製作所日誌

2010年5月アーカイブ

日曜日

日曜日は工事がお休み。
なので、こねたをひとつ。

仮設神棚!
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オーディション合格!

子どもモデル。
戸矢崎さんの新作ゆかたを着てくれる女の子。
決定いたしました !
ちょうど、探していたサイズ143センチ。
ご近所の、葵ちゃんです。
プールが始まるので散髪する予定だったそうですが、撮影が終わるまで髪をのばしておいてくれるそうです。
よろしくね!
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岡山コンサート

新しい生徒さんが購入されたマリンバが出来上がったので、今日は朝からこおろぎ社の前川さんと、お宅まで納品に行きました。検品、です。バランスよく調律されていて、よかったです。
神坂雪佳の素敵なふすま絵のあるお部屋で、マリンバも幸せそうでした。
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帰ったら、 岡山フィルから10月の演奏会のチラシが届いていました。チラシを受け取ると、いつもあせるのですが、これは、何かなごみます。(笑)

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その前に、こういうのもあります。
あっ、松園さんに頼んでいるオーケストレーション。月曜日に届かなければ、催促忘れぬよう。
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今日は、気持ちのいい青空だけれど、肌寒かったです。
工事の方は、順調のようで、まず屋根補修、オッケーという感じ。
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堀川くんには、週明けには電気屋さんが入るのでコンセントの位置をイメージしておいてください、と言われたけれど...

今週は、執筆強化週間だったので、来週は練習強化週間!の予定。



夜な夜な

夜な夜な
こんなこととか
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こんなこととか
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やっています。
今年も山地さんにメテユンデの撮影モデルお願いしています。

あっ、小学生モデル1名募集中なんですけど...
夕方、近所のあおいちゃんをスカウトに行ったんだけど、お留守だった。
あおいちゃん身長どれくらいかなぁ〜
その後、犬の散歩をしているかわいい子がいたので、思わずスカウトしそうになったけれど、かなり「あやしいおばさん」になりそうなので、断念...

家の方も天井をはる準備とか、進んでいます。
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ん、このままでもかっこよさそう?!




屋根とか水道とか帯とか...

今日の天使突抜367は、なんとなく賑やかな様子でした。
ベランダ部分を取っ払ったので、隠れていた部分の修復。
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瓦部分は傷んだ瓦のみを差し替える。
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屋根やさんのおじさんと相談する堀川くんは楽しそう。
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そんな間も池上くんは、玄関部分をコツコツ。
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 水道屋さんもありがとうございます。
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今日は、夜8時から別件で谷本さんと打ち合わせ。終了後、メテユンデの帯サンプルチェック。
もう少し黄色が濃い方がいいね、とか、
マーガレットの花びらがもう少しくっきりした方がいいね、とか。
今日も、やっぱり10時半になりました。

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石をもらう、そして頭抱える。

5月24日。
雨の中、堀川くんと池上くんとで玄関横の建具を入れる開口部の工事が行われていました。
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夕方、雨があがったのを見計らって、解体中の上田善さんへ。やはり大きなお家なので、解体するにも日数がかかります。
ほとんどこわれていて、自分の家じゃないのに、哀しい気持ちになりました。
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この日の目的は、石をいただくこと。
この縦長のをいただいて帰りました。
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ここの続きについていた物です。

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大きいのも試しに持ち上げてみたけど、うんともすんとも、動きませんでした。
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こういうのは重機で持ち上げないといけなくて、本気で運ぶなら、運ぶだけで30万円くらい?!かかるとか。
はい、仕分け作業であっさり廃止になりました。

2人で持ち上がる小さなものだけいただいて、何に使うかはこれから決めます。

昨日は、谷本さんが夜8時に現場にやってきて、堀川くん達と打ち合わせ。で、ひとまず話が終わった頃連絡があるはずだったのですが、電話のあったのが10時。
行ってみると、空気が重かった...
「頭抱える」の図。
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11時半頃には、見通し明るくなりました。(笑)
遅くまでお疲れ様でした!


