製作所日誌

「メテユンデ新作ゆかた」の最近の日誌

2012年のメテユンデ

2003年から始めたゆかたブランド「メテユンデ」のプロデュース。あっという間に10年目となりました。
「和ブーム」「ゆかたブーム」といわれた当時、川島織物株式会社からの依頼ではじめたこのブランドですが、時代は移りゆく。
当初のように全国のデパートで何千枚単位で販売するというのではなく、ここのところは「現代美術作家によるおあつらえ商品」と「定番商品」という構成になっています。

形態はかわりますが、10年前立ち上げ時の仲間が続いているというのはうれしいことです。

今日、お誂えのオーダーをいただいていた、男児用のゆかたが仕立て上がってきました。
戸矢崎満雄さんの作品「わんぱくワンコ」。
身長90センチほどの子どもが、一点物のゆかたを誂えてもらう、なんて贅沢ですね。
反物はこんな感じ。
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近いうちに、製作過程なども、紹介します!
お仕立て担当の環ちゃん、お疲れ様でした。
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綾瀬はるかちゃん

今、CMで綾瀬はるかちゃんがメテユンデのゆかたを着ている話は前に書きました。
おそらく、スタイリストさんの手持ちのものの貸し出しだろう、とは思っていましたが、犯人がわかりました(笑)
東京の古着やさん、着物スタイリストもしておられる、Ponia-ponの大野らふさんが、コーディネートされたそうです!
すごく苦労して作った配色だったので、うれしいです!
大野さん、ありがとうございました。

以前、宮崎あおいさんがメテユンデを撮影で着てくださった時は、男性ファンがそのゆかた一式を買い求めるというという面白い現象がおこりましたっけ。

ところで、今夜は、南座の顔見世。
やっぱり着物かなと思いますが、久しぶりすぎて、着付けに時間がかかりそう。
だれか、今すぐ、糸と針をもって「半襟つけ」に来て欲しい。
お裁縫キライ(笑)

戸矢崎さんの帯

今日は、戸矢崎さんデザインの帯のあがりをチェックしました。
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戸矢崎さんお馴染み、ボタンの柄。
手前が裏面です。

戸矢崎さんが参加されている神戸ビエンナーレ2011でのプロジェクト「銀ボタン金ボタン」のブログでも紹介されていました、ボタンの本。
西岡勉さんデザインのこの本は、まもなく完成予定です。
待ち遠しいですね。

で、「この本とお揃いの帯を作りましょうよ」と戸矢崎さんをのせてしまいました。(笑)
かわいい帯が出来上がりました。
限定品ですが、お求めいただくことも可能ですので、戸矢崎ファンの方で是非という方があれば、お問い合わせください。



七夕

今日は、七夕なのに、雨です。
おうちで、星形のクッキーを焼いてみました。
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うそ、うそ、うそです!
たまには、そういうかわいいことを言ってみたいなー、と思いますが(笑)
いただいたクッキーをぱくぱく食べただけです。
あー、美味しかった。

今日の夕方は川島テキスタイルスクールで講義。
テキスタイル専門の学校で音楽家がテキスタイルの授業をするというのも可笑しな話ですが...(笑)
学生さんは、浴衣姿でした。
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教務の美女お二人が、なんとメテユンデをステキに着こなしてくださっており、感激。
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担当の野田涼美先生、お世話になりました。

授業で戸矢崎さんの帯をみんなに見せて説明して、家に帰ったら、戸矢崎さんから新作帯の図案が届いていて、びっくり。かわいいボタン柄、いい感じです!




メテユンデ2011

まだ6月なのに、すっかり真夏のような日差しです。

夏といえば、ゆかた!です。

遅くなりましたが、以下、メテユンデ2011年のお知らせです。

今すぐなら、祇園祭に間に合うかも!

