製作所日誌

ビートルズ。

演奏の仕事の中で「ご婦人方のお集まり」に呼ばれる、ということがよくあります。
ライオンズとかロータリーとかおじさま方の集まりとはちょっと違う感じ。

戦前生まれ中心の「ご婦人方」からは、たいてい「日本のうた」のリクエストがあるのだけれど、戦後生まれ中心の「ご婦人方」だと「日本のうた」はとりたててうれしくないのかなぁ。
そんな風に考えて、新しいレパートリーを開拓。「日本のうた」と「ユーミン」の間の世代で、多くの人が口ずさめる歌ってなんだろう、と西邑さんに相談。「ビートルズは?」ということになり、それに決定。
今日、マリンバトリオにアレンジされた西邑由記子編「Beatles' Hits」が出来上がってきました。
楽譜はPDFで、午前4時前の送信、38時間ぶりに寝るらしい...お疲れ様でした!

はっきり言って、この仕事を引き受けた西邑さんは「ミスった...」と思ったことでしょう。(笑)
「ベートーヴェンをアレンジする」のが難しいくらい原曲の原色テイストが強い感じが、料理を難しくする。と西邑さんが自身のブログに書いていましたが、確かにビートルズの曲にはそういうところがあります。
この間、東北にちなんだ曲をと思って、野田さんに山田耕筰「松島音頭」のアレンジを頼んだのですが「これは完成されているから、触りにくい。民謡にしよう」ということで「相馬流れ山」を選んだのでした。曲のレベルが高いとか低いとかそういうことではなく、アレンジに向いているか向いていないか、という曲の個性もあります。

完成したのは、8分の間に10曲がちりばめられた力作、でした。
ちょっと前に、私が候補で出したみんなが知ってる「オブラディ・オブラダ」について「ベタすぎて恥ずかしい」と泣きのメール(笑)が入っていましたが、ちゃんと最後にもってきてにこやかに終わっているあたり「シゴトしてるなー」と思いました。(笑)
裏切らないアレンジ、です。
一般の方に聴いていただける最初のチャンスは、6月24日茶道資料館(京都)、あと10月北九州でも演奏予定です。

ところで、今日はかつくん&まーくんに手伝ってもらって、365一階の荷物を、工事期間中お借りしている数軒隣のお宅へ引っ越し。ややこしい雨模様のお天気でしたが、重いモノを運ぼうとしたほんの1分ほど、ふと雨があがってくれたり、ある意味、有り難いお天気でした。
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一階、家業の仕事場がしばし2階に引っ越し。和室に置くと、ミシンに風格が。(笑)
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2012年8月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

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