製作所日誌

2010年3月アーカイブ

耕作の謎。

先日、複写を頼んでいた山田耕筰の直筆譜コピーが届く。
何かと、手続きがややこしかった。
でも、きれいなコピーで届いてうれしい。

山田耕筰が「日本組曲」とした組曲の中の第2曲目が平岡養一が自身の「テーマ音楽」とした「お江戸日本橋」。
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平岡養一が持っていた楽譜に音が「?」な部分があり、書き損じ(写し間違い)に違いないと思っていたけれど、直筆譜もその「?」な音になっていた。
山田耕筰が目の前にいたら「ここ、どうなん?」と聞きたい...
が、無理、なので、松園くんや野田さんにどう思うか、聞いてみましょう。

山田耕筰作品には、戦時中の曲も多い。
調べていると「決戦京都市民の歌」なんていうのもみつけました。
平岡養一も山田耕筰と一緒にフィリピンに渡って演奏会をしていたから「フィリピン独立大行進曲」とか弾いていたかもね、と思う。
だからどう、ってことでもないのだけれど。

今日は、19時から平林さんと合わせ。
平林さんはネギをしょってきた。
そしてバッハとモーツァルトを弾いて帰っていった。(笑)
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だんなさんの夜食、ざるそば用のネギらしい。



えっ、先着順?!

京都市立京都堀川音楽高校移転記念、こけら落としのコンサート。
無料ですが、先着順150名らしいです!
近所のおばちゃんに「市民しんぶん」に載ってたよ、と教えてもらいました。(笑)

5月1日(土)午後3時
往復はがきに
催し名「通崎睦美コンサート」
住所
氏名
電話番号
参加希望人数(5人まで)
以上を明記の上、下記の住所まで。

604-0052
中京区堀川御池上る
京都市立京都堀川音楽高校

お問い合せ 4月1日から075-253-1581(同校まで)

なお、4日には室内楽、9日にはピアノデュオのコンサートがあるそうです。

この日は、前半木琴で、ピアノ伴奏は平林知子さん。
後半は、マリンバで、まずソロ。そして最後は、打楽器科在校生徒3名との共演で三木稔「マリンバ・スピリチュアル」を弾きます。
「マリンバ・スピリチュアル」は、一時、十八番のような気分で弾いていた曲ですが、最近弾いていないなあ、とよく考えると10年くらい経っていた...
後半、秩父屋台囃子のリズムが使われる、ダイナミックな曲です。


サントリーホールオープンハウス

ブログの更新、3日あくと、なんだかさぼっているような気になります。

昨日は、サントリー・ホールに行ってきました。
アークヒルズ桜まつりに合わせた「オープン・ハウス」。
広場には、いろいろお店も出ていてたくさんの人手でした。
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美味しそうなお野菜、買いたかったけど、これを持って新幹線に乗るのもなぁ、と断念。
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サントリーホールには人がいっぱい。
ホール内のツアーとか
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普段はみられない「舞台裏」まで、いろいろ楽しめるイベントが組まれていました。

バッハさんにサインをもらう子どもたちもうれしそう。スタッフの方もみなさんニコニコされていて、これもよい感じ、でした。

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私は「音楽カフェ」で2回、対談をしてきました。
対談のお相手は『音楽の友』編集長今橋学さん。
人前でしゃべるのは慣れてないんです、なんておっしゃりながら、よい雰囲気を醸し出してくださいました!
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お客さんからもたくさんの質問をいただき、楽しい時間でした。

別会場では、音楽クイズもやっていました。
「音楽博士」の岡部真一郎先生と楽屋のツーショット。
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終わってからは、
サントリーホール・メンバーズ・クラブ会報誌「ミューズ」の取材。
9月の公演もふまえお話しさせていただきました。
1時間の予定が、40分ほどオーバー。
自分が書き手の立場になることも多いので「あ〜、話がこっちに行くと、後でまとめるのがむずかしいぞ〜」とライターさんの気持ちになってしまうのですが、頼りになりそうなライターさんだったので、たっぷりお話しさせていただきました。(笑)
取材に同席してくださった、今回のコンサート御担当、磯貝さん(数分前までモーツァルトさん)が、木琴の音色をとっても気に入ってくださっているのがわかって、嬉しかった!
こういうの「がんばろう!」という気持ちになるのです。
お昼、70分ほどのコンサートですが、いい演奏会にしたいです!