是非、今夏「あなただけの!メテユンデ」をお楽しみください。


2011年のメテユンデは「おあつらえ」です。

「他にはない花火の柄のゆかたが欲しい」「昨年買ったゆかたを新しい帯一本でがらっと違うイメージに着こなしにしたい」そんなちょっとわがままなご要望にお応えします。

ゆかたはインクジェットプリント、帯は西陣織の半幅です。

谷本天志、戸矢崎満雄、アーティストをご指名ください。

 

お問い合わせ meteyunde@j-spirit.com

 

 

ゆかたは、女性用・子ども用、帯は女性用半幅帯、男性用角帯。

ゆかたのみ、帯のみのご注文も承ります。

浴衣の生地は綿100%、縫製は京都にてミシンと手縫いの併用です。

S/M/Lの対応となりますが、別途料金にて細かい寸法指定でのお仕立ても承ります。

帯は、絹100%の西陣織です。同料金にて多少の長め、短めにも対応できます。

 

欲しいゆかた、帯のイメージをお聞かせください。

例えば、

「黒地で百合の大胆な柄のゆかたがほしい」

「小柄で子どもっぽく見られる私を少しおとなっぽく見せるゆかたが欲しい」

「帯だけ、さりげなくカレシとペアにしたい」

 

等、できるだけ具体的なご要望をお伝えください。

お写真などご要望に関する資料をお送りいただけると、よりご希望にそぐったものを提供できるかと思います。

 

1→柄と納期に関するご要望をお聞かせいただき、受注可能と判断した段階でご注文成立。お支払いをいただきます。これ以後のキャンセルはできません。

2→デザイン案を見ていていただき柄の検討、決定。

3→商品完成後、納品。

 

納期は、通常1ヶ月ですが、ご希望にそうよう、スケジュールを組むことも検討可能です。着用希望日をお知らせください。

 

ゆかた仕立て上がり 63000円(税込み)

帯 31500円(税込み)

メテユンデ!

「昨日の朝日新聞夕刊みた?」と久しぶりに山崎暢子さんからメール。
見ていないというと、記事をPDFで送ってくれました。
その後、数人からメール。
気付いた方は「わけもなく、なんだかうれしかった」とのことで、ありがとうございます!

この記事に登場する三橋順子さんがお召しになっているのは、メテユンデのゆかたです!
着物的に着こなしておられます。
80年ほど前の着物の柄を復刻したものなので、この期に及んでデザインが廃れることはないと思いますが、この商品自体はメテユンデ初年度に発売されたものなので、もう8年も大切にしてくださっていることになります。
そういう風に着てもらいたいなと思って作ったブランドなので、とてもうれしいです。
三橋さま、ありがとうございます!
インパクトありました。
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パクられました!

今年も祇園祭でメテユンデのゆかたを着てくださっている方を見つけました。
赤の「キュービックライン」(銘仙柄)に、帯は谷本さんデザインの黒の「バレリーナ」、というコーディネイトの方が、とりわけメテユンデっぽく着こなしてくださってました。
この帯「バレリーナ」は初年度から継続して販売している物で、もう8年目になるのですが、見事なロングセラー商品となっています。

ところで、谷本さんの2007年度のデザイン「ひまわり」が、この度、パクられました。
パクった方、メテユンデ特派員からちゃんと情報入ってくるんで...
これがオリジナル。
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モデル着用写真はコチラ。

で、パクられたのは、これ。
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柄を小さくしただけですね...
大胆な筆致のひまわりを小さくすることで、
夏の喜び!みたいなのが、なくなる。
ひまわりの図柄はもとより、白地の涼やかさが魅力の一つでもあるのですが、妙に柄がつまっていて暑苦しい...。

谷本さんデザインのゆかたを自分の所でもやりたいのであれば一言メテユンデ宛に連絡してくれれば、それなりに対応してあげるのに、と思います。
実は、うめだ阪急の広告に出ていたゆかたも、同様のもので、唖然としました。
こちらと見比べてください。

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パクられるくらい注目されていると笑い飛ばしてもいいのですが、少なくとも、伸びやかで美しい谷本さんのデザインを「安易」に変更するのはやめてほしいです。
別の要素が加わりアレンジされて素敵に生まれ変わっているなら「やられた...」とも思いますが、こういうパクりは哀しいです。