いろいろ

今週後半は、忙しすぎて、元気でした。(笑)
何が忙しいかというと、なんとなくフルコースな感があり。

家のことは、まぁプライヴェート。
でも、いろいろ決めることがあったり、記録も必要。

で、原稿も書いた。
3日ほど、で原稿用紙50枚ごえは、人生初のスピード。
やればできるではないか、と思った。(笑)

金曜日には、12月に共演するヴァイオリンの金関さんが来てくださり、プログラムを決める。
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このところ、工事現場の写真ばかりだったので、たまには高尚な感じで。(笑)

せっかくの弦楽合奏との共演なので、何かと欲張りになる。初めてお目にかかるのだけれど、すっと話が通じる方で、よかった!
野田さんのアレンジを気に入ってくださり、それもよかった!
かねてから、私のやりたかったヴェヴァルディのコンチェルトに賛成してくださって、これもよかった!!
帰りに送りがてら、必要な楽譜を近所の「ハン六」でコピー。ハン六のコピーの早さとお兄さんの親切さに感動された金関さんでした。(笑)


あと、ゆかたも進行中です。
一昨日、戸矢崎さんのが染め上がって届きました。
黒地に出目金。
早速、仕立ての段取り。
久しぶりにメイクユーさんに電話。
我がチームのぎりぎり体質にもすっかり慣れてくださったようで(スミマセン...)
「いつですか?必要な日に間に合わせます」と頼もしい対応!
ありがとうございますっ。
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これで一安心、なはずなのに「これ、男物のシャツにしても、かっこよくないですか」と戸矢崎さんに提案し、自分で自分のシゴトを増やす。
田中さんよろしく、です。

このところ、1時半頃に寝て6時にぱっと目が覚める。
漢方の先生に言わせると「肝臓のためにいくらなんでも2時までには寝てください。食べる量を少なくすると、睡眠時間が少なくても大丈夫です」とのこと。
う〜ん、毎日がっつり食べてます。
ビミョー。

川合さんの壁

見せ場の壁は土を塗る左官ではなく、川合さんの漆の技を生かした工法で行く予定です。
かっこいい壁を雑誌でみつけ、問い合わせてみたけれどやり方は教えてもらえない。
それなら、やってみた方が早い!
というわけで、サンプルを作ってくださいました。
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雑誌に載っているのより、かっこよくなりそうです!(笑)

光によっても違うので、 現場に行って合わせてみる。
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ほんとに良い物になりそうです。

池上くんと堀川くんも、本番は漆にかぶれながら手伝う予定。ほんとかな(笑)



廃材運び出し

20日は、人手不足の中で廃材処理。
4時集合!と呼びかけたけれど、誰も来るはずないですね(笑)

でも3時に来られた方がありました。
新潮社のカメラマン田村さんです!
ブログを見てくださっているらしく、楽しそうなのでのぞいてみたと。
まだ、なんにも作れてなくて見所なく、申し訳ないですが、そのかわり?!
今日は、廃材運び出し作業なんですよ。
せっかくなので、手伝って帰ってくださいね〜
というわけで。
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田村さん、ありがとうございました。
またのぞいてくださいね!

で、4時までに、空き地に廃材をまとめトラックを待つ。うちの2階から見ていると、トラックがかっこよかったです。
コンテナが車体からおりる。
上村組のトラックの運転手さんと一緒に積み込んだら、コンテナを車に載せて出発。
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井戸のお祓い

昨日は、朝から井戸を埋めるのにお祓い。
経費削減の仕分け作業により?!神主さんに頼まず自力でやる。(笑)

とりあえず、お酒とお塩。
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まずはお塩をまきます。
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「かつくん、もうちょっと大胆にまいた方がよくない?」
「えっ?どれくらい?」
「お相撲さんくらい」

今度はお酒。
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「どれくらい?」
「う〜ん、適当。お下がり、もってかえっていいよ」
「じゃあ、適当に残しつつ...」

みんなで「祟らないでください」とお願いする。(笑)

その後で、きれいな砂でうめる。
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えっ、砂足りない...