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この日は早起きして新幹線に乗り、午後は人前でしゃべり続け...すぐにまた新幹線に乗る気にもなれず、ミッドタウンまでぶらぶら歩く。
ふらっと「21_21 DESIGN SIGHT」の展覧会をのぞく。ちょうど「六本木アートナイト」開催中。野外にも、いろいろ現代美術作品が設置されていたけど、私が見た範囲で好みのモノはナシ。

サントリーホールのオープンハウスはよかったなぁ〜!と思いながら帰途につく。

今日は、レコーディングのために関西に来ているという上尾くんをつかまえてバロックのレッスンをしてもらう。貪欲...
まずは、楽器の調整。
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やっぱり上尾くんはすごい 演奏家だと思う。
有意義な時間。

それからも、いろいろあって、夜は京都市の社会教育委員会議に出席。

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今は...明日はがっつり練習しようと心に誓っています...








トーク「私と音楽との出会い、楽器との出会い」
ゲスト 通崎睦美・今橋学(音楽専門誌『音楽の友』編集長)
ドリンク有料

通崎好み製作所展とコンサート日程!

「通崎好み製作所展」
今年は、ジェイ・スピリットのギャラリーにて開催です。
6月9日から20日まで。
関連企画のコンサートは6月19日(土)ちおん舎にて。
リコーダー奏者の本村睦幸さんをゲストに開催いたします。



第2期解体、その後。

19日、廃材運び出しの後、夕方まで2回目の解体が行われていました。
谷本さん、池上くん、そして大阪成蹊大の学生さん達。

今日、朝、のぞいてみると、家の中は、すっかり文字通り「がれきの山」になっていました。
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裏の怪しい物置も撤去されていました。
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実は、東京に行ってから、五条天神社にお祓いをしてもらった後、イヤな「気」のするところに榊をたてておいたことを思い出したのでした。
わざわざ電話で連絡しても、すでに処分されてしまっていたらややこしいから...と、こだわらないことにしていたのですが、今日行ってみると、ちゃんとがれきのなかに、立ててありました!
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谷本さんかな、池上くんかな、ありがとう。

学生さん達は、初めての解体現場だったそうですが、楽しんで仕事をしてくれたようです。
ありがとうね!
彼らは、今、岩野さんの仕事で、「鯖街道」のモニュメントの「鯖」を製作しているそうで、「鯖」が完成したら、また続きの作業、手伝ってもらうことになるかもしれません。

前回の運び出しは、2トントラックでしたが、今回は、2トンじゃ無理そう...

三鷹・マリンバトリオコンサート

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自分の名前を見つけ、矢印の方向に歩きかけて
ん?
託児室!(笑)

よく考えると、何かとみなさんにめんどうを見てもらう毎日。私の人生託児室...と朝から妙に納得しました。
でも、これ、託児室を経営しているようにも見えますね。と考えると、コンサートの時は常に「通崎好み託児室」併設ってどうだろうと思いつきました!谷本さんの手作り紙芝居、黄瀬さんと川合さんで手作りブロックとか...
う〜ん、採算度返しのサーヴィスで、経営破綻しそうなのでやめておきます...(笑)

さて、この日の楽器はこおろぎ社のレンタルだったのですが、斉藤楽器の貝沼さんも手伝ってくださいました。助かりました。
ノイズ点検中。
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本番中の様子。撮影は貝沼さん。
出番待ち準備体操の図。
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いってきます、の図。
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舞台袖の窓から覗いた演奏の様子。
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ホールそのものの響きはもとより、お客さんもとってもいい雰囲気で、心地よい緊張感の中で演奏することができました。

ところで、舞台の上で話をしている時、ふと一人の男性に目がいきました。何か発しておられた?!
後で、ごあいさつに来てくださったその方は、今回のチラシをデザインしてくださった、グラフィックデザイナーの富岡史棋さん!でした。
素敵なチラシをありがとうございました。
終了後、一緒に記念撮影。
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右からこのWSとコンサートご担当の吉田さん、大塚さん、ワタシで、富岡さん。
大塚さんとは同世代ですが「こんな方が上司だったらいいな〜」と思える女性でした。
吉田さんも仕事適確!広報担当の方もとってもいい感じでした!

