「通崎好み」の最近の日誌

取材いろいろ

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ここ数日「家庭教育新聞に出ていたのを見ました」とよく言われます。 
コレですね。
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京都市内の小・中学校生全員に配られるそうなので、そのような年齢のお子さんがおられるご家庭の方は、ココに出ていたら気づく方、多いかもしれません。 
うちのお弟子さんの福井さんは「歯医者さん」なのですが、診察の時「通崎先生が出ています」と、何人もの患者さんが持ってきてくれた、らしい。(笑) 
家庭教育新聞だと、家庭教育っぽい様子に写っているのが可笑しいです。 プロフィールには「京都市社会教育委員として教育行政にも尽力」とあります。なんだか、立派な人みたいですね。(笑) 

何かに出ているときの反応というのはおもしろいものです。 
以前「月刊・茶の間」という通販雑誌に一年間の連載をしていたときは、思いがけない人から「茶の間、見ました」と、何度となく言われました。田舎のおばあちゃんが読んでいるとか、実家のお母さんが読んでいるとか。購読部数がスゴイらしい。恐るべし「月刊・茶の間」と思いました。 

今発売中の雑誌「関西版・ぴあ」にも出ています。 
(コンサート案内と下のコラム)
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うわさをすれば

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うわさをすれば、港さんから完成した楽譜が届きました。 
モーツァルトのピアノソナタ、それぞれに副題がついています。

 Ⅰ モーツァルトがボブ・マーリーに恋したとき
 Ⅱ ルーベン・ゴンザレスに一瞥をくれるモーツァルト氏
 Ⅲ モーツァルト、ジェームス・ブラウンと踊る 

楽譜を見ながら、ニコニコしています。 おもしそう!と思ってくださった方は、是非10月23日アルティへお越しください。 

松園さんからは、9月28日に弾くフォスター「おお、スザンナ」「金髪のジェニー」のアレンジが届きました。
こちらの方も楽しく、美しく、ニコニコです。 
いずみホールの方は、全席完売です。ありがとうございました! 

楽譜を見ながらニコニコした後は、楽器にむかって... 
はい、ニコニコがんばります。 

ところで、今日、打ち合わせに遅刻した。
(すみませんでした) 
遅刻の理由は古典的。 
財布を忘れた。 
京都駅まで行かず、自転車で2分ほど走ったところでハタと気付いたのは、ある意味奇跡的。

モーツァルトのピアノ・ソナタ

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10月23日、アルティでは、港大尋さん編曲モーツァルトのピアノソナタハ長調を演奏します。 
みなとみらいの翌々日は、練馬のスタジオにて、完成間近の新しいアレンジがどんな様子か、合わせてみました。 
「モーツァルトが現代の若者だったら?!」というようなアレンジ! 
モーツァルトの旋律やハーモニーを大きく崩さずして、港テイストが散りばめられた力作です。 

池袋まで送ってくれた、港さん。
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この日の洋服がそんな感じかなあ。
ちょっとレゲエっぽい? 完成が楽しみです。 

ところで、ここ10年いや15年? 基本的に便箋は「丸善」のものを使っています。 京都に「丸善」がなくなって、とっても不便。
新幹線に乗るまでに時間があると丸の内の丸善でまとめ買い。
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少し前までネットでの扱いが見あたらなかったけれど、最近はあるみたい。でも...なんとなく、店頭で買いたい気分の品物である。

きぜわしい。

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9日はみなとみらいでコンサート。 
マリンバは、いつも通り「こおろぎ社」でレンタル。 
木琴は家から送ります。 

普通なら木琴は、前日8日につけばいいのですが、8日が休館日にあたるため7日受け取り、ということは6日中に発送。 というわけで、演奏するのは、9日なのに、なんとなく気ぜわしいのです。 
分解して、ケースにつめる。 そして、そのケース自体が貴重品でもあるので、エアキャップで包む。 xylo_nimotsu.jpg 夕方までに、無事送り出せました。
ふぅ。 

で、その次は、DVDを見る!
みなとみらいの後11日まで東京なので、10日の関西テレビ番組審議会を欠席。
この日は、レポート提出なのですが、今回の審議課題は「よ〜いドン!」という番組1週間分!なので、月〜金の放送DVDを視聴せねば。 
うっ、90分番組...
審議室の藪岡さんから「前の晩からでは絶対無理です」と御助言いただいていたので(笑)今日から見ることにしました。 

きぜわしくなることはわかっているのに、東京からはすぐに帰ってこず、一度チェックしておきたかった古楽器のお店に行ったワタシ。
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笛関係の古い楽譜を物色しに行ったワタシ。
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翌日も近江楽堂に行き、別の古楽のコンサートを聴いて帰ったワタシ。 ここにも、彫刻... 
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ブログを書いているワタシ...


三鷹芸術文化センターで、WS&コンサート

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三鷹に行ってきました。 
打ち合わせは、さくっさくっ、と音がしそうなほど、サクサク進みました。 
こういう打ち合わせはうれしいです。 

打ち合わせサクサクの図。
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机の上にはこんな本が。 
幅広く「予習」しておいてくださったようで、ありがとうございます。
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この日は、三鷹芸術文化振興財団の情報誌「マークル」の取材もありました。 
担当のお二人。
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どんな記事になるでしょう。  

ここで、日程発表といきたいところですが、 こちら、音楽班と工作班と結構大所帯、コンサート1日とWS2日ということで、ワタシの日程のツメが甘かったことにハタと気付き、ただいまちょっと調整中、です。せっかくサクサク進んだのに、ブレーキをかけてしまい反省。。。決まり次第お知らせします。  

この日の夜は、オペラシティの近江楽堂でルストホッファースのコンサート。 
オペラシティの中庭。 
東京は、建物の中・外で、こういう彫刻系のアートとでくわすことが多い。
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ジョナサン・ボロフスキーの作品。 

ところで、このコンサート。 
何気なく、ブログに当日券もある、と情報を載せたところ、思いがけない方がこのブログをご覧になってお出かけくださいました! はい、あの、伊勢崎の境島小学校の新井校長先生です。 
毎日、ブログをご覧くださっているようでありがとうございます。 
11月には群馬で仕事がはいっているので、またお目にかかれるかと思います! 

あっ、もちろん、ルストホッファースの演奏は素晴らしかったです。

ほぼ日ハラマキ「アブストラクト」

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明日午前11時から販売開始のほぼ日ハラマキ・リバイバル9。 
久しぶりにコレを出してきました。
使い込んでいるので、ちょっとワタシのお腹の形になっています。(笑)
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表もいいけど、裏もかわいいんですよ。
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限定数の販売ですので、ご希望の方はお早めに。

選挙にいく。

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選挙の投票には、歩いて3分ほどの自分が通っていた「醒泉小学校」へ行くことになるので、毎回、なつかしくうれしい気分です。
そういえば、岩野さんが「選挙に出るならカッコイイ選挙カーを作りますよ!」とおっしゃってましたが...
出ませんでした。(笑!)

ちゃんと「天使突抜一丁目」のブースで受付し、投票してきました。 senkyo.jpg

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鴨川沿いの古い旅館を改装した
「菫」という名の中華料理店でランチ。
9月中は、「床」でもお食事がいただけます。 

ご一緒したフランス文学の中井先生はお着物姿。
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たぶん、ものすごく暑いと思うのですが、隣で見ていると「涼やかで着物はいいなあ」と思います。 私は超普段着で出かけたので、一緒に歩いているとマネージャーのような気分でした。(笑) 
久しぶりに着物を着ようかなという気分になりました。

ほぼ日ハラマキ リバイバル9

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みなさんお馴染み(かな?)の、ほぼ日ハラマキ。 
夏冬年2回、これまで発表された150種類以上の中から人気の高かった9柄が復刻、9月1日より「リバイバル・ナイン」として発売されます。 
その9柄の中に、私が担当させていただいた「アブストラクト」も入っています! 
銘仙柄、黒地に赤と白のラインの、アレ、です。 
このハラマキは、オリジナルの着物の柄「横のライン」を、ハラマキのデザインとしてラインを縦にした、という谷本さんのデザインがミソです。 
オリジナルとなった着物の柄。『ソデカガミ』より。
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あの時に買ったけれど、洗濯し過ぎて色あせちゃった、のびちゃった、という方はこの機会に是非またどうぞ。
他にかわいく使いやすい柄も出ています!

男前豆腐

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随分前から京都市内のスーパーでも売っている「男前豆腐」。 
ネーミングとパッケージデザインの斬新さでとにかく目をひきます。 
けれど「男前な豆腐」が美味しそうかといえば....あまりピンとこないので、これまで買ったことがありませんでした。
東京の友達から「京都の男前豆腐、東京でも売っているけれど、かなり美味しいね」と言われるようになってもう3年くらいたつでしょうか。 経営的な成功も話題のようで、いろんなメディアで紹介されているそうですが、そのようになると、またなんとなく遠のく。 
しかし、最近近所にできたスーパーで、連日あまりにたくさんの種類が山積みになっているので、ちょっと気になって、遅ればせながら、購入してみました。
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とにかく、濃厚で甘みがあります。結構びっくりする味でした。 
今日は、88円だったので、違う種類も買ってみた。
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ついでに、厚揚げも買ってみた。
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私は「豆腐と、醤油の風味、あるいは生姜」との相性、が好きなので、豆腐の個性が勝ちすぎるとそれはそれでちょっと寂しい気もします。が、よくある豆腐ではなく、この店の味がする、という点では「おもしろい豆腐」です。 「男前」に興味がわいてきたので、他の商品も試してみたいと思います。   

それにしても、その味もさることながら、男前豆腐店のHPはかなり個性的です!

趣味の違い。

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親子でも随分趣味が違う物です。 
本日の洗濯物。
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阪神タイガースのTシャツです。 
昨日、ファン・クラブのイベントでもらったらしい。 
「へぇ、お父さんが阪神ファンなんだ!」 
いえいえ、母です... 

父は、昨日母が「なみはやドーム」に出かけている間、一人で買いものに出かけ、イッセイミヤケで新しいシャツを買ってきました。 
この間着ていたイッセイのシャツを戸矢崎さんに褒めてもらったらしく、随分喜んでいました。 戸矢崎さん、またよろしくお願いいたします。(笑)

作曲家の毎日

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今日は、短い時間の本番でした。 
でも、そこで凝縮したものを聴いていただきたいと思っていたので、普通の演奏会と同じ2時間分の仕事したような気がします。終わった後のビールの味が物語る。 

仕事が終わった後、西邑さんの仕事仲間チェン・ミンさんのコンサートを聴く約束があり、そのあと2人でゆっくり食事。 
西邑さんは、最近家にこもって作曲しているので、先日「8月、3度目の外出」と言っていた。今日は4回目かな。
趣味も「アクセサリー作り」だしね。
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「靴ずれに気をつけて」とメールしたのですが、全くの冗談ではなかったみたい。(笑)

からげし

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五山の送り火の翌日早朝には、山に登って消し炭をいただいて帰ります。
その炭を京都では「からげし」と言います。
それを半紙に包んで水引をかけて軒に吊しておくと厄除けになると言い伝えられてます。 
粉にして飲んだら病気も治る、なんて言われていますが...試したことはありません...
今年は、ご近所さんから、お裾分け、いただきました。 
ほんとは、自分で行かなきゃ、ですが...
お裾分けでも効くよね、厄除け。(笑) 
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五山の送り火目当てに京都観光に来られる方には、是非翌日のからげし拾いもセットで、とオススメしたいです。

五山の送り火 2009

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どんどん高いビルが建ち、見えるはずのポイントから見えなかったりします。 五山の送り火。 
昔は家から見えたのですが... 

特に規制があるわけでもないけれど、ココでは、1000人はいるかと思われる人がなかなかに整然と、静かに座って見ていました。地元の人が多いせいか、実際に、あるいは心の中で手を合わせている率が高かったような。
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でも、さすがにきれいに「大」が浮かび上がると同時にケイタイでぱしゃぱしゃ。そういう私もぱちりと一枚。 
しばらくすると、いつの間にか、人もまばらに。
気がついたら、50人くらいなっていました。 
私は、消えていくところに「送り火」を感じます。 

ここ数日、世の中は「お盆休みモード」でしたが、明日からは通常に戻ります。 
うちの床の間の蓮も、暑い中よくもちました。 hasu.jpg

日曜日。

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昨日は、朝からスピネットの練習。 
午後は、ちょっとしたきっかけで読み始めた村上春樹「1Q84」の続きを読む。 
流行の小説を読むというのは、ちょっと照れくさい。 
そういえば、高校時代仲の良かったピアノ科の友達が、小説を書いてなんと村上春樹に送った。そうすると、村上春樹直筆の手紙が届いた。「みんなにはヒミツ」(たしか....)と、そのコピーをもらった。
ちょうど1984年頃ではなかったか。

あっという間に夜になり、食事に出かけ、帰りに五条坂の陶器祭に立ち寄る。 
例年23時頃まであいているのに、天候がすぐれないせいか、22時でほとんど「シャッター街」の様相。
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それでも、ひとつ、黒錆風の器を買う。
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「そんな、日曜日。」という感じ。

仏教つながり。

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以前連載をしていた東本願寺出版部の冊子『同朋』。
通巻700号記念号にお祝いメッセージを寄せたら、掲載誌と一緒に、東本願寺出版部の新刊、田口ランディ『宙返りの練習』が届きました。
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左下に出版社の名前「東本願寺」とはいっているのが、なんともいい感じ。
かわいい装幀です。 

これは、ランディさん『同朋』での連載がまとめられたもの。
この中に、映画『おくりびと』の原作(と正式にはうたわれていない)『納棺夫日記』について書かれた個所があります。映画の主題からはずされてしまった第3章「ひかりといのち」こそ、作者青木新門さんが最も伝えたかったこと(=浄土真宗に対する思い)ではないかと。私も、そりゃもう、絶対そうだと思います。どちらがどうということではなく、映画を作った人が伝えたいことと、この本の作者が伝えたいこととは、全く異なる、ということです。
なんだか、すっとしました。
本のタイトル『納棺夫日記』は映画の影響で一人歩きしているけれど、宗教に関心のある、また仏教の素養のある人でないと、この本を読みこなすのはむずかしいと思います。『納棺夫日記』増補改訂版(文春文庫)に書かれた、後日談のような「『納棺夫日記』を著して」という章は面白いです。世間一般の評価と作者の考えとのギャップが書かれています。同じ「表現活動」をしている者として、その気持ち、手に取るようにわかります。
作者の青木氏にとっては、「どこに視点を置いて死体と対峙していたか」という点が重要なのであるから、たぶん一番多いと思われる、読者の「死体に接するような仕事をよくぞなさった」という感嘆の声は、一番「どーでもいいこと」なんだと思います。
あっ、なんだか、夏の宿題「読書感想文」みたいになってきました...  

仏教つながりで、もうひとつ。 
文・西川隆範、その名も『絵本・極楽』(風濤社)。 
以前、法然院に勤められていた桝田英伸さんが監修されたということで、送ってくださいました。
「心の中の最秘境への旅!世界遺産を越える極楽へのツアーガイドブックできました」(中沢新一) 
絵本といっても、この本のために、書かれた絵ではなく、図版は法然院所蔵の「聖衆来迎図」などからとられているホンモノなので、妙に「そっか、極楽ってこんな感じか...」というキブンになります。 
私は、この人達、気に入ってます。(笑)
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桝田さんは現在、鎌倉の長谷寺におられるそうです。
とても素敵なお坊さんです。

どいとも。

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先日書いたエッセイの掲載紙が届いたので「私、どこかな」と新聞をめくってみると突然「どいとも」が。
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「どいとも」とは、ピアニストの土居知子さん。高校、大学とずっと伴奏してもらっていた、同級生です。
ピアニストとして活動しながら現在は、京都女子大学の准教授。 
で、京都女子大学の広告に出ていたというわけです。 
なんだか、立派になったねぇ。 

次のページに、私も、確かにでていました。(笑)

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たのしい病院

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私の通っている漢方の病院は、なんかおかしい。 
おかしいは、漢字で書くと「可笑しい」です。 
漢方薬中心とはいえ、民間療法ではなく、保険のきく「病院」なのですが、 
なんと今秋20周年記念旅行があります! 
スタッフの旅行ならよくあることだと思うのですが、ここは患者も一緒に参加可なのです。
集合場所は、病院前。
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で、すでに予約いっぱいで、キャンセル待ちが出ているらしい。 
みんな元気です(笑) 
ただし、希望者だけ参加、朝5時半からの「座禅」には、申し込みがないらしい...

うなぎ

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今日は、チェンバリスト中野振一郎さんのリサイタルを聴きました。 

アンコールの曲が「うなぎ」。 
クープラン(フランスの作曲家、1668-1733)に「うなぎ」というタイトルの曲があることにまずびっくり。 
古楽界では、有名な曲なのかな? 
あらためてロビーのボードに書かれると、ちょっと可笑しい。
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それにしても、土用の丑の日を前に「うなぎ」とは、さすが関西人!なノリです。

本日は3本のバラ!

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今日は、ブライトンでリハーサル。 
交通規制があるので早めに出発。 
少し遠回りをしていきました。 

明日演奏する、ボレロ。 
この楽器のパートが最も緊張します。 
普段、弾き慣れないので...
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さてさて、今日は祇園祭宵宵山。 
祇園祭
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と言えば、鱧。
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というわけで、食事をしての帰り道。 
今日は、谷本さん作「3本のバラ」に出会いました! 
きれいな女性が着こなしてくださっていると、嬉しいですね!!
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めずらしい並び。

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今日、京都音協さんで、京都音協主催公演の一覧が載っているチラシをいただきました。 
ユーミンの下、ざこばの横、というこの写真の位置、ちょっと他ではないですね。(笑)
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夕方、自転車ですいすい走っていたら、「そこの自転車、降りなさい!」とスピーカからおまわりさんの声が。 
えっ、私?! 
行きは、すいすいだったのですが、帰りには、こんなことになっていました。 さすがに自転車には乗っていません。 
まだ、宵宵宵山ですが、屋台もそこそこ出て賑わっています。
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今日は、メテユンデ着用のギャル1名発見。
山崎さんデザインのものでした!

まかせた池上!シリーズ。

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昨日、チェンバロの井幡さんから、池上クンにオーダーしたCD棚が仕上がってきたと連絡がありました。 
壁面にぴったりの素敵なCD棚です。
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池上クン、お疲れ様でした。 
CD棚の仕上がりが素晴らしかったので井幡さんは本棚もオーダーされたそうです。 
池上クン忙しくなってきました。 
先日は、F様所有借家の修繕のご相談をうけ、床の張り替えなども請け負ってもらいました。 
確認事項をメールしたら「はい、そのつもりです。任せてください。」と力強い返事がありました。 
というわけで、まかせた池上! よろしくお願いします。

おぼん。

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先日、割れたおぼんの写真をこのブログに載せたところ、谷本さんのお母さんが、木彫り教室で作ったというおぼんを届けて下さいました。
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すみません。
みなさんにお世話になりっぱなしです。 
ありがとうございます! 

それにしても、この彫りはすごいですね。
根気がいりそうです。 
谷本さんが出来の悪い私にもめげず一緒にシゴトを続けてくださるのは、このお母さんのねばりが遺伝しているおかげだ!と妙に納得しました。(笑)

家宝にします。

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川合さんが、金継ぎの仕上がりを届けてくださいました。 
割れたものを「使うため」に継いでもらったのですが、仕上がりをみると、惚れ惚れして、使うのがもったいなくなりました。
桐箱でも作ろうかな。
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割れのないところにも、「景色」として線が入っているのですが、このほどよい色気にしびれました。 
それにしても、この全くごまかしのきかない、細いまっすぐな線を作り上げるには、たいへんな技術がいるのでしょうね。筆を持つ手を想像しただけで震えます。マレットを持つ手も震えることがあるので想像できるのです。(笑) 

何はともあれ、川合さん、本当にありがとうございました。 
あっ、こっちから見てもいいですね。
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たくちゃん

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撮る撮る撮るの平野さん。 
23日、無事男児をご出産。 
おめでとうございます! 

今日は、小百合ちゃん
を誘って赤ちゃんを見に行ってきました。 
小百合ちゃんと赤ちゃん。
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えっ、小百合ちゃんは見えるけど、
赤ちゃんが見えないって? 
はい。 
ご紹介いたしましょう!
卓央くんです。
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なんだか風格のある赤ちゃんです。 
すくすく元気に育ってね。

うっ。

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漆の川合さんが、割れたカップの金継ぎを届けてくださると聞いたとたん、今度はなんとおぼんが見事に割れました。棚の上においていたのが、別のものをとる拍子にするりと落ちてきたそうです。 
それにしても、タイミングよすぎます。
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おぼんも、川合さんちに行きたかったのでしょうかねえ... 
とりあえず、相談してみましょう。

金継ぎ

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数ヶ月前のこと。 
この15年くらい毎日使っていたカップが家に帰ってきたら、割れていました... 
特別に上等でもなんでもないものなのですが、ただただ愛着があり捨ててしまうにはしのびなかったので、漆芸の川合さんにお願いして金継ぎしていただくことにしました。 
あぁ、それにしても、豪快に割れています。
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今日、出来上がったとご連絡いただきました! 
「割れて良かったぁ〜」くらいの気分になる金継ぎを、ということでお願いしています。 
受け取るのが楽しみです。

2つの展覧会

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ただいま開催中の戸矢崎さんの展覧会を見て、 
続いて、京都国立近代美術館の
「前衛都市モダニズムの京都展」に行きました。 
浅井忠の「パリ婦人散歩図」(1903年・軸装)が欲しかった。(笑)

その後、少しの時間つぶし。 
おしゃれなカフェより、こういうところの方が落ち着きます。 
腹筋を使って撮影。 
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花柳はるみさん。

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なんだか、他人に思えません... 
たぶん、デザイナーの西岡勉さんも展覧会の図録をデザインしながらそう思われたことでしょう。(笑) 

23日から兵庫県立美術館で開催される
「躍動する魂のきらめき・日本の表現主義展」
に出品される
田村栄「人形と花柳はるみ」1928 
花柳はるみさんは日本の映画女優第1号なのだそうです。

製作所展終了

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丁寧にマネキンに着付けられたアンティーク着物
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床の間の掛け軸から、着物と帯、自らモデルをしてくださった写真が人気だった戸矢崎コーナー
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お庭の緑によく映えた、山崎コーナー。 
この子供用マネキンも、今回のための手作りでした。
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ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。 

どれもこれも、片付けるとなると、あっという間です。 
自立するように作られていた谷本さんの額は足を取り外す。
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戸矢崎さん、写真はお持ち帰り。
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で、会場の片付け終了後、ショップスペースに行ってみれば、今回でグッズが随分増えたので、通常モードに戻すと、展示場所が手狭になっていました。

どうしましょ、谷本さん。 
スペースには限りがあるので、新たに棚を作るしかないかなぁ。 
こんな時には...池上くんがおります! 

ここにこうやって...
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谷本さんのディレクションで池上くんのノートがうまっていきます。
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うん、これでよし。
まかせた池上!(< 谷本さんの心の中)
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数日後には、ディスプレイ用の新しい棚が出来ていると思います。 
池上くん、どうぞよろしく! 

今回ゆかたはマネキンが着用しておりましたが、明日以降はショップにて御試着も可能です。 
帯が気になる方は、どうぞお手持ちのゆかたを持ってお越しになり、ゆっくり合わせてお選びください。 
では、メテユンデのゆかたなど、引き続きよろしくお願いいたします!

製作所展コンサート

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昨日は、製作所展関連企画のコンサートでした。
一時展示物を撤収して、コンサート会場に早変わり。
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なごやかな「家庭音楽会」といった雰囲気のコンサートになりました。 
ご来聴くださったみなさん、ありがとうございました。 残念ながら定員いっぱいでお越しいただけなかった方々には、申し訳ありませんでした。私も残念でした。次回是非、よろしくお願いいたします! 

ところで、ひとつ、かなりの失敗がありました。
プログラムにベートーヴェンとモーツァルトの名前を書き間違えたことです。 この間違いは「どうしてそんなことを間違えたのか、自分でも全くわからない」といった間違いで、これぞ「間違い中の間違い」でした。人の命にかかわることじゃなくてよかったですが、「事故」というのは、こういうことでおこるんだなあ、と反省しました。 

昨日までの数日はシロフォンをメインに練習していましたが、今日からしばらくは、マリンバメイン。 
コンサートの後、家に帰ってきた楽器を組み立ててケースを片付け、それぞれをベストの位置にもってくるのに、パズルのような移動。
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さぁ、練習というまでに、結構時間がかかります...

新企画・メロディーネーム!

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通崎好み製作所展Ⅲの開催に合わせて発表された新企画。 
その名も「メロディーネーム」。 
あなたの名前が音楽になります! 

是非こちらのサイトをご覧ください。
製作所スタッフ一押しの新企画です。 
お申し込みはいますぐ!(笑)

あじさい

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現在開催中の製作所展。 
今日は、ちらっと顔を出しました。 
ちょうど、戸矢崎さんの大学、神戸芸術工科大学ファッションデザイン科の学生さんが、神戸から着物を着て来てくれていました。 
あっ、去年も来てくれたよね。 
着こなしが、ワンランクアップしたような... 
大学の授業でゆかたの課題が出ているのだそうです。 
研究熱心にじっくり見てくれてました。 
「戸矢崎先生の作品、ふむふむ。」の図。 
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帰り道、近所のレトロな散髪屋さんの前。 
あじさいがきれいに咲いていました。
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横で、
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猫が何か言いたそう、でした。

シロツメクサ・アカツメクサ

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メテユンデHPも更新されています。 
ギャラリーのコーナーにたくさん写真が出ていますので、是非ご覧ください。

ゆかたショップコーナーもまもなく更新完了です。 
谷本さんから、「シロツメクサ」についてのコメントが届きました。 

ゆかた、帯/シロツメクサ(クローバー) 
トランプシリーズのクローバー帯として考えていた時、葉は多種多様に図案化されるのに花の図案化をあまり見ない植物というのも面白いなと思いました。そこで花を中心に考えはじめたのですが、だれもがシロツメクサを編んだ経験を持っているということや、ガラスを守る緩衝材としてヨーロッパから日本にやってきた歴史など、いろいろにイメージが脹らみました。そこで、ゆかたのデザインとしてもこのシロツメクサをモチーフに絵を描きました。あやとりの糸がシンボルマークとなっているメテユンデにはぴったりのモチーフなのではと思ったからです。 ちなみにこのゆかたのモデルをお願いしたのはヨーロッパから日本画を学びにやってきているプリシラさん。
 
コレを読んでこんな写真があったことを思い出しました。
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誰って? 
ワタシです。 
シロツメクサじゃなくて、アカツメクサ?レンゲ?かな。 
とりあえず「アカツメクサを摘む少女」ということで(笑)

展覧会スタート

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展覧会が無事スタートしました。 
今日、展覧会に来てくれた友達がメールをくれました。 
「都会の喧騒を離れて、京都の静かな佇まいで、ほっと一息できてよかったです。」
(ありがとうね、こっちゃん) 
そういう雰囲気のところですので、みなさんもほっこりしに、是非お出かけください。 
縁側でゆっくりしていただいても、オッケーです。 

夕方はNHKのレポーターさんをレポート?!
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最近のラジオ中継は、音声さんも同行せず、レポーターさん一人がやってきて、電話線をつないで、サクッと中継やっちゃうんですね。
随分手軽になりました。 

展覧会を写真でレポート、と思って撮ってはみたのですが、来てくださる方にはお楽しみを残しておいた方がよいかと、玄関だけちらっ、にします。
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搬入完了!

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6月2日より通崎好み製作所展Ⅲがはじまります。 
今日は、搬入日。 
これはよくある、搬入風景。
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これはちょっとない、搬入風景。
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どこに、何が展示されているのか。 
通崎好み製作所展Ⅲ、是非お出かけください。 

それから、2日のNHKラジオ第1放送(関西2府4県)『関西ラジオワイド』 午後4:05〜6:00 で、5時半頃から6〜7分間、通崎好み製作所展Ⅲの会場となる「ちおん舎」が取材されます。 
生放送で、私も少し話しをすることになっています。

明日は搬入。

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日付がかわってしまったけれど...「今日」は、朝から田中さんと8日コンサートの衣装パターンの最終確認。 
お〜!
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夕方には、ピアノの平林さんが来てくれて、練習。
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最初にエレガントな曲から、と練習を始めたら、昨日から出したままになっていた工具が目に入り、
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あまりの似合わなさに苦笑。
 
気がついたら、9時半になっていました。 

その後は、アタマの中でコーディネイトしておいた明日搬入の展示用着物を準備。 
ゆかたと一緒に展示するから、やっぱり夏物かな、と貝の柄の着物。
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帯留めも貝、ね。
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それから、この間手に入れたチューリップの銘仙はチューリップづくしでお披露目。

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明日の搬入でお互い初めて見るもの、もあるので、楽しみです。

昨日は。

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昨日は、お客さんがあったので、錦市場に買い出しに。 
コレ、インパクトありました。
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さすがに調理は無理なので、子鮎にしました。 

お客さん...というか... 
こんなことをしていたら
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池上クンから電話があったので、
「じゃあ、おいで」ということになり、 
そのあと絢子ちゃんから電話があり、
「じゃあ、おいで」ということになり、 

結局、こんな図になり
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そのうちこんなことになり
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最後にはとうとうこんなことになり
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絢子ちゃんが用事を終えてうちを出たのは午前1時半くらいだったかな... 

お客さんに失礼がなかったか、しんぱいです...
でも、いろいろといい物が出来そうで、楽しみです。

田中さん新作続々。

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「もうすぐ出来るので15分遅れる」と連絡があり「何がもうすぐできる?」と思いながら待っていたら、大きなカバンを抱えた田中さんが現れました。 
全て見せると楽しくないので、ちらっと。 

まずは、デジカメ・iPhoneのケース。
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一番手前は、テキスタイル・アーティスト室田泉さんの布を使って製作したものです。 

あと、新作のPC袋も夏用にきれいな色の麻ヴァージョン。
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そして、新しいデザインの風呂敷バッグ。 
はい、田中さんモデルね。 

広げた時の形は、こんな感じです。
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かなり大きいので、すいかも丸ごと入ります。 

この手の部分を結びます。
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そして肩にかけて歩きます!
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いかがでしょうか。 

田中さん他にもいろいろ、たくさん、製作お疲れ様でした!
と言いたいところですが、まだまだ続きます。(笑) 
今日は、小物用の福助の織地もあがってきました。 
色を変えると随分ポップになります。 これは、田中伝の、のりあきさんテイストです。
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色のサンプルを渡して納得するまで何度もやり直すのもいいですが、一度おまかせで作っていただく、というのも何が出来てくるか楽しみなものです。 もちろん、どちらも息の合ったもの同士じゃないと、楽しくありませんが。

そんなわけで、田中さん。
引き続きよろしくお願いいたします。

西岡さんのヒミツ?!