はい、今日行ったら、砂を買いたし、しっかり埋まっていました。
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リレー音楽祭inアトリウム 2010

恒例、夏のブライトンでのコンサート。
7月は30分ですが、毎日無料やっています。
私の出番は、7月4日に決まりました。
西脇千花さんのピアノで木琴を弾きます。

今年は私の後
5日 詩・朗読:谷川俊太郎 伴奏:谷川賢作 歌:小林沙羅
6日 ピアノ:横山幸雄
7日 お話し 桂米團治 他
8日 熊本マリ

と続きます。
このあたりの日程、何か面白いことがありそうです。
「特別に作るので、試食に来てもらえますか」って連絡が入っています。
まかせてください!(笑)

詳細は追って。
受付は6月になってからのようです。
恒例のメンバーの出演日程。
サックスの須川展也さんは1日、中丸三千繪さんは14日、千住明さん31日、そんなところでしょうか。連日熱演が続きます。

天使突抜367 大壁下地の準備

このところは、基本的に、堀川くんと池上くんでの作業。

19日、朝には、どの建具をどこに入れるか相談。
建具は池上くんの担当。上田さんからいただいた建具を採寸し、それをはめることを想定して壁の準備をするので、まずこれを決めなければなりません。
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建具に合わせて柱の位置を変えるという、ちょっと他にはない工事になっています。

午前中は、こんな感じ。
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今朝行くと、こうなっていました。
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2階も準備進行中。
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今日は4時からまた廃棄物、これらまだまだたくさん。
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を上村組に引き渡す作業をするようです。
本日、人手不足。
もし「時間と力」が有り余っている方があれば、汚れてもいい服装で4時前に天使突抜367までお越し下さい!(笑)

木琴共鳴管の修理。

家造りからすると、小さな事のように見えてしまうのだけれど...
ノイズが出ていた木琴の共鳴管。
リベットの付け替えで解消できるかと試みていたのですが、それが仕上がり楽器屋さんが届けてくださいました。
ノイズも消え、これで安心です。

丸いところに注目。
修理前
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修理後
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意匠を大きく変えずに新しいモノに付け替えるというのは、意外に「創造力」がいることです。全体的にちょっときれいにしてくださったのもうれしい。
で、楽器屋さんが言いました。
「黄瀬さんのアドヴァイスのおかげです」
楽器屋さんに感謝される黄瀬さん、なんだか可笑しい。(笑)

天使突抜367 根継ぎ

今日は、大下工務店さんが来てくださって、柱の根継ぎ。
大下さんお一人かと思っていたら、三名で来てくださいました。

叩いてみて、鈍い音のする柱は腐っているので、危ない部分を切り落とし新しい木材を接ぎます。
ここの家は、腐っているどころか最初から浮いている柱があります。よく今まで建っていたものです。
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接げるところまで 切り落とす。
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この作業をしてくださっているのは、皆瀬さん。素敵な大工さんです。

次に、切り落とした部分にうまくはまるよう、新しい木材を製材します。
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接いだらこんな感じ。
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大下さんの方は、ジャッキアップして
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こちらは腐った部分を切り落とす。
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この根継ぎには、いろいろなスタイルがあります。

こんな風に作って
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こんな感じで接ぐ方法もあります。

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これで、柱は大丈夫そうです。
今日は、大下工務店期待の星、20才の大工さんも来てくださいました。
ちょっとシャイな本多くん。
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大下工務店のみなさん、ありがとうございました!

今日は、堀川くん、根継ぎをチェックしながら、ベランダを壊してました。

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はい、終了。
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今日の池上くんは、買いたてのカメラで記録写真の撮影。
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みなさん、お疲れ様でした!


天使突抜367 工事再開

解体から少し時間が経ちましたが、5月17日より工事再開。
これから、完成に向け一気に進む!予定...
とはいえ、まだ解体の続きからスタートです。

堀川くん、何してる?
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はい、 壁に穴を開けています。

階段の場所を変えることになっています。その裏側にお手洗いを作るので、その入り口になる部分を作っています。
壁土は再利用するので、まずは使えない表面の漆喰部分を丁寧にはがす。
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数時間後には、開口部ができていました。
家の内側から。
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外側から。

次は、階段を上がって2階の部屋に入るための開口部。

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数時間後には、こんなことになっていました。

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池上くんも、玄関周りのサッシをはずし、壁をつぶし。
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夕方にはこんな状態に。

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とりあえず、ふたをして、終了。

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そういえば、君達、この間こんな本を持っていたね。(笑)

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焼津のチラシ

7月10日 焼津市文化センターでのコンサート、チラシができました。
谷本さんのデザインです!