本来の仕事は、コンサートの日に出かけていって演奏すること、で、実際の多くはそうなのですが、チラシをどうしようとか、企画の部分を相談するのも楽しいものです。
そういうやりとりも、どこかお客さんにつたわるのかな、と思えるコンサートでした。


おまけ。
楽屋を尋ねてくださった、今田香織ちゃんのお父さん。
若っ。
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通崎睦美マリンバトリオ・コンサート

問い合わせ 三鷹市芸術文化振興財団 0422-47-5122 

三鷹WS第2日目

今日も、いろいろな方が参加してくださり、楽しいWSとなりました。
仲良くハチマキ姿でご参加のカップル。
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この4つの頭はファミリーでご参加の方です。
右のお兄ちゃんのみが参加のはずだったのですが、急遽お母さんも参加。
これで満席となりました!
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最終の追い込み。お母さんの背中のボクはちょっとお引っ越し。
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抱っこしてくれているのはタカシロさん。
岩野さんのところも居心地よさそうです。
お母さんとお兄ちゃん、いい木琴が作れました。
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今日のWSには、アベくんも、参加してくれました。頼りになります。
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今日も最後は合奏で締めくくりました。
参加者のみなさん、工作班スタッフのみなさん、三鷹のスタッフのみなさん、香織ちゃんと後藤さんも、お疲れ様でした。
ありがとうございました!

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明日は、コンサート。
15時からです!

あっ、今日は嬉しかったことが一つ。
以前調布で行ったWSに参加してくださった方が、それを応用して自分で音域の広い木琴を作ったと見せに来てくださいました。立派な木琴で、みんな感激しました。
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問い合わせ 三鷹市芸術文化振興財団 0422-47-5122 

三鷹WS第一日目

今日のWS、幅広い年齢層の方が参加してくださり、私達にとっても楽しい時間となりました。
この間、家を壊してくれた川合さんも、今日はさすがに作る方です!
鍵盤は1ミリの違いでも音程が随分かわるので、微妙なところを切りたいときはスタッフに助けてもらうことがあります。
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黄瀬さんと参加者の方、なんだかよい雰囲気です(笑)
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細部までこだわり、真剣な目で作業する少年。
うちのリノベーションチームにスカウトしたくなりました。

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最後に「これはブログねたでしょう」と黄瀬さん撮影、の写真を一枚。
バスに乗ったら、ワタシがいました、の図。
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第2期 解体 

19日の朝。
廃材運び出しの準備をしてくれる頼もしき若者。
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学生達を見守る、岩野・川合・黄瀬さん。
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上村組のトラックにどんどん積み込まれるのを見届け

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岩野さん達はワークショップの材料を積み込んだ車で、私は新幹線で、東京へ向かいました。

私は三鷹へ行く前に、以前から行こうと思っていて、行けていなかった、ココに行きました。
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ここでは、山田耕筰の直筆譜がマイクロフィルムで見られます。
平岡養一のレパートリーにある山田耕筰編曲作品の楽譜に、不明な点があって、それを直筆譜で確かめたかったのです。今月で閉館、ということで(所蔵のものは、すべて別の機関に引き継がれるのですが、閲覧の再開は来年春らしい)ほんとに滑り込みでした。





問い合わせ 三鷹市芸術文化振興財団 0422-47-5122

木琴作りワークショップ

明後日のワークショップは、三鷹で10時半スタートなので明日、京都を出ることになります。
岩野さん・黄瀬さん・川合さんの工作チームは、材料を載せて車で移動。
なのですが、朝一番「天使突抜367」の廃材運びだしの現場に顔を出してから東京へ向かってくださることになっています。ありがとうございます!
運び出しは、堀川くんの指揮で、谷本さん率いる大阪成蹊大の先鋭チーム?!らしいです。

さてさて、ワークショップの方、初日は満員御礼。
2日め「Bグループ」の方には、若干空席があるそうです。
今からでも大丈夫ですよ!
楽しいので、是非ご参加ください。

クラシックファンのためのコンサート

4月15日「クラシックファンのためのコンサート」。
無料ですが、申し込みが必要です。
3月19日から受け付け。
ちょっとややこしそうですが、下記に申し込み方法が記してありますので、ご興味のある方はどうぞ。
ピアノは平林知子さん。

この日のメインは

W.A.モーツァルト 港大尋編曲 ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330

Ⅰ モーツァルトがボブ・マーリーに恋したとき

Ⅱ ルーベン・ゴンザレスに一瞥をくれるモーツァルト氏

Ⅲ モーツァルト、ジェームス・ブラウンと踊る

です。

弾く方も、聴く方も、冒険です。


平和な一日。

今日の午後は、久しぶりにサンパツに。
普段、髪は自分で切っているのですが、何ヶ月かに一度は、美容院に行きます。
自分で切り続けていると、なんとなくどこかぼさぼさになってくるので、たまにプロに整えてもらう、という感じ。25年くらい通っている近所の、おしゃれとか、そんなことには縁のないテクニック重視のところ、です。(笑)
さっぱりすると、頭の回転もよくなりそう。って、気のせい...

