『ソデカガミ』救出作戦 その2

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ありがとうございます! 
予想を上回るたくさんの方からご注文いただき、もう、ほんとに、感激しています。これで、ワタシの気持ちとしては「救出作戦大成功!」なのですが、現実的には...もう一息。
16日正午まで、どうかよろしくお願いします。 

「以前見た雑誌の、海外デザイナーのインタビューとお部屋拝見ページの中で「日本に行った時に買った本。刺激を与えてくれる」と何冊かの本が並んで写っていて、そのなかにソデカガミが入っていた」とのうれしい情報もいただきました。 

ところで、『ソデカガミ』ってどういう意味?と思っておられる方も多いと思います。 
「ソデカガミ」は本来「袖鑑」と書きます。江戸時代からある、和服の袖に入るほどの小さな案内手引き書のことをいいます。 この『ソデカガミ』は1ページに1柄ずつ着物の袖の部分が出てくるデザインになっています。それで、デザインの谷本さんから「袖という言葉を使って、何かいいタイトルができないかな」と言われ、う〜んと考えて「袖鑑」を思いついたのでした。銘仙の軽やかな雰囲気に合わせて、カタカナにしてみました。たもとに放り込む感覚で傍において時々開いてもらいたい、という思いを込めて。

なんだか、そう聞くとむずかしそうに聞こえるかもしれませんが、中味はこんなに楽しいです!
sodekagami_ribon.jpg
これは、袖だけではなく、着物全体を写したページ。
バックは...着物が新体操のリボンみたいな模様なので、新体操の練習にお邪魔して「リボン」の練習風景を撮影させていただきました。
どんな意味があるかって、えっと、見てくださる方が楽しいかな、と思いまして...私たちも楽しく撮影しました。それにしても、編集の中井さんが新体操の先生に、どのような説明で撮影協力を依頼したか、考えるだけで楽しい気分になってきます。本が出来上がるまで、さぞかし先生のアタマの中もハテナだらけだったことでしょうね。
この着物も昭和初期のもの。
信じられません!  

もひとつ、ところで、『ソデカガミ』の表紙でワタシがしている帯が、学術的にも貴重なモノと認められ、2月14日から始まる岡崎市美術博物館の企画展「あら、尖端的ね。―大正末・昭和初期の都市文化と商業美術―」で展示されることも決まっています!
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2009年9月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
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