「メテユンデ」では、当初アンティーク銘仙柄の復刻ゆかたをやっていましたが、これは「オリジナル」ではなく「復刻」であることを明確にし、また最初に作られた方に敬意を表する意味を込め、忠実に再現するよう心がけていました。
そして、その商品群の対極として完全にオリジナル、現代美術家の新作を制作していたのです。
適当に真似する、ってどうなんでしょう。
ファッション業界ではめずらしいことではないのかもしれませんが、純粋に「やっている人は気持ち悪くないのかなぁ...」と思います。

こういう話題は、推敲を重ね、言いたいことをきちんと述べるべきだと思いますが、じっくり書こうとすればするほど、ブログに書くということについて、どっちでもいいような気分になってくるので、このへんでアップしてしまいます。
実際、これをステキだと思って結構な金額を出して購入された方もあるだろうし、そんな方がもしこれをご覧になったら、あまり気分良くないだろうな、とか考えてしまうのです。でも、とにかく、パクられた!!!!ということは言いたいです。
すみません...たまには熱くなったままで。





ゆかたでいこう!焼津 その2

コンサートは、マリンバではなく木琴のみ。お話しをはさみながらの2時間でした。
客席には浴衣姿のお孫さんとおじいちゃま、という組み合わせも見られほのぼのとしていました。前から3列目には着物や浴衣姿の方がずらっと並んでくださり舞台上から見ると、なかなかに壮観でした。

ピアノの西脇さんとはブライトンに続いて2回めの共演で、よりお互いの息がわかってきた感じ。合わないところはなんとなく合わないのではなく「思っていることが違う」から、合わないわけで、もう一度楽譜を見て自分の解釈を確認する。こういう風にアンサンブルできるピアニストはとても少ないので、西脇さんとの出会いはうれしいです。
西脇さんには、9月、サントリーホールでのコンサートもお願いしています。また新鮮な気分で演奏できることと思います。
西脇さんのソロのCD(スカルラッティの16のソナタ)もでています。是非聴いてみてください!
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本番、西脇さんの譜めくりには、前回コンサートの担当だった栗田さんが来てくださいました。栗田さんは、焼津市の中で文化センターから異動され、現在は下水道課におられるのですが、ピアノが弾けて楽譜が読めるということで(笑)
栗田さんのお母さまには前回と同様別府先生と一緒に着付けを担当していただきました。
ほんとに、いろいろとありがとうございました!

そんなこんなで、コンサートも無事終了。

楽器や展示の撤収も、かなりすばやくパーフェクトな感じ、でした。

後列左端が、館長さんらしくない、館長さん、です。
写真を撮ってくださったので写っていませんが、今回の担当太田大介さんも段取りばっちり。焼津名物?!「魚河岸シャツ」の似合う素敵な方でした!
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打ち上げは、焼津のレトロな割烹旅館「三幅」で、おいしいいろいろいただきました。
生しらす、忘れられません!

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ところで、館長さんのご子息が京都精華大学の有名な!マンガ学科に入学されたそうです。館長さんのケイタイに送られてきたスケッチなど見せていただきましたが、真剣に絵を描くことに取り組んでおられる様子が伝わってきました。
きっと好青年。
せっかく京都なので、時間があれば、天使突抜367の工事に加わっていただくのはいかがでしょうか。(笑)

こんなところで、焼津の報告終わり。
お世話になったみなさん、聴きに来てくださったみなさん、ありがとうございました。

京都に戻ると、町の中には祇園祭の鉾がたっていました。
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天使突抜367には階段ができつつありました。
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ゆかたでいこう!焼津 その1

焼津市文化センターで開催された
ゆかたでいこう!
通崎睦美木琴コンサート

一昨年に続いての焼津でのリサイタル。今回も楽しくよい気分!で終えることができました。
前回に続いて演奏はもちろんのこと、着物・ゆかたの展示、さらに販売もお引き受けしたので忘れ物がないよう準備に気を遣いましたが、前回お世話になった現地の着付けの先生がとっても頼れる素敵な方だったのと、文化センターの館長さんはじめスタッフのみなさんが気持ちよく動いてくださる方だということがわかっていたので、実は「忘れ物もこわくない!」くらいな、気持ちでした。(笑)