今日は、高槻現代劇場の担当の方から12月の公演のことで連絡がありました。
もう12月か...

金関環(ヴァイオリン)と弦楽アンサンブル ラ・ストラーダ
〜通崎睦美(マリンバ・木琴)を迎えて

というコンサートです。
弦楽合奏との演奏会、とってもとっても楽しみ。
やりたいことがたくさんあります。
今日、電話で、初めて金関さんとお話しましたが、いろんなアイディアを盛り込んだ、楽しい演奏会になりそうです。

公演のことと言えば、今日はもうひとつ。
7月焼津の公演。
副題の打診がありました。

「通崎睦美木琴コンサート
〜浴衣でナイト♪」

ゆかたか着物でご来場の方にはプレゼントがあるそうです。
う〜ん、浴衣でナイト♪か...
ゆかたを入れるなら

「ゆかたでいこう!
通崎睦美木琴コンサート」

の方がよいかなと思います、とご提案しました。

詳細はこれから。
焼津市の主催ですが、チラシデザインは谷本さんご指名!です。





上村組

廃材処理は、さすがにプロの解体屋さんにお願いする、ということで、名前のあがったのが「上村組」
上村組の上村くんなら、小学校の同級生!
ということで、自分で電話をしてみました。
すぐに見積もりにとんできてくれました。

上村くんは双子なんですが、同じ産院で4日違いで生まれたので、お腹の中にいるときから知り合い、という感じ。
約30年ぶりに会うのは、なんだか照れくさい気分でした。

19日に、今ある廃材を処理して、引き続き解体作業にはいってもらいます。
19から22日まで東京なので、帰ってきたらどうなっているか、楽しみです。

と、家の話ばかり書いていますが、今日は、朝一番その解体の段取りをして、10時半からは三鷹のコンサートの合わせ。
あと、4月5月はちょっと変わった仕事がはいっているので、いろいろ勉強もしています。
演奏の仕事なのですが、リクエストされている曲が一風かわっておりまして...
一つは「君が代」。
子どものころ音楽の教科書の一番最後に載っていたけど、あらためて「国家」とは習わなかったから、小学校1年生の時、その楽譜をみて「この古風な様子は、お能の音楽に違いない!」と思ったことを覚えています。

あと、「仏教賛歌」。
仏教賛歌は、もっと和風なものかと思っていたら、なんというか「賛美歌」っぽい雰囲気のものが多い。

これらは、レパートリーにないですから...練習の前に、勉強が必要です。

解体 第一日目終了

夕方には、全く別の家になっていました。
2階はこんな感じです。

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屋根裏。
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今日は、日曜日でしたが、諸事情あり(詳しくはまた今度)ご近所にお断りを入れて、着工させていただきました。
ご近所のみなさんありがとうございました。

今ある廃材を処理してから、第2期解体に入ります。

川合さんと黄瀬さん、実は解体現場、初めてだったそうです。
素人が見ても、手際の良さは一目瞭然。全くそんな風には見えませんでした。
「こわすのは今日がはじめてです。いつもは作る方なんで...」
そりゃそうだ。
みなさん、お疲れ様でした!



解体 午後4時

おやつでも持って行こうかとのぞいたら、おやつどころではない状態でした。
午後の部からは、池上くんと堀川くんも合流して、解体どんどん進んでいます。
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いろんなものよ、さようなら。
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川合さんの顔もすすだらけ。
あっ、まつげにすすが積もっています。
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池上くんも、いい顔です。
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解体 お昼。

「ご飯ができたよ」と呼びに行くと、表の間は床もなくなっていました。
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作業しながら、廃材は一所に整理されています。
段取りいいな。
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お昼ご飯は昨夜から仕込んだカレーライス。
なんとなく話を聞いている「現場のメシ」のイメージで、鍋ごと出して好きなだけ食べていただくことにしました。
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みんないっぱいおかわりしてくれて、鍋が空っぽになりました。
将来は食堂のおばちゃんをめざそうかな、という気分になりました。(笑)
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あっ、さきほど、井戸らしきものが発見されました!