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仕事で遠出すると、少し足を伸ばして、気になるところを訪れたりします。 今日は、こんな素敵なところに立ち寄りました。
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赤い橋の向こうにあるのは
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デザイナー西岡勉さんのご実家です! 

子どもの頃家に牛がいた?!とかうかがってはいましたが、なんともまぁ、素晴らしいところでした。 
骨太で見晴らし良く、かつ色気のある西岡さんのデザインは、かっこいいのですが、常々「ただの今っぽさではない」と思っていました。が、今日はそのヒミツの一端を垣間見たような気がしました。 

西岡さんの母上と記念撮影!
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久しぶりの銘仙

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もうホントに久しぶり、に面白い銘仙を手に入れました。 
チューリップの柄です。
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谷本さんの今年の新作ゆかたがチューリップの柄なので、製作所展で一緒に飾ると楽しいかも!です。 

昨夜、菅野さんのお店が閉まっている時間に自転車で前を通りかかったら、ちょうどお出かけから帰って来られた菅野さんに出くわしたのでした。「今日面白い銘仙を仕入れたよ」と聞き、見せてもらったのがこの着物。 菅野さんも、私の顔を思い浮かべてくださっていたそうで、ほんと、なんとも偶然、いいタイミングでした。
どんな帯とあわせましょう。
コーディネートでまた違った表情になるはずです。
通崎好み製作所展Ⅲの会場で、是非ご覧ください。 

それにしても、銘仙を買うのは、久しぶり。 
この前買ったのは、クジャク柄。 
『徹子の部屋』に出演した際、銘仙のコレクションも持っていくことになり、何か徹子さんがお好きそうな動物柄がないかな〜と、菅野さんで見つけた物でした。 
ということは、1年半ぶり、ということか...

通崎好み製作所展Ⅲ 案内ハガキ

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通崎好み製作所展Ⅲの案内ハガキができました。 
もちろんデザインは谷本さんです。
「 トランプ柄はどうですか」と言ったのは、確かに私です。
でも!自分がトランプになるとは思ってもいませんでした!!
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通崎好み製作所展Ⅲ 
6月2日(火)から14日(日)12時から19時 
(12日と14日は17時まで)
 8日は休館でシロフォンコンサートがあります。 

ちおん舎
http://www.chikichi.co.jp/の奥座敷では 
メテユンデ新作ゆかた(谷本天志・戸矢崎満雄・山崎暢子)
各作家の作品 
通崎コレクション・アンティーク着物 

ショップゾーン(ジェイスピリットギャラリー)では 
田中英美製作 PC・iPhone・デジカメ・ケースの新作 
刺繍作家木部訓子 Tシャツ他刺繍小物  
その他! 新企画商品!!!

明治、大正期建てられた町屋「ちおん舎」での展覧会、是非、お出かけください。

なんだかいろいろ開発中

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久々登場、田中伝のノリアキさん。
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縫製の田中さんも一緒に、なにやら開発中。
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小物を作るのに、西陣織で生地から製作するなんて、なんとも贅沢な話しです。


ネクタイ

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今日は、関テレの審議会。 
前夜遅めの時間から、審議課題のドラマ4話分とドキュメンタリー1本のDVDを一気に見たので寝不足気味。
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普段、ネクタイをしている人と仕事をすることがほとんどないので、こういう場でスーツ姿の男性のネクタイを見るのは、楽しいです。
いつも、お隣の席になるNTT西日本前社長の森下さんはいつもさりげなくカワイイネクタイ。今日は、フェラガモかな?ハートがついていた。審議室長さんはポップでカワイイの。今日はカエルがついていた。
一昔前は、よく京都のおみやげものやさんで昭和テイストな「西陣織ネクタイ」なんていうのが売っていたけれど、最近はどうなんでしょう。

シロフォンと佐々木さん

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一昨日は、2月にうちにやってきたディーガンのヴィンテージ・シロフォン、前の持ち主である佐々木達夫さんがうちにお越しくださいました。
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1940年頃に作られたこの楽器を佐々木さんが手に入れられたのは1967年頃。ちょうど私の生まれた年ということで、また何かご縁を感じました。 

佐々木さんのシロフォン奏法についてのお考えもうかがうことができました。 私が信じて実践していることとは、まるで正反対だったので、かなり衝撃的でした!アタマもカラダもやわらかくして、常に何事も柔軟にとらえ考えられる態勢でいることが大切だと思いました。 
貴重な時間を過ごすことができました。
佐々木さん、ありがとうございました。

昨日は、新しいお弟子さんが。
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ウソです。(笑) 
池上クンが現在開発中の新製品の研究にやってきました。 音の高さは、やってみないとわからないね。
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さて、彼は何を作るのでしょう。 
ただの木琴、じゃないですよ。 



帯のサンプル

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オリジナルはこんな色なのですが、 
色違いにすると、随分印象がかわります。 

かっこいいです。 

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CDの整理

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探しているCDが見あたらなくて、結局夕方からCDの棚を整理することになってしまいました。ゆるやかな分類をしているのですが、「ゆるやか」がゆるみきってしまい、迷子になってしまう、という状況。 
きちんと収めるまでに、3時間くらいかかってしまいました。
でも、これで、すっきりしました。 

「着物と帯で、4〜500枚は持っている」と言うと我ながらスゴイ数...と思うけれど、CD約700枚というのは、どうなのかな。 
池上クンの作ってくれた、床から天井ぴったり15段のCD棚、
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そして本棚と天井の隙間、
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ここが一杯になり、今日新しいスペースを開拓しました。 

整理していると、懐かしいCDが。 
1978年録音、坂本龍一『千のナイフ』。
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ライナーノーツは、林光が書いていた!
本日の、びっくり、でした。
こんなことをしているから時間がかかる。(笑) 
この頃の坂本龍一、といえば、古楽のグループ「ダンスリー」と1981年に録音した『the End of Asia』はとても好きなアルバムです。 

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そんなこんな...の間に 
「黒で織るにしても、2色(黒とチャコールグレーなど)使わないと織り方の変化だけだと柄が出難い」
とか 
「写真から、だいたいの寸法を出して見ます」
とか 
「塗装してしまっているものもありますが、プレンナー(かんな)に通せば十分に使えそうなものがあります。」
とか。
各所よりメールをいただき、みなさんありがとうございます、よろしくお願いいたします、という感じでした。 

通崎好み製作所展 Ⅲ

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いろいろありすぎて、ここに書ききれていない事がたくさんあるのですが、これも、そのうちの一つ。 
この通崎好み製作所を運営してくださっているジェイ・スピリットの次田さんがその事務所兼ショップをこれまでの場所からほんの少し西、「ちおん舎」の一角に引っ越されました。

「通崎好み製作所展 Ⅲ」は、6月2日(火)から14日(日)まで、ここの奥のお座敷を使って開催されます。
休館日となる8日(月)の夜には、ここでコンサートを開催します。 
この日は私にとっても初めての試み「木琴とチェンバロ」「木琴とピアノ」2つの組み合わせで演奏します。
チェンバロは井幡万友美さん、ピアノは平林知子さんです。

物作りの方も、着々と進んでいます。 
また各作家さんより、経過報告をお願いすることにします。 

そうそう、先日法然院にバロック音楽のコンサートを聴きに行ったのですが、とても美しい楽器が使われていました。
奏者のお兄さんも「チェンバロ王子」って感じでした。 cemb_.jpg

こういうのを見ると、我が製作所でもチェンバロを製作してみたくなります(笑)

ハラマキが

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今日は「徹子の部屋」に糸井重里さんが出演されていました。 
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話題は、机に広げられた、ほぼ日の販売物に。 
で、よく見ると、私(実際のシゴトは谷本さん)がデザインを担当させていただいた銘仙柄のライン「パイナップル」のハラマキが!
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こういう思いがけない感って、ちょっとうれしいキブンです。 
ちょうど、現在ほぼ日ハラマキ販売中です。 
今回もかわいい柄が揃っています。

テレマンのソナタ

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最近、新しいレパートリーのために、楽譜をいろいろ探しています。 
先日、ササヤ書店http://www.gakufu.net/で立ち読みしていて、この曲いいな、と思ったテレマンのブロックフレーテのためのソナタ。ん?何か知ってる、と考えてみると、小学校の時に持っていた「縦笛曲集」に載っていて、とっても気に入っていた曲だったのでした。
小学生の頃から、あまり趣味が変わってないということが判明?!
それにしても、これが、テレマンとは全く意識していませんでした。
「荒城の月」なんかと一緒に載っていたもので。(笑) 
早速楽譜を購入。
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楽譜は立ち読みで、おおよその様子がわかるのですが、実際演奏して面白いかどうか△な時は迷います。 
でも、表紙がかわいいと、つい買ってしまいます。
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あと、有名な曲じゃなくても、どこかでタイトルを見て「楽譜を見てみたい〜!」というのもあります。 
注文していて今日届いたのが、コレ。
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ベートーヴェン「マンドリンとクラヴィーアのためのソナチネハ長調」。  ベートーヴェンがマンドリンのための曲を書いていたんですね。曲の存在すら知らなかった。
どんな曲か?
想像通り、音楽室にあるベートーヴェンの肖像画のイメージとは正反対のかわいい曲、でした。
通崎好み製作所展Ⅲ期間中に開催するコンサートで演奏してみようかと思っています。

新しい写真

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新しいプロフィール写真を使い始めています。
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撮影は、もちろん、平野愛さんです。 
普通だと、何にでも使いやすい無地系の服を着るのですが、カメラマンが平野さんなので、うまく料理してくださるかな、とあえてマレットの先と同じような大きさの丸い模様の入った服を選んでみました。 

最近、特に「苦労」している自覚はないのですが、白髪が増えたので、それを隠さずメッシュみたいに撮ってもらう、というのも一つに課題でした。小さな写真ではわかりにくいのですが、いい感じのメッシュになりました!
白髪とは長いつきあいです。(笑) 
体質なのか、子どもの頃から結構白髪がありました。小学校6年生の時にもらった「ラブレター」には「今まで、しらがって言ってごめん」と書いてありましたっけ。

ツウザキ印

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通崎好み製作所に関する刺繍は、刺繍の作家木部訓子さんのご実家である「長野刺繍」さんhttp://www.nagano-em.com/でお世話になっています。
新しい、製品につけるタグ。 
糸の色と刺繍の精度をチェック。 
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少し人物の腰のあたりが間延びしているようなので、確認してもらいました。生地の縮みにより縦長になってることが判明。 

こういうシゴトは、大切なシゴトか、それとも雑用か。 
そういうことを考えるとややこしい人生になるので、なんにも考えていません(笑) 
同じマークが生地の材質や糸の色目によって、どう変わるかを見るのは、単純に、結構楽しいのです。

中学生

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昨日は、ミカちゃんがレッスンに来ました。 
「大人の回数券で来た」って見せてくれました。 
そうか、中学生。 

この間のレッスンでは、黄瀬さん製踏み台の足を、一つ低いのに付け替えました。
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マレット巻も、何度も根気よくやり直して、手前2本のお手本にかなり近くなってきました。私は教える根気がないので「ダメ出し」専門。
「う〜ん、これじゃ30点」とか「落第」とか感想を述べていると、いつのまにか、上手になりました。自分なりの工夫が大切です。(笑)
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最初のレッスンの時に「連絡帳」を持ってきたので、なんとなくそこに何か書くのが習慣になって。 
今度、十三参りに行くというので「写真見せて」と書いておくと、ちゃんと写真を持ってきてくれました。 
随分お姉ちゃんに見えます。
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正統派の着物と帯で、着付けもばっちり。 
お父さんもお母さんも、良くできました、です。(笑)

レコーディング・ダイエット?

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食べたものを記録し、自分の食べたものを認識することによってダイエットにつなげるという「レコーディング・ダイエット」が話題になっていました。 私もこのブログを書くようになって、みなさんにお世話になっている事を記録していると、「これは、お世話になり過ぎだ〜」と自覚するようになりました。(笑) 

今日もまた、井幡さんのお留守宅にお邪魔してチェンバロの練習をさせてもらったのですが、ちゃんとお茶のセットまで用意しておいてくださり、ホント恐縮でした。
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そこで!今回は!!
中学生の時に作ってもらった勉強机と椅子のセット。 
2年ほど前、勉強机の上に大きな板をのせて広くしたのはいいのですが、板の分高くなって、椅子とのバランスが悪くなっていたのです。
もともと低めだったので、クッションくらいでは足らず、ずっと高めの適当な椅子を探していたのですが、見あたらず... 
で、椅子の脚を長くして、バランスを整えることにしました。 
いつもなら、黄瀬さんか池上くんに連絡するところですが、ここは踏みとどまり(笑) 近くで見つけた木工のお店
に入って、「修理もお願いできますか」と尋ねてみました。 
素敵なスツールなどの作品が置いてあったので、ちょっと言い出しにくかったのですが、「30年くらい使っていて愛着がある」と説明すると、快く引き受けてくださいました。 
継ぎ目は無理に隠さず、「歴史」が見えるように継ぎ足してもらうよう、お願いしました。 これで、クッション積み上げずに座れます。
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でも、代わりにといってはなんですが、野田さんが困っていることがあったので「黄瀬さんにお願いしたら?」と言ってしまいました...

漆ミーティング2009展

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ギャラリーマロニエにて、京都市立芸術大学漆工出身作家、有志45名による展覧会、を見ました。
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普段、マロニエに行ってもそんなに気になったことはないのですが、ピカピカに磨き上げられた作品を前にすると、展示台や壁のキズがなんとも気になって仕方有りませんでした。(笑) 
これも漆作品のパワー?!

中村弘子さん(千家十職の塗師、十二代宗哲)の作品から若手作家の作品まで。 「漆」に対して、真っ向勝負のものや変化球...それぞれの、そのスタンスも楽しめました。 

川合さんがその土台部分を塗ってくださった、うちの木琴も展示したかったなぁ、と思いながら見ました。 
あと、おまけ参加「息子の友達は京都芸大漆工出身」ということで、谷本さんのお母さんの作品も出したかった。(笑)
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夜は、柳野にて6月開催予定「通崎好み製作所展Ⅲ」の打ち合わせ。
久々に、谷本、戸矢崎、山崎さんが集合。 
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(撮影は谷本さん)
決定したことは「とにかく、がんばって制作する」です。
メテユンデの新作が中心となる展覧会。どうぞお楽しみに。

桜も終盤

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近所の菅大臣神社。 
菅原道真が産湯を使ったと言われる地です。 
まだ、けなげに桜ががんばっていました。
kandaijin_sakura.jpg夜に通りかかった円山公園では、しだれ桜ががんばっていました。 
ここ数年具合が悪く「治療中」だったのですが、ようやく持ち直してきたようです。 
あの幽玄な姿になるにはあと数年かかるのかな。 
とはいえ、東山に見える月とこの桜には、なんともいえない情緒がありました。
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The Fall

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先日、田口ランディさんに「すごく映像がきれいだから、是非」と勧めていただいた映画「落下の王国」(原題はThe Fall)を見ました。 
人生初、TSUTAYAでDVDを借りました。(笑) 

監督がだれとか、どんなストーリーとか、何の予備知識もなく、ただ「オススメだったから」興味があって見たのですが、それがよかったです。 
映像のスケールの大きさや、石岡瑛子の造形的な要素が強い洋服にも目が釘付けになりましたが、 the fall.jpg こういう子どもの包帯の質感や色目など、
細かいところにもハッとさせられる美しさがありました。 
ご興味のある方は、是非。 
公式HPで、たくさんの素晴らしい映像が見られますが、
DVDを見るならこちらは後回しがいいですね。 

そうそう、谷本さんが、井上道義さんのご指名で、今度はプッチーニのオペラ「トゥーランドット」の衣装デザインをされました!
楽しみですね。

桜じゃないけど

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近所のマンションの谷間に、通る度、愛おしくなるお家があります。 
このあたりは時代が止まっているようで、落ち着きます。
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今日、前を通ったらかわいい花が咲いていました。
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このお家の3軒隣についているコレも、現代においてはどこか微笑ましく、いつも目をとめてしまいます。
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夏仕様

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すでに、ちょこちょこと、ゆかたのお問い合わせをいただいています。 
みなさんもう「夏はすぐそこ」なんですね。 

たまたま、マリンバのマレットを巻く毛糸を探しに行ったら、ここも夏仕様(綿や麻が中心)に変わっていました。 
s-ito_a.jpg
イタリア製のかわいい毛糸をみつけたけれど、残念ながらマレットには不向きですね。
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桜情報など

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本日の昼食。 到来物の生桜エビ。
しょうがをタップリのせ、どんぶりにして豪快にいただきました。
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夜食事に出た先でいただいた天ぷら。 手前の子鮎(今が旬!)と呼応するように、ヨモギの天ぷらに桜エビが2匹、泳いでいました。 
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こういう風に使うのか...と感激しました。 
でも、豪快な方も美味しかったです。強がり?!(笑) 

少し雨模様でしたが、そこそこの人手。 
通りかかった人気洋食店には、こんなふだが出ていました。
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高瀬川沿いの桜はゴキゲンです。
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チェンバロ

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今日は、井幡さんお留守のお宅で「留守番」と称してチェンバロの練習をさせてもらいました。 
こんなインテリアのお部屋で
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がさつな私は少々緊張しましたが、たまには高貴な気分で?!あっという間に2時間の留守番が終わりました。 

帰ってこられた後は、比叡平にある、チェンバロの工房「haruyama harpsichord」まで連れて行ってくださいました。
ホントに、井幡さん、ありがとうございます!

春山さん。
職人さん独特の無口なイメージがあったのですが、こちらの質問には大変饒舌。そこがまさに職人さん、でした。 
お見かけしたところは、やはりストイックな感じではありますが..(わんちゃんまで...)
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スピネット、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ... 
初めて触る「スピネット」(チェンバロと同族の楽器)。
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あまり色気のない音色が気に入りました。 

しかし... 
楽器に装飾されたお花柄
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を見ているより、工具
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を見ていた方がしっくりきたワタシでした。
修行が足りん。(笑)

新作エコ・バッグ

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田中さんから「お昼頃おられますか」 とメイルが届いたので、何かな、と思ったら、こんなものを届けてくださいました。 
「エコ・バッグ」です。
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かわいい色の取り合わせがあったので「何か作ってくださいね」と生地を預けておいたら、こんなのが出来たのです。 
A4より少し大きめの「ピアノの本」も入るサイズです。
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持ち手になるところ、裏側のシゴトも美しいです。
(コレは見本なので、本番はさらに美しくなるらしい...)
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持ち手をもう少し長めになど、少し改良点をお伝えしました。
色のヴァリエーションも増える予定です。

そういえば、この間「最近は、洋服を買うと簡単な縫製の綿の袋に入れてくれるお店も多い。それが意外と重宝。でも、あまりに間に合わせっぽいのでね...」と話していたのでした。 
最終の出来上がりが、楽しみです。

谷本展と桜情報

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「お花見を兼ねて谷本さんの展覧会に」と不良の友達を誘ったら
「じゃあ、花見らしく、いや、谷本展開催を祝して?!蕎麦屋で一杯やってから行こう」ということになりました。 
岡崎の「権太呂」は、軒の下に席が作ってあり、お天気のいい日は、外でおそばをいただくことができます。
私は、一杯の気分だけ、ということで。
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谷本さんの展覧会。
下手な感想は書きにくいので、省略(笑)。 
とくに「メテユンデのゆかたを持っている」「ほぼ日ハラマキを使っている」「通崎好みやソデカガミのデザインが好き」等々、どこかで谷本さんの仕事に触れておられる方には、是非とも足を運んでいただきたい展覧会です。 

ギャラリーすずきを出たところは、こんな景色。
すぐソコが東山。
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手前が少しピンクになりかけています。 このあたりは、少し花が咲き始めたところ、という感じでしょうか。
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角をまがって南禅寺方面に行くと、充分見頃、という桜もあります。
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週末、この南禅寺のあたりは観光バスの渋滞も予想されますが、今日はまだ、人もまばら、な地域もありました。

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今週のおでかけは、ギャラリーすずきへ。 
南禅寺あたりの「ザ・京都」もいいですが、京都最古の宮と言われる、日向大神宮もちょっとしたピクニック気分が味わえる、穴場かもしれません。

打楽器奏者、奥村隆雄さん

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「オーケストラ」と「定年」は、普通あまり結び付かないイメージかと思いますが、もちろんオーケストラにも定年退職の制度があります。

昨夜の京都市交響楽団の定期演奏会は、打楽器の名プレーヤー奥村隆雄さん京響メンバーとして最後の演奏会でした。音色、音程、タイミング、どこからみてもセンス抜群!「これしかない」と思える音楽を聴かせていただきました。

例えば、ピアノだと楽器のメンテナンスは調律師に任せる部分が多いですが、ティンパニという楽器は、自分で太鼓の皮を張り、ペダルで音程の調整をするという点で、楽器そのものをあやつる技術も必要です。奥村さんは、矢竹を加工してバチも自分で作っておられたし、そのあたりの職人気質のようなものも含めて天才的だったのだと思います。

それにしても、奥村さんは若い!

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これからもフリーのプレーヤーとして、どんどん活躍していただきたいです。


ところで、京都市で公立小学校に通う子どもは「音楽鑑賞教室」で、必ず京都市交響楽団の演奏を聴きます。私は、子どもの頃からマリンバをやっていたこともあり、京響の打楽器のみなさんの顔は小学生の頃から覚えていました。

堀川高校音楽科で教えていただいた村本先生、そして後に一緒に仕事をさせていただくようになった北川さんや奥村さん...

昨夜で、当時おられたメンバーが全て退職されたことになります。

まさに世代交代を感じました。

楽屋の出入口には寒い中、一言「おつかれさまでした」を言おうと若い打楽器奏者や学生さん達がいっぱいでした。

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PC袋新作

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いつも生地を買うお店に新着があると聞き、PC袋を縫製して下さっている田中英美さんと待ち合わせ。 
いい生地!を仕入れました。 

まずは、ドットとストライプを表裏に。
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マッキントッシュの生地とブルーの麻。
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すっごくきれいなピンクのシルクリネン。
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今回は、PC袋の他に、最近別注が多い、PC付属品入れやデジカメ・ケースも登場予定。

それらの生地を探していたのですが、ストールにしてもよさそうな生地を見つけましたので、ついでに購入。私の分と、少し余分に買ってありますので、よろしければお揃いをどうぞ。 仕上がったら、またお知らせします。 

とても軽い上質なシルク。
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春先、襟元にくるくる、しなやかなてざわり。


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仕上がりが楽しみです。

川畠成道さん10周年コンサート

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日曜日は、川畠成道さんのリサイタルにゲスト出演してきました。 
昨秋京都公演に続いての東京公演、川畠さんにとってはデビュー10周年ツアーの最終日。 
800席の紀尾井ホールがほぼ満員。 お客さんがとても楽しみに足を運んでおられる様子が会場の雰囲気から伝わってきて、こちらまでうれしくなるようなコンサートでした。 

昨年、初めてお目にかかる前に川畠さん関連の本を2冊読んだのですが、ここにあるものすごいドラマと飄々とした様子のご本人とのギャップが、新鮮でした。 
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講談社のオビにある文章は「突然視力を失った息子の才能を信じ、天才ヴァイオリニストとして開花させた父親の闘い!」ですけれど、明るく清らかな川畠さん音色は「闘い」から一番遠いところにあるようなもの。もちろん、そこに到達するまでのご苦労はまさに闘いだったのでしょうけれど。 
川畠さんの周りにおられる方...事務所のみなさんそしてファンの方々も雰囲気がいわゆるギョーカイっぽくなくて、なんというか...ほっとしました。 

ところで、今回は、秋に川畠さんの演奏を聴いて感激したという両親も聴きに来ていました。前日は、私より早く家を出て、当日は私より遅く帰宅。東京観光も合わせて楽しんだようでした。
おもしろいのは、銀座でぶらっと入ったアンティークショップで父が母に向かって「これ、戸矢崎さんの好みやなあ」と言ったら、お店の方が「えっ!戸矢崎さんをご存じですか。戸矢崎さん、よくここに寄ってくださいます」と驚かれたそうです。
なんだか、つながっていますね。

そうそう、客席には、団鬼六さんがおられたとか。 
話ししてみたかった。(笑) 
それにしても、川畠さんと団鬼六さん、どこでどうつながるのやら。

木田さんと戸矢崎さん、仲良く。

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あれ?!やらせではありません。 
床の間をみると、木田さんと戸矢崎さんが仲良くおりました。
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木田さんの版画は、構図の大胆さと彫りの緻密さのバランスが魅力です。
その緻密さは、近くで実物を見ないとわからないのですが...ちょうど同じものが図録にあったので、作品の一部をアップ。 
これでも、わかりにくいですね...
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「三十三間堂」です。 
お彼岸にあわせて?ちょうど父が掛け替えたところのようでした。 
下にあるのは、ボタンの盆栽。 
実は、父がコレクション(というほどのものではないが...)したボタンで戸矢崎さんに作っていただいた作品です。
年初の個展に出品されました。 
「幸せの黄色い実」
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これは、「長寿の白い花」と対になっています。 
この写真は、戸矢崎さんが写してくだったうちの両親です。 
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掛け軸の下にあるのが「〜白い花」です。 この白い花、黄色い実=古いガラスでできたボタンと父が着ているシャツ(小川雅代さん制作)のボタンは色違いです。

ところで、今年のメテユンデですが、戸矢崎さんは男性用を制作してくださることになっています! 
山崎さんは子供用! 
世の中の女性を裏切らないのは谷本さんだけです。(笑)

木田さんと戸矢崎さん

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版画家の木田安彦さん、と聞いて「あぁ、知ってる」と言う人は少ないかもしれませんが、入浴剤「旅の宿」のパッケージ(各地の温泉の版画)や、NHK大河ドラマ「新撰組!」のタイトルバック、といえば「あぁ、見たことある」となるでしょう。 

木田さんとは、もう10年以上のおつきあい。
きっかけは、骨董祭で店主と間違えられたこと。 

Kida「着物で店番か、えらいな」 
Tsuuzaki「店員じゃないです」 
K「じゃあ、なんや」 
T「客です」
K「仕事は、なにやってんの」 
T「音楽です」 
K「大学どこや」 
T「京都芸大です」 
K「じゃあ、後輩や。阿波踊りやらへんか」 
T「やりません !」 

そういえば、大学に阿波踊りの連がありました。木田さんが主宰しているとは知らなかったけど。

「じゃあ、うちに遊びにおいで」 と名刺を渡されたけれど、ヘンなおじさん...というところ。
あまりに強烈でした...
家に帰って両親に名刺を見せたら、 「この先生の舞妓さんの絵の風呂敷、うちで作ってたわ!!」と。 

そんなご縁でおつきあいさせていただいています。 

で、その木田さんと戸矢崎さんが展覧会のレセプションで親しくなられ(だったかな、詳しいところを忘れてしまったけど)一度戸矢崎さんが木田さんちに遊びに行くという約束ができ、私がお供することになっていました。
それが、やっと実現しました。 
ふっ、長い説明。
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お二人の作品だけを見ていると「このひとたち、ホントに話しが合うのかなあ」と心配しましたが、考えればお二人とも古いもののコレクターだし、濃い系かクール系かの違いはあれど、増殖していく感じの作風はどこか共通点があるのかも。 人間のねばりの質、みたいなものかな。

楽しい一夜になりました。
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これは、木田さんによる、ちょうど10年前のワタシ。
小説新潮の表紙です。 
ちなみに左下でバンドネオンを弾いているのはピアソラ!!

チェンバロ

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意外な方が毎日ブログを見てくださっていて、びっくりすることがあります。 高校時代の先輩である、チェンバロ奏者の井幡万友美さんもその一人。 古楽にはまっているのを知って「気が向いたら遊びに来て」と誘ってくださいました。「向く、向く、気が向く!」というわけで、厚かましくお邪魔してきました。 

高校で2年上といえば、とっても先輩、な感じなので、久しぶりに会っても「先輩!」と呼んでしまって自分でも可笑しい。 
それにしても、井幡さんは、美人でやさしく、チェンバロの優雅なイメージにぴったり。 HPにリサイタルのチラシが載っていますが、美し過ぎて冗談みたいです(笑) 
が、修正しているわけではなく、ホントにこういう方、です。 一緒に弾かせてもらいましたが、私の方は、絵的に違和感が...
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チェンバロが似合うようになるには、かなり時間がかかりそうです。

木琴修理、そして。その3

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前回来てくださった時のこと。
押し入れの中の「つっぱり棒」。「ここに、かばんをたくさん吊すとすぐ落ちちゃうんです」 と愚痴を言っていたところ、今回、棒をうける金具まで作ってきてくださいました!!!
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棒の下に、木片でも打ち付けてもらえればと気軽に考えて言った愚痴でしたが、こんなに立派なことになりました。
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もう、落ちる心配はありません。
ちなみに、この金具は、以前「木琴の足」を作ってくださったときの、残りの部分を加工した物、だそうです!

これで、おしまい。 と誰もが思う、と思うのですが、まだあります。
以前、マリンバの鍵盤をコントラバスの弓でこする、という奏法のために購入したコントラバスの弓とケース。
フツウ弓といえば数百万円のイメージなのですが、こういう奏法ではそんなに違いがでないので、とりあえずネットで調べて、一番安い弓とケースを別々のショップで買ったところ、弓がケースからはみ出す... 
弦楽器のトモダチに「そんなことある?」と聞いたら「そんなことない」と言われ、ケースを購入したショップへ尋ねてみたところ「中国製の弓の場合、サイズがまちまちなことがあります」って、教えていただきました。「Music-ave」さんhttp://www.rakuten.co.jp/music-ave/
ありがとうございました。 
で、3600円だったかな、の弓だったので、のこぎりで切ってもらいました!
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フツウ、絶対、こんなことは、しません。 さすがの川合さんも「バランスかわりませんか」と心配してくださいましたが、鍵盤をこするだけなので... 
きれいにやすりをかけてくださり、
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何事もなかったかのように、ケースにおさまりました!

