながら最大200名を想定して準備をしておりました。
おかげさまで、200名を超えました!
せっかくなので、お断りするのもどうかと、芸術センターの方が客席配置を検討してくださり、プラスして受付できることになりました。
その追加席も、満席となりました。

椅子を並べるスタイルなので、実際に会場でセッティングしてみないと楽器と客席との距離感などつかめないのですが、たぶん230席プラスα、かと思っています。
当日予約なしで来られた方については、受付済みで整理番号をお持ちになっている方がお入りになった後に「プラスα」の席でご入場いただくことになるかと思います。受付外なので確約は出来ませんが「プラスα」は、たぶん20席くらい、です。

できるだけ、希望してくださる全ての方にご参加いただきたい、その上で不公平感がないようにと検討した結果です。変則的なご案内となりますが、どうかご理解くださいますようお願いします。

昨日は、平林さんがリハーサルに、野田さんも新アレンジのチェックに来てくださいました。みなさんに、ほっこりと、楽しんでいただけるような演奏を、と思います。


第Ⅰ部

 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第一楽章   W.A.モーツァルト  

 ワルツ・ブリランテ   G.H.グリーン B.ベッカー編

 ベートーヴェンの主題によるロンディーノ   F.クライスラー

 中国の太鼓   F.クライスラー

 愛の悲しみ   F.クライスラー

 お江戸日本橋・松島音頭・からたちの花   山田耕筰   

 

 第Ⅱ部

 ホラ・スタッカート   G.ディニーク/J.ハイフェッツ  

 おおスザンナ   S.フォスター 松園洋二編

 金髪のジェニー   S.フォスター 松園洋二編

 そんなアマリリス。   港大尋

 ラ・クンパルシータ   G.H.ロドリゲス

 ロシアン・ジプシー・メロディーズ   平岡養一編   

 相馬流れ山   福島民謡 野田雅巳編

 




相馬流れ山

昨夜、野田さんからFAX。
15日のためにアレンジされた福島民謡「相馬流れ山」。
うっ、譜割がややこしい...。
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それにしても、この震災がなければ、相馬の地名も知らなかったし、この曲も知らなかったし、こうしてこれを演奏することもなかったわけで。
せっかくなので、コンサートの最後に演奏しようと思います。コンサートは通常のリサイタルと同じ約二時間です。

このペースでいくと、たぶん、明日で札留めになりそうです。お申し込みいただいたみなさん、ありがとうございます。
せっかくなので、お断りしたくない!という思いがあり、もう少し席が増やせないか、明日芸術センターの方と打ち合わせてみるつもりです。

新しい曲といえば、先日当摩泰久さんから譜面が届きました!
かわいいタイトル、気に入っています。
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この夏には初演予定です。

木琴コンサートのチラシ!

15日、木琴コンサートのチラシが出来ました。
デザインは、もちろん谷本さん!です。
コンサートは、入場無料、要予約です。
ご予約はinfo@j-spirit.comまでお名前と人数、ご連絡先をお伝えください。
お友達などにもお知らせいただけるとうれしいです。

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ラジオ出演のお知らせ

4月9日(土)NHKラジオ第一放送「かんさい土曜ほっとタイム」(全国放送)に出演します。13時半から15時55分の番組ですが、私は2時台の「ほっと人物ファイル」約50分のインタビューのコーナーに出演予定。
詳しくは番組HPをご覧ください!

15日コンサート予約スタート

15日のコンサートでは山田耕筰「松島音頭」と、もう一曲東北地方にちなんだ曲を。
ここから探して「相馬流れ山」という民謡を選びました。
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野田雅巳さんがこの日にむけてアレンジをしてくださっています。
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アイネ・クライネ・ナハトムジークやクライスラー作品など、耳馴染みのあるクラシックの小品と共に、楽しんでいただければと思います。


現在チラシ制作中!!!
電話予約と問い合わせは、都合により7日から受付ですが、メールによる先行予約をスタートします。
入場は無料ですが、整理番号が必要です。
必ず事前にご予約ください。

通崎睦美木琴コンサート 

通崎睦美(木琴)

平林知子(ピアノ)

2011年4月15日(金)18時半開場 19時開演

京都芸術センター 講堂 

お申し込み・お問い合わせ 

(株)ジェイ・スピリット

メール info@j-spirit.com

電話  075-255-4743 受付時間11時−18時(7日より、12日は休み)

お名前、人数、御連絡先をお知らせください。

整理番号をお伝えいたします。

 

3月11日の東日本大震災。ここ京都では、直接的な被害はありませんでしたが、連日報道される被災地の状況に、心が沈む毎日です。そんな中、皆で集い楽しいひとときを過ごせればと、コンサートを企画致しました。昭和6年に改築され今に生きる京都芸術センター(旧明倫小学校)で、昭和10年製、往年の名木琴奏者平岡養一が愛用した木琴の音色を。ピアノは大正時代、明倫学区の御有志によりこの小学校に寄贈された「ペトロフ」です。しばし、ほっこりとしていただき、そんな気分を「義援金」として被災地にお届けできればと思っております。みなさんのご来場をお待ちしております。通崎睦美

主催:通崎睦美 

共催:平林知子 京都芸術センター 

協力:明倫ペトロフの会 (株)ジェイ・スピリット 

 


松島音頭

15日のプログラムを考えています。
せっかくなので、1曲は東北地方にちなんだもの...と探していて、平岡養一のレパートリーに「松島音頭」があったことを思い出しました。
山田耕筰作曲「松島音頭」これは実際に平岡養一が使っていた昭和3年出版の楽譜です。
この松島の美しい景色も津波ですっかり姿を変えてしまったそうですが...
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平林さんの歯切れの良い音色がぴったりきそうな曲です。

光さんと

昨日、今日と林光さんとご一緒させていただきました。
お客さんの間でカメラを構えておられるのは、姫田蘭さん。
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光さん80才を記念して映像作品を作られるのだそうです。
詳しくはこちらに。
民族文化映像研究所ブログ

今日は、フツウに演奏する他に、絵本に合わせて林光さんとの即興、というコーナーもありました。
絵本は谷川俊太郎(文)柚木沙弥郎(絵)『そしたらそしたら』。
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光さんから提示された「そしたら」のテーマに基づいての即興だったのですが、「そしたら」のテーマが「ソシ(ド♯)ラ」=「そし(○)ら」だったことに気づいた人は、何人おられたでしょう。
まぁそんなこと、わからなくても、楽しんでもらえればいいのです(笑)

あらためて、光さんには、ずっとずっとお元気でいていただいきたい、と思った二日間でした。
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今年は、また7月に、音楽教育の会全国大会という学校の音楽の先生達が千人ほど!集まられる会で、そして11月にもご一緒させていただくことになりそうです。





西村鮮魚店

本が出来た!予約受付!と華々しく宣言すること。
今度、初めて木琴のための新曲を書いてくださる作曲家の当摩泰久さんに資料をそろえて送る、という地味ながらニタっとする作業、など日々いろいろ。
ちなみに当摩さんは西脇千花さんのお知り合い。
デザイナー岡本一宣さんのHPの音楽は当摩さん作曲、西脇さんの演奏、です。

で、21日からはリコーダーの本村さんと明日のコンサートのリハをしています。
前日は、オペラをみたわけですが、そのスケール感とは180度違う音楽です。
本村さんの清らかな音色に接すると「まじめに生きていこう」という気になります。(笑)
今回は、茶道資料館でのコンサートということで、プログラムには「ルネサンス小品集〜千利休の時代の音楽」と題して、スザートやダウランド、バッサーノなどの作品を入れています。勉強することが山積みです。(笑)
(コンサートはすでに満席に達しております。ありがとうございます。)

それはそうと、21日、本村さんと、うちのまあまぁ近所の「西村鮮魚店」に行きました。
お昼は全くフツウの魚屋さんなのですが、夜は息子さんにバトンタッチで、カウンターのみ、魚中心の飲食店に早変わり。ちょうど現在発売中の『週刊新潮』の中の「とっておき私の京都」で東儀秀樹さんによって紹介されています。

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ここの店主と同級生、という常連さんとのふとした会話から、店主とその常連さん共に、私が同志社中学校に教育実習に行っていた時の生徒であることが判明しました。
「あっ、4本もって弾いてた弾いてた!」と盛り上がりました。中学生にとって、四本のバチをもってマリンバを弾く教育実習生は、かなりインパクトがあったらしい。
何を隠そう、私は、中学・高校の音楽教師の免許をもっております。似合いませんけど...
まあそんなわけで、西村鮮魚店もよろしくお願いします。(笑)

オークラで

昨日は、ピアノの西脇千花さんとの演奏。
今回は、合わせの練習なし。リハーサル+本番のみ、初めての曲2曲アリという状況でしたが、適度な緊張感で、よい感じで弾けたように思います。
貴重なピアニストです。
ゆっこちゃん、紹介してくれてありがとうね。
ぎりぎりの告知なのに、伊勢崎の境島小学校の校長先生が車を飛ばして来てくださいました。久しぶりにお目にかかれてうれしかったです!

ホテルオークラは、昭和な雰囲気で落ち着いたホテルでした。
水と、紅茶と、コーヒーなんですけどね、ホテルって感じ。
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ここで朝ご飯も食べて帰りたかった。
だって、楽屋、客室。
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夕食は、ちかちゃんも一緒に、平佐さんにごちそうになりました。
オークラの中華。
メニューを見る、真剣な平佐オフィスの松原さんと平佐さん。この一瞬だけじゃないんですよ。真剣だったのは(笑)
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でも、真剣に選んでいただいただけあって、どれも美味しかったです。

帰りは「作家さんごっこ」
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じゃなくて、ほんとにいろいろありすぎて、かなりぎりぎりです...
通崎睦美さんを3人ほどレンタルしたいです。
できれば、優秀な通崎睦美さんをお願いします...
明日は、朝から表紙の撮影です!
表紙で売り上げが変わると言われてもなぁー
こちらもレンタルでお願いしたい気分です...



告知遅すぎ、すみません。

明日のホテルオークラ東京でのコンサートはこんなチラシもありました!
スパークリングワインが無料でサービスされるそうです。
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来月はこんな催しもあります。
ブログは、工事と本の話題ばかりで、コンサート告知が後回しになってました。
告知が後回しなだけで、練習は大丈夫ですので、安心してお出かけください。(笑)
こちらは、リコーダーの本村睦幸さんをゲストにお送りします。

茶道資料館♪通崎睦美マリンバコンサート♪
2011年2月24日(木)
開場 18時.開演18時30分(約40分)
 
♪会  場  裏千家センター1階ホール
 
♪入場料 入館料のみ(一般500円・大学生400円・中高生300円 )
 
*小学生以下、茶道資料館友の会会員、茶道資料館メンバーシップ校は無料
 
♪申し込み方法 電話またはFaxで受け付けます
(要予約・先着100名様)
 
♪茶道資料館は美術館です。コンサート当日のみ開館時間を18時20分まで延長し、コンサート終演後も約30分開館いたします(呈茶は16時迄)。当日はコンサートと新春展「近代茶道の先駆者 玄々斎と又日庵」をご鑑賞ください。
 
申し込み先 茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
〒602-8688 京都市上京区堀川通寺之内上る 裏千家センター内
電話075−431−6474  Fax075−431−3060
 
[交 通]
JR京都駅より     市バス9系統    堀川寺ノ内下車後、徒歩2分
阪急大宮駅より     四条堀川から市バス9、12系統 堀川寺ノ内下車後、徒歩2分
京阪出町柳駅より   市バス201、203系統 堀川今出川下車後、
堀川通東側を北へ徒歩10分
地下鉄烏丸線より    鞍馬口下車 西へ徒歩15分
地下鉄東西線より    二条城前駅より市バス9、12系統 堀川寺ノ内下車後、徒歩2分


25日は、ホテルオークラ東京

千花ちゃんと、楽しみです。
お近くの方は是非。

リンナイが

黄瀬さんの手で、リンナイが素敵な「無印・良品」になりました。
注意書きは覚えておりますので、リンナイさんご安心ください。
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黄瀬さんには、私の自室の狭間にCDがおける間隔で棚板を設置してもらいました。367だけじゃなく、365もきれいにしないと。
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こんな狭いところだったので、大変でした。
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ところで、今日、びっくりしたこと。
私がカレンダーになってました...
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来年の3月18日、佐世保の「アルカスSASEBO」でリサイタルです。
長崎のみなさん、またお会いしましょう!

その前に、原稿をなんとかしましょう。
本の発売は2月28日(予定)です。


週末は

この週末。
杉本家住宅にて、京都女子高校と京都女子大学の学生さんへ着物に関する授業を担当。
朝起きて、そのまま着物に着替えて「出勤」するのは、違う職業の人になったようで、なんだか可笑しい。
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最初に、杉本家のお嬢さんによるお話しがありました。電気がないところでみる壁の陰影や、床のお軸の見方。また、障子一枚で仕切られる庭と座敷で感じる「気配」。受動的に見ること、見せられることではなく、能動的に見て感じ、慮ることの大切さ。このお宅での一見不便が生み出す、豊かな暮らしについてのお話しは大変興味深いものでした。「この家が建った時代は、電気が通っていませんでした。今日通崎さんがお持ちになっている着物は、大正、昭和になって電気が通ってからの色彩豊かな着物です」とご紹介下さいました。あ〜この言い回し、京都らしくって、しびれます。(笑)
こういう言い方は、やはり江戸時代から脈々と続いたお家に育たないと、できません。

367の方も、地道にこつこつ仕上がっています。
マリンバの鍵盤で出来た黄瀬さんのスイッチプレートも、コンセントプレートと共に、設置が完了しました。少しへこんでいるのは、この前(上)を引き戸が通るからです。これから隙間を着色して壁に馴染ませる作業を経て、この部分も完成です。
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お昼は、黄瀬さんを誘って近所の気軽なレストランで食事。
たまには、ね。
原稿のために、いろいろお話しをうかがいました。
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強風が吹くと、天井から謎の土が吹き込んでくることがわかったので、谷本さんに、家の隙間を埋めてもらいました。
養生中。
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夕方、西邑さんがやってる「手芸部」の展示会をのぞく。
「忙しいのに、何やってんねんなー」とつっこむ。(笑)
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価格の安さに、西邑さんの「人柄」が出ていた。(笑)

西邑さんには、ちょうど6月の仕事のために、新しいアレンジを頼んだところ。
この日は、ビートルズのメドレーをやることになっていて、どの曲が良いか、選ばないといけません。
367で、片付けをしながらCDを聴いていたけど、本来こういうのは、机に向かって鉛筆を持って、真剣に聴かないと選べません。いい曲とマリンバでやって効果的なものは違うので、いろいろを想像しつつ。
これから、全54曲を聴きます。


アゼリア推薦新人演奏会

アゼリア推薦新人演奏会の出演者オーディションが下記の通り開催されます。

2011年3月18日 声楽の部
23日 器楽の部
24日 ピアノの部

オーディションで選考され、演奏会に出演された中で最も優秀な奏者には、賞金50万円ですって。
私は、器楽の部の選考委員をします。
定員25名、ということは、25名の演奏を聴くというわけなので...
是非ともたくさんの優秀な方にご参加いただきたいです。
受付は1月6日より。



高槻の演奏会。

2日間の練習、そしてゲネプロ、本番。
演奏会の「格」みたいなことではなく「きちんと本番をやる」ということにおいて、もしかして、今年一番大変な演奏会だったかも、でした。
なんとかクリア、かな。

絢ちゃんが撮ってくれたゲネプロの写真。
なんだか、番長みたい。
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我が道を行くヴァイオリンの金関環さんとその女房役チェロの安野英之さんのコンビが印象的なラ・ストラーダ弦楽アンサンブルでした。

今回は、木琴とマリンバ、練習場所も違うところだったので、大移動。
絢ちゃん、またまたお疲れさまでした。


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tana_tsuke.jpgちょっと留守の間に、棚が取り付けられたりと、367は、すっかり倉庫っぽく仕上がってきました。
キッチンの棚にどれくらいはいるか、試しに引っ越しをしてみたり、いろいろ自分が動ける、動かないといけない、ことがでてきました。大変ですけれど、楽しいです。
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ところで、日曜、東寺のがらくた市。
倉庫って札あったけど...買いませんでした。(笑)
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お問い合せ 高槻現代劇場 072-671-9999
12月4日の演奏会が近づいてきました。
15年ほど前から「弾きたい!」と思っていたヴィヴァルディの協奏曲を初めて弾きます。弾きたい!と思ったとき楽譜を買ってぱらぱらと弾いていたのですが、弦楽合奏との仕事というのもなかなかなくて、目先のことに追われ、弾きたいと思いながらそのままになっていた曲です。
このところバロックに目覚め、改めて考えると、マリンバではなく木琴にぴったり。
この曲は通称「ピッコロ協奏曲」と呼ばれていますが、当時は現在の「ピッコロ」が存在していないので、おそらくオリジナルは「ソプラニーノ・リコーダーのための協奏曲」ではないかと、言われています。で、バロック、リコーダーとくれば、本村睦幸さん!
昨日、ちょうど「関西レッスン」を兼ねてうちに合わせに来てくださった本村さんに無理を言って、レッスンしていただきました。私にとっては、願ってもないタイミング。(笑)
バロック独特の語法のようなこと、そしてリコーダーで演奏した場合の特色など。とても勉強になりました。

本村さんは全てにおいて論理的なので、レッスンがおもしろい。今年スタートされた「関西レッスン」。来年も季節に一度くらいは、と計画されていますので、アマチュアの方もプロの方も、そしてリコーダー奏者に限らず他の楽器でバロック作品を演奏される方にも、お薦めです。

この日のお昼は合同現場メシ。
本村さんには、ご飯の後、谷本さんとまーくんに、リコーダーを見せていただきました。
木で作った楽器はやはり興味深いようでした。
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さて、4日のコンサートですが、レパートリーを渡して、演奏する曲は弦楽アンサンブル側に選んでいただいたので、自分自身の企画だと、たぶん組み合わせないだろうな、というプログラムとなっています。バイキングで友達に盛ってもらったものを食べる、って感覚でしょうか。(笑)
ヴィヴァルディ全楽章の他、ロサウロのマリンバコンチェルト第1楽章、野田さんアレンジのパガニーニ、西邑さんアレンジのピアソラ、山田耕筰にチャルダシュ、ラフマニノフのヴォカリーズもあります。
盛りだくさんのプログラム、がっつり、弾きます!
なかなか弾く(聴く)機会のない曲もありますので、是非ご来聴ください。
高槻現代劇場、14時開演です。お問い合せは072-671-9999(高槻現代劇場)

話、飛びすぎですが...
この日のまーくんは、引き手をつけてくれていました。
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谷本さんは、ほんとに狭いスペースなのですが、版築前を素敵な庭に仕上げてくださいました。
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また、ほんとに話が飛びますが、今日は、オペラの衣装の打ち合わせ。私はちょっとしたヘルプ!で入っただけなのですが、谷本さんはすでにすごい仕事量をこなしておられます。すっかり道義さんのお気に入り!
出来上がりつつある衣装の写真をお見せしたいところですが、本番までがまん。
それにしても、京響の練習場に谷本さんが来て、みんなに「衣装の谷本さんです」と紹介されるのを見るのは、なんだか、愉快!
いつから「衣装の谷本」になったの?(笑)
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公演詳細はこちら
オペラ「イリス」衣装デザイン谷本天志です。
成蹊大の研究生さん達も、ばっちり仕事をこなしてました。



ブラームス

25日の夜はアルティに「山本裕樹×西脇千花」の演奏会に行く。
普段は敬遠気味の、ブラームスのヴァイオリンソナタ3曲、を聴く。
裕樹くんと千花ちゃんなので、聴きに行く。(笑)
ソナタ3曲がっつり、はツライかなと思っていたけど、とても清らかで新鮮なブラームスでした。ブラームスも演奏も、楽しめました。
千花ちゃんのドレスもきれいでよかった。
思い返せば、昨年のこのコンビの演奏を聴いて、千花ちゃんに「私も是非!」と伴奏をお願いしたのでした。今年は3回の本番でお世話になりました。来年は早速1月、そして5月、10月、再来年3月とお願いする予定になっています。楽しみです。

チラシもプログラムも、谷本さん。
素敵でした。
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翌日は、久しぶりに京響の定期演奏会を聴きに行く。
お目当ては、吉松隆作曲、マリンバ協奏曲の初演。演奏は三村奈々恵さん。
マリンバ協奏曲が世に出るということ自体が貴重なことで、またオケの定期のソリストにマリンバ奏者が登場するということも稀なので、同業者としては、それだけで感慨深いものがありました。
この日のメインはブラームスの交響曲第2番。久しぶりに聴いて、はぁ、こんな曲だったのかと思う。
中学生の頃、ブラームスの交響曲が大好きだったけど、あれは、どこを好きだと思っていたのかなぁ。


天使突抜367 メテユンデの整理 

今日は、12月4日に弾く、ヴィヴァルディのコンチェルトを集中的に練習。

その合間に「メテユンデ」のゆかたの整理をする。
このブランドをプロデュースして8年になるので、保管しておくサンプルだけでもかなりの量になります。まぁ、そういうものを保管するための倉庫として367を手に入れたわけですが...(笑)
一階に棚を作ってゆかたを置くことになっているものの、保管する物の全体像がわかっているようなわかっていないような。なので、あらためて整理してみました。
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やはり、これらゆかただけで100枚ほどありました。
う〜ん。
帯や小物もあるので、大変です。
今は大きな段ボールに入れているのですが、大きい段ボール箱だと一人で持ち上げられないので、やはり15枚ずつくらい入る段ボールを準備した方がよさそうです。ということは、段ボールが7個ほど必要ということか。
近所に、段ボール箱を誂えてくれる箱屋さんがあるけれど、勝手に頼むと、他の個所とバランスが悪くなりそうなので、とにかく谷本さんの指示を待つことにします。
こんな感じで2階に待機。
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ブログを書いて、またヴィヴァルディに戻ります。

ところで、プリンターの電源が入りません。
壊れたみたい。
この忙しいときに。
勘弁してほしい。
応答せよ、CanonMP810。

今日のお昼は黄瀬さん一人でさみしく。
蕪の炊いたん。
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お皿が小さすぎて一緒にのりませんでした、生湯葉。
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炊き込みご飯。
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私はこれだけなのですが、よく考えるとメインディッシュがない、と気づき、近所のお店で焼きたて鯖を買ってきました。
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今日は、階段の蹴込みなど鉄部分が完成間近、になってきました。
下から三段目、一部木材がでているところは、測り間違えやりなおし、らしい。黄瀬さんにもそんな失敗があるとは、ほっとします。(笑)
それにしても、かっこいい階段になりました!
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スイッチ関係のプレートも出来ています。
ネジにもかなりのこだわりが。
今では売っていないネジをさらに加工したものです。

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私は、今日は初めての事をしました。
アコーディオンのレッスン。
えっ、アコーディオンも弾くの?ってそんなわけないでしょ。(笑)
アコーディオン奏者、御喜美江さんの愛弟子、松原智美ちゃんのレッスン。現在はドイツ在住の智美ちゃんですが、ちょうど大阪に帰省中ということで、14キロ!の楽器を背負ってうちまで来てくれました。
御喜さんは、常に他の楽器の奏者にレッスンを受けることを勧められるんだそうです。自分の弟子をかかえこみたがる先生も多い中で、それは素晴らしいなぁと思います。
それぞれの楽器には楽器特有の得手不得手があるので、それを熟知していると「楽器の都合」に合わせ、知らず知らずのうち、音楽的に妥協してしまっていることがあるのです。そこのところは、楽器の特性を知らない人の方が本質を指摘できる。
というわけで、大切なコンクールそしてドイツの大学の卒業試験に向けての演奏を聴かせていただきました。
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林光とベリオというかなり濃い内容の曲。思わず夢中になり、あっという間に3時間が経っていました。
若くて優秀な奏者との出会いは、こちらも刺激になります。御喜さん、ご指名ありがとうございました。


久々の給食

綾部市立東陵中学校での学校公演。
駅まで向かいに来てくださった教頭先生から「引っ越しおつかれさまです」と言われる。
ブログってそういうことだな、と思う。(笑)
先生のおすすめで、給食をいただく。
ハヤシライスとサラダ、チーズに牛乳。
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子どもの頃、給食が大嫌いで、毎日給食の時間が苦痛でした。何度、給食のおばさんのところに謝りに行ったことか。
今回は、謝りに行かず、ほぼ食べられました!
(牛乳はカバンの中にいれた・チーズは香織ちゃんにあげた・笑)
手入れの行き届いた木造の校舎、素敵な学校でした。
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翌日、場所を移動しての1日2公演はさすがに疲れましたが、ここでも歓迎してくださり、楽しい演奏会になりました。

香織ちゃんと裕子ちゃんもお疲れさまでした。
マリンバを積み込む図。
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綾部と福知山

今日は朝から、香織ちゃんと裕子ちゃんで、マリンバトリオの練習。
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来週3公演。
綾部市立東綾中学校
福知山市立有仁小学校
福知山市立天津小学校
に行きます。

よく大人からは「知っている曲を」を言われますが、小学一年生が知っている曲の数なんてほんのわずかなわけですから「今日」聴いて初めて知ってくれればいい、と思っています。
後日送っていただく感想文ではフツウに「バルトークがよかった」とか「バーバーが楽しかった」とか、凝りに凝った野田さんアレンジの「しゃぼん玉」を絶賛する子どもとか、結構いますから。
とはいえ、今回も、土肥さんアレンジの「イッツ・ア・スモールワールド」や西邑さんアレンジの「崖の上のポニョ」も弾きます!