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解体 午前10時半

解体順調に進んでいます。
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どんどん解体。
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天井を壊す4人のおとこ達。
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なんかみんなかっこいいです。

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みるみるうちに、廃材がヤマになります。
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解体スタート 午前9時

朝9時集合。
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御神酒をあげて塩をまいて
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さぁ、解体スタートです。

ん?
道具これだけ?!
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とにかく、
スタートです!!
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地鎮祭!

明日から着工なのに、何にもしていなかったです。
地鎮祭の段取り!

ここ、天使突抜は「五条天神社」(もとの名前は天使社)の境内を突き抜けてつくられた道なので、地鎮祭をお願いするならここしかない、と、早速「五条天神社」へお願いに行きました。

社務所には、神主さんと奥さんがおられたのだけど、たまたま一時退院しておられただけで、神主さんはご病気のリハビリ中。まだ充分に動けないのだと。
まぁ、明日の朝のことを前日に頼みに行く私が悪いのですが...

他の神社を紹介してくださる、とおっしゃるのだけれど、やはり「天使突抜」の物件の地鎮祭は「五条天神社」にこだわりたい。
というところで、社務所内でケイタイで話しておられたビジネスマン風の男性にピンと来ました。奥さんに「こちらの方は」と尋ねると「息子です」と。普段は、東京のコンサルティング会社でIT関係コンサルの仕事をしておられるそうですが、たまたま、神社の会合があって京都に来られていたのでした。現在、お父さまから少しずつ神主の業務、引継中。

で、ここから詳細を書き出すと長くなるので、途中は省略。

結局、一度も地鎮祭はやったことがない、とおっしゃっる息子さんに「誰にでも、初めてということはありますから。今から3時間あるんで、練習してから来てください」とお願いして来ていただきました!(笑)
その間に、記録用写真、平野さんが大阪から駆けつけてくださいました!

今日中に東京に戻られるということなので、明日ではなく急遽夕方にすることになったのです。
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おしゃれなビジネスマン風ヘアスタイルとめがね。「わかっていたら、髪もめがねも地味な方にしてきたのですが」と気を遣ってくださいましたが、これはこれでかっこよかったです。

地鎮祭の準備中。
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今日は、「五条天神社」何代目かな(歴史が長すぎて資料もなく数えられないらしい)の記念すべき地鎮祭デビュー。なんだか、いろいろ初々しくてよかったです。
えっと、装束は...
みたいな感じ。
うちの父が「大丈夫ですか...」の図。
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おかげさまで、地鎮祭は滞りなくすませることが出来ました。
じめっとしていた裏鬼門も特別にばっちりお祓いしていただきました。

明日からの工事、無事に進むことと思います。



オープンハウス!

突然の告知にもかかわらず、のぞきに来てくださった方、ありがとうございます。
まずは、プレ・オープンハウスにお越しの新潮社御一行様。
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こんなかわいいお客さんには、
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ご来場記念障子破り遊びをしていただきました。
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その後、遠くは福知山から!ありがとうございます。
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この写真を撮ってくださったのは、カメラ片手に現れた中井敦子さん。長屋に似合わないいつもながら美しい出で立ちでお越し下さいました。(笑)

さて、完成後のオープンハウスはいつのことになるでしょう。

あっ、オープンハウスつながりで思い出しました。
3月28日、サントリーホールのオープンハウス。
13時からと14時から、それぞれ40分。
テーマは「わたしと音楽との出会い、楽器との出会い」で、お話しします。
進行役は、それぞれ、音楽ジャーナリストの林田直樹さん、『音楽の友』編集長の今橋学さんです。
こちらもよろしくお願いいたします!



オープンハウス!

14日、解体ということで「家みたい!」という方のために、オープンハウスします。
今日が12日なので、明日しかない!
なので、明日します。

でも、わたし、この日は、練習しないといけないので...

3月13日(土)

第1回 11時から11時半
第2回 15時から15時半

各30分です。
家はせまいので、見学は3分で終わると思います。(笑)
ぼろぼろの朽ちかけた家ですので、覚悟してお出かけ下さい!
呉々もおしゃれして来られませんように。
場所は、天使突抜一丁目367。
4軒長屋の一番奥です。

不安な方は、このブログの問い合わせから、お問い合わせ下さい。

さぁ、生まれ変わる前の「天使突抜367」を見る、最初で最後のチャンスです。
あっ、お隣、壁一重なので静かに来てね。


家の撮影

リノベーション前の写真をおさえておかねば、ということで、平野愛さんに撮影をお願いしました。昨年5月「メテユンデ」ゆかた撮影の時には、このお腹にはいっていた子が、こんなに大きくなりました。