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「木琴を見に」来てくださったはずの川合さん、そして黄瀬さん、ありがとうございました! 
実は、もうひとつ、やっていただいたことがあるのですが、さすがに呆れられそうなので、省略させていただきます。 

木琴の修理、そして。その2

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押し入れの棚を支えるこの金具
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既製品ではなく一つ一つ、黄瀬さんの手作りです。 
押し入れの中で、この金具の取り付けてくださっているのは、川合さん。
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本業は漆芸です。「木琴プロジェクト」では、平岡シロフォンの新しい台を製作する際、木枠の塗りを担当してくださいました。ちなみに、黄瀬さんは全体の設計からその他の細かい作業まで。 
そんなわけで、川合さんもこの機会に「木琴を見に来てくださった」はずなのですが、施工のお手伝い。 

見事に長細いケース
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が押し入れ上部におさまりました。
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そのすぐ下にも棚板を設置。 奥の方に物を入れると取り出しにくい、ということで、奥のもの用に、クルマがついた台まで作ってきてくださいました。
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台には紐がついているので、ひっぱればするすると出てきます! 
ここの金具ももちろん手作り。台が高くなると空間がもったいないので、埋め込み式になっています。金具の手作りと言われても、ふつうピンときませんが、鉄を溶接する、というのは黄瀬さんの日常?!、専門分野なのです。
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その他、細かいところに気配りの技が満載。 
おかげさまで、すっきりした押し入れになりました! 
でも、まだこれだけでは、終わりません。(つづく)

木琴の修理、そして。

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今日は黄瀬さんが来てくださいました。 
お約束の、木琴の修理。 
ネジをきりなおし、
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中を綿棒で丁寧に掃除して
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さび止めのスプレーを穴の中に。
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予告通り、見事5分で、ネジはするすると、しっかり、
しまるようになりました! 

そして、今日のメインは押し入れの棚設置。 
うちの押し入れの一部は、前面が書棚になっており、その奥が空洞なのです。
空洞のところには、段ボールに入れた捨てられないもの、例えばこんな
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30年以上前、子どもの頃に使っていたスケート靴とか...が入っています。 とはいえ、段ボールも天井まで積み上げているわけではないので、その空洞上部の空間に棚を設置して、木琴ケースをいれようと言うわけです。 こんな感じ。
 
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黄瀬さんがのぞきこんでいる、書棚の裏には、人がいます。 
さて...(つづく)

載せられない写真

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今日は、午前9時にランディさんと待ち合わせ。 
御池通の様子が、? 
今日は京都ハーフマラソンの開催日でした。知らなかったのでたくさんの人が走り抜けていく様子、びっくりして見ました。 
ランナーの様子を激写!したのですが、以前知り合いが仕事をさぼってマラソンに参加し、その様子が新聞に載って会社にバレた、と言っていたことを思い出し、ここに載せるのはやめておきます。「米粒くらいの大きさでもばれるときはばれる」らしいので。(笑) 
30分間横断できないと聞き、急いで地下道利用。
遅刻せずにすみました。 

夕方四条烏丸を通ると、着物姿の人々がチラシを配布。
居酒屋のオープンかな、と思ったのですが...そうでした。これは、京都市が打ち出した雇用対策の一つ。着物姿になり、繁華街で観光チラシを配る、日給8000円、現在失業中であることが条件、というもの、でした。 
京都観光と着物のPR、それが雇用対策とはなかなか洒落た試みですが、なんだか気がひけてカメラは向けられませんでした。もっとも、そんなことを気にする方はこの企画に応募されていないと思いますが...(笑)みなさん、楽しそうにお仕事されていました。 
欲を言えば、もう少し上等の着物を...とか、コーディネイトが...とか、着付けが...とかありますが...年齢性別不問というところもいいし、なかなか楽しいアイディアではないでしょうか。 

そんなわけで、今日は写真ナシ。

岡崎市美術博物館へ。

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名古屋にいました。 
今日は、絵に描いたような青空。
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朝から、岡崎市美術博物館へ。 
栄から岡崎まで電車で40分ほど、そこからバスにゆられて30分。時々不安になりながら、小高い丘の上(というイメージだけど、山かな...)にある美術博物館に到着しました。
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ほんとにお天気で良かったです!
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美術館の内部も光が差して、明るく気持ちがよかったです。
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展示は、資生堂や花王石鹸の包装紙などをはじめとする大正末期から昭和初期の代表的な商業デザインが網羅されていました。考現学を提唱した今和次郎の直筆調査票なども「うわぁ〜ほんもの!」と、感激しました。 
私が貸し出した「牧寿雄デザインの帯」も堂々と!(笑)村山知義の書籍と共にケースに収められていました。 

本当はゆっくり美術館のカフェで昼食を、と考えていたのですが、バスの便の都合で(平日は、1時間に1本、土日は複数本の時間帯もあり)残念ながら、展覧会を見て、引き上げました。 

栄へ戻り、15時から、宗次ホールでアントネッロ
のコンサートを聴きました。 CDで聴いて、今、かなりはまっている音楽(古楽アンサンブル)なのですが、生で聴くと、さらに冴えていて素晴らしかったです。一言で、簡単に、言えば「眠くならない古楽」ですね。 

ところで、関西ではあまり知られていないと思うのですが、この素晴らしい音響の宗次ホール(約300席)はカレーのチェーン店「coco壱番屋」の宗次さんが会長を退かれた後、私財を投じて建設されたものです。ヴァイオリニスト五島龍のストラディヴァリウスも宗次さんのNPOからの無償貸与。 
まぁ、そんなことも思い出したのですが、 帰りには、カレー!ではなく、味噌煮込みうどんを食べました。
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木琴と黄瀬さん。

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黄瀬さんに、新しく古い木琴がきましたので是非見にいらしてください、とメールしたところ、早速来てくださいました。 
「見に」というところにいろんな意味があることはお見通し。
ノギス持参、でした。
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(今、ノギスと書いて、何語だろと気になって広辞苑をひいたら、「nonius」というつづりのオランダ語なんですね。発明者ポルトガルの数学者Pedro Nunes(1492~1577)の、ラテン名Noniusの転訛) 

「ここの穴にこれ、ごそごそなんですけど」 
「どれどれ」
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「これは、もともと1ミリ余裕を見て作ってあります」
「へぇ〜」 とか、

「足がぐらぐらなんですけど...」 
「どれどれ」 
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「これは、ゴムが劣化してますね」 「へぇ〜」 とか、 

「この接続のネジがまわらないんですけど」 
「どれどれ」
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「これは、工具さえ持ってくれば、5分でなおります」 
「わぁ〜い」 とか。 

しっかり見ていただきました! 
で、補修は、じっくり検討してから、ということにしました。 

今日は、さらに、夏のワークショップの打ち合わせ。 いろいろ実験をしてくださっているようで、有り難い限りです。
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せっかくなので、鍵盤の素材、厚みをもう少し検討することになりました。 
お世話になりっぱなしでスミマセン!と言いながら、押し入れの中に、木琴ケースを収納するための棚を作っていただく約束までしてしまいました。 
押し入れの中に、私が作ったちょっとした台がありまして...かなり気の毒な感じ、だったんだと思います... 

もう、本当に、助かります。
黄瀬さん、引き続き、よろしくお願いいたします!!!

ことしも。

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いいお天気なのに今日は室内の作業。 
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よく見ると、12段!
月ごと、項目ごとに分けられた領収書。 

今年もこの季節がやってまいりました。
確定申告。 
これを片っ端から入力するのは、ミツナガさん。
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もつべきは、有能な弟子! 
そもそも、マリンバ習いに来ていたはずだよね... 
スミマセン。
助かっています!

エッセイスト、です。

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平野さんから先日撮っていただいた写真が届きました。  
「用途」にあわせて数パターン。 
どれも「さすが平野さん」な写真でした。
マレットを持ったヴァージョンを撮った後、余分のフィルムで「エッセイスト用」も撮影。 
それにしても、これ、エッセイスト過ぎませんか(笑)
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(c)Hirano Ai

2台めシロフォン(=木琴)との出会い

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2007年夏、マリンバ奏者の佐藤梨栄さんから日本木琴協会阪神支部創立50周年記念コンサートのご案内が届きました。ゲストは、ネイ・ロサウロと佐々木達夫。

佐々木達夫さんは主に海外で活動されているので、国内では知る人ぞ知る、という存在。でも、私にとっては「特別なプレーヤー」でした。実は、中学生の時、マリンバのレッスンで先生から佐々木達夫さん演奏のテープを聴かせていただいたことがあり、その音色にいたく感激、カセットテープをダビングしてもらい、長く大切に聴いていたのでした。その時は、よくわからなかったのですが、その音色こそが、マリンバではなく、ヴィンテージ・シロフォンだったというわけです。


コンサートでは、初めての佐々木さんの生演奏を感慨深く聴き、終演後には少しお話しすることができました。

演奏会の後しばらく佐々木さんのシロフォンは、神戸の佐藤さんのお宅に保管されているとのこと。佐藤さんから「佐々木さんの了解も得ているので、是非」とお誘いいただき、お邪魔することに。

その楽器は、平岡モデルと同じ機種「DEAGAN ARTISTS SPECIAL XYLOPHONE No.264」 。フレームは違うものの、鍵盤の「顔」は同じ。まるで「兄弟」を見るようでした。


その後、佐々木さんとも直接メールでのやりとりをするようになりました。佐々木さん曰く、これまで、シロフォンを弾く人に出会えず、ご自身が弾かれなくなったらシロフォンの時代も終わるのかなと、寂しい思いをしていたとのこと。実際シロフォンに興味を持たれた方がおられたものの、マリンバとは演奏法が異なるため相当弾きこまないと音楽作りが難しい等の理由で諦められてしまったそうです。

なので、私がシロフォンの音に魅力を感じて弾いていることを喜んでくださいました。

実は、私は弾き込むも何も、マリンバよりシロフォンの方が身体にしっくりくる、と思ったくらいで...


そんなやりとりの中で、「オーケストラをリタイアし演奏活動も少しずつ減らしていっているので...」という話しがあり、そして昨年暮「シロフォンを手放そうと思っている。あなたに弾いてもらえるなら...」とのご連絡をいただいたのです。

平岡シロフォンの鍵盤は、音色は申し分ないものの、コンサート活動で酷使した上、調律(鍵盤を削る)が繰り返されていたため、寿命を考えると不安もありました。自分がシロフォニストとしても活動していく上で、もう一台同種の楽器があればと思いながらも、「60年代頃改良の1930年代製」との条件をクリアする楽器が手に入るはずなどない、と決めてかかっていました。あきらめて新型のシロフォンを購入しようか、鍵盤を誂えようか、と検討していたタイミングだったので、こんなにうれしい話しはありません。

一度佐藤さんのお宅で見ている楽器なので、改めて試奏するまでもなく、ゆずっていただくことに決めました。


長い説明になりましたが、そんな楽器が、ようやくうちに届いたというわけです。

佐々木さんのシロフォンは調律されていない分、若干音程の狂いはあるものの、ニスもはがれず鍵盤の状態がよい。

なので、手入れのしようによっては、これからまだまだ楽器として進化を遂げる可能性を秘めているように思います。

佐々木さんは、楽器を調律することは、自身の身を削られるようでできなかったとおっしゃっています。私も一台目である平岡さんの楽器に対しては同様の思いです。でも、この2台目については、良い意味での距離があるので、それがかえってよい方向に向けられるような予感がしています。長男と二男で子育てが違う、という感じかな。それぞれの楽器にそれぞれへの愛情を注ぎ、つきあっていきたいと思っています。

みなさんにこの楽器の音色を聴いていただくのは少し先になると思いますが、楽しみに待っていてください。


佐々木さんについては、こちらで紹介記事を読むことができます。

http://www.sandiegoyuyu.com/content/view/404/34/

仲間入り!

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新しい楽器が仲間入りしました! 
新しい、といっても、古い楽器、ディーガン社のヴィンテージ・シロフォン(木琴)です。
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これまで、元サンディエゴ・シンフォニー首席ティンパニストでシロフォニストの佐々木達夫さんが使っておられたもの。
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この楽器は、佐々木さんがジュリアード音楽院に留学しておられた時代に、平岡養一さんのお宅で何度かレッスンを受けられ、その際、平岡さんが佐々木さんのために選んで購入されたという、平岡さんと同モデルの楽器です。 
どんなご縁があって?! 
それは、また追って。 

どのケースにどのパーツがはいっているか、しっかり確かめ、
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ここのネジがアブナイ...と黄瀬さんの顔を思い浮かべながら(笑)
ひとりでコツコツ組み立てました。 

これで所有楽器はシロフォン2台、マリンバ4台になりました。1台は仕事用に分解したまま1階に。5才の時に買ってもらった小ぶりのマリンバは、知人の家に居候させてもらっています。 

ふうぅ。なんとかおさまりました。
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撮影

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今日は、平野さんの撮影。 
昨年の11月にオープンした「写真とプリント社」。土佐堀川に面する、現像所と自然光のスタジオそしてオフィスが一体化した、素敵なスペースにお邪魔しました。 http://www.flat-field.net/
このところ、メテユンデなどディレクション側で撮影を見ることが続いたので、平野さんのカメラにおさまるのは久しぶり。平野さんのご主人である編集・ディレクターの松川さんもサポートしてくださり、楽しい時間となりました。 
私がどんな風に写ったかは、そのうちどこかのチラシでご紹介することにするとして、今日は私が撮った写真を。(笑)

「松川夫妻」
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「ただいま撮影中」
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「あっ、ボート」
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「平野愛、明日から7ヶ月」 
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プロフィール写真

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少し前、毎日新聞のコラムに下のような文章を書いた。 
で、明日は写真家平野愛さんの新しいスタジオにお邪魔して、プロフィール写真を撮ってもらう。 
それにしても、マレットと洋服を持って出かけるのに、演奏しなくていいというのは、なんと気楽なんでしょう。 

「写真と実物」 
プロフィール写真は折を見て新しいものに替えることにしている。今使っているのは、使い始めて2年くらいだけれど、ちょっと写真の方が若く思えてきたので、そろそろ替え時かもしれない。
あまりこまめに替えすぎると顔と名前が定着しないし、かといってずっと同じ物を使っていると写真と実物が一致しなくなる。なかなかむずかしいものだ。  
もちろん顔で演奏するわけではないが、顔を見れば、なんとなくその人柄や考え方は想像できる。そう考えれば、音楽に対する姿勢にきちんとそぐった写真が必要だろう。  
プロフィール写真は、演奏家によって撮影スタイルが実に様々。すまし顔か笑顔か、ステージ衣装か普段着か、撮影はスタジオか日常か。それらで随分「演奏家としての印象」が変わる。  
もちろん素敵に写っているにこしたことはないが「こんなステキな人の演奏を聴いてみたい」と思ってコンサートに足を運んでもらい「実際はそれほどでなかった」と思われるのは、ツライ。だから過剰な「美化」は禁物。かといって、印象の悪い写真では足を運んでもらえないだろう。このあたりを真剣に考え出せば、写真家にとっても、かなりハードルの高い仕事となる。  
ところでうちの両親は、私の知り合いの写真家に頼んで「葬儀用写真」を用意している。こちらの場合、ちょっと古くなってきたかな、というのはうれしい長寿の証となる。

入浴剤

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先日紹介した入浴剤「ぽっかぽっか」。 
小川生薬さんのHPを教えていただきましたので、記しておきます! 
身体によさそうなお茶もたくさんあります。


田口ランディ『パピヨン』

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ランディさん。
青土社『聖なる母と透明な僕』もきれいな本でしたが、 
新刊『パピヨン』もいい手触りの本です。 
真っ黒にパピヨンの文字がキラリ、でカヴァーをとればきれいなピンク。

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本の宣伝のための動画は新しい試みなのだとか。 角川学芸出版が製作した動画がYouTubeで見られます。



21_21「うつわ」

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夕方から東京でリハだったので、早めに出て観ておきたかった展覧会へ。 会期が長いと、油断して見そびれることがあるので、早めに。 
21_21の「うつわ」展。
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エルンスト・ガンペールの作品が美しかった。 
会場内で流れていた、彼の仕事、倒木を切り出すところから器をつくるところまでの作業がおさめられたフィルム、も見ました。繊細なだけでも、大胆なだけもでないものに、惹かれます。 
ルーシー・リィーとジェニファー・リーの作品もよかったけれど、展示の仕方が凝っていて、お金がかかってそうだけど...
私は「フツウに見たかったんですけど...」と思いました。
会場構成、安藤忠雄、だそうですけど...。 

その他、昨日キレイだなあ、と思ったもの。 
新幹線の車窓から、富士山。
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東京ミッドタウンの芝生にうつった木のシルエット。
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そして、青空。
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ぽっかぽっか

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自宅療養中のトモダチは「お風呂が幸せ」らしく、
それならばと小川生薬の「ぽっかぽっか」
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を使ってみてもらいました。 
この入浴剤は「ウイキョウ・カンゾウ・コウブシ・センキュウ・チンピ・トウキ・ハッカ・ボウイ・カミツレ」と9種の生薬のみで作られており、香料や着色料は一切使われていません。
やさしい漢方の匂いがほのかにします。 
たいていの入浴剤で、かぶれてひどい目に遭う私でも大丈夫。身体の芯から温まります。 

で、彼女には、これがめちゃくちゃ、効くらしい。
これまで冷たかった手足も「ぽっかぽっか」! 
よかったよかった! 

冷え性の方、お風呂好きの方は、是非試してみてください。 
amazonでも購入できます。
(小さい「っ」がない、「ぽっかぽか」で登録されているようです。)

御所

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朝から京都市社会教育委員の会議でパレスサイドホテルへ。 
せっかくなので御所を抜ける。 
梅がちらほら。 
白。
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紅。
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「特等席でおにぎりを食べるご婦人方」の図。 
うらやましいけど、急いで帰る。
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若手・中堅・ベテラン・巨匠

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週末は、「sowaka」 で開催中の展覧会「ARTIST RECOMENDED ARTIST」のシリーズ、中村友香/中塚弘の展覧会を観に行きました。http://www.sowaka.co.jp/
これは、タイトルの通り、アーティスト(この製作所でもお馴染みの、岩野さん、室田さん、谷本さん)に推薦された、若手アーティストによる展覧会。2月15日までの「1」では岩野さん御推薦、お二人の作品が展示されています。 

中村さんは、徳島の木琴作りワークショップでお手伝いに来てくださったこともあり、顔なじみ。
作品の前で「はい、写真写すよ〜」というと、ピースサインで応えてくれました。
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これは作品の一部、是非会場で全体をご覧ください。さわれます。 鉄の溶接による作品ですが、その手法の男っぽいイメージに反して、作品には「いいお母ちゃん」になりそうな女らしさがありました。 

初めて会う中塚くん。
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熱心に作品を解説をしてくれました。 
丁寧な仕事ぶりが好印象。
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「書くのが楽しい」という雰囲気が伝わってくる、これらの原画(スケッチというのかな?)も素敵でした。

ところで、一番右の絵「源氏香みたいね」と言うと、二人には通じませんでした。(笑) 
お二人の次なる展開を楽しみにしたいと思います。 

続けて、もう中堅組、ギャラリー中井で「かのうたかお陶展」。そしてギャラリーにしかわでは、ベテランの域、染織家八幡はるみさん、モスリン・シャツの新作展をみました。いずれも15日まで開催中。

ちょうど翌日、父がとあるところで見つけてきたとうれしそうに出してきたのは、藤平伸(1922-)の茶碗。なんともいえない味があります。おいくつの頃の作品かわからないけれど、こちらは巨匠ですね。軽やかです。
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続けていろいろな年代の作家さんの作品をみて、この間読んだ猪熊弦一郎の本の一節を思い出しました。「私は、芸術家は死ぬのなら二十代までに仕事をし終えて死ぬのがいいと思う。それに死に遅れてしまえば、これは九十までも百までも努力して生き続け、うまずたゆまず仕事をする以外にないという気がしている。」 

『ソデカガミ』救出作戦「おまけ」まとめ

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『ソデカガミ』おまけの話し、思いがけず長くなってしまいました。 
その間に、感想などお寄せくださった皆様、ありがとうございます。 
プレゼント用にご購入くださった方にとっては「おまけ」もプレゼントするか、自分のものにするかは、やはり大きな問題だったようです。 また「おまけ目当てだと思われるかと思いamazonで購入したけど、おまけを見て、しまった!と思った」という方も数名おられました。(笑) 
五色豆については、「子どもの頃きらいだった五色豆をいとおしく感じた」とか「20粒食べた後、2日間我慢したが、どうしても食べたくなりお取り寄せした」といううれしいメッセージもいただきました。
それからPHP研究所の担当者氏からも丁寧なお便りが届いたこと、ご報告させていただきたいと思います。 

救出作戦に関する項目は、これでホントに終わりです! 
救出隊員となって本を救ってくださった方、それから「おまけ」製作・発送にご協力くださった皆さん、ありがとうございました。 

で、最後に、ひとつ、告白いたします。 
この本は焼却処分じゃなかったです! 
裁断処分でした...古紙回収、です。在庫処分にかわりはないのですが、方法が違いました。
本の流通の問題としてよくとりあげられる「断裁」については知っていたのですが、あらためて「しょうきゃく」と言われ、それがPHPのやり方かと思っていました。もちろん、確認したつもりでしたが、お互いの思いこみとそれが電話のみだったことで、すれ違いが生じました。
「なぁんだ、そうなの。焼くんじゃなくて、切り刻むだけとわかっていれば、救出しなかったわ」とおっしゃる方がおられないことを祈りつつ、お詫びして訂正いたします。

最後に、もう一度、ありがとうございました!
ソデカガミの箱の中には、こんな説明書のようなものが入っています。
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実は、箱に紙を貼る際、ズレが生じるかもという話しを聞いたとき、谷本さんは2ミリくらいずれてしまっても支障のないコレを箱のデザインにしようと思っておられたのでした。でも、やっぱり「本の表紙がそのまま箱のふた」という案は捨てがたく、調整してアレが完成したのでした。でも、この「通崎好みマーク」は、ここに生きていました。中面は、ソデカガミの78.79ページ「あられと豆菓子」と題した文章を入れ込もうかということだったのですが、あまりにも小さく見づらいので、適切なところを抜粋してくださいました。
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裏面には、品質表示にあたるような事項が記載されています。
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当初、私から送った原稿は「コンセプト/デザイン 谷本天志」と仮に記載していました。でも、そう書くと、私の名前のいれようがなく、プロデュースはおおげさだし、実際やった仕事といえば「おつかい」程度。「どうしましょう」と書き添えておくと「製作 通崎睦美 谷本天志」と、うまく書いてプリントしておいてくださいました。
「製作」と言ってしまえば、なんでもない言葉ですが「谷本さん=デザイン」と考えてしまうと、次につながらなかったのでした。こういうところで、アタマの差がでます。あらためて、「世の中、デザインやおつかいを含めて「製作」というんだな」なんて思いました。(笑)
ちなみに、ここに書けばよかったのですが、後から確認したところ、五色豆の賞味期限は約一ヶ月だそうです。

谷本さんが、全てセットして届けてくださったのが、これ。
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ここから「おまけ3」で紹介した作業がはじまったのでした。

「おまけのできるまで」はこれで終わりです。

ところで、『ソデカガミ』をご存じない方には「どうして五色豆?」という疑問が残ることでしょう。

ソデカガミには、こんなページがあるのです。
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そして、このページの撮影場所は「本家船はしや」さんのお店先をお借りして撮影したもの、でした!

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おまけが完成するまでには、いろいろとやることがあります。
次は、箱につめるための小袋を調達。これは、すんなり、ちょうどいいサイズが見つかりました。
omake_fukuro.jpgここからの大きな問題は、五色豆を、誰がいつ、どう詰めるのか、です。
お店に袋を渡して詰めていただければ、それが一番有り難いのですが、20粒ずつ、それも各色、数の決まりがあるとなれば、お店の方も、通常とは違いすぎるので、むずかしいでしょう。
しかし、どちらにしても購入せねばならないので、とりあえずは買ったばかりの袋を持って「本家船はしや」さんに行ってみました。

「先日、ちらっとお尋ねした五色豆の件なんですけれど、この袋に詰めることが決まりました」と切り出してみたら、やはりお店のお兄さん「えっ....ウチで....詰める..ん.ですか....」と凍り付いてしまいました。で、私は「いいえ。私が詰めます! とにかく五色豆をわけていただけますか」と笑顔で答えてしまいました...
お兄さんはほっとした様子で「何グラム、しましょう?」とおっしゃったのですが、今度は私が凍り付きました。
「うっ、何グラム?!」ここで、また苦手なかけ算です。「つぶ単位でもいいですか」と言うとまたお兄さんが凍り付く。(笑)でも、メモ帳を出す私を見て、親切に計算用のボールペンを差し出してくださいました。小学生レヴェルのかけ算ですが、間違わぬよう何度か検算して、粒の数を伝え、翌日引き取りに来る約束をしました。家にもどって、泣き言をメールすると、谷本さんが「人手がいるなら大学で作業します」と連絡をくださいました。いやぁ、ほんとに神様に思えました。でも、正確に言うと、神様に思えたのは、もう少し後です。この時は、ほんとにがんばればなんとなかなると考えていて、この作業の大変さに気づいていなかったのです。谷本さんに「車で五色豆を引き取りにいきます」と言われてもまだ気づいていなかったです。
どこで気づいたかというと、先に支払いをすませようと船はしやさんに行って「五色豆、全部で10キロになりました」と言われた時でした。これを、自転車で持って帰るのは無理でした。袋詰めも人海戦術が必要でした。

船はし屋さんも、一気に大量購入はそんなにないらしく、「白」についてはできたてほやほやのものをまわしてくださったようです。なので、「白」の砂糖は少しやわらかかったと思います。

そんなわけで、五色豆の引き取りから袋詰めは谷本さんにお世話になりました。衛生に気をつけ手袋着用。大阪成蹊大学芸術学部の左から、マルコ、ヒメイ、ボブのお三方。本当にご苦労様、ありがとうございました。
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と、終了するのは、まだ早い。
今度は、谷本さんが引き取りにいってくださる前に箱屋さんに走って、仕上がりを確認してお支払いしなければなりません。
箱も、もちろんばっちり仕上がっていました。
omake_hokoagari.jpgいろいろ他にも出来上がった箱が積み上げられていたのですが、この箱の包みには、見えるかな?「ソデカガミ」と書かれていて、なんだかうれしくなりました。
神谷さん、紙もこちらで支給したということで、予定よりも1つにつき、なんと10円、おまけしてくださいました。
ここの10円は大きいです!ありがとうございました。

いよいよ最終章。(つづく)

いってらっしゃい!

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『ソデカガミ』の表紙でも着用している帯が、2月14日から始まる岡崎市美術博物館での展覧会で展示されます。
この帯にどんな由来があるかは『天使突抜一丁目』に書いています。古い着物や帯でおもしろいデザインは山ほどあるのですが、デザインした人の名前がわかっているのは、実はほとんどないのです。
そんなわけで、貴重な資料なのだそうです。

今日、美術博物館の学芸員の方が帯を借りに来られることになっていました。私はなんとなく一人でこられるイメージだったのですが、よく考えればそりゃそうですよね。大きなトラックで、ヤマトの美術運送専門の方が2名一緒に来られました。

学芸員の浦野さん。
まずは、帯の状態を細かくチェック。
b_obi_tenken.jpgそりゃそうですよね。「現状のまま借りて返す」が基本ですから、最初から汚れているところやスレのあるところを細かくチェックせねばなりません。
目に付いたところを、書き込んでいかれます。
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チェックが終わったら、ヤマトのお兄さんが寸法ぴったりの箱を用意され、ふかふかの綿を敷いてその上にたとうに入れた帯をおさめられました。帯の上からも動かぬように綿を詰めて
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梱包完了です。
そして、預証書をいただき終了。
学芸員の方が来られるということで、この時代にまつわる着物をお見せしたり、盛り上がれるかな〜と思っていたのですが、そりゃそうですよね...展示物を順番に借りて回られるのだからのんびり遊んでいる時間はありません。
今日は、その時になって「そりゃそうだわ」と思うことの連続、でした。
まぁ、私の場合、よくあることなのですが...

「確かにお預かりします」の図。
b_obi_azukari.jpg「いってらっしゃい!」の図。
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それにしても、この帯、うちで、こんな大切に扱ってもらったことはないので、さぞかし緊張していることと思います。お近くの方、またお近くに行かれた方は、是非どうしているか、会いに行ってやってください。
b_okazaki.jpgおっと、うっかり、ご案内しそびれるところでした。
岐阜県現代陶芸美術館では、山崎暢子さんの作品も展示されている「タイル きのう・きょう・あした」展が開催中です!
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早速、五色豆の「本家船はしや」さんへ行きました。

豆はグラムでも買うことができます。

mame_a.jpgそうでした。最初は、まだ本型のケースとは決まってなくて、とにかく小さな箱に入れて、ということだったでした。それで、お店で扱っておられる箱をリサーチして、とりあえずサンプル用にと200グラム購入して帰ったのでした。
mame_b.jpgmame_c.jpg家に帰って、ちょうどあった干菓子の箱に入れてみて、谷本さんにメールで送ると、「本のカタチがいいかなと思って何か探しているんですけど、なかなかよさそうなのがないですね」と。

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そうなると次は箱。


箱を誂えるため、箱屋さん探しからスタート。

京都には、これだけお菓子やさんがあるのだから、小回りがきいて、きれいな仕事をされる箱屋さんがあるはず。と、知り合いをたどって「神谷紙器工業所」へ。偶然自転車で5分ほどのところだったので、電話をしてすぐにお邪魔しました。大通りにさりげなくあるので、一度通り越してしまいました。

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気のよさそうな奥さまとご主人が話しをきいてくださり「あと一週間早かったら断っていました。バレンタイン用商品の納品で忙しかったので...」といいながら快くお引き受けくださいました。図らずも絶妙のタイミングだったようです。「おまけ2」に出てくる写真が神谷さんのご主人です!


箱のサイズは、本とほぼ同比率の縦9、横6.5センチ。高さは、豆の「身長」を測り、メール便の制限内でおさまる内寸1.7センチ。

カタチは、身とフタが分かれているのではなく、ページをめくるようにふたが開くカタチにしたかったのですが、ご主人から1.7センチだと紐でとめる仕様にしないとすぐにフタが開く、また意外につぶれやすい、とのご指摘をいただき、身とフタ別々になる今のカタチに決定。

詳細を打ち合わせ、箱の土台作りをスタートしてもらうと同時に、谷本さんはデザイン→印刷手配。

実は、谷本さんが直接箱屋さんと打ち合わせてくださる中で、出来上がった印刷物を箱に貼る段階で2ミリずれる可能性のあることが判明。そんなこともあり、デザインを迷われたようですが、ずれてもよいようなデザイン上の工夫と、余分に発注して検品することにして、ほんとに「本みたいな箱」実現に向けて動き出しました。

 箱のサイズが決まれば、豆を入れる数と色の配分。

白を10、他の色を2ずつ。

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あるいは白を6,他の色を3ずつ。

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どちらがいいですか、と谷本さんにお尋ね。
「ちょっとさみしいですね。あと2つぶ増やせませんか」ということで、白8,他の色3つずつに決定しました。

ワタシは袋に入れたときの余裕を考えていたつもりでしたが、出来上がりをみると、ここで2つぶ増やしたのは大正解でした。
(先日、定期的に通っている針治療の先生が身体を触って「この一週間、砂糖を食べ過ぎていませんか」とおっしゃったのですが、ワタシ、こういう作業をしながら、袋から出した五色豆をぽりぽり食べていたのでした...)