今日は、時間に余裕があったので、お昼は近所のお店でランチ。
自家製パン
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そして前菜のサラダ
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これだけでもかなり満足でした。
もちろん、パスタも食べたけど。


長崎 その3

長崎でゆっくり、と滞在を1日延ばすも、大雨の予報。
でも、まだ雨が落ちていなかったので「オトナの修学旅行」大浦天主堂に行ってみる。
着いたら身動きできないほどの大雨が。
観光バスの観光客が2組、入ってはあわただしく出て行く。びしょぬれで気の毒。
そんな中、しばし大浦天主堂を独り占め。
中学校の「聖書」の時間に暗唱した主の祈りを思い出したりする。
といっても「Our father who art in heaven,hallowed be thy name」という最初のところと「Give us this day our daily bread」そして最後の「アーメン」くらい。(笑)
聖書の時間、主の祈りを英語で最初に暗唱できた人には、革張りの聖書が与えられるということだったんだけど、燃えなかったなー。ぎりぎりなんとか合格したのではなかったか。たしか、一番に暗唱したのはサカイマリコちゃんではなかったかな。どうしてるのかなー。
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この大浦天主堂、入り口のマリアさま後ろ姿が印象的でした。残念だったのは、スピーカーから自動的に流される説明の音声。戦災にあった後、修復された個所。いずれも寂しいものでした。

過激な雨が上がらず移動できないので、となりのキリシタン資料室に行き時間をつぶす。
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すっかりキリシタン迫害の歴史等に詳しくなりました。
16ー7世紀、ヨーロッパ文化が入ってきた頃若い武士の間で流行したという十字架をあしらった刀の鍔や、マリアさまの観音さん?!など、地味な展示ながら、よく見ると面白かった。
キリスト教関係の書籍を扱う売店の女性と仲良くなり「どうぞ、思う存分立ち読みしてください」と言ってもらったので『遠藤周作と歩く長崎巡礼』など、遠慮なく、読破。
ずっと立ち読みも申し訳ないので、隣のグラバー園のカフェで本でも読んで時間をつぶそうかと、曾野綾子の自選短編集を購入。小雨を見計らって移動。
そしたら、見事に雨があがりました!!!!
普段そんなに良い行いはしていないけれど、とちょっと照れくさく思う。
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実は、このあたり高校の修学旅行で来ていました。クラスメイトだった平林さんはバスガイドの名前や泊まったホテルまで覚えているのですが、私は全く覚えていないので新鮮に楽しめました(笑)

その後雨は降ったりやんだり。でもなんとなくうまくいったので、黄檗宗の唐寺なども見てみたく「寺町」界隈に行く。
京都の黄檗の万福寺からすると、随分かわいらしいけれど、そこがまた大らか過ぎずよい雰囲気。端正に整っているなぁ、などとえらそうなことを思う。しかし、元を正せば黄檗宗の開祖は中国から長崎に渡来しその後京都で万福寺を開山したわけなので、こちらの方が歴史があるということでした。失礼しました、という感じ。
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お寺に行っても細かい細工が気になるワタシでした。
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とまぁ、いろいろあるのですが、これ以上書くと呆れられそうなので、このへんで終了。
ワタシが歩いた長崎の街は、本屋さんが少なく、お花屋さんが多い、という印象でした。

長崎、また行きたいです。

おわり。



長崎 その2

朝からめずらしく、ホテルのバイキングをがっつり食べる。
だって、あじの干物とか、めちゃくちゃ美味しい。

で、元気に、朝からリハーサル。
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主催者側で本番どうしても聴けない、というみなさんがリハーサル見学、ということで客席におられ、なんだか一所懸命弾いてしまう。
そういう習性...。

昼食用意しますとおっしゃるのを、適当に食べますので、とお断りし、会場のビル地下の「このあたりで一番新鮮」という市場にいって食べ物を仕入れる。こういうことには、かなりこだわる。(笑)

ビルの入り口にたっている看板がよかった。(笑)
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美味しそうだけど、さすがにイカは諦める。
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ちぎり天。
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とれたて魚のすり身のレンコンはさみ揚げ。
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お寿司など。
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楽しく買って、楽屋で食べる。

本番。
実は前日「保育園児が40名ほど来ます」と聞き、えっ!と絶句した。
それならそれなりのプログラムがあるわけで...
ちゃんと聴いてくれるかなと心配でしたが、全く問題なし。
長崎のこどもがイイ子ばっかりなのか、「つばさ保育園」の教育がとりわけ素晴らしいのか?!
途中でうれしくなって、予定になかった子ども達のための「体験コーナー」を入れることにしました。

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突然赤ちゃんが這い上がろうとして、お母さんが引きづりおろすのに、必死だったので、舞台に上げて弾かせてあげた。
赤ちゃんも客席もゴキゲンになりました。(笑)
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一言で言えば「むずかしい曲」もあったと思うのですが、終わった後、保育園児のみんなにも「また聴きたいー」と言ってもらってうれしかったです。
長崎音楽教育の会のみなさん、ありがとうございました。
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終演後、絢ちゃんも平林さんも帰ってしまい一人。
食事に誘ってもらったけれど、とりあえずホテルに帰って何がしたいか考える。

お昼が軽かったので、ホテルの近くの中華料理店「康楽」で、鶏ガラスープのさっぱり系ちゃんぽんを食べる。
さっぱりといっても、結構ボリュームがありました。
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で、一息ついて、8時までやっている長崎県美術館へ。
企画展は、日本画「松尾敏夫展」。
うち(の家業)で縫製している松尾敏夫の風呂敷がミュージアムショップで売っていました。(笑)
それは、スルーして、東松照明の写真や、スペインの近・現代絵画が中心に展示されている常設展へ。
その後、屋上庭園へ行く。
途中、建物に「これでいいのかな」という部分があった。「これは施工の問題か、隈研吾の設計の問題か」と考えてしまう、最近のワタシです。
しかし、そんなことはどーでもよいくらい、出島の夜景がきれいでした。
それにしても、こんな気持ちのいい場所に、誰もいない!週末なのに!!
長崎の人はこういうところでデートしないのかなー
出島の夜景を独り占め。
風がとても心地よく、守衛のおじさんに「閉めます」と言われるまでぼーっとして過ごしました。贅沢な時間でした。
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で、また歩いて街へ。
こういうの、太るよなーと思いながら、一人で打ち上げ!をしました。
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つづく。

いろいろと。

急に寒くなりました。
昨日は、長崎で見つけてマリンバと一緒に積んで帰ってもらった、美味しそうな具材でおでんを作りました。
現場に誰もはいっていなかったので、まーくんに連絡したら、夕飯前に、小鍋を持ってもらいに来てくれました。
はい、配給(笑)
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片手に鍋を持って自転車片手運転で帰っていきました。
大丈夫だったかな。

天使突抜の方は、現場以外での作業が進んでいますが、またそろそろ...というところ。
月曜は、谷本さんと照明計画のための下調べ。
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電気の傘は買うだけでなく、取り付け、接続のこと等、かっこよくしようと思うと、何かとむずかしい問題が山積み。
アンティークショップ「Pro Antiques COM」でいろいろと教えていただきました。
あらためて古い物を利用するのはむずかしい、ということがよくわかりました。

話題はとびますが...
23日毎日新聞朝刊で、現在京都市美術館で開催中の展覧会「京都日本画の誕生〜巨匠たちの挑戦」について、通崎睦美さんが魅力を語っています。(笑)
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大きな紙面なので、
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テキスト部分だけPDFにしました。
「音楽家が日本画を語って大丈夫でしょうか」と思いましたが、大丈夫かどうかは依頼される側がお決めになること、ということだったので、遠慮なく語らせていただきました。(笑)

今日の午後は、武庫川女子大資料館で行われる展覧会オープニングセレモニー。シンポジウムのパネリスト。テーマは「きものと生活文化」ということで、行ってきます。

あっ、もひとつそれから。
平佐さんから「良い話と悪い話」という件名でメールあり。
悪い話は、突然主催者の都合で10月31日の仕事がキャンセルになりました。
唖然、です。
ご予定してくださっていた方申し訳ありません。
良い話は、来年10月13日京都府民ホールアルティでのリサイタル決定。
別途、再来年1月のブッキング。
ほんとにいろいろあります.....

長崎 その1

長崎に行ってきました。
みなさんにご心配いただいていた楽器運搬の絢ちゃん。
前夜に楽器積み込み。第1日目、高速道路夜間割引を利用するため、朝4時前に家を出て長崎に午後2時頃着。
その後はしっかり観光などして、翌日朝8時半には会場入り、さわやかに通常のアシスタント業務をこなす。
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コンサート終了後は即車に乗って京都へ向かい、午前4時頃京都着。その後楽器返却。
と、無事しっかりとシゴトをこなしてくれました。
決して「経費節約のため過酷な労働を強いた」というわけではなく、これが自分としては一番諸々の段取りがよい、ということだったので(笑)
ほんとに、お疲れさまでした。
そうそう、長崎で「満永行き」のバスとすれ違いました。
満永という地名があるんですね。

で、私は。
平林さんと飛行機で長崎へ。
機内では普段ほとんど聴かないiPod。今、聴いていて一番ご機嫌!な音楽は、めずらしく同業者(笑)吉田ミカさんのCD「Mikarimba」。
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ミカさんの真摯な情熱がひしひしと伝わってきて、聴いていると元気になります。
スティーヴ・ガッド(ドラムス)をはじめとする共演陣のプレイも、アレンジも、選曲も。暖かな手触りがあるのにしっかりとした「商品」として成り立っている、という希有な「作品」です。

と、いうCDを聴いている間に長崎着。
空港までは主催者の方が迎えに来てくださっていて、そのまま夜の町へ!
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ん?着物姿。
長崎音楽教育の会の山口さん。楽器柄の着物姿で熱烈歓迎してくださいました。

「銀鍋」というお店でみなさんと一緒にお食事をいただく。
新鮮なお刺身
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鯨など。
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長崎なら魚はどこでも美味しい、というのは少々乱暴で、やはりきちんと選ばれきちんと調理されたものを美味しいというのだろうな、と感じる。魚はもとより、付け合わせの栗や、ご飯とでてきたおつけものなど、脇役も気が利いた感じでした。林光さんも絶賛、らしい。(笑)

主催「長崎音楽教育の会」の方は、以前私が林光さんの伴奏で弾いた演奏を聴いて、今回のコンサートを企画してくださいました。演奏後その場で「長崎に来てください!」と情熱的にプロポーズされ、この日に至ったわけです。
実際に聴いてくださり「もう一度聴きたい」と言ってくださるのは、本当にうれしいことです。
そんなわけで、楽しみに出かけました。

楽しいみなさんとのお食事の後、平林さんとコーヒーでも飲んで帰ろうかと少しぶらぶら歩く。

長崎の思案橋で「スナック京都」を見つけました。
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「睦美ビル」もありました。
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つづく。

通崎睦美マリンバコンサート

マリンバ 通崎睦美  ピアノ 平林知子

長崎へ。

今日は、19時から平林さんとリハーサル。
その後楽器を積み込み、ただいま完了。
絢ちゃんは、明朝4時に家を出て、高速で長崎へ向かってくれます。
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コンサートは23日。絢ちゃんは、朝8時半にホールに入って楽器を組み立て、本番中はピアニストの譜めくりなど...。演奏会が終わったら、楽器を片付け車に積み込んでそのまま京都へ、です。ほんとに大活躍です。ありがとうね。

平林さんも忙しく、コンサート後すぐ帰る、というのですが、私は一人でのんびり、もう一泊してきます。
ほんとにのんびりしていてよいのか、は聞かないでください...

来年5月

来年5月18日、大阪新音主催、フェニックスホール(大阪)でのリサイタル。
プログラムは年明けで充分かと思っていたら、急ぎだった...
木琴で、と思ったけれど、すでにマリンバで広報がでているとのことで、マリンバで考える。
ピアノ伴奏ではなく、マリンバのみ。
一晩で「ソロ・デュオ・トリオ」を聴いていただくことにしました。

昨日のマリンバ×朗読の会。
演奏後のトーク。
質問コーナーなどあり、和やかな雰囲気。
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この後、朗読の豊島さんはご予定があるということだったので、その場でさくっと解散。

「今井」で、お鮨を食べる。
なごむ。
最後の楽しみ、太巻き!
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panoramaを聴く〜橋をわたって

マリンバ 通崎睦美
朗読 豊島由香

天使突抜367 電気の傘とか、いろいろ

昨日、自転車で出かけた時、一度しかはいったことのない骨董屋に吸い寄せられ、中を見ると、探していた雰囲気のガラス製電気の傘が。
思っていた数分の一のお値段だったので、迷わず購入!
たぶん、アメリカの古いもの。
かつくんにも、谷本さんにも合格点をもらいました。
よかったー。
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一部ダウンライトの個所もありますが、あと気に入った、場所にあった、電気の傘を8つ!手に入れなければならず、大変ですが、こういうのはとても楽しみです!

今朝は、このところ続いている瓦の作業。
やはりもう少し古い色の瓦の方がいいかと...
そう思って歩いていると、屋根を葺き替えておられるお家があり、屋根やさんに声をかける。
かつくんも呼んで、上に上がらせてもらいよい感じの物を見つける。
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「捨てる物だから、よかったら持って行って」と言ってもらったのですが、古くてめずらしいものは、うちには大きすぎたり、
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さりげなく良い感じのは、数が足りなかったり...
残念でした。
でも、とても感じのいいお兄さん達が親切にしてくださり、嬉しかったです。(笑)

今日の作業。
うちは、黒い!
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ので、こういう樋は取り外して、黒い樋をつけ直しています。
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あと、玄関の天井を西岡さんにいただいたアドヴァイスを取り入れ、和紙や左官ではなく杉板をはる。
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4軒長屋なので、おとなりとの境がいろいろとむずかしい。お隣さんがとりつけられていた「猫よけ」をとりはずさせてもらって、かっこいい「猫よけ」をつけるべく、谷本さん、採寸。
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で、10時半には、来週末長崎でのコンサートの合わせに平林さんが来てくれる。
「現場の方にも」と岐阜の梨「新高」をいただく。
えっ、大きい!
みかんと比べてみましょう。
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ほんとは、平林さんにも「現場メシ」をと思っていたのですが、余裕なく、お菓子でしのいで、時間ぎりぎりまで練習。
こんな時に限って、お菓子のストック、少...。
でも、コレ平林さんが気に入ってくれた(笑)
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これから、明日、マリンバ×朗読の会のリハーサル。
今、玄米ご飯の火の番をしながらブログを更新。

岡フィル美作公演

実は、オーケストラとのバス移動、今回の岡フィルとが初めてでした。
いつもはクールなヴィオラの杉山さんによる「点呼」は、遠足気分。
気分が盛り上がりました。(笑)
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総社での公演後、バスで一度岡山に戻った後、単独で美作入り。
翌日は、美作第一小学校での公演。この小学校は「湯郷温泉」の地域にあるので、温泉に宿泊。露天風呂で和んで、翌日にそなえる。(笑)

朝早く起きて、山沿いの遊歩道を散歩。
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のつもりが、どんどん山を登っていき、
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気持ちいいので、またどんどん行くと、木がうっそうとしてきて、
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誰ともすれ違わないので、さすがに一人では危ないような気がしてきて、途中で断念しました。
緑いっぱいで、リフレッシュ。
緑はないけど、この木の風情も気に入りました。

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この日は、学校の講堂での演奏。
楽屋は図書室、でした。
オケの事務局のみなさん、ステマネさん達は講堂の片隅でお弁当を。こういうシーンがなんだか楽しそう、というのは演奏する方にとっても、気分がいいなぁと思います。
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図書室には、児童がそれぞれ推薦する図書のコーナーがあり、いろんな新刊もならんでいました。
気になったのは、宿野さんの推薦。
『ラブ♡偏差値 もしかして初恋?!』
「昭和時代」の小学校の図書館にはなかったなあ。
推薦文によると、主人公の春野れんげが、中学受験を決意しある塾に入会します。その塾には秘密の模擬テストがあり、恋のレポートを提出すれば「ラブ♡偏差値」がでてくるという物語だそうです。
他には、お笑い本なんかもあったりして、時代を感じました。

あと、新刊のところに、こんな渋い本もありました。
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『建具職人の千太郎』。
今、うちの長屋の建具を作ってくれているまーくんに借りて帰ろうかと思いましたが、返しに行くのが大変なので、やめました。(笑)

肝心の本番は...この後ろ姿を見ると、みんなしっかり聴いてくれたように思います!
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恒例のマリンバ体験コーナーも楽しかったです。

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というわけで、今シーズン、岡フィルとの共演計6回の本番が無事終了しました。
オーケストラのみなさん、事務局のみなさん、ありがとうございました!



金木犀

昨日は、午後から練習。
一人で後楽園を散歩したり、午前中はのんびり。
金木犀の香りに季節を感じました。
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岡山のこのあたりは、京都とはひと味違う、ちょっとした古い建物がたくさん残っているような気がします。本格的なものもあるけれど、なんでもない、こういう瓦と窓の配置も、かわいい。
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夜は里香ちゃん先輩他打楽器メンバーにヴィオラのとしちゃん先輩と韓国料理で盛り上がる。
その後は、雰囲気一転、paganiniという名のbarへ。
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今からオーケストラのみなさんとバスで総社に移動です。

岡山フィルハーモニック管弦楽団 中井章徳指揮 
マリンバ・ソロ 通崎睦美

お問い合せ 岡山シンフォニーホールチケットセンター 086-234-2010

panoramaを聴く〜橋をわたって

10月17日の公演、定員に達しました。
お知らせまで!


岡山フィル 親子deクラシック

昨日から岡山に来ています。
昨日は、リハーサルの時平佐さんが現れて「倉敷にいこう」と。
倉敷の大原美術館で同じヒラサオフィス所属のチェリスト、ヨハネス・モーザーさんのリサイタルがあるとのことで、リハ終了後、電車で15分ほど、倉敷まで出かけました。
モーザーさんは「チェロの貴公子!」です。
ベートーヴェン、ブリテン、バッハ、ブラームスと硬派なプログラムを大熱演でした。

それはそうと、大原美術館といえば。
最近見つけた小学校低学年の頃の日記に、家族で大原美術館に行った時のこと、「フーシャ」の絵の技法が印象に残ったという内容が書いてあり「それって何?」と思っていたのでした。
今回その疑問が解けました!
ポール・シニャックの「オーヴェルシーの運河」のことです。きっと。
結構、感激、でした。
このブログも含め、日記って面白い、と思いました。

今日は、11時からの本番なので、9時にホールへ。
早起きしました。
0歳児から入れるコンサートということで、ホールのディスプレイもかわいい!
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リハーサルの後、お弁当が出たけどちょっと食べたいものと違うかなーとふらっと町にでる。
なんとなくよさげな雰囲気の店
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を見つけ近づこうとすると、後ろかチェロのお兄さんに「そこ、おいしいですよ」と声をかけられ、入る。
ベンガル地方の家庭料理を基に、良質なスパイスを使用し、小麦粉、化学調味料、ラードを使用していないカレー。
ベジタリアンメニューです。
野菜の茹で具合、歯ごたえも絶妙。
丁寧に作られた「美味しい味」でした。
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本番前には、芸大打楽器、3年後輩の旧姓北條さんが、赤ちゃんを連れて、楽屋訪ねてきてくれました。岡山に住んでいるとも知らなかったので、ほんとにびっくり。うれしかった!
孔悌くんというんだって。立派な、いい名前だねー。
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本番では、子ども達にもマリンバを体験してもらいました。
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今日のチャールダシュはハープも入ってゴージャス。
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岡山フィルとは、指揮者がかわって、明日練習、そして総社、美作、と移動してのコンサートです。
またチャールダシュ、弾きます。
指揮者の中井章徳さんとも息が合い、なんだか今日は気分良く豪快に弾き終えたみたい。(笑)
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あっ、今日の他の出演者を紹介します。
岡山のキャラクター。
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司会と歌の四宮貴久さん。今月出演されるミュージカル「王様と私」の衣装で。
「王様とワタシ」。
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TOKYO KIMONO CONCERT通崎睦美木琴コンサート

10月31日は、TOKYO KIMONO WEEK 2010の関連イベントで、東京日本橋の6ツ星ホテル、マンダリンオリエンタル東京にてコンサートです。
17時からスタートで前半は、マンダリンのシェフ五十嵐宏さんのデザートブッフェ。後半がコンサートとなっています。ピアノは松園洋二さん。
着物好きの方は是非お着物姿で、着物姿でない方もご参加いただけます。

この間、平岡養一のファンという方から「是非とも平岡さんがよく弾いておられた「子象の行進」を弾いてください!」と言われたので、そういうレパートリーもあったか...と平岡さんの蔵書の中を探してみると、ありました!
マンシーニ作曲、和田則彦編曲の譜面だったのですが、和田則彦って、林光と同期の作曲家ではなかったか。
今回、弾いてみようと思います。

この日は着物の展示もあります!

スイーツ好きの方、着物好きの方、もちろん木琴ファンの方、是非お出かけ下さい。
詳細はこちら。
昨日は、夜11時半近くまで10月17日のパフォーマンスの件で、打ち合わせ。
前回の打ち合わせで、朗読のテキストは豊島さんからの提案の一つ、長田弘『記憶のつくり方』(晶文社)に決めていました。
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この本は、第一回桑原武夫学芸賞受賞作品、と書いてあります。ブックデザインは平野甲賀。平野甲賀っぽいような、ぽくないような...(笑)

それはさておき、昨日は、具体的な作品と音楽のからみについて私の方から提案を。
あえて、色気がないタイプの文体のコレをえらんだのですが、音楽で色気を差すか否か...
いろいろ考えて落としどころを見つけました。
演奏する曲は以下の通り。

J.ファン・エイク ダフネが美しい娘だった時〜「笛の楽園」より
T.B.ピットフィールド イントロダクション〜「シロフォン・ソナタ」より
J.S.バッハ アルマンド〜「無伴奏チェロ組曲第一番」より
高橋悠治 橋をわたって

本日から詳細情報解禁とのこと。
京都芸術センターのお茶室仕様の和室でのパフォーマンスなので、定員30名!なんと無料、です。40分ほどのパフォーマンスです。いい時間にしたいです。
ご興味のある方は、ご予約お急ぎ下さい。
予約方法など、詳細はこちら。
展覧会についてはこちら


サントリーホールでのコンサートは無事に終わりました。
サントリーホールのスタッフの方は、当たり前ですが、やはり「プロ中のプロ」で、全てがスムースでした。ちょっとした照明の遊びもこちらの意図をくんで、よい感じで作ってくださりうれしかった。千花ちゃんのピアノも、また、ごきげんでした。
CD販売もHMV持ち込み分が完売していて、感激でした。
平岡養一の木琴を弾くようになって5年。最近、ようやく自分が「木琴奏者」になってきたように思います。 

京都に戻ると、天使突抜367には、建具が入っていました。
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家らしくなってきました!
まーくんが、鍵をとりつけてくれてました。
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これまで開口部は青いビニールシートだったのですが、窓がつき、やさしい光が差し込んできて、うれしい。

この二日、朝から晩まで原稿を書いていたので、頭がぼぉっとしています...