実際、展示に関するものの多くを谷本さんにお願いしてあり、これはもうばっちり準備してくださっていたのですが、現場で気付くこともあり、そこは現地で用意していただきました。
例えば、メテユンデの「カード」は持って行っていたのですが、現地で置いてみると「自由にとりにくいかなあ...」。そんな風につぶやくと、館長さんが気を利かせて、こんな風に設置してくださっていました。
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着物も、ばっちり着付けてくださいました。
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当日は昼頃到着したのですが、すでに朝から着付けの準備をしてくださっており、途中まで仕上がっていました。
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帯結びはどうしましょう、と尋ねてくださったので「おまかせします!」と応えると、見たこともないような凝った結び方で仕上げてくださいました。
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恐るべし「別府着付け教室」!

当初は壁際にゆかたを並べるつもりだったのですが、せっかくなので前からも後ろからも見られるロビー中央の位置に展示台を動かすことにしました。
そういう、面倒な注文にも気持ちよく対応してくださる焼津のスタッフの方は素晴らしいです!
演奏会の日に演奏以外のことをやるのは(普通の演奏家はやりません...笑)正直疲れるのですが、みなさんがよりよくしようと動いてくださっているのを感じると、疲れもいつの間にか忘れます。

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戸矢崎さんのゆかたもシャツと一緒に展示したいというと、ある什器を使ってなんとかしてくださる、その心意気がうれしいです。

ホールの女性スタッフ陣もばっちり手伝ってくださいました。

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彼女らには私の展示以外にも仕事があります。
はい、これらです。
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ゆかたなので、夏祭りを演出するということで(笑)
ヨーヨーの空気入れも手作業です。

実際、小さなお子さんも浴衣姿で聴きにきてくださっており、かなり喜ばれたようです!

つづく。

シャツ「であうでめきん」

きちんと整ってからご案内しようと思っていたのですが、メテユンデのHPも本年度仕様に更新中です。
ほぼ出来上がっています!
今年も、製作所ショップとリンクして購入できるようにする途中なのですが、次田さんが、シャツのページをアップされたら、即お申し込みをいただいたそうです!
チェックしてくださっているんですね。うれしいです。
ことしの戸矢崎ライン。
ゆかたを作ったはずが、その生地を利用したシャツが大人気です。(笑)
戸矢崎さん本人がモデル。
車も自前。
平野さんの写真もステキです。
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限定品ではないのですが、染めの都合で、8着が一単位となっているので、いきなり「まもなく完売、入荷未定」状態です。
J-Spiritギャラリーでも試着できます。
ご興味ある方はこちらからご覧下さい。

週明けには、全て整いあらためてご案内できる予定です。

通崎好み製作所展Ⅳ終了、そして。

あっという間に、いろいろ過ぎていきます。
通崎好み製作所展Ⅳも終了。

戸矢崎さんのでめきん。
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ゆかたもいいけどシャツが話題になりました。
長袖は?とお問い合せいただいたのですが、長袖にすると、でめきんの柄が出過ぎるということと、素材が粗めの綿なのでアロハっぽいデザインの方が似合う、という問題があり、半袖のみの製作・販売となりました。
せっかくなのに、ごめんなさい!
お問い合せいただきありがとうございました。
サイズについては受注生産ですので、少々の大きめ、小さめも承ります。

早速、試着、ですか?!
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似合いすぎにつき、ご購入と相成りました。(笑)
淡交社の編集者、神野さん。
原稿のとりたては、このシャツで?!

谷本さんの作品もお馴染み、原画と合わせての展示。
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今年は、仕立て上がりではなく、反物でご購入ご希望の方にも対応しています。

遅ればせながら、まもなくメテユンデのサイトも更新予定!