次は、いよいよ五色豆の調達です。(つづく)





今日は初午

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今日は、初午。 
いい天気
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だったので、運動を兼ねて伏見稲荷にお詣りして稲荷山にのぼろうかと思っていたのですが、 楽器メンテナンスの予定がはいったりで、断念。
家で、いなりずし
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を食べました。

お昼ご飯。

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いつも通る道に、おもしろいものをみつけました。
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アロエの花。
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以前、メテユンデで「アロエの花の柄のゆかたを作ろう」ということになって、スケッチしてもらうためにアロエを大探ししたことを思い出しました。
結局、その柄は企画倒れ、となったのですが。 
さて、おもしろいものは、アロエの花ではなくて、アロエに付いていた札。
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「予約済」って、ご近所の方への株分けでしょうか。もちろん「自家用」の札もありました(笑) 

さて昨日、京都へ来られたお客さんとお昼ご飯。 
京都の町中には、町屋を使ったレストランがたくさんありますが、意外と東京資本のところや妙に「おばんざい」をうたった観光客用のところが多いのです。イタリアンやフレンチだとそれなりにいろいろあるのですが、和食で「料理屋さんではなく、町屋で京都の気軽な昼ご飯」というリクエストをされると意外にむずかしいものです。 そこで、京都文化博物館からすぐの「光泉洞寿み」。
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ここは、場所柄、全く観光客を意識していないわけではありませんが、明治の町屋で「ちゃんと作ったふつうのゴハン」を食べさせてくれるのでオススメです。日替わり定食900円は、お腹いっぱいになります。
HPで日替わりメニューを確認できるのも、うれしいです。 

このところ、『ソデカガミ』関連が続くのでたまには京都情報。

谷本さんと一緒に進めた仕事が新しい局面をむかえる時には、まずは谷本さんに連絡して意見をうかがうのですが、今回の救出作戦は、思いついたら、もう進めていました。

実は、おまけも手作りで何とかなるかと考えて。

しかし、日が経つにつれ注文の数が増え、手作りは無理と判断して、谷本さんに「救援」をお願いしました。やっぱり、最後はここにたどり着きます。

そもそも、今回は、いったん私が購入してみなさんに販売するというシステム。出版社から在庫処分に関しての特別割引はないけれど、手数料程度の「著者割引」があります。でも今回の場合、救出ということでご協力いただくのに、私が「手数料」を「儲け」にしたのでは、申し訳ない。ほんの数百円のことですが、これを「おまけ」の製作費にあてようと考えました。

はじめは、ポストカードなんかどうかな、と思っていました。実は、メール便で申し込んでいただいている方も多かったので、厚みが2センチを超えると送れない、という制約があったのです。ソデカガミの中のワンシーンや、ソデカガミに載っていない銘仙の写真をハガキにするのも素敵かな、と。しかし、谷本さんからは「あまり嬉しくないのでは」と。が〜ん。

代替案として谷本さんから出た「リサイタル時のライブ録音一曲だけ、などのCDは?」というアイディアに、わたしは「う〜ん」。「じゃあ、表具屋さんに作ってもらう「しおり」は?」といえば、今度は谷本さんが「う〜ん」。そのまま、日が経ちました。

人の出すアイディアに「ノー」とばかり言う人は山のようにいますが、これまでの経験で、谷本さんは「ノー」と言ったからには、必ずそれよりぐーんといいアイディアを出してくださるのです。

なので、ここはじっと待つ。

そうこうするうち、もう間に合わないというタイミングになり、谷本さんに電話してみると「五色豆」というアイディアが出てきました。

待ってました!です。それも、箱は、本のカタチ。

さぁ、ここからいよいよおまけ製作の本格的スタートです。

期限はあと約1週間。(つづく)

『ソデカガミ』救出作戦 おまけ5

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ソデカガミのおまけが気になるみなさんへ、おまけを発表いたします。
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あれっ?でしょ。
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はい、あれっ?!なんです。 
ソデカガミの格好をした小さな箱なんです。 
中味をお見せしましょう。 
ちらっ。
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説明書の下に入っているのは???
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はい。
五色豆です! 

なぜ五色豆か?は、ソデカガミをお持ちの方は「そうきたか!」というところでしょう。

それにしても、谷本さんに「本と同じ比率で、縦は9センチくらいかな」と言われ、算数が苦手な私はそれだけで、緊張しました。
「21:15=9:X」こんな計算、普段しないので。
はりきって「横は6.428センチでいいでしょうか」と 言うと「6.5センチでいいです」と言われました。(笑) 

製作秘話は、追って紹介します。

あっ、谷本さんより。
トランプ入れにも使えます。
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どうやら、これが発想のもとになったようですね。

あっ、もひとつ。 
今日は節分ですが、五色豆はまかずに食べていただければ幸いです。

新しい名刺

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今日、新しいデザインの名刺が届きました。 
随分前に名刺をきらしていて、これを機会に「肩書きのない名刺」を作ろうと思い、ずっとそのままになっていたのでした。 
西岡勉さんデザインの名刺です。贅沢、です!
かちっとした字の組みと、少し「手触り」がある紙質、そのやわらかさが相まって、いかつくなくやわらかすぎず、の仕上がりです。
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『ソデカガミ』救出作戦 おまけ4

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『ソデカガミ』が届きました!とたくさんのメールをいただいています。 ありがとうございます。 
おまけも喜んでいただけたようで、うれしいです。
おまけに関する「喜びの声」は谷本隊長にも転送しております! 

何人かの方が「おまけが一冊につき、一個だとは思っていなかった」と書いてくださってました。 「グリコのおまけ」も一個につき一個ですから、『ソデカガミ』のおまけも、もちろん一冊につき一個、です。 
宅急便発送でお申し込みくださった方、関西圏メール便の方はすでに受け取っていただいていると思いますが、遠方のメール便の方は、まだかと思います。明日には到着するでしょう。しばらくお待ちください。 
おまけが気になる方もおられると思いますので、皆さんに到着した頃を見計らって、おまけ製作現場もあわせて、写真でご紹介したいと思います。

『ソデカガミ』救出作戦 おまけ3

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大馬鹿者、ツウザキです。 
昨日は、ソデカガミの発送作業。 
約束の8時に、谷本さんがおまけの完成品を届けてくださり、すっかり浮かれていました。 いいえ、決しておまけのせいではありません。自分のせいです。 
発送業務、ほぼ終了、最後の確認作業。
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というところで、大声をあげてしましました。
約束の「サイン」をすっかり忘れていたのでした!

サインなんていいわ、とおっしゃる方もおられるか...後で謝ればいいか...とずるい考えもよぎりましたが、「今持っているのを友達にプレゼントして、サイン入りを自分のにします」というメッセージがあったことなど思い出し、約束は守らなきゃ、と全て梱包をといて、ひとつずつにサインをしました。 
イヤな顔もせず、せっせと作業をしてくださった次田さんと絢ちゃんに感謝、です。私なら作業しながら「せんせ〜、しっかりしてくださいよ〜」とか、ず〜っと文句を言っていたと思います...

そんなわけで、発送する荷物には一度開けた後があります。梱包材に余分がなかったもので、図らずも「救出された〜」という雰囲気のただよう荷物になっているものもありますが、怪しい荷物ではありません。安心してお受け取りください。
31日発送。メール便の方は数日かかるかもしれませんが、郵便受けのチェックをよろしくお願いいたします。 

作業の後のビールが美味しかったこと!

『ソデカガミ』救出作戦 おまけ2

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朝、「仕上がりました!」とお電話をいただき、おまけの一部を引き取りに行ってきました。 
この方が何を作ってくださったか。
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「あぁ、言いたい」けれど、おまけは開けてのお楽しみなので、お預けです。 

今夜、いよいよおまけの発送作業です。 
ただいま、大阪成蹊大にて、最後の工程が、行われています。 
夜8時から、発送部隊隊長の次田さんとアルバイト隊員絢子ちゃんと私とで発送業務をします。 

そこで、お願い! 
ご注文いただいて、ご入金がまだの方がほんの数名いらっしゃいます。 
ご面倒おかけしますが、お振り込みどうぞよろしくお願いいたします。 
もしも、何かの理由でお振り込みが遅れる場合、あるいはキャンセルされる場合は、このブログ右上のお問い合わせ、あるいは受注確認メールへの返信にて、ご連絡くださいますようお願いします!

上野伊三郎+リチ コレクション展

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「上野伊三郎+リチ コレクション展〜ウィーンから京都へ、建築から工芸へ」を観に、京都国立近代美術館へ行きました。
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「華々しい有難味」はないけれど、「いいもん見せてもろた」という感じの展覧会。 
久しぶりに展覧会で図録を購入。
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やっぱり西岡さんのデザインはかっこいいです。 『MUTSUMI~Songs from Asia』と『天使突抜一丁目』が西岡勉さんのデザインであることは、ちょっと自慢、なのです。

直珈琲

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午後、トモダチを見舞いに京大病院へ。 
気持ちのよい青空。 
病院前にそびえるクレーン。 
任天堂の山内さんの寄付で建設される新棟の建設もすすんでいるようです。 

自転車置き場も整備されていました。 
ところで、植えてある植物、コレなんでしょう。
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帰りには「直珈琲」で珈琲を。
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あれっ?やなぎの?!と思うでしょう。(笑) 
まさに、引っ越し前の柳野を思わせる雰囲気です。 
場所は、以前湯川書房のあったところ。 
限定本で有名な「湯川書房」。
本好きの方にはお馴染みかと思いますが、ん?という方は、こちらで様子がわかるかと。

楽譜の割引。

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欲しい楽譜があったので、ササヤ書店
http://www.gakufu.net/に電話で注文したら
「随分前に仕入れてずっと残っている楽譜なので、3100円のところ、840円にしておきます。ちょっと焼けやスレがありますけれど、いいですか」って。 
もちろん、いいです。さすが大阪の楽譜屋さんです。 

早速届いたモノをみると、確かに少しスレがありましたが、楽譜を見るのに問題はありません。 
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それにしても、この割引率、どこから出てきたのでしょうか。(笑) 

『ソデカガミ』救出作戦 おまけ 1

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救出作戦では、一応、隊長でしたが「おまけ制作部隊」では、
隊員、です。
なので、いろいろ買いに行ったりしています。
ほかに隊員がいないので...(笑) 
一人何役かこなすのが、通崎好み製作所の特徴、です。
そんなこんなで、昨日出歩いていて、かわいいお菓子を見つけました。
「福だるま」
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だるまの身長は3センチほどです。 

おまけについては、ほぼアイディアがかたまり、 
さぁ、これからです。

試演会

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昨日、試演会、和やかに、無事終わりました。 

大きなホールはあまりお客さんの顔が見えないので集中しやすいのですが、小さなスペースで演奏するのはお客さんの様子が感じ取れてしまうので、意外にむずかしいものです。
今回は、京響の首席打楽器奏者の奥村さんが顔を出してくださったこともあり、みんなちょっと緊張気味でした。 ですが、それぞれの成長ぶり、頼もしかったです。 

恒例、聴きに来てくださったお客さんにお願いする、賞の授与。
「八田さん」が選んだ「八田賞」は、趣味でマリンバを習われている福井さんが受賞しました!昨年から随分上達されたことと、技術が向上しても初々しい楽しさを忘れていないことが、受賞理由、でした。
今回は、京芸の先輩、打楽器奏者の村上博美さんも聴きに来てくださいましたので「村上賞」も選んでいただきました。村上賞は、プロでも活躍するお姉ちゃんたちを押しのけて?!見事ミカちゃんが受賞。受賞理由は「8分の5拍子の楽しさが表現できていたことと、自分が演奏する曲の構造、拍子や調性のこと、をしっかりつかみ、みんなの前できちんと説明できたこと」でした。
ちなみに、八田賞の賞品は、昨年に引き続き「谷本さんちの梅干し・小瓶詰め」です。 

「謎」だった、野田さんの演目「新春演芸〜ターリーの響き」ですが、これは、浅野哲哉著『インドを食べる』の一節、朗読とパーカッションのパフォーマンスでした。
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野田さん、バッハは緊張で手が震えていましたが、こちらの方は生き生きとしていました。 (笑)

終了後、みんなで楽しく食事をして、そのあと、オトナは柳野へ。 
最近クラシック音楽に、はまっている柳野さんへ、 「モーツァルトのコントルダンス」と「ラヴェルのクァルテット」と...など、注文してみると、見事にそんな味がするカクテルを作ってくださいました。
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グラスは、もちろんその作品が作られた時代のモノ。と、一口にいいますが、モーツァルトは1700年代の人ですからね!  

昨日は、みんなが来るので、とにかく掃除!からスタートした一日で、今朝は疲れ気味でしたが、托鉢のお坊さんの声に「ちゃんとしよ。」と思いました。
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一段落。

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救出作戦も一段落。
今日も、買いそびれたという方から、数件のご注文をいただきました。
ありがとうございます。 

今回の在庫処分のことで 、もう随分前に話題になっていたことをふと思い出し、一冊の本を購入しました。 
奥村勝之著『相続税が払えない〜父・奥村土牛の素描を燃やしたわけ』
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平成2年、101才で亡くなった日本画家、奥村土牛さん御遺族の相続税の問題。 ちょっと期待していた内容とは、違ったのだけれど... 
とにかく、美術品に対する相続税評価額が決められていくプロセス、落款・鑑定書・箱書きの三点セットにまつわる日本の絵画市場の問題、銀行や法の横暴さ、など、一冊を通して、著者が感じる「理不尽」がうずまいていました。

ちなみ、この本、amazonのusedでほぼ新品が、1円。
「1円=捨てずに誰かに読んで欲しいと思ったもの」なわけで、ここ数日の流れからして、単に安いだけではない、ちょっとうれしい感じがしました。 

ところで、明日、うちは新年の試演会。 
食事会の前に、各自演奏をします。 
私の小さな部屋に、椅子と座布団を並べて、落語会?!みたいな雰囲気です。 
野田雅巳さんもピアノ演奏で参加。
「プログラムを作るから曲目提出してね」というと、昨夜メールが届いていました。 

・2声のインヴェンション  変ホ長調  J.S.バッハ 
・3声のインヴェンション  変ホ長調  J.S.バッハ 
・新春演芸 〜 ターリーのひびき   

最初の2曲は、わかるとして「新春演芸」って何するんでしょうね。「ターリーのひびき」ってなんなのでしょうか...なぞです。 

うちでやる試演会では、近況や曲目について一言話してから弾きます。 
唯一の子ども!ミカちゃんは、今日のレッスンで「トーク」の部分もリハーサル。 
書いたことを覚えるのではなく、楽譜を思い起こしながら話すように、と言われた意味はわかるかな。 平均1分ほどの練習曲を5曲。 
1曲ずつに「きいてください」と言うのはかわいいねぇ。
私の真似?!
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「『ソデカガミ』救出作戦」本日の正午をもって、おかげさまで大成功に終わりました。


在庫処分の連絡がきたのが、1月8日午後。当初は13日までに、確保する部数を返事してほしい、とのことでした。

尋ねてみると、在庫数は840冊。

200冊くらいなら今後の販売を考え、だまって自分で確保するし、数千冊ならあきらめる。しかし、840とはなんとも中途半端な部数。もちろん840冊も、個人で確保不可能な数ではないけれど「勢い」で買い取っても、結局死蔵してしまうなら、それは意味がない。

そこで、思いついたのが『ソデカガミ』救出作戦!少しでも、この機会に『ソデカガミ』を知っていただき、愛蔵していただけるみなさんの元へお届けできないか、と考えました。

早速、出版社に返事をのばしていただく交渉をし、ジェイ・スピリットの次田さんに窓口をお願いして、ブログ内に申し込みフォームを作成していただきました。その完成を待って作戦を開始したのが、1月12日。


実は、当初、ここで100冊でも救えたら有り難い...と思っていました。

ところが、スタートした時点で、すでにこの本を持っておられる方から「好きな本なのでプレゼント用に」また「図書館で借りて読んだけれど、この機会に」等々、たくさんのご注文をいただきました。また日を追う毎に「読み返していたら、さらにプレゼントしたい人を思いついた」と2度目の注文をしてくださる方も現れ始めました。さらには、カヴァーを取り替えてうちで扱いましょうか、という出版社の方も。残念ながら「安く仕入れられるなら」というハードルを越えることができず実現はしませんでしたが、お話しだけでもうれしかったです。


そして、本日正午の締め切り時点で、このブログからのお申し込みがなんと「317冊!」となりました。これは、たいへんな数字です!みなさんのご注文一冊、一冊が、じんわりきいています。ほんの数人の方に個人的なメールは送信したものの、基本はこのブログでの告知のみ。ということで、義理買いもそんなにないはず。(ちょっとはあるかな? 笑)「317」は、純粋にこのブログを見てくださった方一人ずつ+口コミで集まった数字ですから、大変な重みがあります。

貴重な「317」に加え、資料や、今後ゆっくりと販売していくための在庫確保等々、全てを含め「675冊」の本が無事救出されました!

これは、全体のちょうど8割にあたります。本当にみなさん、ありがとうございます。

残り、165冊が処分されることになり、それについては寂しい限りですが、何もせずの処分ではありませんので、身勝手な言い方かもしれませんが、本も納得してくれると思います。


なお、今後の販売は「おまけナシ」ではありますが、在庫はしっかり確保してありますので、あっ、忘れてたとか、やっぱりもう一冊、とか。まだまだ大歓迎。今後とも『ソデカガミ』をよろしくお願い申し上げます。


それで、おまけについてですが、「これがいいかな」と思ったものがあったのですが、おまけ制作部隊の隊長、谷本さんからダメだしがありまして、再度検討中です。「おまけにつられて」という方も、約3名おられましたので(笑)もう少し検討したいと思います。

今月中を目標におまけを制作して、本と一緒に発送する予定です。


多くの方のご支援、ご協力に心から感謝し、以上、ご報告させていただきます。ありがとうございました。



おはようございます。 
「最後のお願い」と書くと、なんだか選挙みたいですが... 
本日正午に「おまけつき限定販売」が終了いたします。 

『ソデカガミ』をどうぞよろしくお願い申し上げます。 sodekagami_omote.jpg

『ソデカガミ』救出作戦 その6 

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このブログでは、あんな場面ikeda_a.jpg
こんな場面
ikeda_b.jpgで、食いしん坊のイケダさん!として御登場の池田逸子さんですが、本業は音楽評論・制作。実は「東京藝術大学音楽学部楽理科および東京大学文学部美学芸術学科卒業」というちょっとおかたい学歴の持ち主であります。
もちろん音楽が御専門ではありますが、布にも造詣が深く、この『ソデカガミ』では「みる楽しさ・きく楽しみ」と題した文章を寄せてくださっています。 

ピアニストの戎洋子さんを通じて池田さんと知り合ったのはもう10年以上も前のこと。当時、まだまだ無名の無名、な私のCDを聴いてくださり「おもしろそう」と、いきなり仕事をくださったのです。それをきっかけに、京都にいながらもじわじわと「東京」が近くなり、いろいろな方とのつながりができました。私の音楽活動を考えれば、まぎれもなく「恩人」の一人であります。このブログに登場する東京在住の音楽家のほとんどを紹介してくださったのは、池田さん。林光さんと正式に引き合わせてくださったのも、池田さん。それから、私の大切な仕事仲間である作曲家野田雅巳さんの仕事を誰よりも(言い過ぎかな?)評価してくださっているのも池田さん、です。 

そんな池田さんの目からみた『ソデカガミ』の面白み...音楽活動の理解者である池田さんならではの文章も、是非読んでいただきたいと思います。

いよいよあと半日で締め切りとなります。16日の正午まで。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

1月15日午前10時の時点で、私たちの買い置きも含めると、
全体の約7割に相当する部数の救出に成功しております。 
本当にありがとうございます!感激です。 
あと、ほぼ丸一日。 かけこみ注文大歓迎!
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(『ソデカガミ』より) 

明日の正午まで引き続きよろしくお願い申し上げます。

『ソデカガミ』救出作戦 その4

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その2で『ソデカガミ』 タイトルの由来について書きましたが、かなりの省略っぷり、でしたので、どうして谷本さんから「袖」というキーワードが出てきたか、の部分については、大阪成蹊大芸術学部のブログ14日付け「救出作戦その後のその後、」を是非ご一読ください。
当たり前の話しですが、デザインとは、文字や写真をいかに並べるかではなく、どんな「考え方」に基づいていかに並べるかということだと思います。デザインにおいて「考え方」というのはまさにこれから作るものの「土台」の部分。最近は「コンセプト」などと軽やかに言われ、みんなわかったような気になっていますが、どう並べるかの技術と同等、いやそれ以上に、この部分が大切なのだと思います。 

土台と言えば。銘仙は「斬新な図柄」と言われますが、これも、高度な染織技術、そして素材が「絹」であるという土台があってこそ冴えわたったということ。 
こんな図柄を見ているとついつい「技術や素材」の部分はとんでいってしまいますが... 
でも、そう考えれば、技術を振りかざさないところも銘仙の魅力ですね。
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救出作戦も16日正午まで。
おかげさまで順調に救出中。お友達などにもすすめていただければうれしいです。 

ところで、今回の救出作戦は、救出してくださった方に感謝をこめてのおまけつき販売となっております。
昨日「おまけ制作部隊」の隊長を谷本さんにお願いしました。
実は、当初自分で作るつもりだったのですが、ちょっといいこと、思いついたので(笑)
みなさん救出について真摯に考えてくださり「おまけに期待して申し込んだ」という方はこれまで一人もおられませんが、どうぞ、おまけにもご期待ください。

『ソデカガミ』救出作戦 その3

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『ソデカガミ』 救出作戦、たくさんの方にご支援をいただいております。ありがとうございます。 多くの方が「微力ながら」と書き添えてくださっているのですが、一冊の重み!これが貴重です。
本当にありがとうございます。 
16日正午まで、どうかよろしくお願い申し上げます。 

現在のところ、銘仙の産地、伊勢崎や桐生をはじめ、北は青森、南は福岡、あっ、それからニューヨークからも、ご注文いただいております。 

『ソデカガミ』どのページにも思い入れがあるのですが、今日は私の好きなページを見開きでご紹介します。
これは、谷本さんからデザイン案があがってきたとき、思わず「うわぁ〜!」と叫んでしまったくらい、私も想像していなかったデザインで、とっても気に入っているページです。
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右ページが銘仙着物の袖、左ページ、大きな円盤は昔のレコード、そしてボタンとブローチ(日本製とフランス製)のコレクションです。これらに、どんな意味があるかって、えっと、見てくださる方が楽しいかな、と思いまして...
また、これです。(笑)
たぶん右側の銘仙着物にしても、着る人が楽しいかな、と想像しながら作る人も楽しんでいたと思うのです。『ソデカガミ』はそんな気分で作った本です。 

もちろん、普通にソデを並べたページもありますので、ご安心?!ください。

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それから、この本にはライターでもあるアンティーク着物店「ポニアポン」の店主、大野らふさんが『「銘仙」その歴史と誕生』というタイトルで文章を寄せてくださっています。 
今日は大野さんのブログにも、救出作戦をご紹介くださいました。

『ソデカガミ』救出作戦 その2

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ありがとうございます! 
予想を上回るたくさんの方からご注文いただき、もう、ほんとに、感激しています。これで、ワタシの気持ちとしては「救出作戦大成功!」なのですが、現実的には...もう一息。
16日正午まで、どうかよろしくお願いします。 

「以前見た雑誌の、海外デザイナーのインタビューとお部屋拝見ページの中で「日本に行った時に買った本。刺激を与えてくれる」と何冊かの本が並んで写っていて、そのなかにソデカガミが入っていた」とのうれしい情報もいただきました。 

ところで、『ソデカガミ』ってどういう意味?と思っておられる方も多いと思います。 
「ソデカガミ」は本来「袖鑑」と書きます。江戸時代からある、和服の袖に入るほどの小さな案内手引き書のことをいいます。 この『ソデカガミ』は1ページに1柄ずつ着物の袖の部分が出てくるデザインになっています。それで、デザインの谷本さんから「袖という言葉を使って、何かいいタイトルができないかな」と言われ、う〜んと考えて「袖鑑」を思いついたのでした。銘仙の軽やかな雰囲気に合わせて、カタカナにしてみました。たもとに放り込む感覚で傍において時々開いてもらいたい、という思いを込めて。

なんだか、そう聞くとむずかしそうに聞こえるかもしれませんが、中味はこんなに楽しいです!
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これは、袖だけではなく、着物全体を写したページ。
バックは...着物が新体操のリボンみたいな模様なので、新体操の練習にお邪魔して「リボン」の練習風景を撮影させていただきました。
どんな意味があるかって、えっと、見てくださる方が楽しいかな、と思いまして...私たちも楽しく撮影しました。それにしても、編集の中井さんが新体操の先生に、どのような説明で撮影協力を依頼したか、考えるだけで楽しい気分になってきます。本が出来上がるまで、さぞかし先生のアタマの中もハテナだらけだったことでしょうね。
この着物も昭和初期のもの。
信じられません!  

もひとつ、ところで、『ソデカガミ』の表紙でワタシがしている帯が、学術的にも貴重なモノと認められ、2月14日から始まる岡崎市美術博物館の企画展「あら、尖端的ね。―大正末・昭和初期の都市文化と商業美術―」で展示されることも決まっています!

戸矢崎さんの展覧会

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暗くなってから、戸矢崎さんの展覧会に出かけました。 
菓子型を使って制作された陶器の作品群や戸矢崎コレクションが和の空間に並べられています。
久々の戸矢崎ワールドを存分に楽しみました。 

カードにあったキューピーさんは色違いも。
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こちらは軸装された作品の一部。
toyazaki_jiku.jpg
添田伊久男さんによる表具が光っていました。写真の部分も素晴らしい出来です。モチーフはかわいらしいですが、全ての仕事がまさにホンモノで、印象は「骨太」です。是非実物を見ていただきたいです。 

明日は、ギャラリー・ギャラリーでナカヒガシユウコさん
CENTER EAST No.8 [costume6:unnecessary clothes/不要な衣服]
を見てから
RAGの西邑さんLIVEhttp://yukikonishimura.net/
に向かおうかと思っています。
centereast.jpg

幸運のかたち

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とろとろに美味しい「下仁田ネギのロースト」
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とか、これまたとろとろ「うにと白子のグラタン」
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など、お腹いっぱいで店を出たら、笹を持って歩いている人が。 

そうか、ゑべっさん。
帰り道、ゑびす神社に寄りました。
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場所柄、舞妓さんもちらほら。あでやかです。 


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笹は一つずつ巫女さんがダイナミックに舞って
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ここに
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こうして
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授与されます。 

そうです、明日からこの祇園で、戸矢崎さんの個展がはじまります! 
戸矢崎さんの展覧会を見て、ゑべっさんにおまいり、セットでいかがでしょうか。いいことありそうです。 

戸矢崎満雄 ー幸運のかたちー 2009年1月10日(土)〜1月18日(日) 会期中無休 楽空間 祇をん 小西 東山区祇園花見小路四条下ル西側
(四条から歩くと右手、建仁寺に行くまで) 075-561-1213
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きょうは

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今日は11時に関西テレビで番組の審議。
なかなか、テレビも、たいへんです... 

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今日の大阪、気持ちのいいお天気で、助かりました。
帰りに、ササヤ書店に寄って楽譜を物色。 
フォスターの全集を探していたのですが、全集はないですね...と言われ、「全160数曲から40曲を厳選した」という曲集を購入。ほんとは、160数曲からワタシが厳選したいのですが...とりあえず。 
フォスターは「おお!スザンヌ」「草競馬」などアメリカらしい明るく楽しい、かつ暖かみのある作品をたくさん残していますが、実生活では酒におぼれ貧窮にあったと言われています。亡くなったのも、飲酒が原因の外傷で37才の若さ!曲から受けるイメージとは大違いです。 
まあ、そのフォスターの曲は木琴に似合うので、次のシーズンの新しいレパートリーに入れようと思っているのです。「いかにも似合う曲」というのは、それはそれでアレンジがむずかしい。誰に何の曲のアレンジを頼むか、思案中です。 

帰って、一人レッスンをしてから漢方の病院で針治療。 
待合室にお屠蘇が置いてありました。
やっぱり、ここは異色の病院です(笑) 

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ところで、今日、とあるところで見つけた標語。
気に入りました。
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お見舞いCD

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トモダチが、臥せっているというので、
お見舞いのCDを5枚セレクト。 

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● クロノス・クァルテット「アフリカン・アルバム」 
● アルフレット・ブレンデル
 「モーツァルト ピアノ協奏曲第12番・17番」 
● 矢野顕子「はじめてのやのあきこ」 
● 宇多田ヒカル「ぼくはくま」 
● アンドラーシュ・シフ「バッハ ゴルトベルク変奏曲」 

どれか、効くといいなあ。

仕事始め

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今日から仕事始め、という方が多いのではないかと思います。 
京都は気持ちのいい、晴天です。
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昨日、京都の下鴨神社では、仕事始め、ではなく「蹴鞠始め」が行われました。

蹴鞠というと思い出すことがあります。 
ある日、骨董屋でみつけた、得も言われぬ白色の少しいびつな球体。現代美術の作品かと思ったら、それは蹴鞠で使われる「鞠」でした。鹿皮製で江戸時代のモノ。 古いモノを買う時は、ほとんど勢いなので、あまり迷わないのですが、これについては知識のなさから、迷いが出て、買いそびれてしまいました。 その後、あれほど味のある鞠には出会いません。 

「蹴鞠始め」のニュースを見ると、ちょっとせつない気分、になるワタシです。

初詣

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千本鳥居で有名な伏見稲荷大社へ初詣に出かけました。 
本殿前はすごい人
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でしたが、
稲荷山の上の方へ行くと、だんだん人が減ってきます。
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そして、お詣りかハイキングかわからなくなります...
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山の中で見る蝋燭は幽玄です。 
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今日は、山の途中までしか上りませんでしたが、
初午の日には、もう少し上まで、と思っています。

そうそう、帰り道。
鳥居の奉納者に「林光さん」を見つけました。
梅のお店の社長さんのようですね。
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あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。 

みなさんにとって、よき1年になりますように。 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

おせち料理の新顔

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『天使突抜一丁目』にも書いていますが、幼なじみの春美ちゃんとクッキング・スクールのおせち料理教室に参加したのは、平成2年。それから、毎年かかさず、2人でおせち料理を作っています。
『天使突抜一丁目』の111ページ、座布団に寝かされている赤ちゃん、壮一郎くんはもう小学校2年生になりました。
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レシピはあるのですが、いつの間にか私たち風に。 
で、スクールで習った「堀川ゴボウの射込み」はいつも省略?!していました。京野菜の「堀川ゴボウ」はとてつもなく太く、扱いにくいし、すり身を射込んで蒸すのも手間が掛かる、わりに映えない... 
でも、今年は、ちょうど堀川ゴボウをいただいたので、なんとかせねば、と。 アドリブで、真ん中を梅型でくりぬいて京人参をはめ込んでみました。
出汁で煮ているところ。
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手間が掛からずかわいくて、結構美味しい。 これは、レパートリーに出来そうです。 

もうすぐ新年。 
今から、今年最後のひと練習をして、おけらまいりに出かけます。 
みなさんも、どうぞよいお年をお迎えください。

着々と。

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手間のかかる「栗きんとん」
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得意の「たたきゴボウ」
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などなど。 
今日は、マレットを包丁に持ち替え?!がんばりました。

おせち料理の準備

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今日からぼちぼちおせち料理の準備です。 
数の子の塩抜きからスタート。
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そして、錦市場へ買い出しに。 
大混雑の錦市場を取材するカメラマンさんを見つけました。
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明日京都新聞朝刊にはこの角度からの写真が載ると思います。(笑) 

30,31日だと、錦の卵屋さん(卵しか売っていない)には、長い行列が出来ます。今日は、まだそうでもなかったけれど、お店の方総出で、だし巻きを巻いておられました。
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私は、錦ではなく、近所のちょっとコワイおばちゃんのいる卵屋さんでだし巻きを予約します。 
はい、愛想なし!
でも、磨き上げられた調理具からは迫力が感じられます。(笑) 
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今晩から、棒鱈と黒豆あたりを仕込んで、
明朝から野菜類の調理です。

あっという間に年末です

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12月26日。 
今日で、京の師走を彩る南座の顔見世も終わりです。
床の間の、お気に入り!「助六」も取り替えなきゃ、です。
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と、思っていたら、平佐さんの奥さまから型絵染め作家・塩野圭子さんの作品「丑」が届きました。 
ありがとうございます!
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つい最近のことと思っていたこんなこと
からもう約1年が経ちます。
額を入れ替え、また心機一転です。

まだ来年と思っていることも、もうすぐです。 
先ほど、あわてて、ゆっこちゃんのライヴのチケットを予約しました。 
さすが谷本さん!なチラシも素敵です。
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詳しくは西邑由記子さんのHPをご覧ください。

メリー・クリスマス!