今日は、谷本さん一人で、屋根の掃除と外壁の塗装。
おつかれさまです!
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お昼ご飯には「鮭チャーハン、とろとろ卵のせ」を作りました。
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夜8時から、豊島さんと芸術センターの清澤さんと10月17日公演の打ち合わせ。
うまくすすみそうです。






お問い合せ 03-3584-9999 サントリーホールチケットセンター

明日のコンサート

今日は、サントリーホールでリハーサルです。
前日に楽器を入れると、楽器もその場の空気に馴染んでくれるので、いいコンディションで演奏することが出来ます。
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サントリーホールの会報誌「ミューズ」。
なんだかうれしそうな顔をして話しています。(笑)
明日も、こんな感じ、かな。
関東方面の方、お昼お時間あれば、是非、お越し下さい!



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今日は、黒いタイルで作ったキッチンの一部が設置されました。
作ったのは大工さんではありません、谷本さんです!谷本さんができないことってあるのでしょうか。あっ、そういえば、小学校の時カスタネットができなくて、残されたらしい。(笑)

今日は、朝から始めて昼頃で終わる、と聞いていたのですが、少しお昼を過ぎそうだったので、お昼ご飯を作って食べてもらいました。
だって、今日からかなり涼しくなったので、ほんとに「現場で現場メシ」が食べられる!
それが、新鮮で、うれしかった。(笑)
谷本さん、無理矢理食べさせてすみません。
現場に運んだのは、ザ・現場メシ「焼きうどん」です。
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私は、17日のための練習をして、夕方からは、せっせと木琴の梱包をしました。16日にサントリーホールでリハーサルがあるので、余裕を見てその前日に着けるには、今日発送しなければなりません。練習の方は、予備の楽器があるので、大丈夫!
梱包も随分手早くなりました。
ケースにつめてそして、ケースも貴重品なので、エアキャップで包むのですが、このエア・キャップ。最初は、何も考えず安いのを買っていたのですが、高い値段のを買うと、丈夫で長持ち!何回も繰り返して使えるので、いちいち変型ケースにあわせ、サイズを考えて切らなくてもよく、便利です。あと、テープは養生用のものを使う。はがしても跡がつかないから、行きも帰りもエアキャップがきれいなまま使えるのはいうまでもなく、何往復かしても、もちそう。でも、宅急便のシールがいろいろになるので、迷子にならないよう気をつけないといけません。
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今日も、クロネコヤマトは気のいいお兄さん「鈴木さん」が引き取りに来てくれたので、演奏もうまくいきそうです!(笑)


サントリーホール公演

17日、サントリーホール・ブルーローズでの公演、木琴のコンサートが近づいてきました。
コンサートの内容は、こちらに詳しく掲載されています。

今回は、プログラム・ノートの原稿も書きましたが、サントリーホールの担当の方がしっかり校閲してくださり、助かりました。

コンサートでは、合わせて15分ほどのトークをと言われています。平岡養一については、もうステージで何十回も話してきたので、特に整理しなくても大丈夫なのですが、話しているうちに自分の解釈になってきてしまうので、今一度資料を読み直して「事実確認」しておこうと思います。例えば、戦時中空襲の中楽器を持って逃げまどった話など、事実は「防空壕に木琴を隠して、荷物をリアカーに載せて逃げた」のですが、自分の頭の中に勝手なイメージができあがっているため、いつの間にか「木琴をリアカーに載せて逃げまどった」とかビミョウに違うことを言ってしまいそうなのです。
雰囲気が伝わればいいようなものですが、やはり自分の口から一度に大勢の人に「歴史」を伝えるわけなので、責任を持って、と思います。

ところで、昨日京都芸大の後輩から20年ぶり?!に連絡有り。朝日新聞をみてコンサートを知り、検索してこのサイトを見つけてくれたとのこと。
現在、なんと音楽家からエステティシャン&ビューティーアドヴァイザーに転身したのだとか。昔からおしゃれできれいな子だったからうなずけなくもないけど、フルートも上手かったから驚き。聴きに来てくれるそうで、久しぶりに会えるのが楽しみです。

天使突抜6丁目?!

「天使突抜6丁目」という映画が公開されます。
「天使突抜」つながりで、私のCDを聴いてくださり、偶然「届くことのない12通の手紙」からの2曲がイメージにぴったりだとかで、この映画の中で使われています。
昨年の製作会社の方が挨拶に来てくださった時「どのように使っていただいても結構です」とお伝えしておいたので、途中で一切チェックはしていません。どういう風に解釈され使用されているのでしょうか。どうであれ、映画館のスピーカーで聴く自分の音は新鮮だろうな、と思います。

panorama

9月18日から10月24日、京都芸術センターで開催される展覧会「panorama」。
この会期中にパフォーマンスを頼まれたのですが、どうも何をやればよいのか、ひらめかない。
迷いながら引き受けてもあまり良い結果にはならないので断わろうかなと思いつつ、展覧会担当、清澤さんの丁寧さと熱心さに、「断るのは簡単だけど...」と思って、もう少し詳しく話を聞くことにする。先日、ウチまで来てくださり、よく聞くと、パフォーマンスは2日間の予定で、一日は豊島由香さんの朗読の会が決まっているとのこと。
ちょっと待てよ、この名前、聞いたことがある...
以前、関西テレビの番組審議委員をしていた時、ドキュメンタリー番組が審議課題になり、番組の内容はまぁまぁだったけれど、その番組のナレーション、「語り」がとてもよく、女優さんなのか、アナウンサーなのか、と名前を検索した、その豊島由香さんだったのでした!

それならば、朗読とマリンバコンサートを分けてやるのではなく、朗読+マリンバにしてしまえないかと提案しました。何か新しいことができそう、とひらめいたので。ほとんど断りモードで聞いていた話が(笑)急に盛り上がりました。
ご縁ですね!

で、豊島さんがいま取り組んでおられるという小川洋子の短編を2つ、読んでみたのですが、う〜ん...
とにかく、お目にかかってお話しすることになりました。
それが、今日。
右が、芸術センターの清澤さん。左が豊島さん。
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豊島さんのご自宅が徒歩圏内というのも、偶然!
番組の語りで受けた印象のまま、ノリだけで片付けることなく、物事に正面から向き合うタイプの方に思えました。
実際聴いていただいたマリンバの音色も気に入っていただけたようで、よかったです。いろいろアイディアも出てきたので、2回目の打ち合わせに向けて、もう少し練ってみる。

本番は、10月17日、18時の予定。
小規模なスペースなので、予約制になるのでしょうか...

秋のこと、冬のこと、来年の春のこと...
いろいろ始まっているけど、まだ猛暑日が続いています。あつい。


がんばれ、阪神タイガース?!

今日は、武庫川女子大の横川公子先生が秋に大学の資料館で開催される展覧会の打ち合わせに来られました。
「生活文化の玉手箱 シリーズ1 きものの文字模様に託された世界」ということで、うちにある着物や帯を少し貸し出すことになっています。
今回、うちの目玉は、コレです。(笑)
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1935は私の使っている木琴が作られた年代で、CDのタイトルでもありますが、実は、阪神タイガースが設立された年でもあります!
これは、たぶん、阪神タイガース(当時は大阪タイガース)の設立を記念して作られた帯だと思います。
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基本的に、着られないもの、着たくないものは買わない主義のコレクターですが、これはめずらしく勢いで買ってしまいました。特に、阪神ファンというわけではないのですが...「1935」に縁があったのかな。
あと、文字がテーマなので、それに関連して本の模様の半襟とか。
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シンポジウムには、パネリストとして参加することになっているのですが、そういえば、最近着物のこと考えていなかったなぁ、という感じ。もう少し涼しくなってから考えよう!

夕方には、初めてのレッスンの方が来られました。
音大卒で、しっかりとした目標を持っておられるので、レッスンするのも楽しいです。
熊本出身で、子どもの頃、吉田ミカさんに習っておられたとか。
ミカさんは現在ニューヨーク在住のマリンバ奏者で、ちょうど今日本ツアー中。
通崎好み製作所のパソコン袋も愛用してくださっています。
なんだか、いろいろつながってるなー


コンサート終了、現場の漆×和紙

コンサートはこんな笑顔で終わりました。
平林さん、お世話になったみなさん、ありがとうございました。
終演後、楽屋前で。
左から、林光さん、ワタシ、平林さん。
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今回は衣装を新調。
谷本さんの絵の「アマリリス」の衣装が弾きやすく、最近それを着ていると、結構うまくいくことが多いので、そればっかり着ていて、いくらなんでもこの日も「アマリリス」じゃ、まずい...と突然思い立ち、新しい衣装を作ったのでした。

ぎりぎりでなければ通崎好み製作所ではない、というくらい、いつもぎりぎりで。(笑)
今回の服も、前日の朝10時に田中さんが届けてくださり、試着してみたのですが、少し気になるところが。田中さんも同様に気になったようなので、やり直して夕方に、また届けてくださいました。
しかし、それを練習が終わった後、夜に試着してみると、またビミョウに気になるところが。
田中さんは聴きに来てくださる予定だったので「6時に糸と針を持って、アルティの楽屋に来てください」とお願いし、楽屋でこの通り。
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襟の後ろは立たせたまま、襟元の白い部分の幅を3分の2くらいに縮めてもらいました。間に合った!
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本番は「アマリリス」でなくても大丈夫でした。(笑)
聴きに来てくれた、かつくんが「めちゃ、かっこよかったっす!」と新鮮な文体のメールをくれた。まぁ、いつもは現場の飯炊き係だしねー。(笑)
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コンサートの後は、主催の京都音楽教育の会のみなさんと会場内のカフェで打ち上げ。ここのカフェは、いつからか、とてもよくなりました。本番前もここの手作りパンを食べたけれど、美味しかった。お弁当なんかも美味しそうでした。

で、その後、時々なぜか、ワタシの「とーさんとかーさん」になるこのお二人と、久しぶりに吉田屋料理店へ。
「な、かーさん」「ね、とーさん」と、楽しそうなので、まあいいか、と「とーさんとかーさん」にしておく。
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夜中に家に帰ったら、川合さんから明日現場を見て欲しいとのメールが入っていて、翌朝は早起きして、漆×和紙のチェック。
かぶれ防止に長袖シャツ、顔にもタオルを巻いて現場へ。
玄関のところ。
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階段のところ。
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めちゃ、かっこいいっす!


マリンバ:通崎睦美 ピアノ 平林知子

お問い合せ
京都音楽教育の会075-541-5524(工藤)
明日は、コンサートです。
26日朝日新聞夕刊(関西版)に載せていただきました。
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「幕の内弁当って?」(笑)
林光・野田雅巳・港大尋。3人個性は違うけど、中華料理を食べた後にイタリアンを食べさせられるような気持ち悪さはなく、いろいろあるにしても一つにおさまっていて「聴き心地」はよいはず。それって「幕の内弁当的」というようなハナシをしましたっけ。

27日毎日新聞朝刊(京都版)にも掲載していただきました。
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記者の澤木さん、このブログをみてくださったらしく「お盆の掛け物、石川晴彦さんですか?」って。
さすがに、ご覧になるところが違いますね。
私は、子どもの頃から「この観音さんが観音さん」と思って見ていたので、高校生くらいになって初めて村上華岳の観音を見た時「えっ?おおげさ?!」と思いました。(笑)
華岳の方が、妖艶と言われていてもちろん評価が高く、価格もゼロが一つ違うくらいなんですが...
こんな時、親のセンスの影響を感じます。

と、ハナシがそれましたが、明日の隠れ見所。
二部の最初に野田さんのバラフォン(アフリカの木琴)のための作品を弾きます。
1996年の作品、久しぶりに弾く。
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その時に使う「座奏用譜面台」は、まーくんの製作です。
とてもきれいな形なので、ひそかに注目してください!

今日の天使突抜367では、順調に漆×和紙の製作が進んでいるもようです。
が、漆にかぶれるといけないので近寄れず、写真はありません。
暑い中、かなり危険な作業。
ご心配のメールなど、ありがとうございます。現場に川合さんとまーくんを残して、みんな避難態勢ですので、川合さんとまーくん以外は無事です!みんなで川合さんとまーくんの無事を祈っていただければ幸いです。う〜ん、でも、すでに一部、無事じゃないみたいです.......

今日は午後から、平林さんと作曲の野田さんも来てくれてリハーサル。
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だったので。
今日のお昼ご飯のメインは、近所のお店で12時に揚げておいてね、と頼んでおいた、ミンチカツとカレーコロッケ。
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サラダがわりに酢の物、お好きなだけどうぞ。
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オクラ、お好きなだけ、適当にお醤油かけて、どうぞ。
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あと、お豆腐とお味噌汁。
手抜きのはずが、結局なにか作ってしまうワタシでした。
デザートは、梨。
5月半ばから始めた工事も、こんな季節になりました。
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今日は、川合さんと黄瀬さん、そしてまーくんでした。
まーくん、8時頃まで残業。
11時間労働。ほんとにお疲れさまです。
明日は、漆作業に入る前の大掃除の予定。

私は、練習!の予定。



8月31日コンサート

このところ、工事の話題と食べることばかりなので、8月31日のコンサートのこと、書きます。

この日は、林光、野田雅巳、港大尋、3名の作曲家の作曲・編曲作品を集めてプログラムを組んでみました。ピアノは平林知子さん。

第1部
みなさんお馴染み、イギリス民謡「ロンドン橋」をアレンジした「ロンドン・ブリッジ・ロンド」で楽しくスタート。
そして、次は野田雅巳「アジアのうた」から「黒い馬」(ヴェトナム)「ゼイベックダンス」(トルコ)。この曲は、この15年ほどの間に、本番でもう何十回も弾いている馴染んだ曲です。
続いては、バッハの完成された「2声のインヴェンション」に、もう1声加えて「3声のインヴェンション」にした、という、弾いていても林光の遊び心についほくそ笑む作品。ホ短調・ホ長調・ヘ短調・ヘ長調の4曲を弾きます。
1部の最後はモーツァルトのピアノソナタ第10番。港大尋がアレンジすると、こうなっちゃいます、というような作品。港さんは「モーツァルトが現代の若者だったらこうなっちゃいます」と思いながら書いた、のだと思います。

第2部
最初は、野田雅巳「ヘンナで染めた手」。これは、アフリカの木琴「バラフォン」で演奏します。続いて、港大尋「届くことのない12通の手紙」から。そして、林光「道がないところにも道がある」。この曲は、指揮者の岩城宏之さん(打楽器科出身)のために書かれたもの。私は今回初めて演奏します。いい曲なんですよ、ほんとに。
そして、次の2曲はこのコンサートのためにアレンジされた林光のソング。林光の曲を野田、港がそれぞれアレンジする。三角関係がちょっと面白い。
最後は、やっぱり大好きピアソラ。
1992年頃から、ピアソラを弾いてきましたが、今回弾くのは「リベルタンゴ」など、わたしにとって比較的新しいレパートリー。1992年当時は、一般的にまだ「ピアソラ?誰それ?!」という感じでしたが、ヨーヨー・マがTVコマーシャルで「リベルタンゴ」を弾いた頃からピアソラ・ブームが巻き起こりました。今は「リベルタンゴ」など、子どもが発表会でも弾くらしい。でも、この野田アレンジの「リベルタンゴ」はひと味違います。やはり、オリジナルの楽器でやらない場合は、アレンジの出来が曲の印象を左右します。「誰それ?」という時代から「ふ〜ん、リベルタンゴか」という時代になった今、あらためて聴いてもらいたいピアソラです。
...と少々熱くなってきたところで、聴きどころ紹介終わります。(笑)

ところで、このコンサートのチラシがとっても人気です。
もちろん、デザインは谷本さんです。
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最初デザインを見た時「林光人形をあやつるなんて、いくらなんでも失礼」と思ったのですが、デザインとして見れば抜群に素敵なので、失礼は忘れることにしました。(笑)

8月31日(火) 19時開演
京都府立府民ホール アルティ

終演後、ホール向かい、夜の御所のお散歩がおすすめです。静かなよい「気」が流れています。(夜道、お一人の方は気をつけてください)

チケット・コンサートに関するお問い合せは、京都音楽教育の会(工藤さん)075-541-5524まで。

今日は、衣装の田中さんが仮縫いに来てくださいました。
仮縫い大好き!
仮縫いで、いつも当初考えていたデザインと全く違うものになるのです、なぜか私達の仮縫い..

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「田中さん。まっすぐ縫うと、かえってラインがボケるから、ん?何か間違えた?!みたいに、やり直して!」とお願いしました。
それで通じるのも可笑しい。
田中さんがどんな間違いをしてくれるか、楽しみです(笑)



昨日は、朝から谷本さんにつきあってもらって、こんな所に行きました。
この話を書き出すと長くなるので、またの機会に。
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夜は、古材文化の会の会合にお邪魔して、貴重なお話しをうかがいました。
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合間をぬって、練習とレッスン。

今日の午後は、朝日新聞の取材がありました。31日のコンサートを記事にしてくださいます。
記者は、昨秋のコンサート記事を書いてくださった星野さん。
その時のブログはこちら。

星野さんは、今日も学級委員長のようで。
なぜか... うれしかった!
谷本さんデザインのチラシを、とっても褒めてくださったけど、向かいの367で工事している短パンにタオルはちまき姿、ペンキだらけの谷本さんを紹介すると、ちょっと話がややこしくなるので、またの機会に。(笑)

ところで、「工事中の昼ご飯」のことで気がついたことあり。
作るの大変そう...とか言われるけれど、工事がなくても作っているので、分量が増えるのは、まぁ大変だけど...
そんなことを考えていて、気付きました。
「何にしようかな」ではなく「何が食べたいかな」と考えるのが、大変なのでした。
暑いからさっぱりしたもの? 暑くて体力消耗するからがっつり系?
どうしよ、どうしよ...
そうか、尋ねればいいのだ!!!

「まーくん、コロッケか、麻婆茄子か、そうめんか、何がいい?」
「谷本さんと一緒でいいです。」
とかわいいことを言うので
「谷本さん、何がいい?」
「う〜ん、麻婆茄子」
というわけで、麻婆茄子になりました。
京都の地茄子に、四川豆板醤もいれて辛めの仕上げ。
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やっとコツをつかみかけてきた頃に終わるってことかな...






天使突抜367 お盆も工事

16日。
ご近所のみなさん、すみません。
お盆休みも工事していました。

池上まーくん。
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強力な助っ人、しゅんちゃんも登場。
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谷本さんは、壁にお絵かき?!
みなさん、お盆休み返上でありがとうございます!

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17日は、平林さんとリハーサル。
阪急烏丸から歩いてきてくれて、汗だくなので、はい、これ。
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工事のみんなのおかげで、普段うちの冷蔵庫にはない種類のものがあります。
ピアニストとミツヤサイダー。いまいち似合いませんねー。
ピアニストには、お紅茶ですかねー。
もちろん、ピアニストの場合は、グラスにうつして上品に飲んでいただきました。(笑)

お盆

「お盆までに」と言われるとサバを読まれている気がするけれど「お盆明けに」いう約束の締め切りは、正味そのもの、という気がします。
今日はあせって書きました。

催促される立場とする立場。

31日に演奏する港さんの新アレンジがまだとどかないので「17日に平林さんと合わせをしますから、なんとか!」と催促したら、今日届きました。
みんなぎりぎりだ〜
練習だ〜

とか言いつつ、五山の送り火。
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いつも自転車で出かけて見ます。
でも、さすがに早く戻って続きの仕事。

ところで、今日、天使突抜一丁目町内会から地蔵盆の福引き券が配られました。
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何を意味するかといいますと。
天使突抜367も、まだ使ってはいないけれど町費を支払っているので、一世帯とみなされている。だから、福引券がもらえる。
ということは!
お地蔵さんのお供えを持って行かなきゃ!です。
お供えもせずに福引きだけするのは、とってもまずいでしょ...
はぁ、全然気づいてなかった。
あらためて「ちっちゃいけれど、家を買ったんだな〜」としみじみ思う次第。

今日も工事が進んでいます。様子はまた。



今日は、谷本さんと池上くんでの作業。
このお二人は、兄弟みたいです。
お昼ご飯は、定食みたいな感じ。
休憩時間がきっちり決まっているわけではなく、仕事の切りがついたところで、ということになるので、うまく熱いものを熱いうちに食べてもらうのがむずかしい。
茄子田楽、写真だと美味しそうだけど、時間の調整がうまくいかず、ちょっと油っぽくなったかも。ごめんなさい。
お味噌汁も、面倒になって、省略。ごめんなさい。
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今日は、
2階の床に古材がはれました!
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これから、まだ表面をきれいにして、塗装の作業があります。
ちいさなキッチンスペースも。


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お手洗いの方も、順調です。
大工さんにしか見えないけど、谷本さんです。(笑)
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ところで、この間「8月31日の衣装、何を着ようかな」とふと考えていたら、たまたま別件で、衣装を縫ってもらっている田中さんからメールが届く。
これは、作れということか。(笑)
というわけで、布を見に行く。
面白い布を見つけて購入。
どんな衣装になるでしょう。
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天使突抜367 水栓など

昨日は、午前中で一度解散。
谷本さん、黄瀬さん、川合さん、堀川くん、あらためて6時に集合。
基礎的な工事が終わったので、これからは見える所。
デザイン面の相談が多くなってきます。
10時半頃まで、あーでもない、こーでもない、と話す。
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例えば、お手洗いの水栓(蛇口)。
ネットでいろいろ見るも、かっこいい!と思ったら5万円。でも、5万円出すほどはかっこよくないか...みたいな感じ。
で、価格とも相談し、これにしようかな、と。
水を出すとき、上げ下げするタイプより、ひねる方が好きなので。
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ちょっとフォルムが柔らかすぎるとか、ラインが太すぎるとか、いろいろ問題はあるけれど、そう言い出すとなかなかぴったりのものがないので。
それで、せっかく手洗いの器の方は近藤さんに焼いていただくことになっているので、この水栓とお揃い感を出したい。この水栓のマイナス面を受ける方の器で補い、プラスにもっていけるとなおよし。
「ひねるところが花のような形なので、花をイメージしたものを作ってもらうのはどうでしょう」と言うと、
谷本さんの手元では、さらさらっとスケッチができあがっていました。
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近藤さんには、コレの口がちょうど底に入るような穴を開けて器を焼いてください、とお願いしています。
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技術的にもむずかしい制作になりそうですが、いいものができそうな予感です。

電気のスイッチ(のカバー部分)もかっこいいのがないので、黄瀬さんが作ってくださることに。
すごいことになってきました。

ところで、子どもたちは夏休み。
今日は、朝からみかちゃんのレッスン。
久しぶりに見ると、随分お姉さんになったでしょう。
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千日詣で愛宕山に登ったと「火の用心」のお札を持ってきてくれました。
京都の子だね。
台所は火の用心ですが、来年度は受験生!みかちゃんのおしりには火を付けたいところです。(笑)
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矢掛で

岡山フィルとの仕事。
岡山のシンフォニーホールで練習して翌日、オーケストラメンバーのみなさんと同じバスに乗っての移動でした。
久々の団体行動に緊張しました(笑)

矢掛(やかげ)は、よい町でした。
バスの中から。
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普通楽屋には、お茶やコーヒー、ちょっとしたお菓子が置かれているのですが、さすが岡山!
感動的に美味しかったです。
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今回も打楽器は、京芸の里香ちゃん先輩の他、久しぶりにお目にかかるアンサンブル金沢の渡邊さんや、フリーの打楽器奏者高橋篤さんなど、気持ちよいメンバーでした。
練習の夜の飲み会も、楽しかった。
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この日のアンコールはシロフォンが活躍する「剣の舞」。
私の出番は一部で終わっていたのですが、この曲は、オーケストラのメンバーに加わって、シロフォンを演奏しました。
普段は「オーケストラの前」なので「オーケストラの中」で演奏するのは、20年ぶりくらい?!これまた緊張しました。(笑)

指揮者の中井章徳さんは「好青年」といった様子。
また、10月岡山フィルとの演奏会でもご一緒するので、何か別のレパートリーもできると良いですね、と話しました。

それはそうと、8月になって、見て見ぬふりをしていた原稿とか...
そういうわけにもいかなくなってきました...
決して催促を待っているわけではないけれど、催促がないのも不気味な感じ。さっさと書こっ...



清水ミチコ!

