製作所日誌

週末は

この週末。
杉本家住宅にて、京都女子高校と京都女子大学の学生さんへ着物に関する授業を担当。
朝起きて、そのまま着物に着替えて「出勤」するのは、違う職業の人になったようで、なんだか可笑しい。
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最初に、杉本家のお嬢さんによるお話しがありました。電気がないところでみる壁の陰影や、床のお軸の見方。また、障子一枚で仕切られる庭と座敷で感じる「気配」。受動的に見ること、見せられることではなく、能動的に見て感じ、慮ることの大切さ。このお宅での一見不便が生み出す、豊かな暮らしについてのお話しは大変興味深いものでした。「この家が建った時代は、電気が通っていませんでした。今日通崎さんがお持ちになっている着物は、大正、昭和になって電気が通ってからの色彩豊かな着物です」とご紹介下さいました。あ〜この言い回し、京都らしくって、しびれます。(笑)
こういう言い方は、やはり江戸時代から脈々と続いたお家に育たないと、できません。

367の方も、地道にこつこつ仕上がっています。
マリンバの鍵盤で出来た黄瀬さんのスイッチプレートも、コンセントプレートと共に、設置が完了しました。少しへこんでいるのは、この前(上)を引き戸が通るからです。これから隙間を着色して壁に馴染ませる作業を経て、この部分も完成です。
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お昼は、黄瀬さんを誘って近所の気軽なレストランで食事。
たまには、ね。
原稿のために、いろいろお話しをうかがいました。
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強風が吹くと、天井から謎の土が吹き込んでくることがわかったので、谷本さんに、家の隙間を埋めてもらいました。
養生中。
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夕方、西邑さんがやってる「手芸部」の展示会をのぞく。
「忙しいのに、何やってんねんなー」とつっこむ。(笑)
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価格の安さに、西邑さんの「人柄」が出ていた。(笑)

西邑さんには、ちょうど6月の仕事のために、新しいアレンジを頼んだところ。
この日は、ビートルズのメドレーをやることになっていて、どの曲が良いか、選ばないといけません。
367で、片付けをしながらCDを聴いていたけど、本来こういうのは、机に向かって鉛筆を持って、真剣に聴かないと選べません。いい曲とマリンバでやって効果的なものは違うので、いろいろを想像しつつ。
これから、全54曲を聴きます。


2012年8月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

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