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クリスマス・イヴのディナーは? 
たぬきそば、でした!
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京都で「たぬきそば」と言えば、
しょうがたっぷりのきつねのあんかけ、です。 
心も身体もあたたまる!好物の一つです。 

末富さんの羊羹で、メリー・クリスマス!
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京都観光、じゃなくて

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まちは、すっかりクリスマス。
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ですが、私は、今朝はお墓参りに行きました。 
お墓の前から失礼します。
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家から自転車でまっすぐ松原通を走り鴨川を越え六波羅蜜寺の前を通って東山に出て、高台寺の前から「菊の井」
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の前の坂を上ると、墓地の入り口です。
ほとんど、観光コース、といった感じ。 
このあたり、11月末はどうしようもない混雑ですが、今日はあまり人とも出会いませんでした。 
お墓の写真ばかりもどうか...と割愛しますが、ここから町を見下ろす眺めは最高です。圧巻!のお墓の数も。

ところで、先日眼鏡を買った新風館「POKER FACE」の店長、美野淳恵さん。とっても高貴なお名前なので、思わず「お家、お寺さんですか?」と尋ねたのでした。大当たりでした。
ご実家は、新潟の浄土真宗のお寺さんだそうです。後々は、お寺を継がれるのだとか。こんなご住職がお参りに着てくださったら、檀家さんは楽しいでしょうね。(笑) 
それにしても、おしゃれな眼鏡屋さんで、宗派の話しで盛り上がってしまい、少々反省。
眼鏡にも慣れてきました。
今日微調整してもらったので、ばっちりです。でも、マリンバを弾くときはやっぱりコンタクトレンズです。 
最初の写真は、新風館。

林光さんのエッセイ

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昨日の夕方、姉から「日経新聞の夕刊一面、林光さんのエッセイにムツミのことが書いてある!」を電話があり、早速入手しました。 
「なんとなくウマが合う」なんて書いて下さって、うれしいです。 

「なんとなくウマが合う、の図」(写真:中川忠明)
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全文はこちらから。
hayashi081219.pdf

見事に修復

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元、天使突抜一丁目の住人、1903年生まれ、蝋型鋳金の作家、故加茂霊峰さんの作品がうちにあります。

箱は、古い新聞紙に包んだまま、よく見ると昭和54年。
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加茂さんは、作家として広く知られた方ではありませんが、茶道のお家元に出入りされていたりと、正統派の作品をつくっておられた、知る人ぞ知る作家さん。 

その加茂さんの作品「瑞鳥皿」。
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同じ物2つのはずが...
こんなことになっていました。
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右は、加茂さんから直接にわけていただいたもの。左は、お亡くなりになった後、お弟子さんから譲っていただいた物、ということで、もともとが違うものだったのかもしれません...
が、こんな錆びたままでは、しまっておくのも申し訳なくて... 
「黄瀬さん、なんとかしていただけませんか」 とお願いしていました。 

出来上がったと届けて下さいました!

金工作家のお友達、藤原昌樹さんに頼んでくださったそうです。
藤原さんは、何度も実験を繰り返して、見事に修復してくださいました! かなり大変な仕事だったと思うのですが「わかりきったものを作るより、いろいろ試せて楽しかった」なんておっしゃってくださったそうで、有り難い限りです。 
「スゴイ人のお友達はスゴイ、の法則」がまた実証されました。

はい、見事に生き返りました。 
お菓子も映えます!
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ブログ開設一周年!って?!

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よくドラマで、結婚記念日を忘れて叱られる夫が出てくるけれど、それでも一周年くらいは、覚えてるよな... と思います。 
「通崎好み製作所」ブログ開設、一周年、すっかり忘れていました。 
それにしても、誰も教えてくれないのも、すごいです。(笑) 

当初は、ブログなんてね...と思っていたけれど、毎日読んでくださっている方もあるようで、最近は、出来る限り、ですが、毎日更新しよう、なんて思っております。 
ブログをはじめてよかったことといえば、いろいろ、ありますが... 
個人的には、各種の情報に加え、楽しいことやうれしいことを中心に書こうと決めていたので、毎日うれしいことや楽しいことを積極的に記憶にとどめるようになったことでしょうか。 

今日も「男子向けちょっとしたクリスマス・プレゼント」を買いに行ったほんと数年ぶりのSHIPShttp://m.shipsltd.co.jp/で、店員のお姉さん。
「こんな風な人へのプレゼント」と説明したら「こんな感じ?!」と手を叩いて喜んでしまうくらいイメージ通りのものを出してきてくださり、大盛り上がり。
楽しいお買い物。 
そんな時は、思わず撮影。
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という態勢がフツウになりました。 

このブログは「製作所ブログ」なので、当初は「スタッフによる製作現場のレポート」が中心のはずだったのですが、少しずつカタチがかわってきました。 
これからも、まだ変わると思います。 
1月には、京都で戸矢崎さんの個展もあるし、またみんな集まった機会に話しができたらと思っています。
が、とりあえず、
あれっ、最近、戸矢崎さんは?という方はこちらを。
谷本さんは?という方は、
大阪成蹊大学芸術学部のブログをご覧ください。

なにはともあれ、今後とも、よろしくお願い申し上げます。

矢野顕子のコンサートそしてリド飲食街

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昨日は、NHK大阪ホールへ、矢野顕子さとがえるコンサート2008「akiko」を聴きに行きました。 
矢野顕子のファンなんです。 
聴く度に、矢野顕子の天才ぶりに「すかっ」とした気分になります。 
PAのバランス、他のバンド・メンバーの出来等々、細かい感想はいろいろあるけれど、「矢野顕子がいいので、もうそれでいい」です。
ファンだな。(笑) 
でも、トークで2回も!「こんなご時世なので来年またこのツアーで大阪に来られるかどうか...」という内容の発言がありました。本意はうかがいしれないけれど、大変そうだな、と思いました。 
でも、もちろん音楽は最高!でした。 

京都駅まで帰って、お腹が空いていたので「リド飲食街」へ直行。
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リドは、烏丸七条西入ル、にある昭和の風情たっぷりの居酒屋雑居ビルです。
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そのリド飲食街、副会長のお店「じじばばDOS」に入りました。
ちなみに会長は向かいの串カツ屋「赤星」のお兄さん、らしい。 

そういえば、と思い出したのですが、この秋の京都特集、講談社のキレイ系女性誌にオススメの店紹介を頼まれ、雑誌の毛色とは違いすぎる...と思いながらこのお店を紹介したら、ホントに掲載されました(笑) 
カウンターのみ8人で満席、かな。 
見ているだけで惚れ惚れとする手際のよさで、お兄さんが美味しい料理をつくってくれます。
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なんというか「曲がったことは嫌いなんだろうな」というかっこよさがあるお兄さんです。 

この日、生まれて初めて食べたもの、右の野菜、南アフリカ原産の「プッチーナ」。
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名前が気になって家に帰って調べてみたら、現地でこう呼ばれているのではなく、この名前は日本での「登録商標」。プチプチはじける触感、そしてフランス語の「プチ」、野菜の奈「ナ」を合わせて日本でつけられたらしい。
そっか。 

帰りに知らない方と、ツー・ショット。
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もう、忘年会のシーズンですね。

さらば源氏。

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昨日、源氏物語千年紀記念の女性フォーラムが終わりました。 
800席ほどの会場がいっぱいでした。源氏人気ですね。 ブログ読者の方が「ちっちゃいけど...」と、写真をおくってくださいました。
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様子はよくわかります!
ありがとうございます!!

源氏物語について、私は、一夜漬けではなく「一ヶ月漬け」でしたが、林真理子さんは「一年漬け」だとおっしゃっていました。 (笑)
源氏物語を毛嫌いしていた私が、今回源氏物語にふれて思ったことは、なんでもいいからまず通読すること、です。私は時間を考えて大和和紀のマンガ「あさきゆめみし」を選択しましたが、これは、紫式部の研究者の山本淳子先生もひとつの方法としてオススメ、でした。
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文庫全巻箱入りで4673円です。 

そして、今回は谷崎、円地、田辺、瀬戸内、橋本訳読破は絶対不可能なので、巻ごとに縦に読み、訳の違いをみました。
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でも、読めば読むほど、やっぱ原文、が知りたくました。 

そこで、男子向き?!エッチなシーン満載すぎて、前述の山本先生は「あそこまで書かれると困ります」と不快な様子でおっしゃっていましたが、マンガの中に全て原文が記載されている江川達也のものは「めげずに原文を知る」という点で、おもしろいと思いました。
現在、第七巻「紅葉賀」までが刊行されています。
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あと、大塚ひかりや寂聴さんの解説書も、とにかく通読してから読めばふむふむ、という感じ。 
そうして、いろいろ見てみると、「和楽」に連載中の林真理子さんの「六条御息所 源氏がたり」は視点も新鮮でおもしろい。
新しい源氏物語です。
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実際シンポジウムは、打ち合わせアリ、で司会者の質問に沿って順番に答えるといった形式で行われ、自由な討論ができなかったことが、かなりの心残りです。一ヶ月漬けの私でさえ、知ってることがほとんど...でしたから。もっと、より専門的なことをよりおもしろく伝えられる(知る)機会だったと思うと残念です。
 
でも、楽屋では真理子さんといろいろお話しできたし、着物素敵ですねとか、って褒めてもらったし!ツーショット写真も撮ってもらったし、
(「先生とファン、の図」)
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機嫌を直すことにします。 

それから、はじめてお目にかかった池坊由紀さんはとても上品で素敵な方。長屋育ちの私は「これがホントの京都のお嬢様やわ」と思いました。そして、私から見ても小柄!な山本淳子さんも、学者ぶったところがなく、紫式部好きのお姉様という様子の、かわいらしい方でした。 
そうそう、基調講演をされた『女性の品格』でお馴染み坂東眞理子さんからは、サイン入りの新刊をいただきました。やっぱり、女性の品格的には、すぐに礼状、ですか。(笑) 

この機会に、源氏物語を読めて、まあ、よかった、かな。 
さすがに30冊ほどの一気読みには、自分の身体に流れる「体育会系の血」を感じましたが...(笑) 今はもう見たくない。 
しばらくは、さらば源氏。

小池さんの自転車

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以前このブログでも紹介した、小池一介さん。
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自転車の写真撮影のために京都へ来られているということで、ご自身がデザインされた自転車を見せに来てくださいました。 
先日のサイクル・ショーに出品されて大評判。1000台近い自転車の中から選ばれて、今月20日発売のサイクルスポーツ誌にも載るそうです。
ワタシのような小柄、にも対応する自転車です。
なので、小池さんと写ると、かなりかわいらしく見えます。(笑)
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機能重視ながら、デザインもよし。シンプルな中にちょっとかわいげもある、素敵な自転車です。
なにより、軽くて走りやすい! 写真はドロップ・ハンドルですが、アップ・ハンドルも製作中だそうです。

目が...

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どうも、目の調子が悪くて、眼科に。 
中京区の「高橋眼科」
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の評判がいいというので、早速行ってみたところ、とにかくびっくり。 
よくある感じの町の開業医なのですが、玄関をはいると、そこには患者さんが50人くらい!少しくらい待つつもりはしていたけれど、 唖然。 
でも、この日を逃すとまたずるずると引き延ばしてしまいそうなので、受付をすませ、一度家に帰り、2時間後に出直す。
まだ30分以上待ちましたが、無事、診察にこぎつけました。 
待ったかいのある診察、でした。
ワタシの一回り上の世代かな、女医さんで、丁寧に診察、その後、理路整然と病状と治療内容を説明してくださり、納得しました。 
簡単に言うと、「極度の疲れ目」でした。(苦笑)
あと、ワタシは「まばたき」が極端に少ないそうで、もっとまばたきするように、と。
これからは、まばたきに気をつけます!(笑)
コンタクトは、出来る限り短い時間にして、眼鏡を使用すること!と言われ、「眼鏡を持っていません」というと、呆れられました。が、約30年振りの眼鏡というと、処方箋を書くのに、これまた丁寧に度数合わせをしてくださいました。
 
ワタシ、本人より、あ〜でもない、こ〜でもない、とこだわってくださったのは、眼鏡初心者にとっては有り難かったです。 
「あーでもない、こーでもない、の図」先生は左。
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受付は11時。終わったのは15時、でした。
でも、美人で素敵な先生に診ていただき、爽快な気分?!でした。

で、早速眼鏡を購入。 
何か慣れない物を買う時には、店のリサーチから商品の性質など、調べて買わないと気が済まないのですが、今回は目のためを思って即日手に入れる!「必要以上にこだわらない」をコンセプトに出かけました。
じゃないと、眼鏡屋さん5軒くらいまわって1週間くらいは、手に入れられないので。 
眼科からすぐの、新風館「poker face」。
ここでは親切なお兄さん(あとでお名刺をいただいたら店長の美野さん、でした)が、
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ノリよく熱心につきあってくださり、「この店の中でのみ、こだわって」無事購入。前髪がまっすぐなので、眼鏡の上のラインがまっすぐなものだと、なんだか可笑しい...等々、なるほど的確なアドヴァイスが有り難かったです。 
海外ブランドのおしゃれな眼鏡もいろいろありましたが、試した結果「福井県鯖江製」(ワタシのマリンバと一緒!)のものを選びました。

福井の眼鏡職人の中でも長老的存在の「正義作」とのこと。
セルロイドのちょっと無骨な眼鏡ですが「正確なヤスリ使い、鮮やかな研磨技術、何度も手磨きすることによる独特の光沢...」などの説明にも惚れて選びました。 
まぁ、普通の黒い縁の眼鏡、です。 

眼鏡も凝り出すと、奥が深そう。

眼科、そして眼鏡屋さん、
目の調子が悪かったことも忘れて、すっかり楽しんだワタシです。

番組審議会

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昨日は、今年最後の関西テレビ番組審議会。 
『天のゆりかご』というタジク族を美しい映像で追った番組の審議でした。http://ktv.jp/ten/index.html 
審議委員をもう5年も務めさせていただいているので、プロデューサーのお名前をみると、おおよその予測がつくことがあります。 
今回は、期待大、兼井プロデューサーの番組。 
興味深い内容でした。
新たな編集で別ヴァージョンの放送予定もあるそうなので、是非。 

いわゆる「会議」は、かなり苦手なワタシですが、この審議会は、何かを決定するのではなく「とにかく意見を言う」というのが特徴。多数決で何かを決める、なんて言われると(裁判員制度ってそれでしたっけ...)興味が薄れるけれど、自分の意見を述べるだけなら、一所懸命やります。専門分野が違ういろいろな先生方の意見は面白いし、また統括する部署の藪岡さん(会議終了後、12月恒例の懇親会にて)
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は、心の通うとてもいい方だったりして... 
昨日は、美味しいお食事もいただき、
来月もがんばろっ、て気分です。


「通崎」というところ。

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翌朝、三島で平佐さんと別れてから、 伊豆に「通崎」という地名があると聞いたことを思い出し、ふらっと三島駅前の観光案内所に入って、尋ねてみました。 
案内所の方はご存じなかったのですが、「土肥(とい)というあたりらしい」と言うと、土肥温泉の観光案内所に問い合わせてくださり、何処かが判明しました。案内書のお姉さんとおじさん、ありがとうございました!
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「ツウザキ」ではなく「とおりざき」というそうです。
バスの時間や沼津からでる高速船の時間など調べてくださったのですが、かなり遠くて断念。 

で、案内書で無料の!レンタル自転車を借りて町を巡ることにしました。 
自転車があれば、ゴキゲンです。
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名所をいくよりも、自転車で思うままに走った方が、町の様子がわかることが多いです。 電車もかわいいし、
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こんなマネキンさんが現役のブティックや
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こんなかわいい眼鏡屋さんを見つけると、うれしくなります。 
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機嫌良く走っていると、雨が。 
新潮社の八尾さんに教えてもらった鰻屋さんを見つけるには時間がかかりそうなので、目の前に現れた鰻屋さんに入ることに。 どこでも、そんなにハズレはない、と聞いていたけれど、確かにそうでした。
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「桜屋」。
ていねいに手入れされた古い建物で、
壁には、誠にいやみなく山口源
の作品が掛かっていたり、
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「センス」を感じるお店でした。 
思わず、帰り際「壁に掛かっている作品はご主人のご趣味ですか」と尋ねると「おかみが作家さんと知り合いで」ということでした。
なるほど。 

そんなわけで、東京芸術劇場でオペラ「イリス」を鑑賞→練馬で鷹羽さんとの練習→池田さんと沼津観光→これがメイン!「三島でのリサイタル」→伊豆長岡の温泉→三島巡り、と充実の3泊4日が終わりました。 
もちろん、帰りは乗り換えなしで「こだま」に居座り?!「源氏物語」を読みながら帰りました。 最近は源氏物語を読みすぎて、ちょっとアタマがイタイだけで「物の怪か?」と思ってしまいます... シンポジウムまで、あと3日、どこまでたどり着けるでしょう。

ヒラサ・オフィスの平佐さん

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今回は、ヒラサ・オフィスの仕事だったので、平佐さんも一緒でした。 
池田さんも、鷹羽さんも、翌日は朝から仕事なので日帰り、というわけで、 
夜は!
平佐さんと二人で!!
温泉に泊まりました!!! 

沼津楽友協会の会員の方が経営されているという、伊豆長岡温泉の旅館、ゑびすや、です。
ご主人は、コンサートにも来てくださってました。
虚弱体質(といっても信じてもらえないけど...)なので、強いお湯には身体が負けてしまうのですが、ここのお風呂は無色透明・無味無臭のアルカリ性単純温泉、やさしいお湯。 

夜中の貸し切り露天風呂は気持ちよくて、和むのを通り越して、コウフンしました!
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朝は、お部屋で豪勢な朝食。 
もう「鷹羽さん、ごめんなさい」という気分でした。 
(そうそう、鷹羽さんは、NHK音楽コンクールの課題曲となったアンジェラ・アキの『手紙』をアレンジして、合唱界ですっかり有名人です。) 

最近は、個人的に仕事の御依頼をいただくと「所属事務所のヒラサ・オフィスに電話してください」と言うのですが、そのHPをご覧になると、所属アーティストに小澤征爾さんやシェレンベルガーさんなどの名前があり「電話しにくい...」とおっしゃる方があります。 

でも、大丈夫です! 
平佐さんを紹介します!!
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これで、電話しやすくなったでしょうか(笑)
☆いつもは、スーツにネクタイ姿です。あしからず。

沼津より

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今日は、お昼間、練馬で鷹羽さんと練習。
その後、明日三島でのリサイタルのため沼津まで移動しています。 

日曜日、沼津の夜は、ちょっと寂しいです。
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沼津銀座!も、ほとんどしまってます。 

でも、執念で?!
ビルの地下にあるいい感じのご夫婦のお店を見つけました。 
「小兵衛」というお店。
池波正太郎の『剣客商売』からとられたんですね。 
食いしん坊池田さんも満足の様子、です。
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いただいた名刺の裏には手描きの地図がありました。
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ちょっと予定変更。 
明日は、いい演奏をするために?!
お昼池田さんがお寿司を食べに連れて行ってくださいます!

イリスも終了

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東京芸術劇場でイリスを観てきました。 
先日紹介した、この写真
と比べてみてください! 
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谷本さんの絵を元に、室田さんにプリントをお世話になったドクロ
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そして、京都タワーや大文字、金閣寺が描かれた「キョウト」(という名の登場人物)の着物。 
10人の「村の洗濯娘」虹色のゆかた。
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等々。 

井上道義さんに「なんという奇跡!」と言わしめた短期間、低予算(笑)を見事クリア。 
自分が全体をプロデュースするのではなく、今回は演出の道義さんの意向をうかがって衣裳の一部を製作するという仕事でした。全体的に観ると、もう少し時間があったらと残念に思うところもありましたが、大きなプロジェクトの一員として、与えられた仕事はできたかな、というところです。 
それにしても、谷本さんがいなかったら、どうなっていたことか... 
どうなっていたか...という前に、引き受けてなかったかな(笑)

インクジェットでの染めでお世話になった室田泉さん、居内商店さん、こまかい配慮で縫製をしてくださった仕立て屋さん「メイク・ユー」の宇多さん、超特急仕立てヘルプ!たまきちゃん、おまけしてくださった着物屋さんや染屋さんのおじさん。
みなさんのおかげ。ありがとうございました!

☆写真はリハーサル時(谷本さん撮影)

IKEA

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よく「忙しそうね」と言われますが、合間に時間があれば、ちょこっと「社会見学」など、出かけてます。
この間、東京では「コム・デ・ギャルソン / H&M」
の実物をチェックしたり、 
神戸に行けば、遅ればせながらIKEAとか。
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それにしても、このところ14日の源氏物語フォーラムに向けて、車中や待ち時間は、ほとんど「源氏物語本」なので、
アタマの中は平安時代?! 
なにかあると、ついつい和歌でも詠んでしまいそうになります。
詠めませんけど。(笑)

イリスの衣裳納品完了!

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イリスの衣裳、
全て明日の公開リハーサルに間に合うよう納品完了しました。
今回は、衣裳デザインを協力させていただいたわけですが、かなり間際の依頼ですでに洋服系はその製作を文化ファッション大学院大学に依頼されていたりと、「どれが谷本さんのデザインかな?」と、観ていただくには、少しややこしいことになっています。 

楽しみに出かけてくださる方のために、かなりざっくりとですが、こちらの仕事を記しておきます。 

以下は、全て、井上道義さんのイメージを元に谷本さんがデザイン画を書かれたもの。
私は「悉皆屋」のような感じで、ここに染めを頼み、縫製を頼んで、途中で井上さんの意向を確認して...まぁそんな仕事をしました。 

記載が(デザイン)のみのものは、谷本さんのデザイン画を元に、文化ファッションの方が製作されたものです。
調達というのは、谷本さんと私でお買い物。
以前ブログで紹介したこのチエコの衣裳は、
白いゆかたを買ってきて、近所の染め物屋さんに「貧しい目の見えない人風」の茶色に染めてもらったりと、書き出すといろいろあるのですが...  
マスカーニのめずらしいオペラ「イリス」。 
音楽好きの方は是非、聴きに・観に、お出かけください。

イリス ゆかた(デザイン・製作)帯(調達) 
イリス きもの風衣裳(デザイン) 
イリス ドレス(デザイン) 
チエコ きもの・帯(デザイン・調達) 
オオサカ 裃(デザイン) 
キョウト 着物・羽織(デザイン・製作) 
芸者(死の役)着物・帯(デザイン・製作) 
村の娘ゆかた・たすき(デザイン・製作) 
行商人(デザイン)

顔見世

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今日は、およばれ! 
顔見世の初日、夜の部を観に南座へ行きました。
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初日は、まだ舞台転換など段取りが悪く、毎年遅れがちではあるのですが、4時15分開演が15分ほど遅れ、終演は10時30分でした。もちろん休憩もありますが、6時間座っていたことになります。 
たまには、こんな写真も。
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今、源氏物語特訓中なので、今日の最後の出し物「源氏物語の夕顔」はかなり期待していました。
が、期待しすぎるとダメです(笑)
玉三郎さんの六条御息所、そしてなんといっても、海老蔵さんの光源氏がキレイだったので許す、ことにする。
甘いなあ。 

今日は、両親も一緒。 
人のフンドシで...親孝行するワタシでした。
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室田さんの展覧会

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今日は、「イリス」の衣裳でとっても!お世話になっている、
テキスタイル・アーティスト室田泉さんの展覧会に行ってきました。
「イリス」では、谷本さんのデザイン画を室田さんが生地にプリントしてくださっているのです。 
ギャラリーマロニエの3階。 
室田さん制作のテキスタイルによる不思議空間が出来上がっていました。
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室田さんです!
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個展前にもかかわらず、協力してくださった室田さん、本当にありがとうございました。
 
実は、ひとつ、井上道義さんの要望でやり直しがありまして...
日曜に個展が終わったら、早速月曜からかかってくださることになっています。
お疲れのところ、ホントにすみません。 

室田さんの展覧会は、明日までです。 
私の写真はあてにならないので(スミマセン)是非実物をご覧になって、箔のキラキラ感を体験してください。

伊勢崎 その1

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この夏、軽井沢でのコンサートを聴いてくださったという学校の先生からこのブログを通じて「是非自分の勤務している小学校の子ども達にもマリンバを聞かせてやりたい」という内容のメールをいただきました。 
その内容はとっても情熱的で、てっきり若い先生かと思っていたら、実は校長先生! 
実際に聴いてくださり、是非とお声を掛けていただくのは本当にうれしいことで、早速事務所と交渉していただき、話しが成立しました。 

私は、アンティーク着物、特に銘仙のコレクターなどと呼ばれていますが、実は、産地には行ったことがないのです。デザイン系のレクチャーなどで「銘仙の五大産地は、伊勢崎、秩父、桐生、足利、八王子です。」なんて、何度となく言っているのですが... 
そんなわけで、今回お邪魔するのが、その銘仙の産地、伊勢崎の「伊勢崎市立境島小学校」ということで、喜んで出かけました。 

当日は、晴天。 
電車の中では、うとうとするどころか、うきうきしていました。 
途中、「足利」なんて通ると、私の持っている銘仙の生まれたところだわ、とちょっとコウフン。
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境町駅には、校長先生が出迎えてくださいました。 
そして、車で学校へ行く途中、早速「島村観光」。 
島村は、利根川で南北が分断されていて昔から渡し船があるのだそうです。
最近はモーターボート。橋も出来ています。 
この船が通るところは、県道です、と校長先生の観光案内スタート。 
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学校までの道は、とってものどか。 
美味しそうなネギ。 

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学校に到着したら、「この学校には、板垣退助も大江健三郎も来ています」と校長先生。 
なんだかスゴイ小学校です。 
江戸時代から蚕種(さんしゅ・蚕の卵)業で、そしてその後銘仙を中心とする織物業で大変栄えた村ということで、政治や文化に対する意識も高かったようです。 

大正5年に制定されたという校章のデザインは、文字が繭(まゆ)で囲まれ、その周りは、くわの葉、間には蛾がいるという、この地域ならではのものです。
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さすが、織物の産地、と感心しながら学校に入ったら、むむっ?!
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先生、着物姿ではないですか?! 
あれ?? 

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あれ???
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あれ????!!!
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つづく。

いろいろありすぎて。

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昨夜京都に戻りました。 
PCを持って出かけていたので、ブログは更新可能だったのですが、いろいろありすぎて追いつきませんでした。 
少しずつ。 

25日は、林光さんとのコンサート。 

小中学校では、学校の先生に「主任制度」というのがあるそうです。
今回のコンサートは、「この制度は、民主的に話し合いをしてすすめている学校教育を壊すモノだ」として反対しておられる先生方が、この主任手当を個人的に受け取らず、それを拠出することで集まった資金で主催されたもの、だそうです。 
主催は、葛飾区の女性の先生方。 
子ども達、一般の方々にも還元し、そして自分たちも楽しむ、というお考えだそうで、今までジャンルにこだわらず、山下洋輔さんなどいろんなアーティストのコンサートを開催しておられます。 

本番では、私自身も、林光さんとの2時間をたっぷり楽しみました。 
午前中、浅草のパーカッション専門の楽器店
に行き購入したマレットが、たまたま会場の響きにぴったりで、気持ちよく使えたことは、ちょっとした幸せでした。 

ブログの情報をご覧になって来てくださった方もありました。
ありがとうございました。 
糸井重里さんからもお花が!
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ありがとうございます!! 