今日は、清水ミチコのコンサート「清水ミチコのお楽しみ会 TOUR 2010」に行った。
2時間半休憩なしで、たっぷり。
楽しかった。
いろいろ感想はあるけれど、それはさておき、才能ある人が一所懸命やっている姿は美しかった、というのが一番の印象。
たった一人で舞台を仕切って「楽しませる」という芸はすごい。
まぁ、それを言えば、ピアニストのリサイタルでも同じ事だけど...
それにしても、チケット代4800円分、絶対損はさせません、というような心意気がよかった。(笑)

帰りにゴハンを食べて、自転車での帰り道、初めてのカフェに入る。
寺町御池のJAPONICA
このHPの印象より随分居心地良い感じがするけど。
こんな時間にこんなもの食べたらダメ!と思いながら食べた...
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明日から、岡山。
初めての指揮者。
どんな感じかな。
いってきます。




ゆかたでいこう!焼津 その2

コンサートは、マリンバではなく木琴のみ。お話しをはさみながらの2時間でした。
客席には浴衣姿のお孫さんとおじいちゃま、という組み合わせも見られほのぼのとしていました。前から3列目には着物や浴衣姿の方がずらっと並んでくださり舞台上から見ると、なかなかに壮観でした。

ピアノの西脇さんとはブライトンに続いて2回めの共演で、よりお互いの息がわかってきた感じ。合わないところはなんとなく合わないのではなく「思っていることが違う」から、合わないわけで、もう一度楽譜を見て自分の解釈を確認する。こういう風にアンサンブルできるピアニストはとても少ないので、西脇さんとの出会いはうれしいです。
西脇さんには、9月、サントリーホールでのコンサートもお願いしています。また新鮮な気分で演奏できることと思います。
西脇さんのソロのCD(スカルラッティの16のソナタ)もでています。是非聴いてみてください!
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本番、西脇さんの譜めくりには、前回コンサートの担当だった栗田さんが来てくださいました。栗田さんは、焼津市の中で文化センターから異動され、現在は下水道課におられるのですが、ピアノが弾けて楽譜が読めるということで(笑)
栗田さんのお母さまには前回と同様別府先生と一緒に着付けを担当していただきました。
ほんとに、いろいろとありがとうございました!

そんなこんなで、コンサートも無事終了。

楽器や展示の撤収も、かなりすばやくパーフェクトな感じ、でした。

後列左端が、館長さんらしくない、館長さん、です。
写真を撮ってくださったので写っていませんが、今回の担当太田大介さんも段取りばっちり。焼津名物?!「魚河岸シャツ」の似合う素敵な方でした!
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打ち上げは、焼津のレトロな割烹旅館「三幅」で、おいしいいろいろいただきました。
生しらす、忘れられません!

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ところで、館長さんのご子息が京都精華大学の有名な!マンガ学科に入学されたそうです。館長さんのケイタイに送られてきたスケッチなど見せていただきましたが、真剣に絵を描くことに取り組んでおられる様子が伝わってきました。
きっと好青年。
せっかく京都なので、時間があれば、天使突抜367の工事に加わっていただくのはいかがでしょうか。(笑)

こんなところで、焼津の報告終わり。
お世話になったみなさん、聴きに来てくださったみなさん、ありがとうございました。

京都に戻ると、町の中には祇園祭の鉾がたっていました。
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天使突抜367には階段ができつつありました。
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ゆかたでいこう!焼津 その1

焼津市文化センターで開催された
ゆかたでいこう!
通崎睦美木琴コンサート

一昨年に続いての焼津でのリサイタル。今回も楽しくよい気分!で終えることができました。
前回に続いて演奏はもちろんのこと、着物・ゆかたの展示、さらに販売もお引き受けしたので忘れ物がないよう準備に気を遣いましたが、前回お世話になった現地の着付けの先生がとっても頼れる素敵な方だったのと、文化センターの館長さんはじめスタッフのみなさんが気持ちよく動いてくださる方だということがわかっていたので、実は「忘れ物もこわくない!」くらいな、気持ちでした。(笑)

実際、展示に関するものの多くを谷本さんにお願いしてあり、これはもうばっちり準備してくださっていたのですが、現場で気付くこともあり、そこは現地で用意していただきました。
例えば、メテユンデの「カード」は持って行っていたのですが、現地で置いてみると「自由にとりにくいかなあ...」。そんな風につぶやくと、館長さんが気を利かせて、こんな風に設置してくださっていました。
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着物も、ばっちり着付けてくださいました。
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当日は昼頃到着したのですが、すでに朝から着付けの準備をしてくださっており、途中まで仕上がっていました。
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帯結びはどうしましょう、と尋ねてくださったので「おまかせします!」と応えると、見たこともないような凝った結び方で仕上げてくださいました。
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恐るべし「別府着付け教室」!

当初は壁際にゆかたを並べるつもりだったのですが、せっかくなので前からも後ろからも見られるロビー中央の位置に展示台を動かすことにしました。
そういう、面倒な注文にも気持ちよく対応してくださる焼津のスタッフの方は素晴らしいです!
演奏会の日に演奏以外のことをやるのは(普通の演奏家はやりません...笑)正直疲れるのですが、みなさんがよりよくしようと動いてくださっているのを感じると、疲れもいつの間にか忘れます。

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戸矢崎さんのゆかたもシャツと一緒に展示したいというと、ある什器を使ってなんとかしてくださる、その心意気がうれしいです。

ホールの女性スタッフ陣もばっちり手伝ってくださいました。

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彼女らには私の展示以外にも仕事があります。
はい、これらです。
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ゆかたなので、夏祭りを演出するということで(笑)
ヨーヨーの空気入れも手作業です。

実際、小さなお子さんも浴衣姿で聴きにきてくださっており、かなり喜ばれたようです!

つづく。

通崎睦美木琴コンサート

お問い合せ 焼津市文化センター 054-627-3111
一般2500円 友の会会員2000円

天使突抜367 工事中のお昼ご飯 6

のせるほどの話題もないお昼ご飯を作りました。
そろそろ飽きてきましたか(笑)

甘辛い味付け好きそうなので。
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あと、もやしと卵のスープ、など。
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ご飯は、おかわりが面倒なので丼鉢。
お客さんにはおつけものや塩昆布など別のお皿で出すのが普通ですが、ご飯の横にのっけて「現場メシ感」を演出します。
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このところ、真夏のような暑さだったので、おやつには、氷とアイスクリームが続いたのですが、今日は雨が降って少し涼しかったので、京都の人ならみんな知ってる志津屋のあんぱん、です。

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あっ、階段。
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立てかけると階段っぽい。

工事も着々と進んでいます。
明日は焼津市文化センターでコンサート。
「ゆかたでいこう」とタイトルがついているのでお天気を心配していたのですが、予報通りでいけば、明日は晴れそうです!
楽しい木琴の音楽をたくさん聴いていただきたいと思っていますので、ゆかたで、もちろんお洋服で、是非ご来聴下さい!


10日は焼津でコンサート

10日は、焼津市文化センターでコンサート。
余裕を見て荷物は前日着、ということで今日発送しました。
今回は、木琴一台なので宅急便を利用して運搬します。分解した楽器が6つのケースにわかれ、それからロビーに展示するゆかたや販売物など、あわせて11個の荷物になりました。
梅雨時だし、最近よく発生するゲリラ豪雨にもそなえて、ケースはすべてエアキャップで保護しました。これがかなり疲れました...
でも、なんだか嬉しかったこと。
集配にきてくれた、顔見知りのクロネコヤマトのお兄さん。
突然「あの、昨日ぼく...」
何を言い出すのかと思ったら
「結婚しました!」
わぁ〜い。おめでとうございます。
幸せオーラいっぱいで運ばれていった楽器と展示物。いいコンサートになりそうな気がします(笑)

コンサートのロビーではメテユンデの新作とアンティークの夏着物を展示します。
夏はやっぱり百合かな。
百合の着物
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百合の帯

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帯留めも百合にしましょう。
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コーディネイトに梱包に練習に。
かなりのフル回転状態です。
よって、本日、工事現場のメシはナシ!

現場では三角がカクカクした、かわいい材が置いてありました。
これなに?
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階段です!

今年のリレー音楽祭

ブライトンでのコンサートは、なんというか「ゴキゲン!」という感じで終わりました。
この日初めて弾く曲が2曲あったので、ちょっとドキドキだったのですが、細かいことはさておき、全体的には「ゴキゲン!」でした。

ゴキゲンその1は、初めて共演、というか本番2日前に初めてちゃんとしゃべった西脇さん、のピアノがやっぱり素晴らしく楽しかったこと。
その2は、アンコールの「ラ・クンパルシータ」で指揮者の井上道義さんが前に出てきて赤いバラを片手に踊ってくださったこと。リハーサル中に顔を出してくださり「今日は聴かせてもらうね」とおっしゃった時ひらめいて、ブライトン担当の林さんにバラの調達をお願いしておいたのでした。リハーサルどころか、何の打ち合わせもなしに呼び込んだのですが、道義さんのパフォーマンスは、もうほんとに最高!でした。
拍手喝采で大盛り上がり。そりゃ、盛り上がりますよね。
マエストロに向かって失礼ですが「道義さんは永遠の友達だ!」と思いました。(笑)

ゴキゲンその3は、お菓子の評判がよかったこと。
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一番奥に見えるお菓子がシロフォンになっています。
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ゴキゲン番外編は、終演後西脇さんを紹介してもらった西邑さんと西脇さんと3人で飲みに行ってまさにゴキゲンだったこと。
西脇さんともすっかり仲良しになりました。
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次は10日の焼津公演よろしくお願いします。

西邑さんとはその後「柳野」へ。
西邑さんのブログが面白いという話とか、音楽の「こういうの、困るよねえ」とかいう話で盛り上がる。
ワタシもだけど、いつもカメラ持ってるね。

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というわけで、15回目の音楽祭が終わりました。
私の出番は終わりましたが、コンサートは7月いっぱい毎日続きます!

あっ、おまけ。
西脇さん御用達の「キンカン」。
虫に刺されやすい体質?!なんですって。
それにしても、キンカンが「虫さされと肩こり」に効くとは知りませんでした。
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リレー音楽祭inアトリウム

無料
木琴:通崎睦美 ピアノ:西脇千花

7月4日 リレー音楽祭inアトリウム

毎年出演してなんと今年で15回目になる、京都ブライトンホテルでのコンサート。

今日は、ピアニストの西脇千花さんが東京から来てくださいました。
今日、明日、練習して明後日本番です。
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作曲の西邑さんのご主人、ヴァイオリンの山本裕樹さんのリサイタルでピアノを弾いておられるのを聴き、とても素晴らしかったので、今回私も伴奏をお願いしました。
今日はじめて合わせましたが、なんとも楽しかった。
裕樹さんのベートーヴェンやショーソンの伴奏も素晴らしかったけれど、今回の山田耕筰「かっぽれ」もいいですよ(笑)
是非、ご来聴ください。

このコンサートは無料で好きなところで聴けるのですが、カフェやレストランの予約席(有料)もあります。
カフェでは、コンサートの内容にあわせたお菓子を作ってくださることになっています。

今回は木琴(=シロフォン)での演奏なので「シロフォン」にひっかけて「シフォン・ケーキ」はどうでしょう、とお願いしたのですが、シフォン・ケーキは乾きやすいから、準備時間との関係でむずかしいのだそうです。シフォン(=素材が絹)の衣裳を着て弾くシロフォンを聴きながらシフォンケーキを召し上がっていただく!これは名案と思ったのですが、残念でした。
じゃあ、ソルベボール(丸い玉状のシャーベット)をマレットに見立てて散らすのは?「それは、溶けます...」そりゃそうだ。
そんな数々の問題をクリアして、美味しく楽しいデザートを考案してくださったようです。
私も当日のお楽しみ!ということになっています。

もう、ほんの数席、座れるそうです。
ご希望の方は、御予約が安全です!とのこと。
ご予約はこちら

ところで、今日の夕食は昨日の「現場のメシ」とは、ちょっと違うでしょ(笑)
こんなところからスタートしました。
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天使突抜367 かつくんの左官・階段相談

今日は、まーくん不在、かつくん一人の作業。
ふるいにかけた土で、壁を塗ってくれてました。
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夜には谷本さんが来てくれて、いくつか細かいことを確認することになっていたので、お腹すくかなぁ〜と。
6時頃「かつくん、おにぎり作ってこようか?」と尋ねると「まじっすか?!」と言うので、おにぎりを作りました(笑)

ついこの間、鮭のおにぎりだったので、今日は天むすにしました。実は、天むすは初めて作りました...
普通、三角のてっぺんに天ぷらが顔をのぞかせるはずですが、えび天が三角の底辺にきてしまいました...
ちょっと間抜けだけど、まぁ、いいかっ。
一つは梅干し。
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谷本さんとは、お手洗いの中のカウンターの高さを決めたり、
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階段の板の素材をみたり、その板の厚みは何センチにするか等相談。
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こういうことが始まると、楽しい気分になります!

が、本業でものんびりしていられないことがあり...
複雑な気分です。




本村さんとのコンサートも無事に終わりました。
リハーサル中の写真。
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京町屋のお座敷に座布団→スツール→背もたれのある椅子、と3段階の高さの座席を作ってのコンサートでした。

バロック音楽は、本村さんの専門領域で、私はそこのところを勉強させていただくようなつもりで。またバルトークなどは、どちらかというと私のレパートリーで、本村さんには少し遠い音楽。お互いのチャレンジみたいなところが、うまくかみ合ったのではないかな、と思っています。

そもそも「古い木琴」を手に入れたことが、古楽に興味を持ち始めたきっかけでした。本当は、木琴とリコーダーの組み合わせを聴いていただきたかったのですが、それだと音域的な問題などで選曲に制限があり、現時点で2時間分のプログラムは組めない。そこで今回は「大は小を兼ねる」というような、あえて大雑把な発想で「マリンバとリコーダー」という組み合わせにしました。本当は、2つの組み合わせを聴いてもらえれば一番よかったのですが、それはまたの機会に。
とにかく、本村さんとのデュオ。
一歩を踏み出して、ちょっと先が見えてきました。
遠くから、近くから、聴きに来てくださったみなさん、ありがとうございました。

そうそう、この日の受付は絢子ちゃん。
着付けも上手になりました!
本日、ちょっと疲れ気味。
「お庭に咲いたので」と持ってきてくださった、かわいいあじさいに、癒されています。
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本村さんとリハーサル

今日は、午後に川合さんが、塗を使って仕上げる壁の寸法を測りに来てくださっていました。
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まだ少し先ですが、漆の作業中はかぶれる可能性があるので、建物内、立ち入り禁止になりそうです。「もう入っても大丈夫!」っていうのは、誰が決めるのかなぁ、とちょっと気になります。

2時には本村さんが来てくださって9時までリハーサル。
スリリングな個所も残しつつ...明日のコンサートが楽しみになってきました。
ふぅ〜

と思って、367に行くと、かつくん、まーくん、谷本さんがまだ打ち合わせ中でした。
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みなさん、お疲れさまです!
ほんとにありがとうございます!

本村さんの楽器は、今日うちにお泊まり。
手作りの木の楽器なので、まーくん、こういうの興味あるだろうな、と思ってうちに誘おうと思っていたのですが、この時間になると、もうふらふらでそんなことも忘れていました... 
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岡山

練習・本番、と2日間岡山にいました。
初めての指揮者、初めてのオーケストラとの仕事、いろいろ感じた、よい2日間でした。
岡山フィルには、京都芸大時代、打楽器科の1年上の里佳ちゃん先輩→荻原里佳さんが団員でおられ、20年ぶり?!で会えたのはうれしかった。他にも、京芸の先輩とか後輩とか。
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練習の日の夜は、美味しいお店に連れて行ってもらったり、先輩ありがとうございます!でした。

素敵なCAFEやBARやパン屋さんを見つけたので、またそのうちに「岡山日記」を書こうと思う。

心残り。
このホールの一番上の座席に座ってみたかった...
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いろいろ決めつつ。

この間の日曜日は、367にどれだけの箪笥がうまくレイアウトできるか、箪笥の採寸。
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半襟用の箪笥や、帯締めなどを収納している引き出しも測ってもらう。
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箪笥は、小さいサイズの京箪笥なら12棹はいりそう、とわかったのだけど、12棹じゃ、かなりぎりぎり。この際、着物の整理をして荷物を減らそうかな、と思ったり。

トイレはどうしますかって、どうしましょう...いろいろ決めることがあります。
堀川くんが絵を描いてきてくれて、少しイメージがわく。
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洗面の器は、なかなかいいものが売っていないので、おなじみ陶芸家の近藤あかねさんに焼いてもらうことに。早速電話したところ、30センチ以上は普段制作していない、とおっしゃるのですが、これを機会に大きなサイズに挑戦してください!ということでまた強引にお願いする。やってみます、とうれしいお返事をいただき、早速デザインなど考えなきゃ、というところ。素敵なのができそうで楽しみです。

ところで、うちの向かいの子どもの頃から私の着物を縫ってくれていたおばあちゃん「細谷のおばちゃん」。20年ほど前引っ越す際に「仕事で使っていた机を捨てるのがしのびない」ということで天板だけをはずして、うちに置いてあったのでした。
これが、この手洗いのカウンターのところにぴったりだということがわかり、そこに使うことになりました。トイレで場所はあんまりよくないけど、生きて使えば喜んでもらえるかな。
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と、家のことを気にしつつ、一番気になっているのは、この楽譜。
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久々、70年代の「現代曲」。
ややこしいっ。
気合いで練習。(笑)

古楽ファン、音楽通の方でなければ「だれ?それ?!」という名前も並んでいるかと思いますが、ご安心下さい!
何をかくそう、つい最近まで私自身知らなかった名前もあります...
ヴァレンタインのソナタと言われても、いまいちピンとこないと思いますが(笑)とっても愛らしい作品です。
中には、本村さん曰く「リコーダーとマリンバのために書かれた作品みたい」というものも。
リコーダーの定番曲「イギリスのナイチンゲール」を、リコーダーとマリンバそれぞれで演奏して聴き比べたり、盛りだくさんのプログラムです。
普段はあまり演奏しない、70年代の「現代曲」もやります。

是非、ご来聴下さい。

通崎睦美×本村睦幸  デュオ・コンサート at ちおん舎

2010619日   18時半開場   19時開演  


第1部

C.O.マッサー エチュード ハ長調 (Mar.solo

J.C.ノード ソートゥーズ

J.ファン・エイク カムアゲイン(Rec.solo

R.ヴァレンタイン ソナタ 作品6の2 ヘ長調

J.ファン・エイク イギリスのナイチンゲール (Rec.solo(Mar.solo)

J.S.バッハ アルマンド〜無伴奏フルートのためのパルティータより(Rec.solo

J.S.バッハ ガヴォット〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータより(Mar.solo)

ヘンデル リコーダーソナタ イ短調 より 第2楽章 アレグロ


第2部

安倍圭子 竹林 (Mar.solo

ローランド・モーザー 曼荼羅華 (Rec.solo

松永通温 葦と枝と風と... リコーダーとマリンバのための

林光 ぼくがつきをみると・月の船の歌

B.バルトーク 2つのヴァイオリンのための44のデュオより

G.P.テレマン(?) デュエット ト長調 TWV 40:111

 


何屋さん?

この3日間、自分が何屋さんかわからない状態になってました。(笑)
水曜日は、東京に行き、自分が書いている物に関する取材(する方)で、人に会う。貴重なお話しをきかせてもらって、感謝。その後、師匠上尾くんと本村さんらのコンサートで古楽を聴く。
で、木曜日はサントリーホールにて、音楽の友社の取材(される方)。これには、楽しい偶然があってうれしかった。
今ちょうど読みかけていた本『トスカニーニ』。
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今回の取材のインタビュアーがなんとこの本の著者、音楽評論家の山田治生さんだったのです。
重いなあ〜と思いながらカバンに放り込んでいって、よかったです。
はい、サインをいただきました!
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で、これだけでは終わりません。
山田さんは京都のご出身で、洛星中高卒。(かしこい、ってことです...)
私の名刺をご覧になって、山田さん洛星時代の親友のお家がうちの近所だということが判明。ほんとに数メートルのところ、『天使突抜一丁目』にも出てくる「小島餅本店」の息子がその親友だとわかり、盛り上がりました。何度か、遊びに行かれたこともあるそうで、じゃあ、うちの家の前、絶対通ってましたね、と盛り上がりました。
学習塾は、もちろん成基学園!一緒でした。(笑)
今回は平岡養一のことを話したのですが、平岡さんも山田さんも慶応の経済学部卒というおまけつき。

木曜の午後は、練馬で、リコーダーの本村さんとリハーサル。
プログラムの順番など、決まりました。
リハが終わった6時の時点でへとへとでしたが、帰りもう一つの約束があり神楽坂へ。
サーモンとホワイトアスパラと...そば粉のクレープ、ガレットに癒される。
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BeerBar [Bitter]
のビールも美味で、最終新幹線に乗り遅れたくなりました...

ここまでなら、まぁ許容範囲でしたが、今朝は取材(される方)で、下鴨神社へ。
ちょっと、とどめっぽい。
左は、今回の取材の企画をされているお一人、前田さん。
実は、私が小学校の頃所属していた合唱団の「オペレッタ」の演出に来られていたお兄ちゃん先生、が、この前田さん。なので、もう30年以上のおつきあい。
たまには、こういう写真も。
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撮影場所がとっても気持ちのよい下鴨神社でちょっとほっとしました。

明日は、一日、マリンバ弾きます!



8月31日 コンサートのチラシ!

8月31日のコンサートのチラシができました!
主催者の方が、谷本さんにデザインを依頼され、このようなかわいいチラシになりました。
林光・港大尋・野田雅巳の作・編曲作品を集めてのコンサートです!
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2010年8月31日
19時開演
京都府立府民ホールアルティ

チケットのお問い合せは
京都音楽教育の会(工藤さん)まで 075-541-5524
アルティでも購入できます。

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岡山コンサート

新しい生徒さんが購入されたマリンバが出来上がったので、今日は朝からこおろぎ社の前川さんと、お宅まで納品に行きました。検品、です。バランスよく調律されていて、よかったです。
神坂雪佳の素敵なふすま絵のあるお部屋で、マリンバも幸せそうでした。
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帰ったら、 岡山フィルから10月の演奏会のチラシが届いていました。チラシを受け取ると、いつもあせるのですが、これは、何かなごみます。(笑)

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その前に、こういうのもあります。
あっ、松園さんに頼んでいるオーケストレーション。月曜日に届かなければ、催促忘れぬよう。
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今日は、気持ちのいい青空だけれど、肌寒かったです。
工事の方は、順調のようで、まず屋根補修、オッケーという感じ。
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堀川くんには、週明けには電気屋さんが入るのでコンセントの位置をイメージしておいてください、と言われたけれど...

今週は、執筆強化週間だったので、来週は練習強化週間!の予定。



いろいろ

今週後半は、忙しすぎて、元気でした。(笑)
何が忙しいかというと、なんとなくフルコースな感があり。

家のことは、まぁプライヴェート。
でも、いろいろ決めることがあったり、記録も必要。

で、原稿も書いた。
3日ほど、で原稿用紙50枚ごえは、人生初のスピード。
やればできるではないか、と思った。(笑)

金曜日には、12月に共演するヴァイオリンの金関さんが来てくださり、プログラムを決める。
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このところ、工事現場の写真ばかりだったので、たまには高尚な感じで。(笑)

せっかくの弦楽合奏との共演なので、何かと欲張りになる。初めてお目にかかるのだけれど、すっと話が通じる方で、よかった!
野田さんのアレンジを気に入ってくださり、それもよかった!
かねてから、私のやりたかったヴェヴァルディのコンチェルトに賛成してくださって、これもよかった!!
帰りに送りがてら、必要な楽譜を近所の「ハン六」でコピー。ハン六のコピーの早さとお兄さんの親切さに感動された金関さんでした。(笑)


あと、ゆかたも進行中です。
一昨日、戸矢崎さんのが染め上がって届きました。
黒地に出目金。
早速、仕立ての段取り。
久しぶりにメイクユーさんに電話。
我がチームのぎりぎり体質にもすっかり慣れてくださったようで(スミマセン...)
「いつですか?必要な日に間に合わせます」と頼もしい対応!
ありがとうございますっ。
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これで一安心、なはずなのに「これ、男物のシャツにしても、かっこよくないですか」と戸矢崎さんに提案し、自分で自分のシゴトを増やす。
田中さんよろしく、です。

このところ、1時半頃に寝て6時にぱっと目が覚める。
漢方の先生に言わせると「肝臓のためにいくらなんでも2時までには寝てください。食べる量を少なくすると、睡眠時間が少なくても大丈夫です」とのこと。
う〜ん、毎日がっつり食べてます。
ビミョー。

リレー音楽祭inアトリウム 2010

恒例、夏のブライトンでのコンサート。
7月は30分ですが、毎日無料やっています。
私の出番は、7月4日に決まりました。
西脇千花さんのピアノで木琴を弾きます。

今年は私の後
5日 詩・朗読:谷川俊太郎 伴奏:谷川賢作 歌:小林沙羅
6日 ピアノ:横山幸雄
7日 お話し 桂米團治 他
8日 熊本マリ

と続きます。
このあたりの日程、何か面白いことがありそうです。
「特別に作るので、試食に来てもらえますか」って連絡が入っています。
まかせてください!(笑)

詳細は追って。
受付は6月になってからのようです。
恒例のメンバーの出演日程。
サックスの須川展也さんは1日、中丸三千繪さんは14日、千住明さん31日、そんなところでしょうか。連日熱演が続きます。

木琴共鳴管の修理。

家造りからすると、小さな事のように見えてしまうのだけれど...
ノイズが出ていた木琴の共鳴管。
リベットの付け替えで解消できるかと試みていたのですが、それが仕上がり楽器屋さんが届けてくださいました。
ノイズも消え、これで安心です。

丸いところに注目。
修理前
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修理後
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意匠を大きく変えずに新しいモノに付け替えるというのは、意外に「創造力」がいることです。全体的にちょっときれいにしてくださったのもうれしい。
で、楽器屋さんが言いました。
「黄瀬さんのアドヴァイスのおかげです」
楽器屋さんに感謝される黄瀬さん、なんだか可笑しい。(笑)

焼津のチラシ

7月10日 焼津市文化センターでのコンサート、チラシができました。
谷本さんのデザインです!