で、これらを撤収してから「天使突抜367」に置く冷蔵庫をみに、ビックカメラに行きました。
私が買う冷蔵庫の高さに合わせてミニキッチンを作ってくださるらしく、まず冷蔵庫を決めなければならない!ということになっています。谷本さんからは、できれば80センチの台の下に収まるものを、と聞いていて、例えば、というものもあげてもらっていたのですが、一応自分の目で確かめて、ということで...
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高さ80センチ以下だと、一番小型の部類なので、機能は冷蔵のみ。冷凍スペースがついているものはないのだ、ということを学習しました。
お店のお兄さんに「冷たい飲み物とアイスクリームをちょっとだけ冷やしたいという人は世の中にいないんでしょうか」と尋ねると、困られました。
答えは「あまりいないんだと思います」とのことでした...


通崎好み製作所展Ⅳはじまります。

今日は搬入でした。
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明日からはじまります。
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小さなスペースにかわいいものが詰まっています。
平野さんの写真も、かなり、いいです!
私は...明日は東京で...週末まで顔を出せそうにないのですが...
よろしければ、是非お出かけください。

通崎好み製作所展Ⅳ

今週は、水曜日から通崎好み製作所展Ⅳが始まります。
このかわいいカードも、もちろん、谷本さんデザインです。
19日のコンサートも、是非!

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メテユンデ2010撮影

今日は、朝からメテユンデの撮影。
戸矢崎さんデザインの黒地でめきんのゆかた。できたてのシャツは戸矢崎さんご自身に着ていただきました。
お二人並ぶと、ちょっと怪しいカップルみたい。(笑)
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この撮影場所は、谷本さんが探してきてくれた場所なのですが、
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なんと私が生まれた病院、の横の壁、でした。

子どもモデルの葵ちゃん。
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たくさんの大人に囲まれて、最初は緊張気味でしたが、
最後は満点!の笑顔、でした。

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山地さんも、メテユンデのモデル4年目。すっかり大人っぽくきれいになりました。谷本さんデザイン、藤とマーガレットの模様のゆかた。
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メテユンデの撮影は、ディレクションの谷本さん、カメラマンの平野さん、着付けの山崎さん。今年も、この3人ならではの、よいテンポで進みました。
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みなさん、お疲れ様でした。

ところで。
山地さんは、本職のモデルさんのようですが、元々は谷本さんの大学、絵画専攻の学生さん。
で、この度、現在京都市美術館で開催中の「京展」で、市長賞を受賞しました。おめでとう!
来週の授賞式、ゆかた着ていこうかな、というので、やっぱり授賞式ならゆかたじゃなくて着物だよ、ということになり、私の着物を強引に?!貸し出すことになりました。
谷本先生直々コーディネート。
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あーでもない、こーでもない、と迷った結果、仰々しくない、清楚な感じの着物に決まりました。
娘の晴れ姿を見るようで、楽しいひとときでした。(笑)



アロハ!

戸矢崎さんのゆかたの反物で、アロハシャツができました!
田中英美さん、お疲れ様でした。
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背中に、一つ、でめきんがドンと出ます。
良い感じ、と思います!




メテユンデの帯、それから現場、そして。

今日は、メテユンデの帯を織ってくださっている田中伝さんと、谷本さん、朝9時半にうちに集合。
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このあいだ織りあがったサンプル。修正の指示を出していたところが今回うまくあがっているかのチェック。
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今日、この時間に最終チェックすれば、6日の撮影に間に合う!
よい感じで仕上がっていました。
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またぎりぎり滑り込む我々でした。

そういえば、以前展覧会の直前。
「ツウザキさん、いくらなんでも、そのスケジュールでは無理です。天皇陛下に頼まれても無理です」と言いながら間に合わせてくれた染め屋さんがあったっけ。
京都の織り屋さん、染めやさん、仕立てやさん....ほんとにすごいです。
まぁ、この地域がそういうスピード感の中心にあるということですが。
うちも家業は風呂敷の縫製をしていますが、子どもの頃から「せきもん」という単語は日常でしたから。「急く(せく)品物」=「せきもん」。「せきもんが入ったし、晩ご飯遅なる」とかそういう風に使われます。(笑)
父はまもなく77才ですが、今でもせきもんがあると、明朝に間に合わせるため、夜中12時くらいまでフツウに仕事しています。
まぁ、このへんのシゴトは、そういうシゴト、ってことです。
娘は人に無理をいい、父は人の無理をきく。因果応報とは言わないね...