それで、ふと思ったのですが、糸井重里さんの吉本隆明さんに対する「気分」みたいなものと、私が林光さんのことを思っているそれは、ちょっと共通するところがあるかもしれません。

本日の出来事

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1992年から使っているシステム手帳が、カバンの中に、ない! 
置き忘れ?! 
ここにスケジュールもアドレスもすべてはいっているのでさすがにあせりました。 
でも、奇跡的に見つかりました。 
JR池袋の駅に届けてくださった親切な方、ありがとうございます。 

お礼がしたくて届けてくださった方がどんな方かたずねたのですが「個人情報なので言えません」って。やっぱりお礼の気持ちは伝えたいです。
個人情報保護って、良し悪しです。 

浦壁さんのピアノもゴキゲン。 
明日は、林光さんとのデュオ!お近くの方は是非。

香川を楽しむ。

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高松のカフェで「あの島が桃太郎伝説で鬼が住んでいたところ、洞窟もあるんです」と教えてもらい、どうしても気になって、翌日、一人フェリーに乗って女木島まで行ってきました。
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ほんとに、洞窟がありました。
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自然ではなく、人の手で作られた跡が見られます。結構広いのですが、通路はせまくて、ややこしくて、迷子になりそうでした。
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ホントに鬼がいたのは、ほほえましかったです。
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瀬戸内海をぐるりと見渡せる頂上。曇り空も幻想的、と負け惜しみ(笑)
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「なにもない」と聞いていたので、3時間くらいぼけっとして戻るつもりが、日が差さないので寒い。のんびりできる施設も、当然、ない。
ここで風邪をひくわけにはいかないので、退散。
のどかなバスにのって、フェリー乗り場まで下りました。
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で、予定を変更して、帰りには、以前から一度行ってみたかった「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」まで足を伸ばしました。
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来週は、東京での演奏会の翌日、群馬県伊勢崎市の小学校を会場にコンサートです。 
校長先生からスケジュール表が届きました。
演奏会の後「市内視察」のスケジュールも。 
・島村渡船、大型養蚕農家 他 
・おきりこみ試食 
・伊勢崎銘仙見学 
だそうです。
「担当:校長」と書かれていましたので、校長先生がご案内くださるのでしょうか。 
楽しそうな校長先生で、お目にかかるのが楽しみです。

高松へ

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今日は、徳島から高松に電車移動。
読書のはずが、熟睡。 

以前、この製作所を通じて知り合いになった、広告代理店にお勤めの香川在住ナカザワさんがかわいい愛車で駅まで迎えに来てくださり、おうどんやさんに連れて行ってくださいました。 
「上原屋本店」 地元でも評判のいいお店なのだそうです。 

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その後はオススメのカフェ、
古い建物をリノベーションした建物群「北浜alley」
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にあるお店「umie」へ案内してくださいました。 
こだわりの椅子や本がいっぱい。 
深く沈むソファーの席に陣取って窓から幸せな青空を見ながら、
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ホット・ジンジャー。
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気持ちのいい空間でゆっくりした後、ホールまで送っていただき、リハーサル、そして本番と無事に終わりました。 

本日の主催者「コンサートかがわ」の事務局長西尾さん他みなさんにも、大変お世話になりました。
ありがとうございました! 

『源氏物語』本当の面白さ

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ここ数日は、19日徳島、20日高松でのコンサートで初めて演奏するモーツァルトのディベルティメントを集中的に練習しています。
オリジナルは弦楽四重奏のための作品。
今回演奏するのは、野田雅巳さんのマリンバとピアノのための編曲版。
今日は、ピアノの平林さんとリハーサル。原曲の弦のニュアンスなど音源を聴きながらスコアとにらめっこで、かなり勉強してきてくれたみたい。うれしい。
モーツァルトが16才の時に書いたこの名曲を弾いていると清清しい気分になります。むずかしい個所は多々あるのですが、それでも気分は、晴れやかです。 

徳島への行きは、楽器運搬車に同乗しますが、あとは電車移動。車中の読書は、今度のフォーラムでご一緒させていただく、林真理子、山本淳子先生の御共著。
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今日、手に入れたのですが、面白そうなので早く読みたい。でも、まだ暗譜が残っているので、ほんとに車中までお預けです。

六条御息所を紹介します。

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昨日のブログに一言書いたら反響がありました。 
あんパン、その名も「六条御息所」を紹介します。
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中は白餡そして黒糖飴のクラッシュがアクセント。
生霊になったという六条御息所は、この黒胡麻の生地で表現されているようです。 

このお店には、他にもあんパン「藤壺」もあります。
一保堂のお抹茶と玉露粉を練り込んだ生地に中は丹波大納言の粒あん。光源氏の「ほろ苦く甘い禁断の恋」が表現されているそうです。 

今日は、なんと新商品「末摘花」がありました。 
末摘花って、あの不器量で有名な女性ですよね。 
なるほど、さつまいもで表現しましたか。おいしそうです。
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楽しいのでたまにいろんなパンも買いますが、基本的に私がいつもこのお店で買うのは「パン・ド・ミ」。牛乳、砂糖、バター、卵の入っていない食パンです。
何も入っていないパンは、ありそうでないのです。 
ちなみに、バターのたっぷりはいったどっしり感のある食パンの名前は「葵」。「葵の上」からとったそうです。正室の風格、ですね。 

こんな楽しいパン屋さんは、四条烏丸近くにある「ブランジェリー・マッシュ・キョウト」。
お近くに行かれた際には立ち寄ってみてください。 
目印は赤い看板。
火曜と第1、第2水曜日がお休みです。
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小島米店のおにぎり

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昨日は、練馬でリハーサル。 
練馬には、私が使っている楽器のメーカー「こおろぎ社」のショールーム兼スタジオがあるので、ここに来ると、いつも使っているのと同じ楽器で練習ができるのです。広いスペースもあるので、少し大きな編成のアンサンブルも可能です。 
看板は、マリンバの鍵盤です。
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ここへ来たときは、あまり時間のないことが多いので、駅前の小島米店のおにぎりで食事をすませます。
池田逸子さんに教えてもらったのですが、コンビニのおにぎりとそんなに変わらない値段で、かなり贅沢感が味わえます。なんといっても海苔の香りがおにぎりらしい。 具材も豊富...といっても選ぶのはいつもスタンダードなところですが...やはり無添加は安心です。

それにしても、富士山が見事でした。
写真は、あんまり見事じゃないけれど。
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ありがとう、オカン

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関西テレビの番組審議委員をしているので、月に一度は審議会に出席します。 毎月、課題の番組を見て意見を述べるのですが、欠席の場合はレポートを提出せねばなりません。 出席していれば、場の雰囲気で言葉も選べますが、欠席のレポートは最後に皆さん(社長さん他経営陣、実際に番組を作られたプロデューサーさんなど)の前で読み上げられるので、幾分慎重になります。
でも「辛口派」で通っているので、気は楽です。(笑) 

次回の審議会の日は東京で林光さんとリハの予定がはいっているので、欠席。
というわけで審議課題の「ありがとう、オカン」という関西テレビ放送開局25周年記念の2時間ドラマのDVDを見ました。
「里親家族」をテーマにした、なかなか泣かせる番組ですが、大竹しのぶを大阪のオカンに仕立てるのは、根本的にどうだろう...ジャニーズ系タレントと子役の名演技に差がありすぎるのはどうしたものか..とか思いながら... 
さぁ、これから「作文」です。

イリス衣装生地、続々と

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今日は、仕立て屋さん「メイク・ユー」宇多さんからの電話で一日が始まりました。 
デザインから、生地の製作、そして縫製と、かなり急ぎのシゴトなので、いろんな工程でちょっとした事件がおこります。 時間も経費もたっぷりあれば、納得がいくまで時間をかけてサンプルを出せるのですが、今回の衣装製作はかなりの「突貫作業」で、考えられる最上のものを作らねばなりません。 
今日の事件は「生地の寸法が足りない?!」
でも、宇多さんの親切で丁寧な対応、プラス機転を利かせていただいた結果、なんとか切り抜けられそうです。

主役イリスの生地も素敵な感じに仕上がってきましたが、色に少々問題が。 
谷本さんが大学帰りに、チェックのため、寄ってくださいました。 
午前0時過ぎ。
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みんな働き者です。
って、ワタシが頼んだから来てくださったんですねえ... 

今日は練習日

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今日は、見事に、一歩も外へ出ませんでした。 
練習してました。 
たった1分半の曲に、てこずってました.... 
ふぅ。なんとか、なりそうです。 

と書くと、これで終わってしまいそうなのですが、
今日は楽しいお便りが舞い込んできました。 
福島県郡山市でギャラリーをされている佐藤さんからの「お礼状」です。
以前、池田逸子さんの企画で福島のアサヒビール工場でコンサートをした際、池田さんがご紹介くださってからのおつきあいになります。 

その佐藤さんから、先日「古典文学を学んでいる還暦前後の女性10名ほどで京都に行くので、おすすめのお店など紹介して欲しい」と頼まれたのです。
それって、京都検定よりむずかしい?! 
せっかく東北から出てこられての京都の夜なら、やはり正統派懐石料理。
でも老舗有名店は紹介しなくても、ガイドブックにのっているし....
と悩んでご紹介したお店は「はな邑(はなむら)」。
京都の老舗料亭「菊乃井」に25年おられた板前さんが最近独立してはじめられたお店です。 
とても喜んでくださって、ほっとしました! 

このお便り。 
切手が楽しく、6枚も踊っていました。
よく見るとどれも60年代のもの。 
切手も、

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そのレイアウトも素敵でした!
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仕立てやさん

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仕立て屋「メイク・ユー」の宇多さんが生地を取りに来てくださいました。 

着用されるのが「オペラ歌手」のみなさんなので、
体型がさすが「オペラ歌手」!の方もいらっしゃいます。 
「これ、ほんとかなあ」とか言いながら、サイズ表とにらめっこ。
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普通仕立て屋さんは、身長とウエストとヒップがわかれば、おおよその仕立て寸法が割り出せるそうですが、今回はかなりむずかしいようです。
が、なんとかします!とのことです。

よろしくお願いします!

おかたづけ

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小学校の頃「家に帰るまでが遠足です!」と先生に言われましたが、
展示も展示物が戻ってきてタンスに収納するまでがワタシにとっての展示です!
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また、せまい部屋が箱や着物でいっぱいになりました。 
めげずにひとつずつタンスに収納。
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こういうタンスが10棹ほどあるのです。 
マネキンや展示ケースは谷本さんが管理してくださっているので、大助かりです。ほんとになにからなにまで、スミマセン。

今日は、午後2時に、歌劇「イリス」衣装、仕立ての打ち合わせ。 
仕立てやさんが来てくださるまでに、「雑誌にのっているようなツウザキさんのお宅」に復元せねばならないのでした。
なぜなら、座る場所がないから...
なんとか間に合いました。
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デザイン史デザイン学会議

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デザイン史デザイン学国際会議での展示と演奏。 
昨日、無事に終わりました。 

外国からのお客様も興味を持ってくださったようで、かなりのフラッシュをあびておりました。 
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それにしても、今回は大変でした。 
なにわ駅構内にある「アート・スペースB1」という会場でしたが、なんと!搬入口がなく、乗車客と一緒の階段で搬入。登りはエスカレーターが使えるけれど、下りはナシという過酷な条件。 
後から、京阪電鉄のお客様サービス事業部の素敵な課長さんが「会場はどうでしたか」と声をかけてくださったのですが、思わず「エレヴェーターと搬入口がほしいです」と本音をもらしてしまいました... 
と、おおげさに書きますが、実際は学会スタッフの方々が手分けして手伝って下さり、助かりました。
荷物は、まだまだあります。
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今回も、会場の下見に始まり、空間構成から運搬、照明まで、谷本さん大活躍。 池上くんも、好アシストです。 

おやっ、お二人がなにやら相談。
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スペード模様の帯にはスペードを、クローバーにはクローバーのカードを置いていたんですね。 どうやら、どの数字にするか迷っていたようです。(笑) 
細かいところまでこだわる二人です。
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トランプ・シリーズには、トランプのカードを、ドミノの模様の帯にはドミノを合わせて展示しました。 
このアイディアは、もちろん谷本さん。 私は「扇子の柄には扇子を置くので、扇子を持ってきて下さい。」などの指示を受け、忘れ物をしないよう、キンチョウしました。(笑)

そして、今回の着付けは、スケジュールの都合もあり、山崎さんではなくお弟子さんの木下亜野(あや)さん。いつも、山崎さんの元でアシスタントとして汗を流しているのを見ていたのですが、今回はひとりです。 

アイロンをかけて襟の準備をするところからはじまります。
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着付けの方はいつも「マイ・アイロン」「マイ・アイロン台」持参。大荷物です。それだけ、大切な作業なのです。 
着付け中は、後ろ姿からも、気合いが伝わってきます。
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最後まで入念なチェックをして、完成。 
エッヘン、どんなもんだい!とは言わない、謙虚なあやちゃんですが、写真を見る限り満足そうです。(笑)
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今回、このシゴトをしてよかったな、と思ったことの一つは、自分の演奏云々はさておき、この ぴしっと、すがすがしい、きれいな着付けを見られたことでした。 
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あやちゃん、これからも楽しみにしています。 

演奏の方はまたもや写真はありませんが、自国にも自国のスタイルのマリンバがあるメキシコ人の方々には好評だったようで、テキーラをもってきてくださいました!tequila.jpg

長い一日。搬出が終わって家にたどり着いたら12時。さすがに疲れました。 諸々コーディネートしてくださった吉村典子さん、お手伝いのスタッフのみなさん、マリンバ・デュオをつきあってくれた香織ちゃん、谷本さんと池上くんも、お疲れ様でした!

中井敦子さん

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今週から『週刊新潮』の「とっておき私の京都」にて、フランス文学者・中井敦子さんのシリーズ4回が始まりました。
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こういう方が京都出身で、現在も京都在住というのですから、京都も奥が深いです。中井さんがアンティーク着物ファンで、裂・菅野に出入りされていなければ、私は一生お話しする機会など、なかったと思います。

ところで、以前、こんなこと
を書いていたら、中井さん、ブログを読んだとメールをくださいました。

この曲は、Valse a un doigt「一本指のワルツ」という副題がついていて、右手は一本指で弾けるようになっている。その右手の指の動きがバターを塗る仕草に似ている。ということは、バターを塗った結果できたもの、つまり「バター付きのパン」ではなく、塗っている行為そのもの。だから、たとえば「バター塗ろうよ」「バター塗ってるよ」とか、進行中の動作として訳せるのでは、とのこと。 

この右手の動きとは「グリッサンド」(説明がむずかしいけど...ドからドまでドレミファソラシドとひとつずつ弾かずに、鍵盤上指を滑らせて、一気に弾ききる)のこと。その滑らせる感じがバターを塗る動作に似ている、ということです。
そこの表情を出すのがむずかしいのですが、聴いていると、子どもが遊んでいるようで、かわいらしい曲。 
「バターつきパン」より、例えば「バターをぬろうよ」とした方が、ずっと曲に対して興味がわきますね。
なるほど、さすがです。う〜ん、中井先生は、こんなことで、さすが、なんて言われたくないかもしれませんが...(笑) 

先日、判明したこと。
中井さんも私も、細木数子によると、同じ「霊合星人・火星人(ー)」という星のもとに生まれているのだそうです。霊合星人というのは、数奇で変化にとんだ運勢の持ち主らしいです。そういわれれば、たしかに、かなり変化に飛んでいます...

焼津市文化センターはすごいです。

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10月16日、雲一つない晴天の焼津。 
焼津市文化センターでコンサートがありました。 
文化センターの企画担当栗田さんから「チラシのデザインもお願いしたい」という連絡があった時から、「ちょっとこれは怪しいぞ」(笑)と思っていたのですが、かなりインパクトのある仕事となりました。 
そのインパクトの発信源は、館長の三岡さん。
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今回は、展示もすることになっていたのですが、演奏と展示・スタッフなしという状態で、実際どうなることかと思っていました。しかし、現場に着くと、館長さん自らが作ってくださった展示台が用意されており、照明まで仕込まれていました。
びっくりしました。 
業者に依頼して作った物ではなく、ホールにある備品(敷物は近くの博物館?からの借り物、らしい)で手作りというのがうれしいです。 

着付けには、なんと担当栗田さんのお母様とその着付けの先生が来てくださいました。着付けの先生というと「こわいおばさま」かと思っていたのですが、とても素敵な方で、襟の抜き方などワタシ流に見えるよう気を配って着付けてくださいました。 
先生と
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栗田母。 
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銘仙コーナーもこんな感じ。
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そして、販売コーナーも、設営していただき、販売までお世話になりました。

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実は、こんな宣伝カーもありまして。
これはこのお二人が、ツウザキイメージカラーの赤と黒にこだわって作ってくださったそうです。
焼津市文化センター、すごいです! 


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コンサートには、たくさんの着物姿の方も来てくださいました。 
演奏中は、カメラを持つわけにもいかないので、写真がありません... 
マジメな話「着物好きで今回初めてコンサートに来る」という方と「クラシックファンで耳の肥えた方」が客席に混在しているわけで、両方の方に満足していただきたいと思うと、プログラミングやトーク内容など、考えなければなりません。しかし、結果、概ね、楽しんでいただけたかな、という感触で、ほっとしています。 
アンケートも「着物で来たかったけれど、稲刈りで時間がなかった」とか、ほのぼのといい感じ。そうそう、このブログを見て名古屋から来てくださったという方もあり、うれしかったです! 

コンサート終了後も着物姿のみなさんと記念撮影など、盛り上がりました。
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片付けが終わった後、周りが真っ暗なので「このあたりでこの時間にビールを飲めるところありますか」とお尋ねしたところ、これまた館長さん自ら案内してくださり、このとおり。 
三岡館長、夜の顔。
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「明日の予定は?」と尋ねられ「夕方に京都に戻ればいいので、自転車でもあれば...」と何気なく話すと、なんと翌朝ホテルに自転車が届きました!
なんでも、焼津でレンタサイクルの事業がはじまり、ちょうどその日に新車が2台、レンタサイクルの「基地」の一つである文化センターに届いたのだとか。
まっさらの自転車、初乗り! 
地図もご用意いただき、またもや館長さん!が観光ポイントなど教えてくださいました。
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平林さんと御機嫌にサイクリング。 
あれって、まぐろ?
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近くによってみましょう。
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さすが、焼津の迫力です。 こうして、全国各地に運ばれていくんですね。
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ちょっとした社会見学。

京都で染織というと着物か風呂敷か、というところですが、

ここは「大漁旗」。
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気になった場所で立ち止まれるのは、自転車ならではです。 

そんなこんなで、焼津をすっかり楽しんで帰ってきました。 

ビールを飲みながら館長さんが「余分なことが大切だ」と楽しそうにおっしゃっていたのが印象的でした。たぶん、職員の方はこの館長の下で働くと、仕事が増えて大変なんでしょうけれど(笑)。私はとても気持ちよく演奏させていただきました。 
きらびやかなシャンデリアや豪華な椅子はないですが...(失礼!)焼津市文化センターにはそれ以上の物がある!とかなり感激。 長くなりましたが、このへんで。

館長さんはじめ焼津市文化センターのみなさま、お手伝いくださったみなさま、聴きに来てくださったお客さま、そしてピアノの平林さん、ありがとうございました。あっ、それから谷本さん、チラシは好評で「保存用にもう一枚欲しい」という方もあったそうです。

漢方薬

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「身体が弱い」というと「え〜っ、うそ〜!」と言われますが、自慢じゃないけど、身体、弱いです。 
で、いろんな方に診ていただく機会がありますが、東洋医学的には、ちょっと変わった身体だといわれることが多いです。強いところと弱いところのバランスが人と違うのだそうです。よくわからないけど... 
とにかく、身体が強いのには憧れます。 

以前、頭蓋骨のゆがみをとると健康になるという「頭蓋骨矯正」に行ったら(ランディさんはこれで、かなりすっきりされたそうです)先生に「あなたの場合、このゆがみは個性なので、とらない方がいいです。お金はいらないので帰ってください」と言われました(笑) 

そんなこんなで、毎日まさに「良薬は口に苦し」な、漢方薬を飲んでいます。 六合会診療所という漢方専門の病院にもう何年も通っていますが、最近、曜日の関係で先生がかわりました。 
上野先生。
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渾身の!処方はこんな感じ。
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暗号みたいに見えますが、これらが毎回微調整され、ブレンドされます。 
まぁ、これのおかげで元気、ということでしょうか。
上野先生、今後ともよろしくお願いいたします。 
あっ、今日注意されたのは「夜は、早く寝てください」でした...


ピカソ

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今日は、リハーサルで東京日帰り。 
何か他の楽しみもないと...というわけで、少し早く家を出てちょうど沿線でやっているピカソの展覧会を見てきました。
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覚悟して出かけたのですが、すいていて拍子抜け。
ゆっくりじっくり見られて満足。
実は、ピカソ、好きなんです。 

練習が終わってからは、イリスの衣装の件で打ち合わせ。 
衣装を統括されている大野さんと初めてお目にかかりました。
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いろいろな現場をふんでおられるようで、洋服のデザインから着物の着付け、諸々貸し出しものの調達まで、なんでもこい、という感じでした。
頼りになります。
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これで、一安心。というのには、まだ早いけれど、電話やメールだけでなく、実際会って話しておくと、やっぱり違います。 

最終新幹線で帰宅。長い一日、終了。

業務連絡 谷本さんへ

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箱屋さんの件 
西村商店 
下京区万寿寺通西洞院東入ル です。 
北側で、かわいい看板が出ています。
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こんな感じでサイズを言えばオーダーできます。
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70×90も、オッケーとのことでした。 角はホッチキス留めが通常ですが、こんな形も可能だそうです。
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直接ご確認ください!
業務連絡終わり。

お誕生日プレゼント

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朗読会の日は、ランディさんのお誕生日でした。
ホントは召し上がっていただいた栗の渋皮煮とお揃い?!の渋皮染めで作った半襟でもプレゼントしようかと思っていたのですが、少しむらが出てしまったので、この間あずきを炊いた時に作っておいたあずきの汁で染めた布で作った、腰紐をプレゼントしました。
あずきはおめでたいし、ちょうどいいかと。
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プレゼントしたの(=製作)は父、です! 
ランディさん、胸がキュンとなったそうです(笑)
前日にお渡ししたので、早速朗読会の本番に、使ってくださいました。
とても喜んでくださり、よかったです! 

PC袋秋の新作

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今日は、田中さんがPC袋、
秋の新作、納品の前に見せに来てくださいました。 

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いや、見せにというか... 
お揃いの生地でまたシャツを縫ってもらったので、
それを届けに、というわけでした。
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先日、生地を探しにいつもの生地屋さんへ行ったところ、いつも対応してくださる親切なお姉さんが、偶然バイト最後の日で。
以前から気になる存在で「友達になりたい!」と思っていたので、最後の日にはじめてゆっくりお話しすることができ、とてもラッキーでした。
それで、田中さんと3人で盛り上がり、シャツの分まで買ってしまったというわけです。 
このお姉さんは、ワシオさん。
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この日の取材?!によると、京都造形大を出た後、劇団四季で衣装の担当をされていたそうです。 

すっかり仲良し気分になった気分で「ところで、これから何するの?」と、かなり立ち入った質問をすると「実家が江戸時代から続く米屋で...」と。
「それって、アノ仁王門のところの?!」
こういう時のワタシはなぜか勘がはたらくのです。
ピン!ときて、大当たりでした。 
また楽しい展開がありそうな予感。 

栗の渋皮煮と。

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栗の渋皮煮、完成してます!
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で、これは、その副産物制作中、渋皮染め。
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今日は、青空がひろがり、布も、気持ちよさそうにはためいています。
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阪神×巨人戦

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うちには一名野球ファンがいます。母。 
先日、私のコンサートの日
「朝、甲子園のチケットがあるんだけど、と友達から電話があったけど、きっぱり断った」と自慢?!してました。(笑) 

特に野球観戦に熱心でなくても、この阪神と巨人の展開は気になります。 
今日はめずらしい時間に父がテレビの前に座っていたので、その影響か、と思ったら、栗の皮をむいていました。明日から数日の間にうちに来られたお客さまには、栗の渋皮煮が出てきますよ。
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山崎暢子展「flare」お見逃しなく

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タイルをつかった作品でお馴染みの、
造形作家山崎暢子さんの展覧会が京都にて開催中です。

ギャラリー恵風 
左京区丸太町通り東大路東入一筋目角(野村ビル2階) 
12時ー19時(最終日18時) 
075-771-1011


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30代の頃の作品の印象「オトコマエ」とは
また違った雰囲気が味わえます。 
なにはともあれ、山崎さんの「ねばり」はパワーアップ?!
21日まで、お見逃しなく!

第2回仮縫い

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本日夕方、田中さんの仕事場で2回目の仮縫い。 
普通仮縫いって、最終補正という感じなのですが、我々が集まると、仮縫いしているうちに全然違うパターンに変わってしまいます。 
そんなわけで、前回のは、思い切ってボツにして、田中さんが一からやり直し。
もう裁断してしまったので、同じ生地を買いに行ってくださったところ、
売り切れ!
なのに、倉庫からサンプルと残りの1メートルが発見されたそうで、ほんとにラッキーでした。 
ありそうでないパンツが出来上がりそうです。
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それにしても、小西さんは可笑しい。 
この間楽しかったからって...
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じゃあ、せっかくなので、ということになるじゃないの。
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あっさりした餡と濃厚抹茶のバランスが絶妙の小西さん作手作りデザートも、美味しかったです。
 
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あとは、田中さん、よろしくお願いいたします。

八木明酒器展

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9月28日まで中京区室町三条下ル西側、ギャラリー「SHINA」にて
「八木明酒器展」が開催されています。 
11時から19時(最終日17時)水曜定休 075−257−5567
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この案内のカードには「ロクロの超絶技巧者・八木明」
と書かれています。
そのまんま、です(笑) 

このスペースは、室町の大きな呉服屋(帯匠)誉田屋さんの奥にある、
蔵を改装した建物。
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お家の中を通り抜けてたどり着きますので、
「京都の呉服屋さん」を体感できます。
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時間に余裕がある場合は、 三条通りを右に曲がって少しいけば、この誉田屋さんの奥さんがされている本格的な韓国カフェ「素夢子古茶屋」があります。
あわせていかがでしょうか。

そぐう。

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毎日新聞関西版での連載、最後の原稿を入稿しました。 
で、ゲラが届いたのですが、 
「〜にそぐった」と書いたところデスクからの指摘があったと担当記者氏からメール。 
「そぐう」は
・「多く打ち消しを伴って使う」(広辞苑) 
・「多く『そぐわない』の形で用いる」(大辞泉) 
なんだそうです。

だから「〜に合う」に変更するのでどうかと。 

このことについて、もう少し調べて考えてから返事したかったけど、今回は素直にききました。もともと「日本語」に自信があるわけでもないので、そう言われればそうかな、と。 
ただ、「合う」では言い回しが直球すぎるので、「〜に見合う」にしておきました。

ところで、そんな原稿やらなんやら、ためてしまった仕事があって、先週末は、めずらしくPCを持って家を出ました。 
ものすっごく久しぶりに近鉄特急に乗ったのですが、いやあ、快適。 
2階建ての1階部分に、こんな個室っぽいシートがあるなんて知りませんでした。
この写真の空間だけで仕切られているのです。
kintetsu_.jpg 貸し切り状態。おかげで、仕事はサクサク進みました。

中秋の名月

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ん? 

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「月と京都タワー」

おもしろい生地

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おもしろい生地を見つけたので、
「パンツをお願いします」と田中さんに渡しておきました。 

一昨日、仮縫い。 

製作所ではお馴染みの田中さんですが、私の衣装を作ってくださるには、実はもう一人小西登志子さんの存在が欠かせません。3人集まってあーだ、こーだと言いながら作ると、おもしろいものが完成するのです。
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鏡に映る「B型トリオ」 

この1年、小西さん闘病中で寂しかったのですが、今回から復帰。
田中さんもうれしそう。
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よかった! よかった!!

他ではありえない闘病生活。
お腹を抱えて笑いながらうかがいました。
ほんと、冗談言える幸せをかみしめる。

抗ガン剤治療中に入手されたウイッグ。
「どう、かぶってみる?」って。
じゃあ、遠慮なく、お借りします。
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21_21

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10日の午後は六本木の東京ミッドタウンに行き、
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21_21DESIGN SIGHTにて知り合いの版画家・木田安彦さんも出品されている展覧会「祈りの痕跡、展。」を見ました。
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浅葉克巳ディレクションで、いろんな作家の作品が並んでいるんだけれど、自分の感覚とはちぐはぐだったので、見ながら困った。
「いいな」と思った作品だけをもう一度見直し、帰ることにする。 

これで帰途につく予定だったが、昼間、池田さんに誘っていただいた、翌日から始まる林光の新作オペラの初演ゲネプロ(最終のリハーサル・衣装をつけて本番と同じように行われる)を観に行く。
会場の俳優座はミッドタウンから歩いて5分。
観たいけれど、どうしても出かけられないとあきらめていたので、とってもラッキー。
池田さんありがとう。
関係者のみなさん、公演のご成功をお祈りします。

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新幹線の時間まで少し余裕があったので、また池田さんと食事。 

新幹線では、高校の先輩でもある女性美人トランペッター!藤井美智さんとばったり。
みっちゃん先輩、いつも上靴のかかとをふんでけだるそうに歩いているのがなんだかかっこよかったことを思い出す。 
最近CDを出されたそうで入手せねば。

なにはともあれ、なんとも濃い2日間でした。

三井のリハウス〜

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「すれ違う男と女」 

いえいえ、ヒラサ・オフィスhttp://www.hirasaoffice06.com/
の松原さんと四元さんです。 
9日は東京。 
三鷹市芸術文化センターにてコンサートがありました。
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三井ホーム・オーナーズコンサートなるもので「お客さまは全て三井ホームのお家に住んでおられる方」というもの。 
シャブリエ「スペイン」に始まりルクレールからモーツァルト、クルト・ヴァイル、港大尋、そして野田雅巳の「天水スイープ」まで。
関西人の悲しい性?! 
お客さまには喜んでいただかないと!!! 
というわけで、テレビコマーシャル「みついのリハウス〜」(シドシソ・ミソラシ〜)のメロディーを使ったちょっとしたアドリヴなど交えて、演奏をしました。 

終演後は、新潮社の八尾さん、カメラマン田村さんと三鷹駅前で結構遅くまで。 
たまたま「本」の話しになったのだけれど、ヘンなことを言ってないか、ちょっと心配。 
以前、素敵なブックカバーを見つけたので、知人(=三絃奏者、故高田和子さん)のお見舞いにおくったのですが、カバーの中味をなににしようかと迷い、北尾トロ「裁判長ここは懲役4年でどうすか」にしたところ、「通崎さん、こんな本も読むの。イメージと違うわね」と、がっかりされたことがあるので。(笑) 

翌日は、朝から港さんと練馬でリハーサル。
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その後、練馬のスタジオから歩いて15分のところにお住まいの音楽評論家の池田逸子さんと幸せな昼食。
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池田さんといると、いつも美味しい物にありつけます! 