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よく見ると、ほらっ。
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谷本さんは実際よりウエストを細く書いてくれたりして、やさしいです。(笑)

谷本さんのチラシと言えば、うちにマリンバを習いにきているミカちゃんのお父さんが谷本さんにチラシを依頼されました。美容師さんなんです。

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出張での理容・美容もされるということで、そのチラシです。
谷本さん「弟子の父」までお世話になりありがとうございます!

天使突抜367ミーティング

昨夜は20時に集合。
堀川・池上・黄瀬・川合・谷本さん。
う〜ん、どうする?
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まず、腹ごしらえ!
そうなると思っていました。(笑)
我が家の夕食の肉じゃが、大量に作っておきました。
このお鉢おかわり、を完食。
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お腹いっぱいになったら、いいアイディアがでました。(笑)
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今日の検討課題の一つ。大壁をどうするか。
漆の川合さんによるサンプル。
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どれにしようか、ではなく、全く別のアイディアが浮上。またサンプルを作ってくださることになりました。楽しみです。

父が、この古い珊瑚をどこかの穴を埋めるのに使えないかとか、
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掛け軸の軸先を引き出しの取っ手にできないかとか
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アイディアが出過ぎで大変なことになっていますが(笑)まずは構造部分をしっかり。
17日からいよいよ工事がはじまります。

解散は23時過ぎ。その後、谷本さんと2人で、まずは「メテユンデ」。
ゆかたの染め上がり、仕立ての進行。そしてモデル撮影どうする?とか。
あと、8月のリサイタルのチラシのデザイン打ち合わせ。
一昨日には、夕方入れた原稿をすぐにレイアウトして返してくださったのだけど、メールの送信時間は午前3時半。
谷本さん、大丈夫でしょうか。
身体をこわさないように気をつけてください!と思いつつ仕事を頼み続けるワタシであった。


無事終了。

昨日は、京都堀川音楽高校、ホールのオープニングのコンサート。

この高校は公立なので、校長先生が「音楽家」とは限りません。
先だって、うちまでご挨拶に来てくださった際、たまたま床の間にかかっていた「井上有一」の書をえらく気に入ってくださった大江校長先生。
なるほど、ご専門は「書道」とのことでした。
ピンクのアルマーニのネクタイ姿、写真撮っておけばよかった...
当日は、門の所に校長先生書の立て看板が出ていました。
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なんか、こういうの、いい感じ、です。

今回は、母校の記念の、ということで、ちょっとはりきったか?!(笑)さりげなくハードなプログラムを組んでしまい、2回本番分ほどのエネルギーを消費したような気がしますが...まずは無事に終わり、ほっ。

第1部は木琴。伴奏は平林知子さん。
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いつも、曲間にお話しを入れるのですが、内容はあまり決め込んでいません。
おおよその時間を決めておいて、最終的にはお客さんの顔を見ながら決めます。今回は、新聞等の告知をみて応募して聴きに来てくださった一般の方が多いように見受けられたので、フツウに楽しい話題を入れつつお話ししました。
高校時代のクラスメイトでもあるピアノの平林さんは、大阪の堺市から洛西まで2時間ほどかけて通っていたのに全く遅刻をしなかったとか、朝のレッスン室争奪戦の話とか、まぁたわいもない話。

2部は、ソロで始まり、そして在校生との共演。
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高校生との共演は初めてで、彼らが緊張したらどんな状態になるのかは、まさに初体験(笑)本番は、なかなかにスリリングでしたが...でも充分合格点。楽譜ずらは単純に思える八分音符の連続も、ただ正確に刻んでいるだけでは音楽にならない、ということを身にしみてわかってくれたと思うので、成功でした。

実は、初回の練習仕上がり具合をみて、もう一曲いけそうなら、急遽アンコールも4人でできるように、同じく卒業生の西邑さんにアレンジを打診してあったのですが、う〜ん、残念、と判断し、今回は見送りました。
西邑さんは「ノーギャラで書くつもりだったのに...(笑)」と言ってくれました。
そういうきもち、ですね、気持ち。
またいつか一緒に演奏する機会があればと思います。

実は、ホールの響きは、響きすぎるくらい、でした。
新しいホールができると、響きすぎるとか、響かないとか、オープニング当初はいろいろ言われるけれど、ホールも生き物。響きは驚くほどに変化します。もちろん、楽器との相性もあります。だから、私も今回響きには気を配ったけれど、工夫はすれどじたばたせずに、今のホールの状態でベストなところを聴いていただいたつもりです。
これから時間と共にどのように音になっていくか楽しみです。

お世話になったみなさん、ありがとうございました!
通崎睦美リサイタル 〜木琴とマリンバ
ピアノ 平林知子

明日はコンサート。

5時から、最後のリハーサルで京都堀川音楽高校に行ってきました。
高校生達、がんばっています!
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明日のコンサートは、チラシを作る前に満席になったとか。
で、今日、いただきました。(笑)
がんばろっと。
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高校生と

今日は、京都堀川音楽高校のホールにて、5月1日、移転記念オープニングのコンサートで共演する在校生と初めてのリハーサル。
300席、豊かな残響が印象的なホール。
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私が高校生の頃よりずっと優秀。
さきちゃん・かんなちゃん・あすかちゃん。
娘のような年の、かわいい後輩達です。
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あと2回の練習で、ぐんぐんよくなりそうで、楽しみ。


そうだったのか...

○そうだったのか・その1

15日は久しぶりにイシハラホール。
ステージマネージャーの瀬口さんに「94年以来です」と言われ、そうだったのか...
そういえば、大阪はフェニックスホールばかりかな...
覚えていていただいてうれしかったです。
94年のリサイタルで何を弾いたかなど、詳しくは思い出せないけれど、戎洋子さんとの共演。楽屋に運ばれてきた一口サイズのかわいいサンドウィッチが、あまりの緊張で食べられなかったことを覚えています。
今でも、かなり緊張するので、本番前は「早く家に帰りたい...」という気分にもなることもあるのだけれど、まぁ舞台に出てしまえば、なんとかなるようになったかな。

今回のコンサート。
ピアノの平林さんにとっては新しい曲でちょっと大変だったと思うのですが、本番はとってもご機嫌な演奏でした。今回の平林さんは、どこか、試合に合わせて調整してくるスポーツ選手のように見えました。おつかれさまでした!
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ステマネ瀬口さんは、搬入・搬出からセッティングその他いろいろ、さすがな動きでフォローしてくださり気持ちよく演奏できました。帰りには瀬口さんと記念撮影。
こちらもおつかれさまでした。

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○そうだったのか・その2

17日は、松園さんとの共演。
会場に行って、そうだったのか....

今日の仕事はこんなこと、でした。
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「楽しい演奏とおしゃれなトークを楽しみにしています」とお手紙をいただいていたのですが「おしゃれトーク」とは知りませんでした。(笑)
おしゃれについてトークするのか、おしゃれな雰囲気でトークするのか、ちょっとあやしかったですが、無事90分、演奏とお話しをさせていただきました。

おしゃれトーク中。(笑)
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松園さんのピアノは、これまたゴキゲン。きてもらいたいところにぴたっときてくれたり、「そうきたか!」とうれしくなったり、弾きながら惚れてしまいそうになりました。(笑)
この日、弾いたリストのハンガリアンラプソディ。今年、岡山フィルハーモニック管弦楽団と何度かの本番で共演させていただきます。
現在、松園さんにマリンバと2管編成オーケストラ用のアレンジをお願いしています。
こちらも楽しみです。


通崎睦美マリンバリサイタル

毎日いろいろ

昨日は、松園くんと、17日のコンサートのリハーサル。
今日は、平林さんと、15日のコンサートのリハーサル。
練習と本番の日程が逆転すると、曲を仕上げる優先順位がビミョウで、少々混乱。

今日は、大下さんと、古材バンクの瀧澤さんが、「天使突抜367」に立ち寄ってくださいました。
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書ききれないほど、毎日いろいろな展開があります。
「天使突抜367」は18日に設計の堀川くんによるプレゼンがあり、詳細が決まる予定。

ところで、今日、決めたこと一つ。

8月31日京都府立府民ホールアルティでのリサイタル(京都音楽教育の会主催)のサブ・タイトル。
「通崎睦美マリンバコンサート
  〜道がないところにも道がある」

ピアノは平林知子さん。
林光作曲「道がないところにも道がある」という曲を弾くことにした、ということなのだけど...
聴いたことはあるけれど、弾いたことはないので、まずは、林光さんにお願いして、楽譜を送っていただくところからのスタート。
その他も、ちょっと面白いプログラムを考えたいです。



赤帽の山田さん

今日の本番。
楽器を搬入するのに、会場の扉を開け、ギョッとしました。
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一面、いす!
右上にマリンバ、見えますか〜
「1500人のホール」と思えばそんなに違和感はないはずですが、1500脚のパイプイスというのはやはり圧巻でした。
今日は、この会場で「君が代」他、を弾きました。イデオロギーとかなんとかはさておき、リクエスト曲だったので...
これまで「君が代」は弾いたことがなかったので、ここ2週間ほど毎日朝晩「君が代」弾いてました。私の場合、それがどんな曲であれ、曲と近しくなるには時間がかかる。
ふぅ。
「君が代」間に合いました。
それにしても、ご近所のみなさん、突然、毎日「君が代」が聴こえてきて、さぞかし「?」だったことでしょう。明日からは弾きませんので(笑)

ところで、市内で楽器を運ぶときはたいてい赤帽の山田さんにお願いしています。
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もう15年くらいのおつきあいになるので、マリンバの組み立てもばっちりです。
元呉服屋さんでもあるので、展覧会の搬入の時など、着物のアイロンあてまで手伝ってくださいます!私のまわりでは「スーパー赤帽!」として有名です。
時間のある時は、早く来て本番も聴いてくださるので、私のレパートリーにもかなり詳しいです。今日も「君が代」を弾く、というと「誰のアレンジですか?」って、フツウの赤帽さんの質問とは思えません。(笑)「港さんの半拍ずれた君が代も、おもしろそうですねえ」ってかなり通のことをおっしゃいます。

今日は、助手席にのっけてもらったのですが、こんなものを見つけました。
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明日は、詩吟のコンクールなのだそうです。
なんというか、広く文化に興味や関心があるっていうのは、いいなぁと思います。
山田さん、がんばれ〜。



まもなく6月19日コンサート受付スタート

4月12日(月)より6月19日のコンサートの受付がスタートします。
先着80名様です!

今回は、リコーダー奏者の本村睦幸さんをお迎えして、マリンバ×リコーダーデュオを中心に、リコーダーソロ、マリンバソロをお楽しみいただければと思います。
ちなみに、リコーダーとは、みなさんご存じの「たて笛」です。
はい、学校で習った、あの「たて笛」です。
本村さんの音を聴けば、音楽はもとより、あの「たて笛」(もちろん、プラスチック製ではないですが...)からこんなに美しい音がするのか、とまずそのことに驚いていただけるのではないかと思います。私なんて、CDで聴いてあまりに驚いて、思わず横浜のご自宅まで押しかけたくらいです...(笑)
で、押しかけた結果、このようなコンサートが実現しました!

是非、6月19日(土)ちおん舎へ、お出かけ下さい!

通崎好み製作所展 関連企画
本村睦幸(リコーダー)×通崎睦美(マリンバ)
18時半開場 19時開演
ちおん舎
前売 3000円 当日3500円

お名前・ご住所・電話番号・チケット枚数をご明記の上、メールにてお申し込みください。
info@j-spirit.com
問い合わせ電話番号 075−255−4743(ジェイ・スピリット)

以下、本村さんのプロフィールです。

本村睦幸(リコーダー)

中学生の頃よりリコーダー奏者となることを志し、高校進学後には演奏活動を開始する。東京大学工学部在学中、花岡和生、有田正広らのレッスンを受講しながら研鑽を積み、卒業後、コンサートシリーズ「愉・BAROQUE」を企画する等の演奏活動を経て、1987年に渡欧。アムステルダム・スウェーリンク音楽院でワルター・ファン・ハウエに師事。1992年、同音楽院を卒業し、さらにアムステルダム古楽アカデミーでジャネット・ファン・ウィンゲルデンに師事。1994年同アカデミーを修了後、ウィンゲルデン主宰のスタジオ「黄色い蛇口」のコンサートに出演する等、アムステルダムを拠点とした演奏活動を続け、2001年より日本に拠点を戻した。

帰国後は、リコーダーの様々なレパートリーを網羅的に取り上げる〈本村睦幸リコーダーシリーズ〉をはじめ、上尾直毅、櫻田亨とともに結成したアンサンブル〈ルストホッファース〉や、太田光子、村田佳生と結成したリコーダーコンソート〈SWEET FLUTES〉、山岡重治、平尾雅子らと企画する〈田園バロックコンサート〉などのコンサート活動に加え、リコーダーの指導にも力を注いでいる。また、近年では、「東京リコーダー音楽祭 2009」(読売新聞社主催)をディレクターとして成功に導くなど、リコーダー音楽のヴィジョナリーとしても注目されている。

バッハのインヴェンションなど。

今日は、平林さんと15日の本番のリハーサル。
今回は、ちょっとやっかいな曲(笑)があるので早めから計画的に練習。
やっかいな曲をプログラムに組み込むのはワタシであり、ピアノの平林さんにはゴメンナサイなのだけれど、今日は「楽しくなってきた」と言ってもらえて、よかった!

港大尋編曲、モーツァルトのピアノ・ソナタ。
港さんの曲は超絶技巧を鼻歌みたいに弾く、というような要素が随所に出てくるので、超絶技巧がばれたらかっこわるい...みたいな。それから、リズムのマジック。弾いている方がだまされそうになりながら、聴いている人を気持ちよくする。
考えれば港大尋歴10年以上、なので、ほんの少しはそういうこともわかってきて、フツウに楽譜を読んだだけではわかりにくい部分を、平林さんに口伝する。こういう曲を、楽しんでやってもらえるのは、ホントに有り難い。

この日は、林光さんがなんと全15曲を完成させておくってくださったバッハ「3声のインヴェンション〜マリンバとピアノのための」から4曲、も弾く。
これは2声のインヴェンションというバッハの完成された作品に1声加えるという、まさに「冒険」の編曲作品。
光さんと同時代に生きていてよかったなぁとしみじみ思う。

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よかったら15日、聴きにいらしてください。


カレー。

明日は、「天使突抜367」第3回目の作業。
廃材の運び出しと、たぶん最後、の解体です。
堀川くんと池上くんと、成蹊大の鯖チーム(月末、美山に鯖のモニュメント、無事納品とのこと)20代男子5名、が来てくれるので、今、カレーを作っています。
この間のカレー、岩野さんが30回くらい「美味しい」と言ってくださったので...
黄瀬さんと川合さんが来てくださるときは「麻婆丼」と決まっていたのですが、今回は不参加なので、やっぱりカレーです。

実は、あまりに岩野さんに「美味しい!」と言われ、フツウにフレスコ(近所のスーパー)で売っているカレー粉です、とは言いにくくなった...
隠し味...と尋ねられ、そういうのも特にないのですが...
考えれば、お肉は細切れでもよいので、ちょっとよいお肉を買う、というのはポイントかも。
それを姿がなくなるくらいまで煮込んで、肉の存在をなくし、最後に実は油揚げを入れています。精進風をよそおう。
あと「愛」の表現に、さといもをいれています。(笑)
なんというか、とろっとした感じに「愛」を感じていただきたい、という気分。
さといもをむきながら、手がかゆい〜と思ってもがんばってむく、あたりも「愛」です。
結構「いい味」がでるのです。

あと、根菜好きなので、ゴボウなんかも入れます。
アクに気をつけ、下ゆでしてから放り込むなど、少しの工夫はあるかも。

と、書きながら、自分がとってもどうでもいいことを書いているような気分になってきたので、このヘンで。

今日は、初めてマリンバを弾かれる生徒さんが来られ『マリンバ練習帖』を使って初レッスン。この本は、初めてバチを持つ人が使えるように考えたものなので、感慨深いものがありました。

夜は、夏のコンサートの打ち合わせ。
いつの間にか「お宅拝見」みたいになっていた。
詳細は、また追って。


耕作の謎。

先日、複写を頼んでいた山田耕筰の直筆譜コピーが届く。
何かと、手続きがややこしかった。
でも、きれいなコピーで届いてうれしい。

山田耕筰が「日本組曲」とした組曲の中の第2曲目が平岡養一が自身の「テーマ音楽」とした「お江戸日本橋」。
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平岡養一が持っていた楽譜に音が「?」な部分があり、書き損じ(写し間違い)に違いないと思っていたけれど、直筆譜もその「?」な音になっていた。
山田耕筰が目の前にいたら「ここ、どうなん?」と聞きたい...
が、無理、なので、松園くんや野田さんにどう思うか、聞いてみましょう。

山田耕筰作品には、戦時中の曲も多い。
調べていると「決戦京都市民の歌」なんていうのもみつけました。
平岡養一も山田耕筰と一緒にフィリピンに渡って演奏会をしていたから「フィリピン独立大行進曲」とか弾いていたかもね、と思う。
だからどう、ってことでもないのだけれど。

今日は、19時から平林さんと合わせ。
平林さんはネギをしょってきた。
そしてバッハとモーツァルトを弾いて帰っていった。(笑)
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だんなさんの夜食、ざるそば用のネギらしい。



えっ、先着順?!

京都市立京都堀川音楽高校移転記念、こけら落としのコンサート。
無料ですが、先着順150名らしいです!
近所のおばちゃんに「市民しんぶん」に載ってたよ、と教えてもらいました。(笑)

5月1日(土)午後3時
往復はがきに
催し名「通崎睦美コンサート」
住所
氏名
電話番号
参加希望人数(5人まで)
以上を明記の上、下記の住所まで。

604-0052
中京区堀川御池上る
京都市立京都堀川音楽高校

お問い合せ 4月1日から075-253-1581(同校まで)

なお、4日には室内楽、9日にはピアノデュオのコンサートがあるそうです。

この日は、前半木琴で、ピアノ伴奏は平林知子さん。
後半は、マリンバで、まずソロ。そして最後は、打楽器科在校生徒3名との共演で三木稔「マリンバ・スピリチュアル」を弾きます。
「マリンバ・スピリチュアル」は、一時、十八番のような気分で弾いていた曲ですが、最近弾いていないなあ、とよく考えると10年くらい経っていた...
後半、秩父屋台囃子のリズムが使われる、ダイナミックな曲です。


サントリーホールオープンハウス

ブログの更新、3日あくと、なんだかさぼっているような気になります。

昨日は、サントリー・ホールに行ってきました。
アークヒルズ桜まつりに合わせた「オープン・ハウス」。
広場には、いろいろお店も出ていてたくさんの人手でした。
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美味しそうなお野菜、買いたかったけど、これを持って新幹線に乗るのもなぁ、と断念。
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サントリーホールには人がいっぱい。
ホール内のツアーとか
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普段はみられない「舞台裏」まで、いろいろ楽しめるイベントが組まれていました。

バッハさんにサインをもらう子どもたちもうれしそう。スタッフの方もみなさんニコニコされていて、これもよい感じ、でした。

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私は「音楽カフェ」で2回、対談をしてきました。
対談のお相手は『音楽の友』編集長今橋学さん。
人前でしゃべるのは慣れてないんです、なんておっしゃりながら、よい雰囲気を醸し出してくださいました!
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お客さんからもたくさんの質問をいただき、楽しい時間でした。

別会場では、音楽クイズもやっていました。
「音楽博士」の岡部真一郎先生と楽屋のツーショット。
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終わってからは、
サントリーホール・メンバーズ・クラブ会報誌「ミューズ」の取材。
9月の公演もふまえお話しさせていただきました。
1時間の予定が、40分ほどオーバー。
自分が書き手の立場になることも多いので「あ〜、話がこっちに行くと、後でまとめるのがむずかしいぞ〜」とライターさんの気持ちになってしまうのですが、頼りになりそうなライターさんだったので、たっぷりお話しさせていただきました。(笑)
取材に同席してくださった、今回のコンサート御担当、磯貝さん(数分前までモーツァルトさん)が、木琴の音色をとっても気に入ってくださっているのがわかって、嬉しかった!
こういうの「がんばろう!」という気持ちになるのです。
お昼、70分ほどのコンサートですが、いい演奏会にしたいです!

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この日は早起きして新幹線に乗り、午後は人前でしゃべり続け...すぐにまた新幹線に乗る気にもなれず、ミッドタウンまでぶらぶら歩く。
ふらっと「21_21 DESIGN SIGHT」の展覧会をのぞく。ちょうど「六本木アートナイト」開催中。野外にも、いろいろ現代美術作品が設置されていたけど、私が見た範囲で好みのモノはナシ。

サントリーホールのオープンハウスはよかったなぁ〜!と思いながら帰途につく。

今日は、レコーディングのために関西に来ているという上尾くんをつかまえてバロックのレッスンをしてもらう。貪欲...
まずは、楽器の調整。
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やっぱり上尾くんはすごい 演奏家だと思う。
有意義な時間。

それからも、いろいろあって、夜は京都市の社会教育委員会議に出席。

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今は...明日はがっつり練習しようと心に誓っています...








トーク「私と音楽との出会い、楽器との出会い」
ゲスト 通崎睦美・今橋学(音楽専門誌『音楽の友』編集長)
ドリンク有料

通崎好み製作所展とコンサート日程!

「通崎好み製作所展」
今年は、ジェイ・スピリットのギャラリーにて開催です。
6月9日から20日まで。
関連企画のコンサートは6月19日(土)ちおん舎にて。
リコーダー奏者の本村睦幸さんをゲストに開催いたします。



三鷹・マリンバトリオコンサート

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自分の名前を見つけ、矢印の方向に歩きかけて
ん?
託児室!(笑)

よく考えると、何かとみなさんにめんどうを見てもらう毎日。私の人生託児室...と朝から妙に納得しました。
でも、これ、託児室を経営しているようにも見えますね。と考えると、コンサートの時は常に「通崎好み託児室」併設ってどうだろうと思いつきました!谷本さんの手作り紙芝居、黄瀬さんと川合さんで手作りブロックとか...
う〜ん、採算度返しのサーヴィスで、経営破綻しそうなのでやめておきます...(笑)

さて、この日の楽器はこおろぎ社のレンタルだったのですが、斉藤楽器の貝沼さんも手伝ってくださいました。助かりました。
ノイズ点検中。
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本番中の様子。撮影は貝沼さん。
出番待ち準備体操の図。
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いってきます、の図。
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舞台袖の窓から覗いた演奏の様子。
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ホールそのものの響きはもとより、お客さんもとってもいい雰囲気で、心地よい緊張感の中で演奏することができました。

ところで、舞台の上で話をしている時、ふと一人の男性に目がいきました。何か発しておられた?!
後で、ごあいさつに来てくださったその方は、今回のチラシをデザインしてくださった、グラフィックデザイナーの富岡史棋さん!でした。
素敵なチラシをありがとうございました。
終了後、一緒に記念撮影。
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右からこのWSとコンサートご担当の吉田さん、大塚さん、ワタシで、富岡さん。
大塚さんとは同世代ですが「こんな方が上司だったらいいな〜」と思える女性でした。
吉田さんも仕事適確!広報担当の方もとってもいい感じでした!

