『ソデカガミ』救出作戦おまけのできるまで 3

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おまけが完成するまでには、いろいろとやることがあります。
次は、箱につめるための小袋を調達。これは、すんなり、ちょうどいいサイズが見つかりました。
omake_fukuro.jpgここからの大きな問題は、五色豆を、誰がいつ、どう詰めるのか、です。
お店に袋を渡して詰めていただければ、それが一番有り難いのですが、20粒ずつ、それも各色、数の決まりがあるとなれば、お店の方も、通常とは違いすぎるので、むずかしいでしょう。
しかし、どちらにしても購入せねばならないので、とりあえずは買ったばかりの袋を持って「本家船はしや」さんに行ってみました。

「先日、ちらっとお尋ねした五色豆の件なんですけれど、この袋に詰めることが決まりました」と切り出してみたら、やはりお店のお兄さん「えっ....ウチで....詰める..ん.ですか....」と凍り付いてしまいました。で、私は「いいえ。私が詰めます! とにかく五色豆をわけていただけますか」と笑顔で答えてしまいました...
お兄さんはほっとした様子で「何グラム、しましょう?」とおっしゃったのですが、今度は私が凍り付きました。
「うっ、何グラム?!」ここで、また苦手なかけ算です。「つぶ単位でもいいですか」と言うとまたお兄さんが凍り付く。(笑)でも、メモ帳を出す私を見て、親切に計算用のボールペンを差し出してくださいました。小学生レヴェルのかけ算ですが、間違わぬよう何度か検算して、粒の数を伝え、翌日引き取りに来る約束をしました。家にもどって、泣き言をメールすると、谷本さんが「人手がいるなら大学で作業します」と連絡をくださいました。いやぁ、ほんとに神様に思えました。でも、正確に言うと、神様に思えたのは、もう少し後です。この時は、ほんとにがんばればなんとなかなると考えていて、この作業の大変さに気づいていなかったのです。谷本さんに「車で五色豆を引き取りにいきます」と言われてもまだ気づいていなかったです。
どこで気づいたかというと、先に支払いをすませようと船はしやさんに行って「五色豆、全部で10キロになりました」と言われた時でした。これを、自転車で持って帰るのは無理でした。袋詰めも人海戦術が必要でした。

船はし屋さんも、一気に大量購入はそんなにないらしく、「白」についてはできたてほやほやのものをまわしてくださったようです。なので、「白」の砂糖は少しやわらかかったと思います。

そんなわけで、五色豆の引き取りから袋詰めは谷本さんにお世話になりました。衛生に気をつけ手袋着用。大阪成蹊大学芸術学部の左から、マルコ、ヒメイ、ボブのお三方。本当にご苦労様、ありがとうございました。
omake_fukurodume.jpg
と、終了するのは、まだ早い。
今度は、谷本さんが引き取りにいってくださる前に箱屋さんに走って、仕上がりを確認してお支払いしなければなりません。
箱も、もちろんばっちり仕上がっていました。
omake_hokoagari.jpgいろいろ他にも出来上がった箱が積み上げられていたのですが、この箱の包みには、見えるかな?「ソデカガミ」と書かれていて、なんだかうれしくなりました。
神谷さん、紙もこちらで支給したということで、予定よりも1つにつき、なんと10円、おまけしてくださいました。
ここの10円は大きいです!ありがとうございました。

いよいよ最終章。(つづく)
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2009年9月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
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