その後は... 
また明日続きを書くつもり。

たはらゆきみさん。

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通崎好み製作所には欠かせない仲間、ヘアメイクのたはらゆきみさんがお亡くなりになりました。

お嬢さんも一緒に、お祭りに行く途中、横断歩道を青信号で渡っていての交通事故ということで、言葉もありません。ブレーキもふまずにつっこんだ車って、いったい何なのでしょうか...

このところ、撮影といえば、ヘアメイクは、全てたはらさんにお願いしていました。これまでに、メテユンデのモデル撮影、sesamiの連載等々数えあげればきりがありません。「徹子の部屋」の収録にもついてきてくださったし、NHK「知るを楽しむ」連日のロケでもお世話になりました。

特定の色素や香料に反応する、困ったアレルギー体質の私のメイクはたいへん面倒だったことと思いますが、いつもやさしい気遣いがありました。

普段あまり化粧をしないので、急に化粧をすると違う人みたいになってしまう。だから、普段通りで、でも普段よりはきれいにしてね、なんていうわがままな注文にも、いつも笑顔と技術で応えてくださり、おかげでうれしい気分で撮影にのぞむことができました。

少し離れて待機して、何かあると手を貸してくださるそのタイミングも絶妙。たはらさんの「見守り」は、なんとも頼りがいのあるものでした。

いつも盛り沢山の話題で場を盛り上げてくださる着付けの山崎さんと、おだやかなお人柄で聞き上手のたはらさんとの名コンビのおかげで、待ち時間も楽しかったこと...

もう会えないかと思うと、悔しいです。寂しいです。

安らかにお眠りください、なんて言いたくないよ、というのが、今の正直な気持ちです。

中井敦子さんと。

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今日は、是非一度お目にかかりたいなあと思っていた中井敦子さんに 
お目もじかないました。
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鏡の向こうに写った、新潮社の八尾さん、カメラマンの田村さん、お誘いありがとうございました。 
やさしいお姉さん風の中井さんですが、実はこんな方です。
ゾラの『獲物の分け前』の翻訳者でもあります。
そして「裂・菅野」のお客さんでもあります!  

今日、お目にかかったら、モーツァルトの「LA TARTINE DE BEURRE」という曲の何かいい日本語訳はないですかって、お尋ねしたいなあと思っていたのですが、いきなり尋ねるのは失礼だわ、と思っているうちに、おいしい食事とワインで楽しい気分になり、おしゃべりしている間に、すっかり忘れて別れてしまいました。
「全音音楽出版社」は「バターつきパン」と訳しているのですが、もう少し洒落た、うまい言い方があるかと思うのです...今度、相談しよっと。

中井さんは、田村さんの写真、そして八尾さんの文で、
来月あたりの週刊新潮「とっておき・私の京都」のコーナーに登場予定だそうです。

着物好きの方は、お着物の裾模様や、おしゃれな帯、そして帯留めもお楽しみに。

谷本さんがオペラの衣装を?!

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今年12月6日に上演される井上道義さん指揮・演出のマスカーニの
オペラ「イリス」http://www.geigeki.jp/saiji_035.html
の舞台衣装制作をお手伝いすることになりました。 
私がお手伝いするということは...
もうこのブログ読者の方には説明無用ですね。

そうです。谷本さんがデザインしてくださることになりました! 

既製品や洋服の部分もあるので、全てというわけではありませんが、
主役「イリス」から「行商人たち」の着物まで、
かなりの仕事量になりそうです。 

「フツウの人は考えへんわなあ」というような道義さんの要望を楽しそうに聞きながらメモをとる谷本さんの頭の中には、もうイメージが出来上がっているのでしょうか。 

今日は初めての打ち合わせ。
はい、記念撮影。
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電気屋さんで

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自分が出す音には、そりゃこだわりますが、オーディオから出てくる音には、ほとんどこだわったことがなく「とりあえず」という感じのミニコンポですませています。

それが、こわれました...

修理しても、また危うそうなので、新品を買うことにしました。 こだわりがない、といいながらもお店のお兄さんが、いろいろ説明してくださるとさすがに少しは「選ぼうかな」という気に。

まずアンプを決め、結局は、そこに、あれやこれやとスピーカーをつないでいただき、試聴。「ぼくも楽しいですから」と、ひたすらスピーカーをつなぎ換えてくださったタニヤマムセンの裏辻さん!

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ありがとうございました。

ちなみに、タニヤマムセンとは、創業100年、京都の電気屋さん。

 

自転車通

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私の知り合いには、どうも「一言では説明できない方」が多いのですが、この方もそのひとり。 私自身、どんな方か、まだ全体像をつかみきれていません...(笑) 

小池一介さんが、ブログを開設しました、と ご連絡くださいました。 
自転車好きの方は、是非一度ご覧になってください。 

そのメールには、 
「今年の11月には、ショーで女性用の自転車デビューさせます。名前も販売してくれる問屋も決まり、本格的に始動しました。色もカタチもいままでにないものです。」と書いてありました。 
ちなみに、自転車屋さんというわけじゃないですよ。

私は、家にある「たまたま古い」自転車に乗っているだけですが、小池さんの場合、そんな生半可なものではありません。
以前、写真を拝見しましたが、いやあ、すごいです。 
私もちらっと登場しております、小池さんの御著書を紹介しておきます。

総合地球環境学研究所

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昨日は、京都市社会教育委員の会議が
「総合地球環境学研究所」でありました。
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まずは「社会見学」。 
京大の演習林が借景となって緑が多く、建物が高くないので落ち着きます。「地球研」というだけあって、室温も高めに設定されていました。 

先生方の机が並ぶ部屋も仕切りがなく広々。
外気や外光が取り入れやすくなっています。
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あれ、天井にはすだれが、ちらっ。
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外光が入りすぎて、暑いんですね。
愛嬌としておきますか。 

素敵な中庭と実験など行う地下のコントラストがおもしろかった。
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見学中、お庭の池が見えて喜んで飛び出し
「そちらは後で案内します」としかられたのは、
私とラグビーの大八木さん。ちゃんとセンセイの指示に従わないとね。(笑)
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大八木さんと言えば、現役時代のプレー、かっこよかったです。

http://www.oyagi.net/index.html

ちなみに私は、中学校のクラブ活動、ラグビー部のマネージャーか管弦楽部か、どちらにしようか迷って、管弦楽部に入ったのでした。

ラウラと。

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軽井沢でご一緒させていただいた方が写真を送ってくださいました。

あれ?! 
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大きさ、同じ? raura_mu_a.jpg

軽井沢にて。

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軽井沢八月祭ではコンサートを写真家の十文字美信さんが撮影し、セレクトしたものを楽屋ですぐにプリントしてロビーに展示する、という写真展がおこなわれていました。
なんとも贅沢。 
以前「美信さんに銀座で着物姿を撮影していただくという」松岡正剛さんの企画があったのですが、ちょうどそのタイミングで松岡さんがご病気になられ...ということで、美信さんにはお目にかかれずじまいだったのでした。 なので、思わぬ所で、お目もじすることができ、うれしかったです。 

たまには、ミーハーに。
美信さんと記念撮影!
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写真をお見せできないの残念ですが、とても力強く迫力のあるものでした。美信さんの他、タナカさんとメラさん、という若い写真家の方も撮影されていて、それぞれの視線の違いも興味深かったです。 

コンサートの夜は「知人のおともだち」(よく読むとスゴク遠い関係...)の素敵な別荘に泊めていただき、軽井沢を堪能しました。
なんだか別世界でした。
写真は、とってもお利口なラウラ。朝は一緒にお散歩しました。
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「あぁ、こんな生活をしてみたい」と心底思いましたが、普段「下町の生活」に馴染んでいる庶民なワタシは、いざとなると、挫折してしまうかもしれません... 

半日は、得意な分野!乗り放題のレンタサイクルで一人ぶらぶらしました。 地図にないところの方が、人が少ないかなあとこんな標識にもめげず、走りました。
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1時間ほどは人とすれ違わなかったです...少々不安になりつつ...よく走りました。 

そうそう、コンサートには京都からもお客さんが。 前日には、そのお嬢さん、お友達も交えてお食事をご一緒しました。 メテユンデのゆかた(右)を着て来てくださった、東京で洋服デザインのお仕事をされている千鶴さん。ありがとうございました!
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五山の送り火

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お盆です。 
うちでは、いつもお仏壇にお供えするお花を「白川女のおばちゃん」から買います。 
今日も玄関で「お花お願いします」という声が聞こえたので2階からのぞいてみると、お花売りのおばちゃん(ずっと昔から一緒のおばちゃんなので、今はおばあちゃん)。 
花を載せた大八車が先にあるので、よくわけのわかんない写真ですが。
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明日は、五山の送り火。 
いつも時間があれば、昼の間に大文字のふもとまで出かけ、火床でたく護摩木を納めるのに、明日は残念。 
軽井沢、いってきます。

陶器まつり

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恒例の五条坂・陶器まつり。 
山崎暢子さん、近藤あかねさんらも
毎年一緒にお店を出しておられます 。 
山崎さんも暑い中、お店番。ごくろうさまです。
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場所は、五条通りの北側歩道の南側、若宮八幡宮より少し西。 
こんな商品群が目印です。
これでわかったら、スゴイけど...
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日曜日、夜11時までです。

今日は、ハン六の日!

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このところ、秋の催しの詳細がいろいろと決まっていきます。 
10月3日は法然院で作家・田口ランディさんとのジョイント朗読会、ということで朗読と音楽の夕べ、をやります。
チラシはただいま、ランディさんのご主人が製作してくださってます。 
ランディさんの短編「転生」(サンマーク出版)を御本人の朗読とマリンバ演奏で聴いていただくという内容。朗読の前には少しトーク、終了後には交流会があります。 またチラシが完成したらココでも御案内します。

先日からその音楽について考えているのですが、本をめくっていても物語が進む時間の実感がわかないので、コピーして長く並べてみました。
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この本には、篁カノンさんの「画」がついているのですが、その部分を切り取って並べてみると、また違った文章の呼吸が見えてきます。 

ところで、大量のコピーをするときは、うちの近所のハンコ屋さん「ハン六」まで行きます。はっきりいって、常連、です。
ここは、印刷業務もやっていて店頭にはたくさんのコピー機を置いているのです。
A3も一枚5円とお得です。
少し行けば、24時間営業の頼れるフェデックス・キンコーズ
http://www.kinkos.co.jp/もあるのですが、キンコーズのビジネスっぽい雰囲気とは正反対で、この「ハン六」は和みます。
近所のおばちゃんが町内会の配り物をコピーしにきたり、おじいさんが同窓会の案内をコピーしていたりと、お客さんの平均年齢も高め。店員のおにいさんやおねえさんがやさしいので、ややこしい両面コピーのやり方なども、気軽に聞きやすい。とっても親切なのです。 
今日、そんな「ハン六」にいったら「8月6日はハン六の日です」とサービスチケットをもらいました。 
8月6日は広島原爆の日でありますが、ハン六の日でもあります!

祇園祭 山鉾巡行

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お昼過ぎの御池通り。 鉾が続々。
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おまわりさんに聞くのもなあ、と思いつつ「今何基目くらいですか」と尋ねたら、とっても親切に教えてくださいました。笑顔で「気をつけて、楽しんでください」なんて、気が利いてますね。「写真撮ってブログに載せていいですか!」と言ったら「照れます」って。
いい、おまわりさんです。京都府警です!
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テレビや雑誌では、長刀鉾のしめ縄きりか、四条河原町の辻回しが「絵」になりますが、巡行最後の最後には、またちがった趣があります。なんといっても、近くで表情が見られるというのが醍醐味でしょうか。 

大通りから道幅ぎりぎりのところを鉾町に向かって帰ってきて
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目の真ん前で辻回し。
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すごい迫力です。 

そうそう、フランス文学の杉本秀太郎先生も、見つけました。その角を曲がれば、伯牙山町「杉本家」の前というところ。
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鉾町に帰り着いてお囃子の方が降りてこられる場面。gion_iwato.jpg

そして、大役をつとめ終え、ほっとする綾傘鉾のお稚児さんも。
 
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みなさんお疲れ様でした。

山地咲希展

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昨年、本年と、メテユンデのモデルをつとめてくれた大阪成蹊大学芸術学部、谷本さんの学生さん、山地さんの展覧会が今日から始まりました。
撮影の時は、着せ替え人形の状態であまり話せなかったのですが、
今日は作品を前に、制作のこと、これからのことなど、いろいろ聞かせてもらいました。これからがますます楽しみですね。
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展覧会は
ギャラリー佐野 
中京区寺町蛸薬師西入ル 075-221-2767 
27日まで12時から19時
(最終日17時まで) 
2階の展示も素敵ですのでお見逃しなく
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祇園祭 宵宵宵山

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今日は、宵宵宵山。 
屋台も出て賑やかになってきました。
さて、今年はメテユンデのゆかたを着た人に何人出会うでしょうか。
ついつい、声をかけてしまいそうになるんですよね... iwato_a.jpg

高橋悠治さん

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今日は、14時から京都コンサートホール、高橋悠治さんのコンサートを聴きに行きました。 
このコンサートのタイトルは「高橋悠治ピアノ・ソロ」。
サブタイトルは「天才・高橋悠治×バッハ、ブゾーニ、モンポウ&オリジナル」。
すこぶるわかりやすい!

このコンサートでは、昨年の7月お亡くなりになった、三絃奏者高田和子さんを偲んで書かれた新曲も演奏されました。 
コンサート終了後、ちょこっとごあいさつしたかったのですが、楽屋ではすれ違うし、サインのところには長蛇の列。奥さまを捜しても見あたらないし...あきらめて帰りました。 
で、夜「そういえば、以前高田さんと悠治さんと3人で、柳野にも行ったな...」なんて考えながら自転車で走っていると、町の中で、ばったり悠治さんと奥さまに会いました。
なんと、まぁ。

本日の京都。 
昨日は、骨組みだけだった山鉾にも懸装品が掛けられ、灯りがともり、祇園祭のムードが高まってきました。
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祇園祭 鉾建て

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鉾建てが始まり、京都の町は渋滞も始まりました。
って、夢のないハナシですが。 

今日、田中伝さんとのドミノ柄の打ち合わせに出かけたら、ちょうど月鉾が建つ、というタイミングに出くわしました。 約26メートル、という巨体が、かけ声と共に起こされていく様子は、とてもダイナミックです。
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遅刻気味にもかかわらず、なんとなく縁起がいい気分で、見とれてしまいました。 
帰りに通ると、すくっと建ち、次の作業がはじまっていました。
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完成すれば、12トン。縄だけで組んで、これに何十人もの人が乗って、それで動くんですからね。 何回見ても、スゴイです。 
新町通りでも、船鉾
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岩戸山
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着々と準備が進んでいます。

メテユンデ男物帯第2弾!

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もしかして、メテユンデの帯「ドミノ」は男の人にも似合うのではないかな。  というわけで、実は、鼓帯の話しが出る前に「ドミノ」をご提案していました。 
鼓で話しがまとまったので、ドミノはナシと思っていたのですが、
こちらも進めることになりました!

男物の角帯なので、幅がせまい。
このまま縮小するか、ドミノを一段減らすか。 
田中伝のノリアキさんに相談したところ、
織屋さんの勘では、そのまま一段減らした方がいいのでは、とのこと。
ノリアキさんはおしゃれな若者、なので、そんな意見も信頼できます。 

早速、試作を作ってもらいましょう! 

そこで、 業務連絡 > 谷本さん、谷本さん!! 
ノリアキさんにドミノのデータを送っていただけますか。 
よろしくお願いいたします。 

ついでに、 
>ご依頼主さま 
普通は2寸7分ですがご希望の幅で織らせていただきます、とのことです。 
長さも、標準9尺8寸ですが、ご希望があれば調整いたします。 
メールにてお返事いただければ幸いです。

鼓柄の帯

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早速、鼓柄の帯、御依頼主から写真が届きました。 
一部を紹介。 
立派なお道具がどのように「デザイン化」されるのか、楽しみです。 tuzumi_tate.jpgtsuzumi_dou.jpg

らく山の板さん

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東京で、京都のことを教えてもらうということが、たまにあります。 
南青山骨董通りにある「古民藝もりた」のご主人に教えてもらったお店、祇園の割烹「らく山」。 
ここに行くと、「やっぱり、和食はええなあ」という気持ちになります。「いらんことしてへんプロの味」というのでしょうか。
美味しいです。 
祇園の割烹、というと構えてしまいそうですが、
「普段のよそいき」くらいの感覚で、気楽にいけるお店です。

最近は、ご主人とおくさん、にプラスして絵になる若い板前さんが。
最近カメラを持ち歩いているので、思わず、写してしまいました。
なんだか、料理もののドラマに出てきそうな若者です。
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でも「たいしょう」と呼ばれるご主人の方は、さらに絵になるのです。
私の写真では表現できない味なので撮影は、遠慮しました...

猫まねき猫と瑞生

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先日「通崎好み製作所展2」に来てくれた、いわのみずきちゃん。
「あっ、にゃんちゃん!」
と戸矢崎さんのゆかたに興味を示してくれました。
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ならば、と。 

こういうことになりました! 

すっかり人気者のみずきちゃん。
谷本さん展覧会会場にて。
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軽く10年くらい着られるサイズなので(笑)
3段階にあげをしてあります。
成長にあわせて、あげをおろせば、
帯から下にも猫の柄が増えていく仕組み。 
きものはうまくできているものです。 
それにしても、かわいいわ、みずきちゃん。

neko-eco bag

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「通崎好み製作所in MEDIA SHOPが決まりましたので、何か展示する作品を送って下さい」と戸矢崎さんにお電話したところ、うちわの他に、ゆかた「猫まねき猫」を試作した時にでた、ハギレを送って下さいました。
試作のハギレといっても、ちゃんとメインの猫は入っているので、ホントは、パネルにでもするとおもしろいのですが、何せ決定から開催まで丸一日でしたので... 
それで、今回は、ハギレとしてそのまま販売することにしたのですが、それにしても何かイメージがあった方がいいよね、ということで、超簡単なエコバッグを作ってみました。
ツウザキ父作、です。
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とにかく急いで作ったので、父は「納得いってない」そうで、販売はせずサンプルということで。このハギレを買えばこんな利用の仕方もあります、ということです。
ハギレと言えどもかなり手の込んだ「作品」の一部ですので、
1500円はかなりのお買い得です。

井上有一

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戸矢崎さんありがとうございます。
「カー・クボレーさん」には、やられました。 

井上有一と言えば「貧」一文字の書が有名ですが、
スピード×コム・デ・ギャルソンの水着に「心」じゃなくて「貧」って書いてあったらどうだろう、などと想像して、一人楽しんでいました。川久保玲さんがどんなデザインをほどこしても、やっぱり「貧」じゃ、格好つかないですね。でも、全ての欲を捨てて夢中で泳いで、世界新記録が出たりして。(笑) 

ところで、完成している作品をデザインに用いるという点でいえば、今年のメテユンデのこのゆかた
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は、戸矢崎さんの「バラの日々」(1992)という小さな現代美術の作品が、谷本さんの手によって図案化されたものなのです。私の銘仙コレクション本『ソデカガミ』をお持ちの方は、是非126ページと、このゆかたを見比べて下さい。

シルヴァン書房

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以前、うちの近所にあった古書店「シルヴァン書房」のおっちゃんは、
いつも「古書入札会」のカタログを届けてくれます。
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このカタログ。
「古書」といっても、書籍だけではなく、いろんな分野にわかれています。夏目漱石、萩原朔太郎など明治から昭和初期の初版本はスタンダードなところ。杉浦非水の図案帖や草間彌生などの現代美術作品、アラーキーや森山大道などの写真作品、映画のパンフレットに浮世絵や地図に古画などなど。おもしろそうなものがたくさん載っています。
書簡の項には、内田百閒のラブレターなんかも出ていますが、他人のラブレターはちょっと...。今回は、書家井上有一のハガキ26枚っていうのも出ていました。相手がどんな文学者であったとしても、あまり人の手紙というのは読む気がしないのだけど、井上有一のハガキと言われると、普段はどんな字かな、と見てしまいます。
井上有一といえば、今、話題のスピード社の水着。スピード社とコム デ ギャルソンとのコラボのシリーズ。
コム デ ギャルソンの川久保玲がデザインとしてあしらったのが、井上有一の書「心」。 http://www.speedo.jp/lzr_racer_comme.html
このコラボの出来は、どうなんでしょう... 
是非、神戸芸術工科大学ファッションデザイン科戸矢崎満雄教授に、専門家のお立場からご意見をうかがいたいところです。(笑)

なにはともあれ、ぺらぺらとページをめくっているだけでも楽しいカタログです。
まぁ、実物を見るにはかなわないけれど。

川勝平太さん

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今日は、京都市社会教育委員会議。
お向かいの席が川勝平太さんでした。 
ご発言がとても、おもしろかった。
安倍元首相の「美しい国づくり」の有識者会議というのかな、のメンバーでしたね。 遅ればせながら川勝さんの『「美の国」日本をつくる』http://www.amazon.co.jp/「美の国」日本をつくる―水と緑の文明論-日経ビジネス人文庫-川勝-平太/dp/4532193222/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1214408304&sr=8-2を読んでみようかな、とそんな気になりました。高校まで京都におられたとうかがうと、余計に親しみがわきます。 

それにしても、名刺をもたない親(家内工業なので役職がない)の元に育ったせいか、名刺をいただいて肩書きをみるのは、なんだか新鮮。わくわくします。
今日いただいた教育委員会の「マンガサミット企画推進課長」というの、いいですね〜 今日の会議では、ワタシがスピーチの当番だったのですが、準備の遅い私に「レジメがあればこちらでコピーします」とさりげなくご連絡くださって、間に合わせてくださったムラシゲさんは、さすが「生涯学習計画係長」!
ありがとうございました。

東京都写真美術館

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今日は、東京。 
もし、時間があれば観に行こうと思っていた「森山大道展」をみました。
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恵比寿のゆうぐれもきれいでした。
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着付け教室

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「メテユンデのゆかたを手に入れたけれど、自分では着られない」という方には大西典子さんの着付け教室をご紹介しています。 
先日も、知り合いの高校生ユウちゃんがお世話になり、ばっちりお稽古して1人で着られるようになったようです。期末テストがおわってからもう一度行くのだとか。 
レッスンは1回でもいいけれど、初心者の場合、少し日をおいておさらいした方が安心なので、2回コースがオススメとのことです。
丁寧にできるまで個人レッスンしてもらえ、2回で5000円なので、お得だとおもいます。 
大西さんは、元幼稚園の先生なので、指導もやさしいです! 
レッスン場所は東山三条大西さんの自宅、もしくは出張も可。
お友達と一緒に習うのも楽しいですね。 
連絡先はこちら。
このブログをみて連絡された方には、何か特典を... 
頼んでおきます!

父の日のシャツ

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父の日のプレゼント、そんなことしたことあるかなあ、と思いつつ、
まぁ、たまにはいいか、
とシャツをプレゼントしました。 
先日、通崎好み製作所展Ⅱを見に来た父が「向かいのショップにおしゃれなシャツがあった」というもので... 
どれどれ、と見てみると、なるほど、おしゃれなシャツでした。
う〜ん、目ざとい... 

「これは、戸矢崎さんの方が似合いそう」
とかなんとか言いながら、いろいろ試着して、決めました。 

綿麻の白いシャツ。袖口とか襟とかボタンホールとか、ちょっと気の利いた感じでおしゃれなシャツでした。
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どこのブランドか、気にしないで購入したのですが、帰ってから調べてみると、こんなブランドのシャツでした。 http://tamaki-nime.com/
いろんなところで、いろんなこだわりを持って物作りをしている人がいるんですね。 


ヤナギノさんとからふね屋さん

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たまたまヤナギノさんと会って、新しいお店の、出来上がったばかりというお名刺をいただきました。 とってもきれいなお名刺でした。 
「ふふふ、これ、からふね屋さんで印刷したでしょう」
 なんでも知ってるんです。(笑)
ホントに京都はせまいですね。 

「からふね屋って、珈琲屋さんじゃないの」
と思われる方もあるでしょう。
はい、ご親戚だそうです。 

是非一度からふね屋さんのHPをご覧ください。 
読みごたえのある「ブログ・印刷見聞録」などオススメです。

ところでヤナギノさんの新しいお店は、6月の末にオープンするそうです。 三条通新町を西、です。 オープンしたてのお店にいくのは、なんとなく照れくさいので、一息ついた頃にお邪魔してみることにしましょう。

近藤あかねさんの展覧会

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「音符の器シリーズ」でお世話になっている
近藤さんの展覧会にいきました。 
わたしが、「うわぁ〜、力作!」と思ったもの、
写真に撮らせてもらったので、紹介します。
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それにしても、またやってしまいました... 
「これを見ているときれいな散蓮華(ちりれんげ)が欲しくなりますよね。」とワタシ。 
「作る予定だったんですけど、時間切れで...」と近藤さん。
言っちゃいましたね! 

というわけで、また展示していない作品を注文してしまったワタシです。磁器製で小ぶりのすっとしたデザイン。
けっして、スプーンではなく散蓮華! 

ちなみに、「ちりれんげ」とは、散った蓮華の花弁に似た形の陶製の匙(さじ)。ですから、匙、すなわちスプーンの一種なのですが...
あくまでも形は「れんげ」!なのです。 
なんだか、ややこしい話しになりましたが、
近藤さんの新作「散蓮華」をみなさんお楽しみに。
あっ、その前に、展覧会は15日までです。

通崎好み製作所展Ⅱ 終了

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本日、通崎好み製作所展Ⅱが終了いたしました。
お越しくださった皆様、ブログで見てくださったみなさま、ありがとうございました。 

8時から搬出、マネキンの着物を脱がせて、ちょっと試着大会。
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新作のPC袋は、ほぼ完売で、明後日からの常設コーナーはちょっとさみしいですが、早速新しい生地を仕入れて
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田中さん、ただいま製作中ですので、もうしばらくお待ちください。 

ところで、試着大会の写真右に写っているのは、お手伝いにきてくれた、大阪外国語大学アラビア語学科卒業の、ともちゃん。
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ただいま花婿募集中。 徳島のお寺の娘さんというだけあって、とっても気が利きます。以前、勤務先の呉服問屋で、通崎睦美のブランド担当だったので「打たれ強い」のも売り、だそうです。ちなみに、新婚旅行はアラビア語圏、ドバイが希望。 我こそは、という方は! 
う〜ん、どうしよう...

ここで聴けます。

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西邑さんからメールあり。
CDの作品は、ここで視聴できるそうです。

西邑さんのブログには、たくさんの試着写真が!
http://yukikonishimura.net/

ちなみに、黒に幾何学模様のゆかた「ユニティ」をデザインしてくれたのは、大阪成蹊大学芸術学部卒の戸田クンです。
戸田クンを紹介します。
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西邑さん、来展

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もう、25年来のおつきあい。 堀川高校音楽科時代の一つ上の先輩でもある作曲家の西邑由記子さんが、来てくださいました。 
「ゆかた、着てみる?」
「うん!」
というわけで、早速試着大会。 
「赤は、無理!」といっていたのに、着てみると「いけるかも」に変わっていました。(笑) 

「いけるかも」の図。
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大人の赤、いいんじゃないでしょうか。 

一緒に来てくださった、中国の箏、古箏の奏者ウー・ファンさんにも、ゆかたを。 
はい、違和感ナシ。
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祇園祭

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昨日、祇園祭、長刀鉾のお稚児さん、
そして2人の禿(かむろ)が発表されました。  
これらの役は、立候補するのではなく、
お声がかからないとつとめられないので...
と、この話しを書き出すと本が一冊できるくらいのストーリーが。
簡単に言えば、
この役がつとめられることは、
お家にとっても、名誉なことなのであります。
京都にはホントいろいろあります。 

今年は、この禿の1人を天使突抜一丁目在住!
乾さんちのボクがつとめられることになり、
「ご近所」としては、お祝い気分です。
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モザイク・タイル

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「モザイク・タイル」で制作された自身の現代美術作品がもとになった
山崎暢子さんのゆかた「タイル・アート」。 この生地を使って製作したトートバッグを「かわいい!」と言っていただき、調子に乗って!
別ヴァージョンも作りました。会社の休み時間にお財布とハンカチを入れて出かける、といったサイズのバッグと、ティッシュ・ケースです。
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かなり先の話ですが、12月23日から、岐阜県現代陶芸美術館で、モザイク・タイルの産地である「笠原」のモザイク・タイルを中心にした「タイル きのう・きょう・あした」という展覧会が開催されます。 
タイルにも長い歴史と奥深い世界があります。 

このシリーズ。 
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もちろん女の子達にも使ってもらいたいですが、多治見のタイル屋さんのお兄さんとかおじさんとか、使ってくださると楽しいですね。

かたつむり

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かたつむりがなついた?!ので
katatsumuri.jpg 連れて帰ろうかと思いましたが、
それもかわいそうかなと、
記念撮影して別れました。 
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梅雨入りです。

本日の製作所展、メリーゴーランド

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今日は、ブログを見て香川から来てくださったという方と製作所展の会場で偶然対面。すでにメテユンデのゆかたを3着持っておられるとのことで感激。ありがとうございます! 

せっかくなので、いろいろお話ししました。
で、最後に「京都でおすすめの場所は?」とたずねられました。 
う〜ん。むずかしい。 
いろいろあるのですが、歩いていけるところ。本がお好きだということで、一番最近、そう、3日前に、ここはおすすめ!と思った場所をご紹介することにしました。 

四条河原町の寿ビル5階「メリーゴーランド 京都」。 
昨秋、ギャラリーギャラリー http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kictac/Gallery2/と同じフロアに「絵本屋さん」がはいったと聞いていました。 レトロなビルの絵本屋さん。「なんか、しゃらくさい」と敬遠していたのですが、先日ギャラリーギャラリーに行ったら事務所がお留守で、それで、ふとお店に足を踏み入れたのでした。 
やはり自分で確かめないといけませんね。 
メルヘンチックな「絵本屋さん」ではなく、骨のある?!「子どもの本専門店」でした。 
その時撮った写真。
本屋さんのお姉さん、鈴木潤さんは、これが天職!といった雰囲気の方です。
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四日市のメリーゴーランドで子どもの頃から本を買ってもらっていた、というところから、このお店のために京都に引っ越してこられたというストーリーをうかがい、聞いているだけでもうきうきしました。これは、本にできるわ! 
一日一冊の本を紹介しておられる京都店のブログも是非。

彫金と版画の展覧会

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松山在住の知り合いが明日まで、京都で展覧会をされています。 
明日まで! 
今日、拝見させていただきました。 
結構近所なのに、ここにこんな素敵なギャラリーがあるとは知りませんでした。
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ここ、とは、人情味あふれるといった風情「三条通商店街」堀川通り側入り口すぐのところです。 飯田みどりさんとご子息の邦啓さんの2人展です。 たくさんの手の込んだもの、近寄ってじっくりみせていただき、楽しみました。 

あとからうかがった、うちの母はイヤリングをオーダーしてきたそうです。 「たくさん作品が並んでいるのだから、あるものを買いなさい」とつっこみたくなります。ないものを作って欲しくなるのは、家系なんでしょうか.... 