本来の仕事は、コンサートの日に出かけていって演奏すること、で、実際の多くはそうなのですが、チラシをどうしようとか、企画の部分を相談するのも楽しいものです。
そういうやりとりも、どこかお客さんにつたわるのかな、と思えるコンサートでした。


おまけ。
楽屋を尋ねてくださった、今田香織ちゃんのお父さん。
若っ。
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通崎睦美マリンバトリオ・コンサート

問い合わせ 三鷹市芸術文化振興財団 0422-47-5122 

三鷹WS第2日目

今日も、いろいろな方が参加してくださり、楽しいWSとなりました。
仲良くハチマキ姿でご参加のカップル。
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この4つの頭はファミリーでご参加の方です。
右のお兄ちゃんのみが参加のはずだったのですが、急遽お母さんも参加。
これで満席となりました!
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最終の追い込み。お母さんの背中のボクはちょっとお引っ越し。
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抱っこしてくれているのはタカシロさん。
岩野さんのところも居心地よさそうです。
お母さんとお兄ちゃん、いい木琴が作れました。
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今日のWSには、アベくんも、参加してくれました。頼りになります。
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今日も最後は合奏で締めくくりました。
参加者のみなさん、工作班スタッフのみなさん、三鷹のスタッフのみなさん、香織ちゃんと後藤さんも、お疲れ様でした。
ありがとうございました!

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明日は、コンサート。
15時からです!

あっ、今日は嬉しかったことが一つ。
以前調布で行ったWSに参加してくださった方が、それを応用して自分で音域の広い木琴を作ったと見せに来てくださいました。立派な木琴で、みんな感激しました。
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問い合わせ 三鷹市芸術文化振興財団 0422-47-5122 

三鷹WS第一日目

今日のWS、幅広い年齢層の方が参加してくださり、私達にとっても楽しい時間となりました。
この間、家を壊してくれた川合さんも、今日はさすがに作る方です!
鍵盤は1ミリの違いでも音程が随分かわるので、微妙なところを切りたいときはスタッフに助けてもらうことがあります。
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黄瀬さんと参加者の方、なんだかよい雰囲気です(笑)
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細部までこだわり、真剣な目で作業する少年。
うちのリノベーションチームにスカウトしたくなりました。

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最後に「これはブログねたでしょう」と黄瀬さん撮影、の写真を一枚。
バスに乗ったら、ワタシがいました、の図。
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第2期 解体 

19日の朝。
廃材運び出しの準備をしてくれる頼もしき若者。
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学生達を見守る、岩野・川合・黄瀬さん。
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上村組のトラックにどんどん積み込まれるのを見届け

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岩野さん達はワークショップの材料を積み込んだ車で、私は新幹線で、東京へ向かいました。

私は三鷹へ行く前に、以前から行こうと思っていて、行けていなかった、ココに行きました。
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ここでは、山田耕筰の直筆譜がマイクロフィルムで見られます。
平岡養一のレパートリーにある山田耕筰編曲作品の楽譜に、不明な点があって、それを直筆譜で確かめたかったのです。今月で閉館、ということで(所蔵のものは、すべて別の機関に引き継がれるのですが、閲覧の再開は来年春らしい)ほんとに滑り込みでした。





問い合わせ 三鷹市芸術文化振興財団 0422-47-5122

木琴作りワークショップ

明後日のワークショップは、三鷹で10時半スタートなので明日、京都を出ることになります。
岩野さん・黄瀬さん・川合さんの工作チームは、材料を載せて車で移動。
なのですが、朝一番「天使突抜367」の廃材運びだしの現場に顔を出してから東京へ向かってくださることになっています。ありがとうございます!
運び出しは、堀川くんの指揮で、谷本さん率いる大阪成蹊大の先鋭チーム?!らしいです。

さてさて、ワークショップの方、初日は満員御礼。
2日め「Bグループ」の方には、若干空席があるそうです。
今からでも大丈夫ですよ!
楽しいので、是非ご参加ください。

クラシックファンのためのコンサート

4月15日「クラシックファンのためのコンサート」。
無料ですが、申し込みが必要です。
3月19日から受け付け。
ちょっとややこしそうですが、下記に申し込み方法が記してありますので、ご興味のある方はどうぞ。
ピアノは平林知子さん。

この日のメインは

W.A.モーツァルト 港大尋編曲 ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330

Ⅰ モーツァルトがボブ・マーリーに恋したとき

Ⅱ ルーベン・ゴンザレスに一瞥をくれるモーツァルト氏

Ⅲ モーツァルト、ジェームス・ブラウンと踊る

です。

弾く方も、聴く方も、冒険です。


平和な一日。

今日の午後は、久しぶりにサンパツに。
普段、髪は自分で切っているのですが、何ヶ月かに一度は、美容院に行きます。
自分で切り続けていると、なんとなくどこかぼさぼさになってくるので、たまにプロに整えてもらう、という感じ。25年くらい通っている近所の、おしゃれとか、そんなことには縁のないテクニック重視のところ、です。(笑)
さっぱりすると、頭の回転もよくなりそう。って、気のせい...

今日は、高槻現代劇場の担当の方から12月の公演のことで連絡がありました。
もう12月か...

金関環(ヴァイオリン)と弦楽アンサンブル ラ・ストラーダ
〜通崎睦美(マリンバ・木琴)を迎えて

というコンサートです。
弦楽合奏との演奏会、とってもとっても楽しみ。
やりたいことがたくさんあります。
今日、電話で、初めて金関さんとお話しましたが、いろんなアイディアを盛り込んだ、楽しい演奏会になりそうです。

公演のことと言えば、今日はもうひとつ。
7月焼津の公演。
副題の打診がありました。

「通崎睦美木琴コンサート
〜浴衣でナイト♪」

ゆかたか着物でご来場の方にはプレゼントがあるそうです。
う〜ん、浴衣でナイト♪か...
ゆかたを入れるなら

「ゆかたでいこう!
通崎睦美木琴コンサート」

の方がよいかなと思います、とご提案しました。

詳細はこれから。
焼津市の主催ですが、チラシデザインは谷本さんご指名!です。





上村組

廃材処理は、さすがにプロの解体屋さんにお願いする、ということで、名前のあがったのが「上村組」
上村組の上村くんなら、小学校の同級生!
ということで、自分で電話をしてみました。
すぐに見積もりにとんできてくれました。

上村くんは双子なんですが、同じ産院で4日違いで生まれたので、お腹の中にいるときから知り合い、という感じ。
約30年ぶりに会うのは、なんだか照れくさい気分でした。

19日に、今ある廃材を処理して、引き続き解体作業にはいってもらいます。
19から22日まで東京なので、帰ってきたらどうなっているか、楽しみです。

と、家の話ばかり書いていますが、今日は、朝一番その解体の段取りをして、10時半からは三鷹のコンサートの合わせ。
あと、4月5月はちょっと変わった仕事がはいっているので、いろいろ勉強もしています。
演奏の仕事なのですが、リクエストされている曲が一風かわっておりまして...
一つは「君が代」。
子どものころ音楽の教科書の一番最後に載っていたけど、あらためて「国家」とは習わなかったから、小学校1年生の時、その楽譜をみて「この古風な様子は、お能の音楽に違いない!」と思ったことを覚えています。

あと、「仏教賛歌」。
仏教賛歌は、もっと和風なものかと思っていたら、なんというか「賛美歌」っぽい雰囲気のものが多い。

これらは、レパートリーにないですから...練習の前に、勉強が必要です。

こどもいっぱい。

昨日は、子ども達のためのコンサートでした。

お客さんの中で、最年少はたぶんこの子だと思う。
生後2ヶ月だそうです。
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子ども達の多くは、幼稚園・保育園児と小学生。

でも、中には、こんな美脚自慢のギャル達もいました。中学生ですね。いいですね。
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終演後は...
あらま、特等席。
よかったね。

林光さんとの演奏は、久しぶり。
うれしい時間、でした。

それにしても...
宿泊していた部屋に、テントウムシが大量発生して、びっくり。虫嫌いの人なら卒倒しますね。1匹、2匹はかわいいけれど、何十匹は、やはり異様です。
ふと「つかまえて、翌日子どもたちにあげようかな」と思わなくもなかったけど、夜中だったし、びゅんびゅん飛ぶし、で、すぐにあきらめました。
駆けつけてくださったフロントのお兄さんが、あまりにも申し訳なさそうな顔で、何度も「すみません」とおっしゃるので、その姿を見て「自然のものだから仕方ないですね」と、なぐさめ役にまわってしまいました。だって「あぁ、ほんとに、もぉ、うちのテントウムシが、こんなことをしでかして、スミマセン」というような様子だったので。(笑)
でも、しばらく、テントウムシは、いいです...



裸の島

「裸の島」(1960)
新藤兼人(監督・脚本)
乙羽信子・殿山泰司 他

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音楽は、林光さんです。
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ちょっと音楽を確認したかっただけなのですが、最後まで見てしまいそう...。

ちなみに、この映画にはセリフがありません。
数々の賞を受賞した、映画史に残る傑作。

こういう作品をみていると、現代美術なんかで、現在新しいつもりでやっていることの中には、すでに60年代に完成している要素が数多くある、とつくづく思う。

はや、9月。

9月、サントリーホールでのコンサート詳細が発表されました。
一般発売は、3月17日からとなります。

是非平岡養一の木琴で、とお声がかかるのは嬉しいですね。

3月28日サントリーホールのオープンハウスでは、トーク・イヴェントの予定があります。

枚方で

よく「前もって会場を下見されますか」と尋ねられるのですが、まず「結構です。大丈夫です。」と答えます。
大丈夫、という根拠はないのですが「響きが悪いから、ここを壊して建てなおしてください」なんて言えるわけでもないので、たいてい「大丈夫」なのです。(笑)
演奏面はもとより、壁を反響板がわりにうまく利用できる位置に楽器を置くとか、イスを並べるスタイルの会場であれば、イスの並べ方で、よりよく聴こえるようにとか、現場で出来る範囲、最大の工夫をします。

実は、「会場が響きません」と言われるより「会場はエレヴェーターのない5階です」と言われる方が、ずっと恐怖ですので、搬入経路だけはしっかり確認します!

そんなわけで、昨日もあまり何も考えず「はい、枚方の堀岡記念館ですね」と出かけたのですが、びっくりしました。
住宅街に現れたこの建物。
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堀岡さんというご婦人がおられ、何の説明もされませんが、さりげなく...ではないですね、なにげなく、の方がぴったりくるか、ルオーとか、ユトリロとか、ルノワールとか...だ〜っと並んでいました。

楽屋に使わせていただいた部屋にも、棚にはガレがだ〜っと並んでいました。
このアンティークのカードテーブル、とても素敵でした。
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会場の窓からはこんな風景が見えました。雨の予報でしたが、時折青空が顔を出すお天気で、よかったです。
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演奏後、お客さんから「トリプルアクセルみたいでした!」と声をかけていただきましたが、演奏している方も、このところオリンピックのフィギュアスケートを見ているせいで「ツウザキ、いい感じでカデンツにはいりましたが...あ〜、少し着氷が乱れました」と自分で解説してしまいそうになります。でも、そんな時は「でも流れはいいですね。後半のジャンプは決めてくると思います。」と思って演奏することにしています。(笑)

ルオーもよかったですが、この会場をお借りになった主催者の方、なんと81才、が手作りされた、手描きと切り貼りのコレ、もよかったです。
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ユーミンと林光

今日は、朝から3月22日、三鷹でのコンサートの合わせをしました。
今回、この3人にとって、新しいレパートリーを入れたので、早めの準備です。

楽譜を前に、なにやら熱心に議論しております。
後藤さんと今田さん。
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今回、意外に難曲なのが、西邑由記子さん編曲の「Lapping in Yuming's」。ユーミンの曲がメドレーになっているのですが、いろんな作曲技法がさりげなく駆使されており、聴き応えのある作品に仕上がっています。

今日、もう一曲時間をかけたのは、林光「島こどもうた2」。
沖縄のこどもの歌を題材にした林光さんのピアノ作品を野田さんがマリンバトリオ用に編曲されたものです。

22日のプログラムは下記の通り。
詳細はこちら。

1 スペイン E.シャブリエ

2 ルーマニアン・ダンス B.バルトーク

3 モリタート K.ヴァイル

 4 パストラーレ I.ストラヴィンスキー

 5 グラスホッパーズ 坂本龍一

 6 Lapping in Yuming's 荒井由実/松任谷由実

 

第2部

1 マリンバソロ曲

2 25の練習曲 より(デュオ) J.F.ブルグミュラー

3 パレスチナの子どもたちの神さまへの手紙 高橋悠治

4「島こどもうた 2」より 林光

5 シネマ E.サティ

編曲 土肥寿美子(第1部1)野田雅巳(第1部2・3 第2部4・5)

   通崎睦美(第1部4・5)西邑由記子(第1部6)





作文指導

今日は午後から、ミカちゃんのレッスン。
ミカちゃんは、国語が苦手、でも高校の入試には作文がある、というので、作文の指導をかってでました。
全然、頼まれてないけど(笑)
マリンバの先生に作文を習う、というのも面白いでしょう。
きちんと構成を考えて表現するというのは、音楽にも通じるところなので、がんばってもらいたいと思います。

ミカちゃんは、このあいだから、小太鼓のレッスンにも通いはじめたので、そのことをテーマに書いてきてもらいました。
600字の中に「嬉しい」が3回も出てきて、余程うれしかったんだなあ、ということはよくわかるのですが、ちょっと多いかなあ。
でも、文章の中にうれしさがあふれているのは、悪くない。
個性を生かしながら指導するというのは、なかなかむずかしいです。
これも音楽と同じです。

と、えらそうなことを言ってますが、私は子どもの頃、読書も作文も、嫌いでした...
『ああ無情』を『アーム城』だと思っていたくらいです。
でも、今日はミカちゃんに「本物の赤ペン先生みたい」とほめてもらいました。(笑)

そうそう、ミカちゃんのお父さんは美容師さんですが、出張でのカットもされるということで、この度、そのお仕事のチラシデザインを谷本さんに依頼されました!
今日、初めての打ち合わせだったそうですが、どんなチラシができるのか、楽しみですね。

平岡養一木琴演奏曲選集

レコード・プレーヤーは随分前に処分してしまったので、うちではレコードが聴けません。
カセットテープは、つなげば聴けるけれど...という状態。

日々、出来る限りモノを増やしたくないと思っているのですが、先日、ついに、こんなものを購入しました。
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レコードプレーヤー(LP/SP/EP対応)なのですが、カセット、ラジオ、CD、それにUSB端子が付いているので、再生したものをファイルに保存できるという優れものです。
線をつなぐのが面倒だし、常に置いておく場所もないので、使うときだけ出してこられる一体型を探し、機能と値段でこれに決めました。デザインは「なぜかレトロ」なところがビミョウですが。(笑)

オークションで買ったまま聴けていなかった、平岡養一がアメリカに渡る前のSP盤などを聴き、また新たな発見をしています。

ところで、これを買うには、SP盤などレコードを聴くという他にも、目的がありました。

この手作りの箱は、この2年ほど、横浜から時には夜行バスに乗ってコンサートに駆けつけてくださる平岡養一ファンの方からいただいた、すっごいプレゼントです。

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中に入っているのは、ご自身が「昭和40〜50年代、真空管式のラジオのスピーカーの前にマイクを置き、ダブルモーター式の重いオープンリールで録音した平岡養一の演奏」を、編集して10巻のカセットテープにまとめてくださったものです!

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これらが、120分テープなので、このまま聴き続けるのには不安があり、データで保存できないかと思っていたのです。

それぞれのテープには、これもご自身による「平岡養一」が描かれています。
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曲目も、手書きによる冊子にまとめられています。
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すべて「通崎好み」を意識して作ってくださったそうです。

よく見れば、箱の中も凝っています。このあたりが通崎好み、ですね!
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かなり大変な作業だったと思うのですが、お手紙には「貴重な音源を誰かのために役立てたいと思っていたので、私としては大変嬉しいことです」と書かれていました。
貴重な音源はもとより、ここには、平岡養一に対する思いが、ずっしりと詰まっているようで、それも含めしっかり受け取りたいと思っています!


G.H.Green

今月末は、木琴コンサート。
普段は、「マリンバ」か「マリンバと木琴」なので「木琴」だけのコンサートは久しぶり。
2回目、かな、です。

木琴だけでやるとなると、いろいろと欲が出て、初めての曲や久しぶりの曲を弾いてみようと思います。で、出してきた譜面が、G.H.グリーン「ワルツ・ブリランテ」。

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本来木琴のために書かれているのですが、たいていはマリンバの代用で弾かれています。
私も、そうでした。
ですが、今回は、ようやく晴れて木琴で!

この方が、作曲者のGeorge Hamilton Greenさんです。
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自身も木琴奏者でした。このレコードでご本人の演奏を聴くことが出来ます。
10代で、すでに「世界一の木琴奏者」とよばれていたそうです。1916年にエジソン・カンパニーで録音しているという記録があります。
彼は、木琴奏者、作曲家としてのみならず、Magazine Cartoonist(イラストレーターみたいな仕事だと思う)水彩画家としてもよく知られていたそうです。

ところで、この曲、前回本番で弾いたのは、たしか20年くらい前?!
なのですが、平林さんは、ちゃんと伴奏譜を保管してくれていた!
感激です。
テープのパシパシ具合に年月を感じました。(笑)




シュナーベル

日米開戦後のニューヨーク。
日本人一切外出禁止の中、平岡養一がどうしても聴きたくて出かけたというコンサートが、シュナーベルのベートーヴェン。平岡養一が敬愛するピアニストってやはりどこか平岡っぽいのだろうか。シュナーベルのベートーヴェンは聴いたことがなかったので、CDを買ってみた。
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1930年代の録音です。
それにしても、このCD。ベートーヴェンのソナタ全集(10枚組)なのですが、HMVのマルチバイ価格で、なんと1132円。
えっ? 
何かの間違い、のような価格です。

ちょうど一緒に買った矢野顕子『音楽堂』は、定価3150円。
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自分で話題をふっておきながら、だからどう、ってことは、特にないのです...(笑)



國母選手の服装

オリンピックが開幕しました。
競技とは関係ないところで、國母選手の服装の乱れがニュースになっています。

記者会見の様子を見ていて、思い出したこと。
私も高校生の時、制服を着るのがいやで、校外学習の機会に私服(真っ赤なジャケット...)を着ていって反省文を書かされましたっけ。
「この学校の制服は、格好悪すぎてとても着られません。ポケットの位置が悪すぎる。グレーの色目も重すぎる」という内容を連綿と綴った反省文でした。たしか。(苦笑)
で、可笑しいのがその後。
「この制服は、とある有名デザイナーのデザインだから、価格も高く特別なものなのだ」という話だったのですが「絶対そんなわけないと思います!」と訴えると、ほんとにそんなわけなかった?!らしく、なんと、次の学年から制服のデザインが変わりました。
しかし...
私たちは古い制服のまま、でした...
詳しいことは、記憶力のよい平林さんにまかせます。

そんなわけで、國母選手の態度も大人げなかったとは思うけれど、その気分には少々同情的、であります。がんばって金メダルをとっていただきたいです。

高校、といえば、我が母校、京都市立音楽高校(新年度より京都市立京都堀川音楽高校)が、4月から新校舎に移転します。5月、こけら落としのコンサートとして、リサイタルをさせていただくことになっています。
何度か反省文を書いた私ですが、よんでいただきありがとうございます!
伴奏は、もちろんクラスメイトの平林さんです。西邑先輩の曲も入れますか。
コンサートでは、現役の打楽器専攻生との共演をお願いしています。
よく考えると、親子の年の差ですね。楽しみです。

このところ、出たり入ったりしている間に、林光さんから3月に共演予定の楽譜がどさっと届いていました。さぁ、練習。
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三鷹のWSとコンサート!

最近、こんなものを見つけました。
昭和24年に発行された、子ども向けの雑誌の1ページです。
(「こども科学教室」第一科学社)
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この当時の子どもは鉛筆もナイフで削っていただろうから、この程度の解説で、木琴が作れたのかもしれませんね。昔のこども、スゴイ。

さてさて、木琴作りといえば、三鷹でのワークショップ。まだまだ先だと思っていたら、来月のことになりました。
2月は逃げるといいますから、もうすぐですね。老若男女(とはいえ、小学校4年生以上)大歓迎です。
やってみようかな、と思われる方は是非お申し込みください。

20、21日、それぞれの日、独立してワークショップが行われますので、ご参加いただくのは、どちらかの日、ということです。

そして、22日は、コンサート。
詳しくは、三鷹市芸術文化財団のHP。
私の写真をみつけてクリックしてくださいね!
インタビューも見られます。

からたちの花

ここのところ、クローズドのコンサートが続きます。
次回、初めて演奏するのが、山田耕筰の「からたちの花」。
平岡養一さんが使っておられた昭和3年発売の、これもレトロな楽譜です。
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平岡さんが、アメリカの伴奏者に説明するためでしょうか。
Karatachi no Hanaが説明されています。
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この楽譜には「はしがき」というのがあって、そこに山田耕筰自身の言葉で、アレンジのこだわりというか、思いが、つづられています。
「いつの時代もそうだよね」というキブンが読み取れ面白いです。
『「よき趣味に於て」整へるために充分の力をそそいだつもりであります』というこの編曲。大変美しいです。
「はしがき」にご興味のある方は、こちらのPDFでどうぞ。

最後に業務連絡
平林さん、楽譜送ります。遅くなってごめんなさい。


アメリカのMethod

『マリンバ練習帖』。
右のオレンジ色バナー(マリンバ練習帖のマーク)をクリックしていただくと購入フォームへいくようになっています。
発送は2月5日以降になりますが、いち早く手に入れてマリンバの練習をしたい!谷本さんのデザインを眺めたい!という方は、こちらからお申し込みください。

ところで、この画像は、1938年に出版されたアメリカの『マリンバ練習帖』です。
正しくは『Marimba and Xylophone Method』(M.M.Cole Publishing co.)。
内容は、初心者向けですが、モデルさん、私より背が高そうですね。(笑)

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「日米交換船」と「マリンバ練習帖」

鶴見俊輔・加藤典洋・黒川創『日米交換船』(新潮社)を読んだ。
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買った時に、パラパラと見た後、いずれゆっくり読もうと思いながら、4年間書棚に飾ったままになっていたもの。
私の木琴(=平岡養一の木琴)も、戦時中この「日米交換船」に乗って帰ってきたはずなのだから「日米交換船」には大変ご縁があるわけで。
それにしても、約500ページ。黒川創の参考資料のページだけで10ページ。読む方にも気合いのいる本でした。
船が赤道を通る日、船内では「赤道祭」と称したコンサートが開かれ、平岡養一もそこで木琴を演奏したそうです。


ところで、この本の装丁は一目見て、平野甲賀ですが、『マリンバ練習帖』の装丁はもちろん谷本さんです!
はい!見本が出来上がりました。
(見本ですので、現物とは少々異なります。)
2月4日発売開始予定です!
マリンバをやっておられる方は少ないと思いますが、マリンバの楽譜はご覧の通り五線譜に書かれていますので、ピアノで弾いてみることも可能です。
挿絵がとってもかわいいので、楽譜が読めない方にもお薦めです!(笑)



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懐かしいシリーズ。

昨日は、懐かしい楽譜を出してきましたが、ちょうど当時の写真がありました。
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中学3年生。
管弦楽部でティンパニーを叩いているところ。
音楽家になる!と燃えていた頃。
Tシャツはミッキーですが(笑)マーラーが好きな中学生でした。
違う人みたいですけど、わたしです。

その前は、こんな感じ。

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つうざきむつみ 5さい
「カッコウ・ワルツ」を弾く

綴じ方など

「マリンバ練習帖」の製作の中で、いろいろと決めていくことがあります。
例えば、綴じ方はどうするとか。
開きやすい方がいいけれど、使っていて傷みにくいのがいい、というようなこと。
表紙の紙質も、丈夫な方がいいか、とか。

で、出してきたのがこんな本。
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子どもの頃、カヴァーをつけてもらっていたはずが、とれたまま使っていて崩壊寸前。
今は、生徒のレッスンの時に出してくるのですが、よく見ると昭和48年から使っているみたい...
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あと、よく使ったのは、中学生になって始めた小太鼓のための教則本。
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たぶん、はじめて買った輸入本。中学1年生の時かな。うれしくて、ちょっと興奮しました。
律儀に辞書をひいて単語を調べておりますが、果たしてこれで、意味はわかったのかなあ。(笑)
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「マリンバ練習帖」もこれくらいぼろぼろになるまで、使ってもらえるといいなあ。
じゃなくて。
2年ほどは、毎日開いてもぼろぼろにならないような作りにできれば、と思います!