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よく見ると、ほらっ。
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谷本さんは実際よりウエストを細く書いてくれたりして、やさしいです。(笑)

谷本さんのチラシと言えば、うちにマリンバを習いにきているミカちゃんのお父さんが谷本さんにチラシを依頼されました。美容師さんなんです。

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出張での理容・美容もされるということで、そのチラシです。
谷本さん「弟子の父」までお世話になりありがとうございます!

最後の番審

関西テレビの番組審議委員をさせていただき、あっという間に5年が経っていました。
昨年、自分から「辞めます」と言わないと、たぶん余程のことがない限りクビにはならないであろうことに、自分のこととしてようやく気づき「辞めなきゃ!」と思いました。
あまり長く続けると、いくらマジメにやっていてもお互い新鮮味がなくなるから、です。

番組審議委員会は、放送法で義務づけられた機関なのですが、何をしていたか簡単に言うと、月に一本課題番組が届き、それを視聴し、関西テレビに行って、その番組を制作したプロデューサーや、社長さん他取締役さんなど、えらい方々の前で番組の感想を言う、というようなシゴト。ドキュメンタリーあり、お笑いあり、ドラマあり。

会議は苦手といいながら、5年も続けさせていただいたのは、関テレのみなさんがなんかいい感じ、だったからかなあ、と思ってみたり。
審議委員の先生方も弁護士さんとかお医者さんとか...。様々な視点からの意見をうかがえたこともべんきょうになりました。森毅さんと入れ替わりだったのは、ちょっと残念だったかな。

審議会は来月までが任期なのだけど、来月は欠席、レポート提出になるので、今回「あいさつを」と。
本来なら起立して、これまでのお礼、そして関西テレビの益々のご発展をお祈りします、とか言うんだろうけど、そういうのが一番苦手で... 
私はこれからの人生において、そういうあいさつがきちんとできる人間になれるのだろうか、と考え込んでしまいました。(笑)

審議室長の服部さんは私が最後の出席ということで、音楽なネクタイ、をしてきてくださいました。うれしいですね。
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すっかり終わった気分になってしまいましたが、任期は来月まで、ということで、来月のレポートもしっかり書こうと思います!


天使突抜367ミーティング

昨夜は20時に集合。
堀川・池上・黄瀬・川合・谷本さん。
う〜ん、どうする?
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まず、腹ごしらえ!
そうなると思っていました。(笑)
我が家の夕食の肉じゃが、大量に作っておきました。
このお鉢おかわり、を完食。
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お腹いっぱいになったら、いいアイディアがでました。(笑)
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今日の検討課題の一つ。大壁をどうするか。
漆の川合さんによるサンプル。
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どれにしようか、ではなく、全く別のアイディアが浮上。またサンプルを作ってくださることになりました。楽しみです。

父が、この古い珊瑚をどこかの穴を埋めるのに使えないかとか、
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掛け軸の軸先を引き出しの取っ手にできないかとか
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アイディアが出過ぎで大変なことになっていますが(笑)まずは構造部分をしっかり。
17日からいよいよ工事がはじまります。

解散は23時過ぎ。その後、谷本さんと2人で、まずは「メテユンデ」。
ゆかたの染め上がり、仕立ての進行。そしてモデル撮影どうする?とか。
あと、8月のリサイタルのチラシのデザイン打ち合わせ。
一昨日には、夕方入れた原稿をすぐにレイアウトして返してくださったのだけど、メールの送信時間は午前3時半。
谷本さん、大丈夫でしょうか。
身体をこわさないように気をつけてください!と思いつつ仕事を頼み続けるワタシであった。


五條天神宮の例祭

5月10日は、うちの近くの五條天神宮の大祭。
先日「天使突抜367」解体前のお祓いをしてくださった宮司さんの息子、昭一さんが、大役を務められるということで、のぞきにいってきました。
普段は東京でIT関係のコンサルティングの仕事をしておられるので、病気のお父様にかわっての神職「本番」はまだ数えるほど。
というわけで「がんばれ〜!」と応援モードなワタシでした。

篳篥の音に誘われ、神社裏手から。
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この例祭をとりしきるのが昭一さんです。
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段の上、神殿の扉を開けるところ。
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中に、いろいろお供え物がされ、拝礼。
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神事は大変、美しかったです。
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夕方たまたま神社の前を通りかかったら、
iPhone片手の昭一さんが。
普段の姿に戻ってました。
差がありすぎ。(笑)