帯がなんとかなりそうなことを確認し、田中さんに託して、谷本さんと現場へ。
照明どうする?という話。
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そして、この2階の壁、どうする....という話。
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LANは、2階の窓際なら、うちの無線LANが使えることが判明。
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で、この忙しいときに...
梅酒を漬ける!
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柳野さんに黒糖焼酎でつけると美味しいと教えてもらってから、うちは黒糖焼酎で漬けています。
まったりして美味しいです。

この忙しいときに...
昨夜大きな酒屋さんの棚の前で、どの焼酎を買おうか30分くらい悩んでいたこと、大きな声では言えません...



オーディション合格!

子どもモデル。
戸矢崎さんの新作ゆかたを着てくれる女の子。
決定いたしました !
ちょうど、探していたサイズ143センチ。
ご近所の、葵ちゃんです。
プールが始まるので散髪する予定だったそうですが、撮影が終わるまで髪をのばしておいてくれるそうです。
よろしくね!
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夜な夜な

夜な夜な
こんなこととか
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こんなこととか
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やっています。
今年も山地さんにメテユンデの撮影モデルお願いしています。

あっ、小学生モデル1名募集中なんですけど...
夕方、近所のあおいちゃんをスカウトに行ったんだけど、お留守だった。
あおいちゃん身長どれくらいかなぁ〜
その後、犬の散歩をしているかわいい子がいたので、思わずスカウトしそうになったけれど、かなり「あやしいおばさん」になりそうなので、断念...

家の方も天井をはる準備とか、進んでいます。
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ん、このままでもかっこよさそう?!




屋根とか水道とか帯とか...

今日の天使突抜367は、なんとなく賑やかな様子でした。
ベランダ部分を取っ払ったので、隠れていた部分の修復。
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瓦部分は傷んだ瓦のみを差し替える。
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屋根やさんのおじさんと相談する堀川くんは楽しそう。
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そんな間も池上くんは、玄関部分をコツコツ。
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 水道屋さんもありがとうございます。
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今日は、夜8時から別件で谷本さんと打ち合わせ。終了後、メテユンデの帯サンプルチェック。
もう少し黄色が濃い方がいいね、とか、
マーガレットの花びらがもう少しくっきりした方がいいね、とか。
今日も、やっぱり10時半になりました。

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いろいろ

今週後半は、忙しすぎて、元気でした。(笑)
何が忙しいかというと、なんとなくフルコースな感があり。

家のことは、まぁプライヴェート。
でも、いろいろ決めることがあったり、記録も必要。

で、原稿も書いた。
3日ほど、で原稿用紙50枚ごえは、人生初のスピード。
やればできるではないか、と思った。(笑)

金曜日には、12月に共演するヴァイオリンの金関さんが来てくださり、プログラムを決める。
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このところ、工事現場の写真ばかりだったので、たまには高尚な感じで。(笑)

せっかくの弦楽合奏との共演なので、何かと欲張りになる。初めてお目にかかるのだけれど、すっと話が通じる方で、よかった!
野田さんのアレンジを気に入ってくださり、それもよかった!
かねてから、私のやりたかったヴェヴァルディのコンチェルトに賛成してくださって、これもよかった!!
帰りに送りがてら、必要な楽譜を近所の「ハン六」でコピー。ハン六のコピーの早さとお兄さんの親切さに感動された金関さんでした。(笑)


あと、ゆかたも進行中です。
一昨日、戸矢崎さんのが染め上がって届きました。
黒地に出目金。
早速、仕立ての段取り。
久しぶりにメイクユーさんに電話。
我がチームのぎりぎり体質にもすっかり慣れてくださったようで(スミマセン...)
「いつですか?必要な日に間に合わせます」と頼もしい対応!
ありがとうございますっ。
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これで一安心、なはずなのに「これ、男物のシャツにしても、かっこよくないですか」と戸矢崎さんに提案し、自分で自分のシゴトを増やす。
田中さんよろしく、です。