マリンバ練習帖、挿絵!

マリンバ練習帖の準備が、着々と進んでいます。
というか...
正確に言えば
「谷本さんが着々と進めてくださっています」です。

お年賀状に「マリンバは弾けないけれど練習帖は買います!」と書いてくださった方が何名かあり、とてもうれしかったです!
がんばって作ります。

今日は、挿絵をちらっ。
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かわいい!!!!

この絵を見て「練習してこない子は、帰ってください」と言って、子どもを泣かしたりしないようにしようと、思いました。

う〜ん、これも、かわいい。

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でも、これに関しては、背丈の小さい子は台にのって弾くので、台を描いてもらうようにお願いしました。
こんなにかわいい絵を描き直してもらうなんて、贅沢ですね。

まだある挿絵もお楽しみに!






3日のコンサート

3日は、久しぶりの京都コンサートホール。
お香の松栄堂さん

東京や札幌の社員さんもお正月は京都に集われるということで、東京人の平佐さんは「さすが、京都の老舗だね」と連発、でした。「そりゃ、松栄堂さんは、300年の歴史ですからね。」と、京都自慢しておきました。(笑)
リハ中の写真。
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このコンサートは、松栄堂さんの恒例行事とのこと。どこかに丸投げするのではなく、社員のみなさんがスタッフとして動いておられるのが心地よい。その段取りがよいのも、気持ちよい。
きちんと社長の畑さんの「顔」が見えるところで、ああ、そういうことなんだな、と納得しました。

打ち合わせのメールのやりとりに当日の進行と、細やかな配慮をいただき、とても気持ちよく演奏させていただきました。

これで、秋からのシーズンが一段落した、という感じです!
この日は、10時半から明朝8時半まで寝ました。この爆睡は何年ぶりでしょうか...



今年最後の合わせ

今日は、平林さんが来てくれて、合わせをしました。
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年明け4日にリサイタルがあるので、次の合わせは、1月3日です!お正月は、身体がなまけてしまわないように、気をつけないと、です。
普段、ピアノとのコンサートはメインにピアソラの「天使の死」を弾くことが多いのですが、年明け早々このタイトルもどうか、と思い久しぶりに、リストの「ハンガリアン・ラプソディ第2番」を弾きます。
その他、西邑さんアレンジの「早春賦」など、これまた久しぶりの曲もあるので、一からさらい直し、です。

平林さんは明日からご主人の御実家に行くそうですが、ご両親が音楽好きなので、料理など手伝うより「練習していて」と言ってくださるのだとか。今年のお正月も、嫁の知子はピアノを弾くと思いますが、お姑さん、よろしくお願いいたします!(笑)

夜には、マリンバ練習帖の表紙案が届きました。
3つもあるので、迷います。
どれも素敵で、土肥さんは「中身がなくて表紙だけでも欲しくなる」とおっしゃっております。(笑)一家に一冊「マリンバ練習帖」はいかがでしょう。
気になりますね。表紙の案。
ちらっ。
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病院でコンサート

昨日、病院でのコンサートには、たくさんの方が聴きに来てくださいました。
どんな様子なのか、行くまでよくわからなかったのですが、やわらかな日差しが入るスペースで和やかな雰囲気で行われました。今年で12回目だそうです。
お客さまは、患者さん、患者さんの家族、地域の方、病院職員の方など。患者さんの中には、点滴をつけたままの方(写真の右上に注目)
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ベッドごと、という方もおられましたが、それも自然な感じで違和感がなかったです。
この病院は、壁に飾られている絵も、ちょっと気の利いた感じのものが多く、そういうセンスが病院全体にあふれているのかな、と思いました。
院長先生はあいさつで「抗ガン剤など薬には副作用があるけれど、音楽に副作用はない」とおっしゃっていましたが、やはり頭が痛くなるような音楽とか、いらいらする音楽もあるわけで。そういう意味では、普段の演奏会より気を遣う部分もありました。
最後に、司会進行をされていた音楽評論家の日下部吉彦さんから「病院で演奏してみてどうでしたか」というようなことを尋ねられ、私は「早くよくなってください」くらいのことしかいえませんでしたが、松園くんは「音楽で何かみなさんのお役にたてたなら、音楽家としてこの上ない幸せです」というようなことを嫌みなくきれいな言葉で話していた。う〜ん、さすが准教授!(笑)と思いました。



市立豊中病院で

告知が遅すぎますが...
明日は、13時半より、市立豊中病院にてクリスマス・コンサートです。
10年ほど続いているシリーズなのだそうです。
病院関係者以外でもフリーで聴けるそうです。
チラシなど、手元になくって詳しい情報がわからないのですが、とにかくコンサートです!(笑)お近くの方は、ふらっとお出かけください。

場所が病院なので、元気が出そうな曲中心。
メインは、「粉雪のクリスマス〜そりすべり・ホワイトクリスマス・サンタが街にやってくる」(織田英子編)です。
ピアノは松園洋二さん。
今朝、松園さんと合わせをしましたが、いいですよ、松園さんのピアノは。
楽しいコンサートになりそうです。



マリンバトリオコンサートとワークショップ

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来年3月22日、三鷹市芸術文化センター・風のホールでのコンサート。
本日チケット発売です。
広い会場なので、すぐに完売、ということはないと思いますが、20日、21日に行われるワークショップの方は各日20名なので、どうぞお早めに!
詳しくはこちら

なお、このチラシをデザインしてくださったのは、グラフィックデザイナーの富岡史棋さん。
富岡さんのHPで、デザインの経緯のようなこと、紹介されています。



メディア・リテラシーのことなど。

一昨日、本村さん京都滞在2日目。
ブログで募ったレッスン。
自ら企てたことではありますが、知らない方が家に来られるということで、ちょっとどきどきしましたが、実際は大変「善良」なお二人で、場を提供して良かった、と思える時間となりました。
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あと、チェンバロの井幡さんが来てくださり3人で音を出し、リコーダーとシロフォン、チェンバロの編成でトリオソナタの可能性を探ってみたり、野田さんに来てもらって、いろいろな試みを聴いてもらいリコーダー+シロフォン、リコーダー+マリンバ、音色の相性を探る、ということもしました。
かなり、内容の濃い2日間でした。

昨日は、関テレで番組審議会。
「メディア・リテラシー」に関する番組を審議したのですが、私にとって、この数年の中で一番納得のいかない審議だったかもしれません。

メディアが伝えることは「ある人」の見方を通してのことなので、それが「100%の真実」ではないということを視聴者に知ってもらわなければならない、というようなことが番組の趣旨の一つなのだけれど、そんな当たり前のことをわざわざ「放送」という枠のなかで言う必要があるのかな、と。
なんだかちょっとさみしい気がする。

あんまりこういうことに過敏になると、そのうち、コンサートの後に「3楽章の4小節目、2拍目の音をはずしました。勢い余った結果ですので、ご了承ください。」なんて、ロビーに掲示しないといけなくなるんじゃないの、と皮肉なことを考えてしまいます。

このブログにしても、写真をみて、たまに「通崎家は豪邸」と、とんでもない勘違いしている人がいる。けれど、それは楽しい勘違い。たまにはそういうのも、いいでしょ。決して、隣の家を写しているわけではないので。
個人のブログであっても多くの人が見るテレビというメディアであっても、そのあたりは、あくまでも作る側の「良識」に委ねることではないのだろうかと思います。(もちろん、報道や情報番組で大きな勘違いが生じるであろうことを放送するなどは、ダメにきまってます...。でもそういう話になると、また、何が大きな勘違いで、何が許される楽しい勘違いなのか...という議論になるのでね...むずかしいです。)
普段の人付き合いにしろ、メディアの受信にしろ、人は様々な「想像力」をもって受容すべきであると思うのだけど、現代社会はどうやらその想像力、相互理解力が欠如しているので、メディア・リテラシー教育も必要なのかな。
とりあえずは、そのように納得してみようと思いました。

夜は、恒例、年末の懇親会。
阪急インターナショナルの「竹茂楼」でおいしいお食事をいただきました。
おじさま率、高。
ここはつい最近まで「吉兆」だった場所で、ほぼそっくりそのまま「竹茂楼」になっていたので、狐につままれたような、どっきりカメラのような、不思議な気分になりました。
自分で「今日は冴えないな〜」と思っていたのですが、お向かいの席の服部審議室長のクリスマス柄ネクタイを見て楽しい気分になりました。
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お隣の席は、ノンフィクション作家の後藤正治さん。
さすが作家さん、というのかな、質問攻めに合いました。質問に答えるのも楽しかった。でも、まだ知りたいことの2割くらいらしい。(笑)
私は、今「書きたい」と思っているテーマがあるので、全て話して後藤さんに書いてもらったら素晴らしい本になるだろうな、なんて。
いやいや、苦労して自分で書きます。
そのうちに。

明日は、京都女子大学の授業。
特別に京都の町屋、杉本家にて行われます。
「着こなすアート〜アンティーク着物からゆかたまで」というタイトルにしました。
2コマなのですが、午前は京都女子高等学校の1年生向け。
「大学生と高校生の理解の差」をいまいち把握していないので、同じ内容ではきびしいのかな。明日は講義中にいろいろ修正が必要になりそう。

本村さん来宅

今日は、本村さんが来てくださいました。
うちにリコーダーがある光景は新鮮です。
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いろんな曲の音を出してみて、リコーダーとシロフォンデュオの感触が少しわかりました。
やはりよいアレンジも必要ということで、編曲に向け、明日は、野田さんにも来てもらい実際の音を聴いてもらいます。

ところで今夜は、京都30年ぶりという本村さんと夕食をご一緒することになっていました。どこかにご案内しようかと思っていたのですが...自分で作りました。せっかくなので本村ファンを一人ゲストによんで楽しく食事。

えびいもと鯛の子のたきあわせ。
盛りつけがちょっとくずれた図。
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その他いろいろ。
京都らしいと喜んでくださり、うれしかったです。
黒豆ご飯を撮影する本村さんの図。
明日は、ブログからの呼びかけで、なんと二人の方がうちに本村さんのレッスンを受けに来られます。
私も本村さんも知らない方なので、ちょっと不思議な感じです。(笑)


エチュード完成間近

夏からスタートしたエチュードの編集作業。
ようやくゴール地点が見えてきました。
とはいえ、ここからがもう一息たいへんなところなのですが。

このところ楽譜を見直し、曲の意図がすんなり伝わるようにと、製作してもらった楽譜の校正と同時に、速度記号を見直したりしています。
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今日は、谷本さんが来てくださって装丁の打ち合わせをしました。
久しぶりの谷本さん登場です!
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タイトルは「マリンバ練習帖」としました。
やはり、曲のイメージで表紙のデザインも考えてもらわないと、ということで、実際、曲を聴いていただきました。
もう、ばっちりだと思います!

谷本ファンなら、マリンバを弾かない人でもこのエチュードがほしくなるかも(笑)
完成をお楽しみに。

夜は、レッド・プリーストを聴きに。
舞台もレッド・プリーストだった。
チェンバロも赤かった。
チェンバロのお兄さんの赤いシャツは素敵だった。

10年ほど前から一度聴いてみたいと思いながら、実は今回が初めて。
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何を聴いても勉強になります。

帰りに食事して、その後柳野へ足を伸ばし、ほっこり。
上品でまろやかにまとまった、愛らしい味のコニャックを。
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レッド・プリーストとは対称的な味わいでした。(笑)


デュオの楽譜

昨日は、大阪で用事が終わった後、ササヤ書店に寄って楽譜を物色。
なんと、8・9日にリコーダーの本村睦幸さんがうちに遊びに来てくださることになったので!
この機会にいろいろと音を出してみたい!!と。
そういえば、本村さんちに押しかけてから、ちょうど3ヶ月になります。
先日、伊勢崎市立境島小学校でのコンサートも無事終了したようです。
よかったです!
(ほぼ日日記11月26日にコンサートの様子が載っています)

まずは、今回、リコーダーデュオの楽譜を使って、リコーダーとシロフォン(又はマリンバ)でできればいいかな、と。
ササヤ書店のリコーダー楽譜の棚、上から下まで見ていたら2時間近くかかってしまいました。
で、ちょっと大人買い。
もちろん、本村さんもいろいろ持ってきてくださるに違いはないんですが、こちらも何か用意しておかないと!
というわけで、「ハッピー・バースディ・トゥ・ユーのテーマと12のヴァリエーション」なんていう、タイトルはとっても楽しげ、でも、これ本村さんの好みじゃなさそう...というものも、しっかり購入しました。(笑)

見慣れない分野の棚を熱心に見たので、この後、弦楽器のデュオの譜面も見る予定が、力尽きてしまいました。

本村さんは、ほんとに素晴らしいので古楽の勉強をされている方でこの機会にレッスンを
受けてみたいと思われる方があれば、是非ご一報ください。
リコーダーではなく、トラヴェルソでも、あるいは通奏低音の方でもアンサンブルのレッスンをしていただけると思います。たぶん...(笑)


カシュカシュ

マリンバ・パーカッション&ピアノのグループ「カシュカシュ」のメンバーが12日のコンサートに向けてレッスンにやってきました。
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曲は、西邑由記子さんアレンジの「ラプソディ・イン・ブルー」。
お手本を弾いていると楽しくなって7時半から始めたレッスンがあっという間に11時に。
カシュカシュに入れてくれる?と聞いたら、いやそうだった(笑)

冗談はさておき、楽しい仕上がりになりそうですので、お近くの方は是非お出かけください。
チラシのデザインは、谷本さんです!
谷本さん、弟子までお世話になって、すみません!!
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ん?
四条畷とか箕面とか...
この時間から帰ってお家まで、無事たどり着けたのだろうかと今頃、ちょっと心配。

木琴ケース

東京での公演が終わりました。
こんな素敵な会場でした。
準備中の写真。
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こういうお花を見ると、東京だなあと思います。もちろん京都でも見かけるのですが、やはりどこか東京っぽい。
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今回、宿泊はマンダリンオリエンタルホテル東京、32階の夜景の素敵なお部屋!

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とっても素敵なもので...慣れるまで少々時間がかかりました(笑)
これは、「ディスプレイ」か「食用」かと考えている自分が可笑しかった。
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演奏は...
藤井里佳さんと2度目の共演。
今回は同一プログラム3回の公演でしたが、演奏する度に新しい発見があり充実した本番となりました。
里佳さんは、よく気がつく人だな、とは思っていたのですが、私の卓上木琴のぼろぼろ紙ケースに見かねて(笑)手作りの木琴ケースを作ってきてくださったのには、びっくり。
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気がつくとか気が利くとかということを超えて、なによりそういう気持ちがうれしかったです。

いろいろと大切にしたいものが、増えていきます!




また荷造り。

ますますかわいらしいピンクになっていく日の菜を「よしよし」という気分で眺めています。
いや、もう食べ始めています。
こんなところでいただいたものです。
真ん中に写っているのが、その、日の菜、です。
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明日から東京なので、この写真とは正反対の世界です。(笑)

また荷造りしました。
雨模様なので濡れないように !
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今月は、着物とマリンバ、セットの仕事が多いです。
今回は安倍圭子さん作曲「竹林」を弾いてその流れで、いろんな竹の模様の着物をお見せしたりしようかな、と思っています。
どこに何があるか、じっくり思い出してみると、夏物でこんなきれいな着物があることを思い出しました。着ると透けるので、とても涼しげなのです。
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少し早いけれどクリスマスみたいな銘仙も持って行くことにしました。
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トークの内容はお客さまの顔を見てからかな。

今回も藤井里佳さんにお願いしています。
新しい曲もあるので、楽しみです。

宮津市へ

宮津市に行きました。
天橋立の松並木など見ながら教頭先生と40分弱ドライブ。
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晴れたと思えばどしゃ降りになったり、この地方特有の気候を体験しました。
小学校は山の上。
校舎からは180度海が見渡せるという、素晴らしい環境の小学校でした。
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先生は「なかなか外部の人と接する機会がないので、児童はみな自分を表現するのが苦手だ」とおっしゃっていましたが、掲示されていた1年生の作品を見て、いやいやそんなことはない、と思いました。

くるとくん、のくるくる。
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たいがくん、のいがいが。
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表現は、これで充分でしょう!

クリスマスとお正月

土日、2日続きで大阪府民共済のコンサート。
松園くんのピアノもゴキゲンで、無事終了しました。
これはリハの写真ですが、バックに松園くんの手元まで写されていました!
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今回は、上野裕子ちゃんが大活躍。
楽器運搬、販売物管理、着物トークのアシスタント、一曲は私とマリンバデュオまで!
ほんとにお疲れ様でした!
着物を準備する裕子ちゃん。着付け師の免許も持っています!
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このコンサートは、抽選制ですが、大阪府民共済では応募された
方のデータをきちんと管理され、それに基づく厳正なコンピュータ抽選をされているそうです。
今回は5倍強の競争率だったそうで...
客席から「強運」を分けていただくような気がしました。
大阪府民共済の加入者サービス担当の西郷さん。
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ピアノの移動も軽やかに!
頼れる西郷さん、です。

企画制作のキーウエスト・オフィス、西谷さんと北さんもありがとうございました。

この2日は休みだったのですが、年末・年始コンサートの準備をしていました。うちには、一足早くクリスマスとお正月が訪れたようです。

あと、今日は、制作途中のエチュード、楽譜を制作してくださっている村上さんとの打ち合わせ。
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楽譜のレイアウトを細かく見直しました。

明日は、宮津市立養老小学校での公演。
天橋立から40分近く教頭先生とドライブすることになりそうです。
紅葉きれいかな。


ほんじつのほんばん

今日の本番は堺市。
京都から堺というのは、通勤圏の中で一番遠い地域、というイメージかな。もう少し遠ければ旅行気分なのですが、その手前。
昨夜アラームをあわせながら、よく考えればピアノの平林さんは高校・大学と、堺から洛西まで、毎日遅刻もせず通学していたわけで...
ほんとに、平林さんはえらい、と思った。

と、話はそれましたが。
通しのリハーサルから本番まで間が30分ほどしかないというスケジュールで今日は、もうへとへとになりました。
後ろに映像が入るとかで、そのタイミングを合わせるとかで...
リハ中に裕子ちゃんに撮ってもらっていた写真を見ると、すごいことになっていた...
例えば、ピアソラはこんな情熱的な感じ。
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照明がころころ変わる本番など、そうないので、かなり神経がすり減りました。
それに、こんなこともしましたからね。
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でも、現場のスタッフのみなさんがいろいろ気遣ってくださったので、後ろが赤になっても緑になってもしっかり弾くぞ!という気分でのぞみました。(笑)
明日も同じプログラムで続くので、写真はこのくらいで。

一番早く、楽に帰れる方法。
ということで、特急「はるか」に乗車。
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+940円の贅沢。
がらがらの車内で爆睡したら元気が出てきて、甘いものが食べたくなりいちじくのタルトを買って帰宅。
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家に帰って食事してテレビをつけると「ちあきなおみ特集」をやっていて「あぁ、ちあきなおみってこういうことだったのか」と納得。
どんなことでも、あぁそうだったのか、と新たな発見をする瞬間はうれしい。
なんとなくパワーが出て、明日弾く「ブエノスアイレスの春」を練習してから寝よう!という気分になった。


荷造り


今週末は大阪府民共済主催のコンサート、で着物のお話もすることになっているので、また荷造りしています。
「にしお」さんから返ってきた荷物をそのまま送ればよいようなものですが、にしおさんは群馬なので銘仙中心の話。(群馬県伊勢崎市は銘仙の産地として有名)でも、今度は、大阪なのでちょっと違う話も...
そんなことを考えだすと、荷造りも、あっという間に時間が経ってしまいます。

秋だしね。
こんな紅葉の着物もお見せしましょうか。
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このコンサートは、加入者向けサービスの一環で無料なのですが、競争率高し。このブログ読者の方から「行きます!」とメッセージをいただいています。御当選おめでとうございます!です。

ところで、「にしお」さんから返却された着物。
その梱包を見て、ちょっとうれし恥ずかし、な気持ちになりました。だって、私が送ったものの数倍美しい梱包。こちらからは帯もそのまま「たとう」に入れて送ったのですが、こんな紙に大切に包まれ返ってきました。
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もちろん、返却時の心得、というようなことにも感激しましたが、着物を扱うプロ、また本当の意味でお商売のプロとしても、素晴らしいのだろうな、と感じました。

見習えよ!と思うのですがとりあえずは「練習優先」ということで(笑)またざっくり箱に詰め込み宅急便に電話。
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夜は伴奏の松園くんとじっくり練習。
初めて弾く曲も、ようやく様子が見えてきました。

京丹後へ

先週は関東の絹の町、前橋に行きましたが昨日は京丹後で公演。
丹後方面行きの特急のシートのカヴァーは「丹後ちりめん」です。
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京都駅から、新幹線で東京へ行くのと同じくらいの時間、電車に乗ると、こんなところに着きます。ほっこりします。
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曇りでしたが、雨には降られず、ほっ。

今日は、亀岡市で学校公演。
昨夜は大雨。
行く道で、保津川が増水で保津川下りは中止のお知らせが出ていました。
車窓から。

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でも、楽器の搬入・搬出時は雨があがり、ほっ。

今日お邪魔した学校の門はこんな立派でした。
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小学校に行くと、何かしら、惹かれるものを見つけます。

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とても立派なやくそくだと思いました。

それにしても、今日は500人のマスク姿の前で演奏。こういう機会はなかなかありませんね。


群馬にて

行きの新幹線で富士山がきれいに見えると、いろんなことがうまくいきそうな気がします。
きれいに見えそうもない時は、最初から、寝ています(笑)
今回は、抜群にきれいな富士山が見えました!
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群馬県前橋市でのコンサート。
7日の午後、前橋に到着するとこんな彫刻が出迎えてくれました。
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駅まで車で迎えに来てくださるということだったのですが、早めについたので、てくてく20分強、歩いていくことに。

絹で栄えた町ということで、駅前には風情のある赤煉瓦の倉庫をみつけたりしましたが、私のカメラに残っていた画像は、彫刻とこんな看板でした...
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インパクトに負けました。

会場に到着すると、正面のウィンドウに谷本さん作、着物「マリンバ」が!
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中へ入ると、先に送っておいた販売物が着物と一緒にディスプレイされていました。
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こんな風にしていただいたのは、初めてかも。
会場となる建物の2階に上がると、またびっくり。
こちらも先に送っておいた着物が素敵にディスプレイされていました。
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並べる順番とかその他いろいろ、手直しすることは何もなく...というか、本当にセンス抜群...演奏する前からうれしい気分になりました。
並んでいるのを見ると、ほんとになんでもないのですが、色のバランスやちょっとした高さの違え方など、しっくりこなければ、結構気になるもの。気にならない、ということはしっくりきている、ということなのです。
多めに、と送っておいた着物がこんな風にうまく配置されていました。
吹き抜けになっている2階から下を見下ろす。
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本番の前、おいしいお茶とお菓子に里佳ちゃんも大満足!
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この空間は、そのデザインはもとより、畳から壁から天井まで、すべてすばらしい材で作られていて、ためいき、でした。こんなにきれいな畳(たぶん備後の表)は見たことがない、というくらい...と語り出すと、演奏しに行って、私(達)が感動したことばかりで終わってしまいますので、この辺で。
聴きに来てくださったお客さんも...楽しんでくださったことと...思います!たぶん。(笑)
最後になりましたが、このコンサートを主催してくださったのは「創作きもの にしお」の西尾さん。
奥様も、スタッフの方も、全てにおいて行き届いているのにヘンな緊張感がない、という素敵なみなさんでした。西尾さんは業界誌でもよく話題になっている方なのですが、こういうことだったのか、と納得しました。

西尾さん、スタッフのみなさん、聴きに来てくださったみなさん、今頃ニューヨークに向かう飛行機の中!の里佳さん、ありがとうございました。

ルーヴル宮音楽隊

明日は、藤井さん宅で練習の後、
夜は、オペラシティで平佐さんお薦め、マルク・ミンコフスキ指揮/ルーヴル宮音楽隊のコンサートを聴く予定。

私は、ほんとに欲張りだと思います...