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上田善さん解体

土曜日に上田善さんの前を通ったら、解体の準備が始まっていました。
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今回の工事に関して何度かお邪魔しただけなのですが、なんとなく寂しい気分になりました。

今日通ると、いよいよ解体がはじまっていました。
あの、みんなでよいしょと外した建具の場所。
きれいなお庭がこんな姿になっていました。
仕方がないけど、せつないね。

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上田善さん床材とりはずし

5月6日。
7日から上田善さんに解体屋さんが入られるので、その前にいただく予定のものを手作業で取り外し。
まずは、畳をとります。
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この日の作業は、池上くんと堀川くんと、黄瀬さん。床材をこつこつ手作業で取り外してくださいました。
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2階畳の下の床材は、1階の天井板もかねているので、はずしてみると。
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うわっ、一階が見えます。
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こつこつ作業をすすめていただき、一部屋完了。
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おそるおそる上からのぞくと。
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下から見上げると。
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ダイナミックです。

次の部屋へ移動。
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こちらのお部屋は畳の下の電気配線が、レトロな感じでした。
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解体時に捨てられてしまいそうな材で使えそうなモノは「これもいいですか?」
「どうぞ!」というわけで。

取り外しが終わり、持って帰って整理。
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板には、ブランド名かな、名前がはいっているものもありました。
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そうそう、敷居もいただきました。
どこに使うかな。
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上田善さん建具取り外し

5月5日上田善さんの建具取り外し。
池上くん、黄瀬さん、川合さん、谷本さん。

いきなり、問題発生。
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お庭に面した、 大正時代のガラスがはいった大きな建具。はずれません...

どうする...見つめる4人。

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これは
思いっきり鴨居を持ち上げるしかないでしょう...
4人がかりで外しにかかります。

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建具本体に力がかかると、たわんでガラスをわってしまうので、できるだけ鴨居を持ち上げ隙間を作るようにします。
持ち上げる人はファイト一発!
支える人はやさしく慎重に。
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少々時間がかかりましたが、最後の一枚まで、無事に取り外せました。

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外に運び出し、なんだかみんな嬉しそう。

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他に、洗面所のガラスのかわいい飾り棚とか

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板戸いろいろも取り外しました。

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お昼ご飯は、これ。

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いつもと作る量が全然違うので、味付けがよくわからなくなってしまいました。しっかり目の方が美味しいのだけれど、あまり濃い味にするとのどが渇くし、そのあたりのさじ加減がむずかしい。65点くらいかなと思ったけれど「おいしい」って。
みんな、やさしい。(笑)






明日の仕込み。

明日のみんなの昼食の仕込みをして、寝ます。
これとか、
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これとか。
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力仕事の後の男子のごはん、は、好きなだけいっぱい食べられる、ということを一番に考えることにしました。
メニューわかるかな。



上田善さん撮影

今日は、解体前の上田善さんの建物を撮影させていただきました。
カメラマンの平野さんと谷本さんと私、10時に現地集合。
早速外観から撮影開始。
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せっかくなので、と看板類を外しはじめると向かいの交番からおまわりさんが。
「Policeに見守られる谷本さん」の図。
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私達怪しいモノではありません...

中に入っていよいよ撮影!の前に。
上田さんがいろいろ貴重な資料を見せてくださり大盛り上がり。
まだフィルムがない時代の商品写真。

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よく見ると、撮影は「TOMEHARA」。止原って、うちの町内「天使突抜一丁目」の止原さんではないですか!今、そこの奥さんがうちの家業のパートにきておられます。なんだか、すごいつながりです。
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FUJI PLATEって、フジ・フィルムの前身でしょうか。時代を感じます。

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昔上田さんで使っておられたカメラ。三脚もついています。


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他にもいろいろ。
私達、ここまでで何回「わぁ〜」とか「すごい〜!」と言ったことか。

絞りの仕事の工程を写した昔の写真にも興奮しました。

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上田さんは撮影にも快く協力してくださり、順調に進みました。

階段。
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畳をとった後のお部屋で床の間をどう写す?