このところ、1時半頃に寝て6時にぱっと目が覚める。
漢方の先生に言わせると「肝臓のためにいくらなんでも2時までには寝てください。食べる量を少なくすると、睡眠時間が少なくても大丈夫です」とのこと。
う〜ん、毎日がっつり食べてます。
ビミョー。

天使突抜367ミーティング

昨夜は20時に集合。
堀川・池上・黄瀬・川合・谷本さん。
う〜ん、どうする?
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まず、腹ごしらえ!
そうなると思っていました。(笑)
我が家の夕食の肉じゃが、大量に作っておきました。
このお鉢おかわり、を完食。
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お腹いっぱいになったら、いいアイディアがでました。(笑)
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今日の検討課題の一つ。大壁をどうするか。
漆の川合さんによるサンプル。
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どれにしようか、ではなく、全く別のアイディアが浮上。またサンプルを作ってくださることになりました。楽しみです。

父が、この古い珊瑚をどこかの穴を埋めるのに使えないかとか、
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掛け軸の軸先を引き出しの取っ手にできないかとか
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アイディアが出過ぎで大変なことになっていますが(笑)まずは構造部分をしっかり。
17日からいよいよ工事がはじまります。

解散は23時過ぎ。その後、谷本さんと2人で、まずは「メテユンデ」。
ゆかたの染め上がり、仕立ての進行。そしてモデル撮影どうする?とか。
あと、8月のリサイタルのチラシのデザイン打ち合わせ。
一昨日には、夕方入れた原稿をすぐにレイアウトして返してくださったのだけど、メールの送信時間は午前3時半。
谷本さん、大丈夫でしょうか。
身体をこわさないように気をつけてください!と思いつつ仕事を頼み続けるワタシであった。


今年の「メテユンデ」

まだまだ肌寒いですが、もうそろそろ「ゆかたの話題」のシーズンです。
川島織物さんと仕事させていただいていた頃は、クリスマス頃が製作の佳境でしたっけ。
業界的に言えば、本当は、お正月頃にはできていないといけないのですが...

形態が変わり、ここ数年は、デパートでの全国展開をしていないので、かなりのんびりです。通崎好み製作所的には、いろんなミラクルが重なり、今からでも見事に間に合う予定です...。(笑)今年のメテユンデ新作を楽しみにしてくださっているみなさん、もう少々お待ち下さい。

今年は「注染」(ちゅうせん)という技法で作ります。
堺市にある「ナカニ」さんという会社でお世話になります。
「ナカニ」といってもピンとこないかもしれませんが、「にじゆら」というブランド名でかわいいてぬぐいをだしておられるので、そちらの方だと、聞いたことがある、という方がいらっしゃるかもしれません。

戸矢崎さん、谷本さん、それぞれ2柄ずつという展開になっています。
戸矢崎さんは、金魚柄!
仕上がりが楽しみです。


メテユンデ2010

ちょっと更新をさぼってしまいました。
ものすごくフツウにさぼってしまいました。
ご心配くださったみなさま、失礼いたしました。

昨日は、京都芸術センターの前田珈琲にて、メテユンデ関連のミーティング。
「両手に花」なんて言い回しがありますが...
昨日の私は「ツウザキ的両手に花」でした。
左手に戸矢崎さん。

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「う〜ん、そんな感じでいいんじゃないかな」の図。

右手に谷本さん。
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「はい、そんな感じで、いいと思います」の図。

というわけで、今年の「メテユンデ」も新しい趣向で楽しく進められそうです。

ところで、戸矢崎さん、と言えば、ボタン!ですが...
先日、久しぶりに寺町のアンティークセンターにふらりと立ち寄り、かわいい古ボタンを見つけました。
身長1.5センチです。
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ちょっとおしゃれな手袋も。
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2012年8月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

過去の日誌一覧

2009年9月以前の記事はこちらより閲覧できます。事情により、一部リンク切れや、正常に表示されない箇所があるかもしれません。あらかじめご了承ください。

2009年9月以前の日誌

メテユンデ 通崎睦美プロデュース ゆかたブランド METEYUNDE(メテユンデ)プロモーションサイト