いろいろ楽しみ。

きものの準備

6日東京に行き、藤井里佳さんと練習して次の日に前橋まで行きます。
今回のコンサートは、着物の展示やお話も交えてなので、着物は宅急便で一足先に出発。
考えてみれば、コンサートと着物がセットになるようになって、もう10年以上が経ちます。
準備も、ずいぶん段取り良くなりました。
何事も積み重ね...と感じる今日この頃です。

とはいえ、何を持って行くかはその都度、ちょっと悩みます。本やテレビで見た着物の「実物が見たい」という方もあれば、「またあれか...」とおっしゃる方もあり。
まぁ、どちらの気分もわからないではないだけに、むずかしいです。(笑)
数枚ずつ仕分けして包んで箱に入れて送る。
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今回はくじゃく...も連れて行きます。
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早めに準備を終えて、練習。
17時からは「試演会」。
恒例になった、聴きに来てくれる八田さんが選ぶ「八田賞」。
見事に受賞したのは、なんと野田さん!
野田さんおめでとう!
実は、野田さん。今年は八田賞をねらっていたらしい...
八田賞授与式の図。
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よくがんばった、福井さんとみかちゃんと杏ちゃんに、野田さんから、賞品の「入浴剤」がお裾分けされました。

みなさん、おつかれさまでした。

いろいろ

今日は、午後1時から7時過ぎまで休みなしでレッスン。
明日は、うちで「試演会」なのです。
みんな今練習している曲を順番に弾きます。
野田さんもピアノを弾くことになっているので、ハタと思いつき、私も、マリンバの他に、チェンバロ・レッスンの成果を披露?!の予定。
大丈夫かなぁ...(笑)


昨日は、松園くんから新しいアレンジが届きました。
3曲頼んでいたフォスターのアレンジ。9月いずみホールで2曲演奏。あと1曲が残っていたのです。11月14,15日のコンサートのプログラムに入れていたので、いくらなんでもそろそろ催促か...と思っていたところに届きました。
「もう、松園くんったら(笑)」という「草競馬」でした。

松園くんと言えば、来週お邪魔する亀岡の小学校の校歌!
校歌は、職業作曲家が作曲しているものが少なく、残念ながら音楽的な完成度の低いものがほとんど、と言ってもいいほど。
その伴奏(アレンジ)はさらに、頭を抱えるものも多い。
そんな中、送ってきた楽譜を見て「ふむふむ。めずらしく、よさそうな譜面」と思ってよくみると、松園くんのアレンジでした!
びっくりしました。
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ヴァイオリンリサイタルで。

昨日は、朝から夜までいろいろありました。
夜は、作曲の西邑さんのご主人、山本裕樹さんのヴァイオリンリサイタルへ。
ほんとにきれいな音色でうっとりしました。

これは、谷本さん作のプログラム。
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裕樹さんのヴァイオリンの音色はホントに「ヴァイオリン・ラブ」という美しさがあるので(笑)この絵はまさにぴったりなのです。谷本さん、すごいね。

で、そんな音楽に寄り添いながら、オトコマエな演奏をされていたのが、ピアニストの西脇千花さん。うまいっ!

終演後西邑さんに「西脇さんって、軽めの小品も弾く人?」と尋ねると「仕事なら美空ひばりでも弾く人!」という答えが返ってきたので、安心して紹介してもらいました。だって、この日に聴いたのはベートーヴェンとフォーレにショーソン。

今朝、早速メールしたところ「喜んでおひきうけさせていただきます」とうれしいメールが。
まだ先ですが、来年の9月東京でのコンサートをお願いしています。
楽しみです。
裕樹さん・由記子さん、ありがとう!


小学校公演

今日は、小学校で午前中の公演。朝一番から搬入、リハーサル。
いつもより2時間早起きして、出かけました。
いいお天気だったので、気持ちがよかったです。

みんな真剣に聴いてくれてうれしかったのですが、早速帰り際にいただいた感想文も、うれしいものでした。元来、ほめられると調子にのるタイプですが、小学生に褒められても、のるなあ...。

例えば「1つ1つの音がていねいで、きれいで、すごくなめらかでした。」などという感想は、いつも「1つ1つの音をていねいに、きれいに、なめらかに弾こう」と心がけているので、まるで先生に褒められたようで、びっくり。

「生きてきてこんな美しい曲をきいたのははじめてでした」というのも、いいですね〜
ありがとうね。

小学生に「奥が深いと思いました」と言われるとちょっと照れくさいけど、光栄です。(笑)

気に入ったのは、これかな。
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私は、小学生の頃「ワル」だったので、わるとは気が合うのです。(笑)


りかさん。

昨日は、藤井里佳さんのお宅で練習。 
余裕をもって最終新幹線の席をとっていたのですが、練習は盛り上がり?!ジャストの時間となりました。

仕事をするのに、年齢・性別、まずは気にしないので、私より若い、くらいしか考えていませんでした。行ってからいくつ?と尋ねると、里佳さんは一回り下の「未年」だということがわかり、そうか!と。
どうやらB型で、二女。
なんとなく、ピンときたのは、同じだからかな(笑)

はい、藤井里佳さんです。
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思った通り、演奏も、いい感じ、でした!

ところで、マレット。
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この、かごにマレットがあふれている、というところまでは、マリンバ奏者の部屋でよく見る光景なのですが、こちらの方には、思わず「わぁ〜」と歓声をあげてしまいました。
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どうなっているかというと。
こうなっています。
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なるほど!
父上は、建築家さん、なのだそうです。
なるほど!!!
里佳さんのところは、母上のむつ子さん、姉上のはるかさんも打楽器奏者ということもあり、マレットの数が、かなりのものです。
母上のお名前と演奏は中学生の頃から見聞きしているので、お宅でナマの「藤井むつ子さん」とお目にかかって、なんだか緊張してしまいました...

リサイタル終了。

金曜日、無事にリサイタルが終了しました。 
聴きにきてくださったみなさん、ありがとうございました。

舞台には、木琴とマリンバ、チェンバロその奥にピアノ、と楽しく配置してみました。
リハーサル時の写真。
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この日は、衣装の打ち合わせをしていなかったのですが、偶然二人ともピンク!でした。
出番前の楽屋にて。
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コンサートの中には、お客さんを100%に近く満足させなければ成功でないタイプのコンサートと、自分自身に新たな発見がなければ成功とはいえないタイプがあります。決して、どちらか一方、というわけではなく、両方のバランスを保つことが必要ですが、コンサートによって、常にその比率が違う、ということ。
今回の場合は、後者の比率高。そういう意味で、成功でした。
共演の港さんにも感謝。

その上「よかったよ」という声が聞こえてくると、それはうれしいです。
西邑さんなんて、ブログで宣伝して、感想まで書いてくれて、ほんとに、よい友達です。
いくつになっても、褒められるのはうれしいな...と思い、今日レッスンに来たミカちゃんを褒めてみました。(笑)
ん?褒めたりなかったか?!

明日は、来月初め群馬でのコンサートのリハーサルで日帰り東京です。
藤井里佳さんという若い打楽器奏者とのデュオ。
実は、藤井さんの演奏を聴いたことないのですが、とても感じのよい方だったので、仕事を頼んでしまった...
私は、こういう時のカンがいいので、ゴキゲン!だと思う。
谷本さんにだって、作品を見ずにいきなり仕事をお願いしたわけで...

そうそう、コンサートの時のお菓子。
こんな感じになりました。
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お菓子・お茶セット、菓子皿付き1000円はお得でしょう!
やはり、ハートと言えば谷本!でした。

準備中。ならぶと、圧巻。
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あっ、何かわかりますか?
バロックヴァイオリンの駒をデザイン化した杉板の菓子皿です。
お菓子は、バロックをイメージした色彩、マレットを思わせる円形、縞模様は鍵盤にも見立てられますね。
末富さん、谷本さん、ありがとうございました。
完売だったので、チケット購入できなかった方のためにも展示を、と。
気の利く京都音協の岸本さん!もありがとうございました。
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お菓子完売

23日のお菓子チケット。
7月、早々に60枚限定が完売となり、
少し席数を増やしていただきました。
が、それも完売となりました。

コンサートのチケットはまだ大丈夫ですので、是非いらしてください!


23日のコンサート。そういえば、プログラムを書いていませんでした。

以下のようなプログラムです。


第1部

マリンバ+ピアノ

W.A.モーツァルト 港大尋編曲 ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330

Ⅰ モーツァルトがボブ・マーリーに恋したとき

Ⅱ ルーベン・ゴンザレスに一瞥をくれるモーツァルト氏

Ⅲ モーツァルト、ジェームス・ブラウンと踊る


マリンバ・ソロ

港大尋 白と黒の幻想 (新作初演)


木琴とピアノ

フランス民謡 鷹羽弘晃編 アマリリス

フランス民謡 野田雅巳編 アマリリス

港大尋 そんなアマリリス。


第2部

木琴ソロ

J.van.エイク  イギリスのナイチンゲール「笛の楽園」より  


木琴とチェンバロ

G.P.テレマン ソナタ ヘ短調


木琴・ソロ/チェンバロ・ソロ/木琴とチェンバロ/木琴とパーカッション 

J.S.バッハ 林光編曲 「2声のインヴェンション」より

J.van.エイク ファンタジアとエコー・道化師 「笛の楽園」より 

「プレリュードとヴォランタリー選集」(1708)より


木琴とチェンバロ

U.W.van.ヴァセナール ソナタ 第1番 ヘ長調



ホール内喫茶でいただける、末富さんのお菓子の方も、楽しく進んでいます。

今日は末富さんに、谷本さんが考えてくださった菓子皿の案をお見せしたところ「末富さんもびっくり!」とても喜んでくださいました。さすが、谷本さん。

「でも、谷本さん、こんなに立派なものだと、製作費が赤字になってしまいませんか」と尋ねると、「これはこうで、これはこの方がこうだから、こうなんですよ」(こう、という部分はヒミツ)とおっしゃいました。限られた予算の中で工夫し最上のものを作る。いつも、素晴らしいアイディアに感動してしまいます。思わず「八ツ場ダムはどうしたらいいでしょう」と尋ねてしまいそうになりました。(笑)

コンサート記事

昨日の朝日新聞夕刊には、ニューヨークを拠点に活動しておられるマリンバのヴィルトゥオーゾ名倉誠人さん、とセットでコンサートが紹介されました。
取材中に、記者の星野さんが「名倉さんとは正反対でおもしろい」とおっしゃっていたので、どんな記事になるのか、楽しみにしていました。
「一線級のマリンバ奏者が、相次いでリサイタルを開く。片や古典回帰、片や新作と手段は違うが、楽器の可能性を開拓する点では共通している(星野学)」
ということで、
ほら、セット。
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名倉さんは「作品の委嘱費を後援会員がお金を出しあった基金から出す」ということが話題の一つになっていました。わたしは...「こつこつためた貯金から出します」(笑)でも、初演した後は、オープンです。「私も弾きたい!」と問い合わせがあれば、どんどん弾いてもらっています。その方が「作品が育つ」から。個人で委嘱するのは、大変ですが、大作曲家から思わぬ「おまけ」がついてきたり、という醍醐味もあります。(笑)
ところで、この、記者の星野さんと会う度になぜか「もし私が星野さんと小学校で同じクラスだったら、絶対、学級委員長に推薦する!」と思います。
優秀な頭脳で問題を解決し、クラスを楽しくしてくれそうな感じ、なのです。「星野学」というお名前も学級委員長、っぽくて好きです。
今回の記事も、楽しく締めてくださいました。

「シンプルで威圧感を与えない曲ばかりなので、にっこり笑って聴いてほしい」

神戸のWS

今朝は久しぶりに5時半に起きる。
8時半には、神戸の会場で準備スタート。
岩野さん、黄瀬さん、川合さん、二木さん、そして大阪成蹊大芸術学部の学生さん2名が講師として来てくださいました。
ホールのホワイエがあっという間に、WS会場に早変わり。
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今回は、時間が短いので岩野さんチームで、台まで完成させてきてもらって、WSでは、鍵盤の調律に集中しました。
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手前の長い棒を8つに分割して、鍵盤をつくります。どんな音階をつくるかは、自由。ハ長調やト長調の「ドレミファソラシド」を作る人もありましたが、今回は、琉球音階も人気でした。
調律では、音楽の講師、今田さん、後藤さん、満永さんも大活躍。
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板を短く切れば音が高くなり、低くするには、裏をけずります。
少しヤスリをかけただけでも変わるのですが、1ミリ切り落としたい、というような時は、小学生だとどうにもむずかしいので、岩野さん達の出番となります。
参加者のみなさん、少し時間が経つと、どのお兄さんを呼んだら何を助けてくれるか、どのお姉さんを呼べば何の頼りになるか、とわかってくるので「すみませ〜ん」の声にこちらは大忙しになります。
調律ができたら、鍵盤の穴あけ作業。
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釘を打って、台に固定してできあがり。

今日は、コンサートの中で、お披露目演奏もしました。
リハーサルの様子。
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練習時間30分足らずでの、お披露目演奏でしたが、楽しい音楽となりました。

参加者のみなさん、講師のみなさん、お疲れ様でした。主催の佐藤さんお世話になりました!
このワークショップも回を重ね、木琴の構造的な部分が改良され音色もよくなってきました。黄瀬さんの共鳴板取り付け角度研究の成果!
次回は、来年3月、三鷹市芸術文化センター。またこのチームで出張します!

先日のいずみホールのコンサートでは、木琴とマリンバに加え、バラフォンや手作り木琴も、持って行きました。
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その時に見て、と参加してくださった方もありました。お孫さんへのプレゼント、とのことでご夫婦でご参加くださいました。うれしいですね。


末富さんのお菓子

23日のコンサートでは、ホール内喫茶で京菓子司「末富」さんがこの日のために作ってくださるお菓子が楽しめる、という企画もあります。
コーヒーまたは紅茶とセットで1000円(税込み)です。
限定60がすぐに売り切れ、追加をお願いしています。

それで、今日は、どんなお菓子を作ってくださるのか。
末富のご主人山口さんと打ち合わせしてきました。
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色鉛筆で、アイディアを描いて見せてくださり、いくつかの中から相談して、決定しました。スケッチの部分を写したいけれど、当日のお楽しみ!

お懐紙がわりのお皿(たぶん紙製)は谷本さん製です。
早速、末富さんのスケッチを谷本さんにお見せしました。何か似合う「器」を作ってくださることになっています。
お菓子のチケットは、前売りをご購入いただくのが安全です。
お問い合わせは京都音協まで
075-211-0261
アルティでも販売しています。
075-441-1414

明日は、神戸でWS。
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岩野さん、黄瀬さん、川合さんをはじめ、成蹊大の学生さんらにもお世話になります。
8時半神戸集合ということは、5時半起床。
私にとっては、これが明日の第一関門です。

今日も練習!

今日も、港さんと23日に向けてのリハーサル。
こつこつとピアノを弾く港さん。
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自分の書いた楽譜がむずかしく「特訓」が必要、というのは、可笑しいですね。
港さんのピアノは、ピアニストの弾くピアノではなく、港大尋が弾くピアノ。「おえらいピアノの先生」に是非聴きに来ていただきたい、と思う演奏です。
腰抜かすだろうな...(笑)


ウィリアム・ケントリッジ

本日晴天なり!
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9月初めから開催されているウィリアム・ケントリッジの展覧会。
行こう、行こうと思いながら、これも日が経ってしまっていました。
18日まで!今日の午前中しかない!!
ということで、駆け足で見てきました。
kentridge.JPGのサムネール画像
まさに「見た!」という気がする展覧会でした。
駆け足はかなり残念だったけれど、見られてよかったです。
手持ちのチケットがあり、使わないのはもったいない!ということで、近美から近くに住む友達に「自転車置き場の横のオブジェの下に、招待券、隠しておくから、よかったら観に行って」とメールしておきました。
うまく見つけられたみたいで、よかったです!
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それにしても、午前中だったからか、お客さんがほとんどいなかった。
なのに、漆芸の川合さんに会いました!
中年の恋、とかいう作品の前で(笑)

夕方からは、港さんと練習。
港さんとは10年のおつきあいになりますが、
今回が一番練習しているかも、と思います。
10月23日アルティでのコンサート、是非聴きにいらしてください!
それにしても、スピネットとジャンベ(アフリカの太鼓)が並ぶ図は、なかなかないですねぇ。
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こころのせんせい、じゃなくて。

今日は、裕子ちゃんと香織ちゃんとでマリンバトリオの練習。
10月末から11月半ばにかけて4公演、京都府教育委員会からの依頼、学校公演のリハーサルです。
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京都府下の小・中学校が、お目当てアーティスト(の他、アスリートなども)に応募して「当選!」すれば、学校に来てもらえるという「派遣事業」。今年も10倍近い応募があったそうです。来てほしい、と思っていただけるのは、うれしいことです。

ここ数年、つとめさせていただいていますが、当初は「こころのせんせい」と呼ばれていたはず。でも、今年は「夢大使」です。
そういえば、昨年も「夢大使」だったかなぁ。
教育委員会の事業名が変わったということでしょう。どちらにしても、自分がそうよばれるにはしっくりこないネーミングです...
でも、まぁ、名前なんて、どうでもいいか。

ところで、「私たちと一緒に、合唱や合奏を希望される学校は希望曲の楽譜を至急送ってください」と連絡したら、一番に届いたのが、天橋立から車で30分、うちからだと東京へ行くより遠い、という全校40名ほどの小学校。
教頭先生名で、児童の集合写真付き手紙が添えられており、気合いが感じられます(笑)
こういう学校に出向くのは、本当に楽しみです。
宮津市立養老小学校の皆さん、お目にかかれるのを楽しみにしています!


Black and White Fantasy

先週、23日に弾く港さんの新曲「Black and White Fantasy」の楽譜が届き、ここ数日、それに集中。

マリンバの部屋は、2重窓にしていますが、いかんせん木造なので、外に音がもれる。
でも、子どもの頃からご近所さんのメンバーもそんなに変わっていないので「騒音」もなんとか我慢してもらっています。
とはいえ、練習は23時まで。
なので、23時近くになると、今日ここまではやっておきたい!と思う個所を集中して弾くことになります。
今日は曲の最後の部分。
特に激しい、パラパラパラパラパラパラ・ジャン!!!というところ。23時近くになると、できるだけ静かなところを練習するようにはしているのですが...
今日はフォルテが4つ!の個所が残ってしまいました....

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うん、なんとか弾けるようになったかな。
天使突抜一丁目のみなさん、お騒がせいたしました。
となりのおばさん、パラパラパラパラパラパラ・ジャン!!!を覚えたかも。(笑)

三鷹市芸術文化センター

23日、アルティでのコンサートの練習が佳境にはいりつつありますが、来年3月三鷹でのコンサートのプログラム提出も締め切り。
で、このところ、ほんとにいろんな曲が頭の中でなっていました。
三鷹のスタッフのみなさんは、ノリがよく、チラシ一つをとっても「いいチラシを作ろう!」という心意気が伝わってくるので、それならば!と、こちらもついのってしまいます。
やっぱり、ノリは大切です。
チラシは、こんなデザイナーさんが作ってくださっています。
いい感じに仕上がりそうですので、できあがったら、また紹介します。

この日は、マリンバトリオで、ユーミン、坂本龍一、高橋悠治に林光にストラヴィンスキーにサティ...とものすごいラインナップです。
が、私なりに、ユーミンは坂本龍一ファンの西邑さんによるしっかりクラシックの技法を駆使したアレンジ。坂本龍一・林光・高橋悠治らは交流のある人たち。この日に演奏するサティの「シネマ」は高橋悠治のCDが出ていたな、とか、悠治さんは矢野顕子が歌うストラヴィンスキー歌曲の伴奏もしていたし...みたいに、ゆるやかにつながっているのです。

実際に並べて聴いて、ほんとにつながっているのか?!
と疑問をお持ちの方は、是非、来年3月22日三鷹市芸術文化センターにお越しください!
20,21日には、木琴作りのワークショップもあります!!
えっと、チケット発売は...
校正中のチラシをよく見ると、12月でした。(笑)

エチュード編集

昨日の夕方は、この夏に始めたエチュードの編集作業。
書き直しや補足分ができあがったと連絡いただいたので、チェックのため作曲の土肥さん宅に出かけました。
何を隠そう、土肥さんのお宅にはマリンバがあります!
っていうか...私がずっと、置かせてもらっているのですが...
5歳の時に買ってもらって、高校入学まで使っていたこおろぎ社のマリンバです。
小さいながら、一応、4オクターブあるので、何かちょっと試してみるというのには、充分です。
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エチュードは、たくさんある中から、30曲を選びました。
これから、清書(データ製作)を依頼します。
エチュードのタイトルはどうしよう。
「通崎好み練習曲集」とか...(笑)
練習曲はかたいかなあ。

年内完成を目指しています!


あらためてコンサート紹介

新しいブログになったところで、あらためてこの谷本さん作のチラシを。
今月23日京都府民ホールアルティにて、港大尋さんとのコンサートです。
(もうちょっときれいな色なんですが、これで、失礼します。)

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このところ新聞取材など10件ほど続いていました。
コンサートの内容について熱く語っていると、気分も盛り上がってきました。(笑)

港大尋編曲、モーツァルトのピアノ・ソナタは楽章ごとに楽しいタイトルがついていて、例えば第1楽章は「モーツァルトがボブ・マーリーに恋したとき」。
ボブ・マーリーはレゲエ界のカリスマですから簡単にいえば、モーツァルトがレゲエ風になっているというわけなのですが、いかんせん港大尋の編曲ですから単なる「〜風」というわけではないのです...
とかいう話。
各紙の記者の方を一同に集まってもらう会見方式ということもあるのですが、私は一人ずつお会いして、その記者の興味の向く質問をじっくりぶつけてもらった方が、答えるのも楽しいです。朝日新聞のホシノさんなんて「楽譜、見せてください」ですもんね。女性同士、思わぬ話題で盛り上がってみたり...どれも楽しい時間でした。
どんな記事が出てくるのか、楽しみです。

もっとも、10件の中には、コンサートと全く関係のないのもあるんですけれどね。
京都のおすすめレストランとか。(笑)

ところで、今月29日、作曲家の西邑さんのご主人、山本裕樹さんがヴァイオリンリサイタルをされます。チラシのデザインは、こちらも谷本さんです。
やはり、谷本といえば「ハート」!「ハート」と言えば谷本!な、デザインです。
詳しくは、西邑さんのブログをどうぞ。
http://yukikonishimura.net/?eid=850




お久しぶりです!

久しぶりの更新です。

ブログが更新されていない、とご心配くださったみなさま、申し訳ございませんでした。私は無事でしたが、このブログのデータベースが壊れてしまっておりました。

実は、それとこれ、とは関係ないのですが、ブログがおかしくなった次の日に、なんと愛用のmacbookまでこわれてしまい...かなりなさけない気分ですごしていました。

ブログが復旧したら、ちょうど今日PCも修理完了の連絡がありました。

明日、引き取りに行って、また新たな気分で書き込みたいと思います!(今日は普段眠っている予備のPCからの更新。)おすすめの展覧会情報など、泣く泣く飛ばしてしまったものも、ありますが、またそのうちに報告など。

 

今日は、23日のコンサートに向けて、2時から10時まで!港さんとリハーサル。じっくり練習できたので、満足。新しい曲がたっぷりあるプログラムなので、今、頭の中が音符だらけ、です。

ところで、港さんは、東京在住ですが、考え事するときは車、本を読みたいときは新幹線移動、なのだそうです。今日は、車での日帰り移動!!先ほど、台風の位置を確認し「う~ん、速度45キロか。100キロで走れば追いつかれない」と帰っていかれましたが、ちょっと心配です... 

 

 

2012年8月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

過去の日誌一覧

2009年9月以前の記事はこちらより閲覧できます。事情により、一部リンク切れや、正常に表示されない箇所があるかもしれません。あらかじめご了承ください。

2009年9月以前の日誌

メテユンデ 通崎睦美プロデュース ゆかたブランド METEYUNDE(メテユンデ)プロモーションサイト