邦啓さんは京都在住で工房兼お店も持っておられます。
 ro-ji kuni  左京区岡崎徳成町6−3 
東山二条のjuscoの横の細い道を北に入ったところ、です。 
金、土、日、月の12時から20時 あとの曜日は予約のみ。 
075-761-6676 
ちらっと、邦啓さんを、紹介します。
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むむ。ヤナギノ?!

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『通崎好み』の本の中でも紹介している「通崎好み」なバー、酒陶「柳野」。 期限付きで借りているというお店の期限がきて、今年初めにいったん店じまい。引っ越しすると聞いていました。
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むむ。これは?! yanagino_b.jpg

どこか見覚えのある土壁。柱の材を見れば決まりです! 
お〜!
工事中のヤナギノではありませんか。 
自転車を止めて思わず写真を撮ってしまいました。 
完成が楽しみです。

黄瀬さんのラック

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かっこいい、と評判の黄瀬さんのラックを紹介します!
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これのおかげで展示もグンと引き締まります。 
ゆかたをかけるためのラック。 実際にゆかたをかけると格好良さが増す、というのは、ホンモノの証ですね。 
黄瀬さん、ありがとうございます!

完成前と完成品。

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こんな図面でお願いしていたトートバック。 
こんな風に仕上がりました。
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ブログを見て気になっていたとギャラリーに足を運んでくれた「ユキちゃん」が「仕事で使う本を入れるのにぴったり!」とご購入。
ありがとうございます!
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分厚いのでこれだけ分けて持ちたいのだとか。なんだかむずかしそうなお仕事ですが、がんばってください! 

このなにげないバッグの、実はすごいところは、生地の魅力はもとより、縫製の確かさです。 タイルの目と生地の目が微妙にずれているところを、うまく処理しながらきれいなラインを出してくださっています。まっすぐなので、ごまかしがきかない。隠れた手間のかかったバッグです。 

木部さんにお願いしていたバラ。
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パネルからちゃんとTシャツになって登場しています。
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ストールに!とひらめいた麻の布も(写真中央)
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田中さんの手でおしゃれなストールになりました。
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是非実物を手にとってご覧ください!

黄瀬さんのラック

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こんな形で運ばれてきました。
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完成図は会場でのお楽しみ!

自然農への道。

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先日このブログに「自然農についての本を読んでいます」と書いたら、とある方がこんな資料を送って下さいました。
ありがとうございます!
コピーしてくださるだけでも大変だったのではないでしょうか。もう、ほんとに、みなさんにお世話になってばかりでスミマセン。
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私は誰でしょう?

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さて、私は誰でしょう?
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そう、私は、かわいそうなシンデレラ。
だって、ぶさいくなんですもの。
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久しぶりに、古着の師匠!「裂・菅野」の菅野さんのところへ行き、笑い転げました。 羽織も対になった、子ども用の銘仙着物。 眉毛が下がっているので余計に情けない顔なんでしょうか。ドレスもなんだか情けないです... 
当時のこどもは、これを喜んで着たのでしょうか。
う〜ん、わかりません。 

それにしても、こんなレアものの着物を仕入れる師匠は、さすが!です。
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でも、師匠は、こんなことで「さすが」と言われたくないと思いますので、最近仕入れられたという山鹿清華(近代染織の創始者と言われる人物)のつづれ織りの帯も紹介しておきます。ちょっと長すぎて、全体を写すのが不可能なのですが。 
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どこまで考えているのか、どこまで感覚か。とにかく、おじいちゃんが考えたとは思えない元気あふれる図案です。恐るべし明治生まれ。 

清華は、ちょっとしたスケッチも、魅力的です。
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田中さん次々と完成品

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田中さんから「シャツとパンツが出来ました!」
と写真が届きました。
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ん? 頼んだのはPC袋ではなかったでしょうか?! って、もうこの製作所のノリをご存じの方は、ピンときますよね。 
「シャツとパンツとPCの袋の親密な関係」については、通崎好み製作所展Ⅱにて、発表致します。 

田中さん、追い込みよろしくお願します!

昨日のお昼ご飯、そして馬。

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いただいたソラマメを使って 桜エビとソラマメを天ぷらにしました。 
あげたてです。(ツウザキ父・作)
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ごはんもお揃い。 桜エビとソラマメのご飯。 
ちょっとひねりがないけど...
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昨日は、寺町通りで、突然、馬に遭遇。
かなりびっくり。
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そうか。下御霊神社のお祭りでした。 
下御霊といえば、境内においしいお水があります。 「神社の水」は梨木神社が有名ですが、ここのお水も多くの常連さんと見受けられる方々が汲みに来られています。

業務連絡・ラック

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続いて業務連絡
 >黄瀬さん!キセさん!! 
ラックは、プラン2を「2台」でお願いします。
谷本さんから「黄瀬くんなら30分で出来る」と聞いていたのですが図面を見て
「ほんとに、こんなの30分で出来るんですか」と聞くと、 
「一週間あるので、黄瀬くんなら大丈夫だと思います」
にかわってました。 
スミマセン。

製作所展の際、販売物のゆかたを吊るラックなんですけどね。 
細かいところまで、とことんこだわる製作所スタッフです。 
たかがラック、されどラック。


自然農の野菜で昼ご飯

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徳島で自然農を勉強しておられる方が、自然農で作られた野菜を送ってくださいました。 
ソラマメ。
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にんじん。
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グリーンピース。
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アスパラ。
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などなど。
製作者の説明入りです。 
朝摘みのものがクール宅急便で届いたので、みずみずしさそのまま。 荷を解いただけで、いい香りのする野菜です。 早速、豆ご飯やにんじん葉のおしたし、そしてサラダなど。
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とにかく早く食べたくて、夢中で豆をむいたりしていると、メインディッシュまで手が回らなかったのですが、メインディッシュがなくても、相当に力強い感触の食事をしました。元気の出る食事です。

 野菜と一緒にお手紙がはいってたのですが、12月6日に徳島県立文学書道館で岩野勝人さんの講座「芸術と文化を語る」があります、と情報もくださいました。 
早速、港さんのCDも聴いてくださったようで、うれしいですね。 

これまでに何度か、このブログでうちの昼ご飯を紹介しましたが、先日、うちの昼ご飯についてを毎日新聞のコラムに書きましたので、エッセイ・コーナーに掲載してみます。

打ち合わせにいかが?

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昨日午後は、秋の諸々の打ち合わせ。 
最近、おしゃれなカフェは増えたけれど、落ち着いて仕事の打ち合わせの出来る場所が減ったように思います。 そんななか、街の中心ではないですが、京都府立文化芸術会館の喫茶はおすすめです。 
カフェというより、「喫茶室」の趣。 
1970年に建った建物なので、「レトロ」というまでは古くない、昭和の落ち着いた感じがあります。東京で言えば、上野の文化会館と同世代かな。 最近、ホテルのロビーも明るくて華やかなところが増えたけれど、ここは、ちょっと昔のホテルのロビー風。 薄暗くて、ソファーがあって、席にゆとりがある。 
その奥に、ちょっとしたテラスのスペース。ほんのちょっとした竹林(いや、竹が植えてある、か?)があって、ちょうど今の季節には、快適です。
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絵画展に貸し出される隣の展示室の催しによって、土日はまあ、混雑しているかもしれませんが。 

ほら、作曲の野田さんも、なんだか、すがすがしいです。
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はさみ

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今日は、朝からミカちゃんのレッスン。 
踏み台もすっかり馴染んで、いい感じ。
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そうそう、先日、私が、自分でサンパツする、と本に書いていたのを読んで、ミカちゃんのお父さんがハサミをプレゼントしてくださいました。
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お父さん、美容師さんなんです。 信じられないほどなめらかな「すきばさみ」です。 これで、またサンパツが楽しくなります。 ご希望の方には、カットして差し上げますよ! と言いたくなるくらいの、うれしい切れ味です。

小川さんの洋服と木部さんの刺繍

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小川雅代さんの洋服ブランド「CAPT」の夏物展示販売会に入ってきました。 場所は、五条堀川東入る南側にある増田屋ビル2F
「ギャラリー・アンテナ」。
うちから、自転車だと1分!です。 


小川さんの作品はどれもパワーアップしている感じでした。
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 気に入ったもの2点写真に撮らせてもらいました。 Tシャツと、スカート。 
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実物見てみたい方は、6日まで。 
2日前に出来たばかり、らしい...小川さんのHP http://www.capt-jp.com/

ついでに、隣にある、木部さんのアトリエものぞいてみたところ、刺繍で作ったバラのパネルの作品が。
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 「コレ、Tシャツに刺繍して!」とお願いしました。
通崎好み製作所展2、に間に合うように製作していただくことになったので、どうぞお楽しみに! 

ところで、木部さんのアトリエに置いてあった刺繍のシャツ作品の中で「このシャツが一番いいね〜」というと、「これ、戸矢崎さんが白地に白糸で、オーダーしてくださいました」って。
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 たしかに、わたしも、そういうのがあったらいいな、と思いました。 
通崎好みは戸矢崎好み、戸矢崎好みは通崎好み?!  

今日は講義、メディア論

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まずは、我が母校、同志社中学校のチャペルを紹介します! 
ここで3年間、毎朝礼拝をうけていました。
うちは、本来、浄土真宗なんですけど...
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今日の午前中は、この中学と同じ敷地内にある同志社大学で、講義をしてきました。 関西テレビの番組審議委員会でご一緒している渡辺武達先生(同志社大学社会学部メディア学科教授)からのご依頼で、「マスメディアの現場」というクラス。
タイトルは「取材〜受ける側の言い分」として、取材を受ける立場から見た記者や編集者についてのお話しなどをしました。
そこで、紹介した写真。
これが着物を着てメディアに出るきっかけとなったものです。
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(「季刊ki-mono」繊研新聞社 1998年夏) 
ちょうど10年前の私。
若いっ。
記事によると、この頃で着物と帯をあわせて200点もっていたらしいです...

和歌山

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昨日の和歌山は、とってもお天気がよく、海がきれいでした。
wakayama_umi.jpg
くらげも、きれい。
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こんな穏やかな町では、消防車が出動することもないんだろうな〜 
と思いながら消防署の前を通ったら、突然出動しました。
たき火中に「ひやっ」としてよんだけど、なんともなかった、そうです。
ほんと、よかった。 
やっぱり穏やかな町です。

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山も、すばらしい!
一言、感動。

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ところで、今回の和歌山行きは、
ピアニストの平林さん伴奏でのコンサートでした。 
会場の裏手で見つけた、昭和風情のアパートもオマケに。

wakayama_apart.jpg 最近、やっと少し、ブログとデジカメに慣れてきたので、嬉しくなって、いろいろ撮っちゃいました。 
コンサート翌日の和歌山観光、報告終わり。

桜情報

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観光でも取材でもなく、針灸院に行く途中(色気ないなあ)。 
高瀬川の桜はとてもきれいでした。 takasegawa.jpg

鴨川にかかる橋の上では、幸せオーラいっぱいのカップルを見つけ、見ているだけでも幸せなキブンになりました。 kamogawa.jpg

踏み台

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ミカちゃんの踏み台。 
http://www.tsuuzakimutsumi.com/blog_old/2008/01/post-84.html
新しいのをオーダーしておいたところ、黄瀬さんより設計図が届きました。
これから身長が伸びても対応できるよう、足も3段階で付け替えられるような仕様でお願いしました。 
プランは、3パターン。 
ネジの種類や付け方などが微妙に違います。 
「プラン1」にしようかな、と黄瀬さんに連絡したところ
「天板にでてくるネジの頭が足に触ると、こどもがネジの位置で音を覚えてしまう恐れはないですか?」。
うん、そう言われればそうかも、と。 
製作には一番手間のかかる「プラン2」でお願いすることになりました。 

今のところ、素材も、赤松の集成材、ベニヤに杉のフローリング材を貼るなど、いろんなプランがあります。
なにより丈夫さ、そして見た目、コストも気にしつつ、というところです。 
仕上げの塗装は、天然素材の塗料を用意してもらっています。

どんな台ができてくるか、楽しみです。 
黄瀬さんよろしくお願いいたします。 
ミカちゃんも、日々の練習、よろしくお願いします。

土佐文旦

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今日、箱にいっぱいの土佐文旦をいただきました。
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「柑橘類」の名をほしいままにしたさわやかな春の味。みずみずしくて、 美味しいです。

それにしても、文旦ってたぶん一度も自分で買ったことがありません。食べたことはあるのに、買ったことがない、と考えると今まで食べた文旦は全ていただきもの?!いままで贈って下さったみなさん、ありがとうございます、です。

ところで、皮をむきながら、ふと、これって「ざぼん」とどう違うの、と思うと、その他いろいろ疑問がわいてきて、思わず調べ物タイムに突入してしまいました。 グレープフルーツやはっさくは文旦の自然交雑で出来たモノであるとか、いちいち「へぇ〜」と感心していると1時間くらい経ってしまいました。

Hoffmannのソックス

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数年前、よく行く洋服屋さんで見つけた「Hoffmann」のパイルのソックス。履き心地が良くって、すっかりファンになりました。
素材がよくて値段が手頃。
今日は、夏物を見つけたので、ソックス型のタグに惹かれて、買ってみました。
 
そういえば、今日、着物関係の仕事の打ち合わせがあったのですが、相手の方に「洋服姿のツウザキさん初めて見ました!」と言われました。
もう少し、おしゃれしておくべきだった...とちょっと反省。
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徹さんとジャンさんと

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戸矢崎さんの「縄文」展紹介に続いて、私もおすすめコンサートの紹介を。 

斉藤徹さん、というベーシストをご存じでしょうか。 
もう、ほんとに素晴らしいんです。 私、ファンなんです。 
未体験の方には、是非聴いていただきたいです! 
って、まっとうなお薦め文になっていませんが....

今回は「プレイズ・ピアソラ」と題して、ジャン・サスポータス(ヴッパタール舞踏団のソロ・ダンサー)とオリヴィエ・マヌーリ(バンドネオン奏者)との公演。
前回のジャンさんとのデュオも素晴らしかったけれど、今回は、そこにピアソラというテーマ、そしてバンドネオンのオリヴィエ・マヌーリさんが加わり何が起こるのか! 

ただいま全国ツアー中ですが、4月4日は、京都の廃校になった古い小学校元立誠小学校での公演。高瀬川沿いの桜も合わせて楽しめそうです。
詳しくは、ツアーのサイトを。徹さんのブログやエッセイなど、かなり読みごたえがあります。 http://web.mac.com/travessia115

京都公演に関するサイト http://blog.livedoor.jp/kyoto_links/

本日の昼ご飯

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残ったご飯を、おにぎりに〜
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マリンバと京菓子

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昨日は、石川県小松市でマリンバと京菓子を楽しむ、というコンサートでした。 
1部はマリンバ・トリオのコンサート、2部は着物に着替えて、京菓子司「末富」のご主人との対談という内容。  1部の衣装と2部の着物、実はおそろい。左の着物がオリジナル。右側のパンツはその色違い、絹の着物地、谷本さんデザインの「シクラメン」を使って誂えたものなのです。 
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音楽と着物、両方の仕事は何がたいへんって、まずは忘れ物をしないこと!です。 
足袋とか草履とか...ついうっかり入れ忘れそう。 

忘れ物もなく、無事一日が終わりました。 

ほっ。

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お客さまに出されたお菓子、私もいただきました!

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桜が咲きました!
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って、3日前に買ってきた桜ですが。 
つぼみが一気に開きました。

いかなごの季節

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神戸在住のマリンバ奏者、佐藤梨栄さんが自家製「いかなごの釘煮」を送ってくださいました。 
簡単に手に入る市販の物は、甘すぎたり、堅すぎたり、なかなか「味」を楽しむに至りませんが、これはホントに、おいしい。釘煮らしい甘さがしっかりしているのに、もったりしていない。やわらかいのに、べったりしていない。なんだかプロの味、です。 
これだけで、ご飯を何杯も食べられそうです。いや、食べられそう、じゃなくて、食べました、です。
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本日の昼ごはん

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今日は、にちようび。 
一足早くお雛祭りのちらし寿司をつくりました。 
ウソです。すみません。昨日の自分のブログを見ながら、そういうことできると素敵だなあ、と思っただけです... 
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ただいま、こんなシロモノと格闘中。
につき、スーパーで買った一盛り298円の鮭のアラを焼いて、がっつりご飯を食べました。結構幸せ。 
これで、半分です!
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残りはフレークにして、焼きめしに。

お雛祭り

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以前、谷本さんとのコンビで「sesami」というこどものファッション誌に「通崎睦美のKYOTOアート散歩」という連載をしていました。 季節にまつわるエッセイと共に、毎号、こどもに着物を着せての撮影。苦労もしましたが、これがなかなか楽しかったです。 
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さて、この写真は、そのsesami3月号。左の女の子には、私の子どもの時の着物を着てもらいました。右の着物も60年代頃のモスリン(という生地)です。帯は、お馴染みメテユンデのバレリーナ。 

で、彼女たちの前にあるのは、お雛祭りの「ちらし寿司」。そういえば、この時は「いか〜」とか「たこ〜」とか「ふ〜」とか言って笑わせて、撮りましたっけ。 
で、お雛さん、ちらし寿司、とくれば「孝太郎の酢」です。 通崎好み製作所のショップでも販売しておりますが、実は、この季節「林孝太郎造酢」のお店では、孝明天皇ゆかりのひな人形を飾っておられ、見せていただくことができます。ためいきのでるお人形です。 機会があれば、是非一度足を運んでみてください。

オーガニックチョコレート

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今日、ダンサーの珠実ちゃんから届いた郵便の中に、
オマケって、
きれいなパッケージのチョコレートが入っていました。 

よく見ると「オーガニック・チョコレート」と書いてあります。 
裏面もよく見ると、なるほど。 
カカオマス、砂糖、カカオバター、ローズヒップなど、
どれもオーガニックのもので作られているチョコレートなんです。
チョコレート好きには、有名なのかな。どんなお味か楽しみです。


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大井玄さん

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今、大井玄『「痴呆老人」は何を見ているか』(新潮社)を読んでいます。 
現在「痴呆症」は「認知症」と言われていますが、この本のタイトルはあえて「痴呆」という言葉を使っています。作者曰く「我々は皆、程度の異なる「痴呆」である」からだそうです。 
この本に興味をもったのは、内容はもとより、大井さんのプロフィールを見ると、1935年生まれだったから。 私の「木琴」と同じ生まれ年! 
ちなみに、小澤征爾さんや大江健三郎さんも1935年生まれです。あっ、美輪明宏さんも。 
さらには、大井さん、京都出身の方なんですね。 
著者に、勝手に親近感を抱く私、です。

本日の昼ご飯

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今日は、初午(はつうま)。
お天気だったら朝一番に、清少納言も出かけたという、伏見稲荷へ初午詣に出かけようと思っていましたが、あいにくの雨。雨だから出かけない、というのはかえってバチが当たりそうだなあ、と思いつつ...
いなり寿司を食べました!
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本日の昼ご飯

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横浜在住の方からいただいたラーメンを食べました。 
チャーシューと京野菜の「九条ねぎ」をたっぷり入れて。
おいしかった! 

普段から、食器類はほとんど昭和の初め頃のものを使っていますが、うどんやラーメンにちょうどいい鉢って、骨董屋ではなかなか見つかりません。 
時々出会うけれど、どれも思ったより小ぶりなのです。 
これは、全く上等でもなんでもないのですが、その気軽さと大きさが気に入って使っている鉢です。

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本日の昼ご飯

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一日経った大根は味が浸んでおいしいです。
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余った大根は、昨夜のうちに葉っぱを少しとゆずを入れて塩漬けに。 彩りを優先して、ちょっとゆずを入れすぎ、食べてから後悔。
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福ハ内

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今日は、節分。 
うちでは、鶴屋吉信の「福ハ内」という、豆の形をしたお菓子をいただくのが恒例です。 
杉の枡にはいっているのですが、富岡鉄斎の賛、山本春挙のお多福豆の絵の包装も素敵です。 
以前は、節分の頃にしか売られていなかったような気がするのですが(気がするだけかも...)最近は縁起物のお菓子として、12月から節分までの季節限定ということでお店に並んでいるようです。 
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お昼には、祇をん・いづ重の巻き寿司をいただきました。 
こちらも、毎年、木版刷りの包装が楽しみで。
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京の和小物

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今日は、3月刊行予定の京の和小物を紹介する単行本(山と渓谷社)の取材があり、3つのお店でのロケと自宅でのカットを撮影しました。
あまり内容を書くと楽しみがなくなるので、ひとつだけ紹介。 

井澤屋さんのガーゼのパジャマ。 
こちらのガーゼ製品は、赤ちゃんのおくるみから、幼児、大人用のものまで、どれもかわいらしく肌触りも良く、おすすめです。湯上がり(バスタオル)など、なんというか、舞妓さんが使っているイメージ、かな。 井澤屋さんのHPでは、明治時代のお店の写真なども掲載されているので、是非チェックしてみて下さい。 

写真は、カメラテスト。 本番の写真では、この編集者中井さんが座っている位置に、着物姿の私が座っています。 今日のカメラマンは、ハリー中西さんでした。
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豊能町コンサート報告

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所長の弟子のミツナガです。 
昨日は、豊能ユーベルホールでコンサートがありました。 楽器の搬入、搬出、そして本番ではピアノの譜めくりなど、お手伝いに行ってきました。
今回は、一部で木琴、二部ではマリンバが使われました。並べてみるとこんな感じです。

豊能は寒いと聞いていたので、私もカイロを持っていきましたが、先生はきっとハラマキでしょう。 やっぱりそうでした。ほぼ日ハラマキ。
http://www.1101.com/store/haramaki/w_hobonichiair/tsuuzaki/index.htmlコンサートなので音符柄でした。後ろにおられるのは、ピアニストの平林さんです。私はハラマキ忘れた、と残念そうでした。
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コンサートには、たくさんの方が来られました。開場直後の客席です。
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コンサートは無事終わり、CD販売、サインの列にも多くの方が並ばれました。最後尾はかわいらしい小学生の女の子。サインをもらってうれしそうでした。toyono_a.jpg先生のおうちに戻り、楽器を組み立ててから、先生と出かけました。夜中にビールを飲みながらラーメンを食べる先生の写真を取り忘れたのは、失敗です...(mitsunaga)

徳島のこととbookの件

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徳島の展覧会、楽しみですね。 
「天水スイープ」の作品もあるとは、びっくり。野田さんも喜ばれると思いますし、演奏した我々も光栄です。 「四国」というと遠い気がしますが「徳島」は関西からは比較的すぐ、です。 車で行くと、淡路島を通る快適なルートでもありますので、是非お出かけ下さい。 
私も、今年は11月に徳島、香川でのコンサートが予定されています。 また、近くなったら詳細お知らせします。 

さて、戸矢崎さんの質問、
杉田さんに問い合わせておりましたところ、以下の通りご連絡いただきました。必要であれば、裏打ちの資料も送って下さるそうですよ。「ウールでbook」が待ち遠しいですね。


「早速、ブログ拝見致しました。

ウール素材で、bookは可能?とのことですが、

天然素材なら、和紙で裏打ちをすれば、表紙に十分使えます。

ただ、厚すぎるものは、角の処理が難しくなります。

どうしても折り返して重なる部分が多くなるので、

盛り上がってしまうのです。

(その部分だけ、あて布をしてトンカチでとんとん叩いてやると

少しフラットになって、綺麗に仕上がります。)」



オリジナルbook

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昨日のブログ記事を見て下さった杉田さんより、「おなかをなでながら、アイディアを考えておきます」とメールいただきました。
杉田さんも、戸矢崎さんの作品が大好きなのだそうで、よろしくお伝えください、とのことでした。
オリジナルbookの打ちあわせは、戸矢崎さんも参加、ということにしましょうね。というか、戸矢崎さんのオリジナルテキスタイルでbookを作るのは、どうでしょう。 ちょっと先の話ですけれどね。いろいろ考えるのは、楽しいです。
ちょうど、戸矢崎さんの作品もショップの方にアップされていますので、みなさん是非ご覧になってみて下さい。 思わず自分で購入してしまったもの、紹介します。

木部さん作品

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明日、搬入に都合がつかない木部さんより、作品が届きました。 
バッグやシルクのストールなど、とても素敵なモノばかりです。 
飾っておくのではなく、作品が「使える」というのは、
うれしいですね。 
着物好きの方には、半襟や鼻緒などもおすすめです。 
是非、実物を見にいらしてください。 
通崎好み製作所展は5日からです。
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おせち料理完成!

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「見通しが良くなりますように」とレンコンを、 
「細く長く慎ましく」とごぼうを、 
来年の通崎好み製作所を思いながら、おせち料理を作りました。 
黒豆には「一年中マメに働き、マメに生きる」
という意味合いがあるんですよ。 
なんだか、通崎好み製作所のスタッフにぴったりです。 
みんな、黒豆、食べ過ぎないように。 

今年も、お世話になり有り難うございました。 
どうぞ、よいお年をお迎え下さい。

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kitaraのクリスマス

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北海道から戻りました。 

今回「kitaraのクリスマス」で演奏した3曲のうち、「鳥刺しパパゲーノのうた」は、この日のために新しくアレンジされたもの。野田雅巳さんによる作品でした。
これは、モーツァルトのオペラ「魔笛」の中の有名な「パパゲーノのアリア」を木琴(シロフォン)とオーケストラ用にアレンジしたもの。
ちなみに鳥刺しとは、棒の先にとりもちをつけて鳥を捕獲する仕事をさします。 

このアレンジには、ちょっとした演出が盛り込まれています。 

普通、オーケストラとの共演だと、オーケストラメンバーが着席して準備が整ったところにソリスト、続いて指揮者が現れ、演奏が始まりますが、この曲の場合指揮者は登場しません。 ソリスト(ワタシ)だけがでてきて、木琴のソロで音楽が始まります。 
ひとくだり済んだところで、舞台の袖から「ソラシドレ!」と笛の音がします。オペラでもパパゲーノが吹く笛の、有名な音色です。 それに応える木琴。またその木琴に応えて「ソラシドレ」と笛を吹きながら舞台に飛び出してくるのは、なんと指揮者の井上道義さん。会場ざわめきのなか、木琴に近づいてきていやがらせをします。困った人ね、と応える木琴。これでもか、とそばに寄ってくる指揮者と笛の音「ソラシドレ」。 追い返すように華やかな木琴のソロが始まり、指揮者は観念。やっと!指揮を始め、オーケストラの演奏が始まります。
(こういうことが、音楽として楽譜に書かれているのです)

作曲家の野田さんから、指揮者は鳥刺し風に鳥の帽子をかぶるというのはどうか、と提案がありました。
井上さんは「じゃあ、ハゲタカがいい」と、一言。 
ここで、我が通崎好み製作所の出番です。 

製作は、黄瀬剛さんを監督に、二木奈緒さんが担当。
二木さんは、大阪成蹊大学芸術学部のファッションデザイン科を卒業して、今は大学で助手をしています。 
黄瀬さんがどんな方かは、説明がむずかしいですが、何でも作れる人、です。私の楽器の修復も設計から手がけてくださっています。 


この2人が、ああでもない、こうでもない、とデッサンを描き、それを井上さんとやりとりしながら、製作しました。結果的には、帽子にとどまらず、しっかり鳥刺しの扮装をすることになりました。衣装の部分は主に二木さんのアイディアで。 
帽子は、つば、すなわち、くちばしにあたる部分は、黄瀬さんが発泡スチロールで成形し、そこに漆芸家の川合啓義さんがホンモノの銀箔を貼ってくださいました。なんとも、高級感漂う仕上がり。 

井上さんも、大満足。
写真は、満永さんが撮った、出番直前の井上道義さん。 
そのうちに、舞台の写真なども紹介しますね。    

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平野さんより

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通崎さんの撮影ではおなじみのカメラマン/平野愛さんより(新作『1935』のジャケット、METEYUNDE 2007の撮影も平野さん。)明倫茶会の写真が届きました。取り急ぎ、その一部をアップさせていただきます。平野さんならではの空気感のある写真の数々は改めて公開させていただきたいと思います。(展覧会での展示も考えてもよいかもしれません)とりあえずオフショットを中心に。

段取りの最終打ち合わせを前田珈琲のボスと通崎さんがされているところです。うしろでは黄瀬さんや満永さんなどがせっせことセッティング中です。
0131.jpg 手際のよい前田珈琲さんの動きにちょっと泣けました。
0167.jpg 前田珈琲のお兄さん方との集合写真。珍しいものが撮れました。「こんなに揃うことはまずないですよ。」とおっしゃってました。店長クラスのできる男たちばかりでした。
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(tanimoto)

明倫茶会レポート

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予習も予測もなく午後の部に参加です。
アッ、コーヒーとは聞いてました。
雨なのに50席が満席。
ひょうたんマークの座席に座り・・・。
アフリカの木琴(バラフォン)の演奏から♪
明倫茶会『紫檀の夢』の始まりです!

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通崎さんのお話の間に末富製の菓子「夢の跡」。
meirin-2.jpg 黒文字は木琴を模した黄瀬剛さんの紫檀製。
meirin-4.jpg そして、一つ一つ柄が違う近藤あかねさんの茶碗は、 「紫檀の夢」の楽譜が描かれたオリジナルです!
meirin-3.jpg テーマは野田雅巳作曲「紫檀の夢」「瓢箪の記憶」。 随所に紫檀とひょうたんが奇抜な趣向で現れます。 サスガですな。 そもそも、木琴の元は紫檀と瓢箪からできています。 そういうことですゾ。(ですよネ) コーヒー(前田珈琲)は雑味なく和菓子とベストマッチ! これだけで千円は安いのに、生演奏まで付いちゃいますから〜。 谷本画伯の絵画鑑賞もできて木田コレクションも・・。 う〜ん、贅沢です。 ボクの写真がダメでした。(臨場感ということで)
(toyazaki)

カメラ

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さぁ、ブログ。
と思ったら、カメラがつぶれました。
カメラ屋さんに、行ってきます。

通崎好み製作所

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本日より「通崎好み製作所」をはじめます。
よろしくお願いいたします。
通崎好み製作所からメールまたは郵便で楽しいお知らせをお送りします。ご希望の方はこちらからお申し込み下さい。

2009年9月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

エッセイ一覧

過去の日誌一覧

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