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とか、いろいろありまして、2時に終了。

お昼ご飯をはさんで、今度は何もなくなった「天使突抜367」。
前が狭すぎて全容が撮れない...お向かいのおうちに無理を言って屋上にあがらせていただき、4軒長屋っぷりをしっかり撮影。お向かいの鉢呂さん、ご協力ありがとうございました!
鉢呂さん屋上より「谷本さん、こっち向いて!」の図。
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明日は、建具類の取り外し作業です。
GW中、みなさんほんとにありがとうございます!


本日の幸せ。

パン屋さんにて。
いつも買う「パン・ド・ミー」が焼けていなかった。
ので。
お兄さんがオマケをくれた。
本日の小さな幸せ。
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「マイ・フェイバリット」展

今日は、結構早起き。
雑用を片付ける。

お昼ご飯を食べて京都国立近代美術館へ。
晴れ!
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カフェでのんびりする。
GW中なので、こんな席は当然空いていないだろうと思っていたのだけれど、意外にすんなり座れました。
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観た展覧会は「マイフェイバリット ーとある美術の検索目録 / 所蔵作品から」

「何か持って帰っていいよ」と言われたら何にしようか、なんて思いながら観る。
ハンス・アルプと銘仙着物を並べて展示したら面白そうかなとか、池田満寿夫の昔のちょっとしたもの、もいいなぁ、とか。

7日に本番と原稿の締め切りひとつ。
大丈夫か、わたし...


無事終了。

昨日は、京都堀川音楽高校、ホールのオープニングのコンサート。

この高校は公立なので、校長先生が「音楽家」とは限りません。
先だって、うちまでご挨拶に来てくださった際、たまたま床の間にかかっていた「井上有一」の書をえらく気に入ってくださった大江校長先生。
なるほど、ご専門は「書道」とのことでした。
ピンクのアルマーニのネクタイ姿、写真撮っておけばよかった...
当日は、門の所に校長先生書の立て看板が出ていました。
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なんか、こういうの、いい感じ、です。

今回は、母校の記念の、ということで、ちょっとはりきったか?!(笑)さりげなくハードなプログラムを組んでしまい、2回本番分ほどのエネルギーを消費したような気がしますが...まずは無事に終わり、ほっ。

第1部は木琴。伴奏は平林知子さん。
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いつも、曲間にお話しを入れるのですが、内容はあまり決め込んでいません。
おおよその時間を決めておいて、最終的にはお客さんの顔を見ながら決めます。今回は、新聞等の告知をみて応募して聴きに来てくださった一般の方が多いように見受けられたので、フツウに楽しい話題を入れつつお話ししました。
高校時代のクラスメイトでもあるピアノの平林さんは、大阪の堺市から洛西まで2時間ほどかけて通っていたのに全く遅刻をしなかったとか、朝のレッスン室争奪戦の話とか、まぁたわいもない話。

2部は、ソロで始まり、そして在校生との共演。
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高校生との共演は初めてで、彼らが緊張したらどんな状態になるのかは、まさに初体験(笑)本番は、なかなかにスリリングでしたが...でも充分合格点。楽譜ずらは単純に思える八分音符の連続も、ただ正確に刻んでいるだけでは音楽にならない、ということを身にしみてわかってくれたと思うので、成功でした。

実は、初回の練習仕上がり具合をみて、もう一曲いけそうなら、急遽アンコールも4人でできるように、同じく卒業生の西邑さんにアレンジを打診してあったのですが、う〜ん、残念、と判断し、今回は見送りました。
西邑さんは「ノーギャラで書くつもりだったのに...(笑)」と言ってくれました。
そういうきもち、ですね、気持ち。
またいつか一緒に演奏する機会があればと思います。

実は、ホールの響きは、響きすぎるくらい、でした。
新しいホールができると、響きすぎるとか、響かないとか、オープニング当初はいろいろ言われるけれど、ホールも生き物。響きは驚くほどに変化します。もちろん、楽器との相性もあります。だから、私も今回響きには気を配ったけれど、工夫はすれどじたばたせずに、今のホールの状態でベストなところを聴いていただいたつもりです。
これから時間と共にどのように音になっていくか楽しみです。

お世話になったみなさん、ありがとうございました!
通崎睦美リサイタル 〜木琴とマリンバ
ピアノ 平林知子

2012年8月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

過去の日誌一覧

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2009年9月以前の日誌

メテユンデ 通崎睦美プロデュース ゆかたブランド METEYUNDE(メテユンデ)プロモーションサイト