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ベビーシッター役は小百合ちゃん。
「卓ちゃん来るから、顔見に来る?」と誘ったのですが、結局はずっと抱っこしていてもらうことになりました。助かりました。ありがとう!
平野さん。今回は、急に頼んだ仕事だったのですが、4月からは、保育園に預けて本格的に仕事復帰されるそうです。

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仕事が始まるとすやすや寝てくれた、よい子でした、ということにしておこう。(笑)
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南天まみれでのショット。いいのが撮れてそうですね。
ありがとうございました。

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待ち合わせ。

今日は、ここのお宅の前で待ち合わせ。
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今日からはリノベーション・チームに岩野さんも加わってくださいました!

実は、うちの近くのこの立派なお家が取り壊され新築マンションが建てられるという看板が出ており、「えっ、このお家は全て廃材として捨てちゃうの?」とびっくり。
ほんとにそうなら、あまりに、もったいない!!
思い切って、看板にでていた設計事務所の連絡先に電話して、どうされるのかお尋ねしたところ、なんと、使えそうなものをわけていただけることになりました!
(このへんは話せば長いので、落ち着いてまたの機会に。)

で、今日は、総勢8名で見学。

雨上がりはお庭の緑もきれい。
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本当に立派な作りのお宅で、建具など、どれを見てもため息もの。
そんななかに、こんなにかわいいガラスもありました。
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築大正11年。手入れが行き届いていて、素晴らしいお家です。
屋根裏部屋で見つけた張り紙。「雑然、乱雑に置かぬ様、整然と置いて下さい」先代さんが書かれたそうです。さすが、きっちりしたお家です。
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備え付けのレトロな大型金庫とか、すごかった。
見るモノなんでもめずらしく
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とにかく、こんな感じでもりあがりました。
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ほんとにすごい、床板や、屋根裏の梁や、大正時代のガラスは、そのうちにあらためて紹介できると思います!

昼には、家に戻って作戦会議。

ところで、昨年末に購入し、東京の斉藤楽器製作所で預かってもらったままになっていたDeaganのヴィンテージザイロフォン(木琴)。斉藤楽器の貝沼さんが昨日届けてくださり、苦労して運び入れてもらったのですが、
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家を解体するにはやはり...
で、今度は岩野さんが預かってくださることになりました。
また私の「お世話になります人生」に新たなページが加わってしまいました。これで、岩野さんちのみずきちゃんが木琴奏者にでもなってくれると、ストーリーが展開するんですが(笑)

みなさん、興味津々。
というか...ケースの構造把握中。
この5年間で、特に黄瀬さんは、持ち主の私より木琴に詳しくなられたかもしれません...
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展開が早く、毎日いろいろあります。
明日は、解体前の状態を平野さんに撮影していただき、14日には解体がスタートです。
解体は、業者さんではなく、岩野さん・谷本さん・黄瀬さん・川合さんで、やってくださることになっています。

不動産屋さんが「ここを壊すのは、やっかい」とおっしゃっていた部分。岩野さんは「あっ、これは、簡単です」って。
すごすぎる、みんな。

家の掃除

今日の午前中は、新しい家の掃除をしました。

で、改めて申し上げます。

「家を買った」というと、まず「結婚するの?」と言われますが...しません。結婚する場合は「買った」ではなく「買ってもらった」と言いたいです。(笑)

そして「新居」といわれますが「物置」ですので(笑)
でも、強力なリノベーション・チームのワザで、ちょっとスゴイ物置になりそう、な気はしています!

で、なぜ、取り壊すものをわざわざ掃除したか。
リノベーションの前と後を、しっかり写真で残しておこうと思ったのです。
で、早速、カメラマンの平野愛さんに撮影を依頼しました。
「通崎好み製作所」御用達のカメラマン平野愛さんは「人物」のイメージがありますが、実は「物件」も得意なのです。
最近は、なんと偶然、リノベーションを得意とする不動産屋さん「アートアンドクラフト」のお仕事もされています。
撮影は、10日。
卓央くんを連れて来てくださるとのことで、久しぶりに会えるのが楽しみです。

さてさて、何年も人が住んでいない長屋。
家の中には、落ち葉がつもり、なにやらあやしげなものがいろいろ。
そこで、撮影のために少し掃除をしたのですが「ビフォー感」を残しつつ掃除するのは、かなりセンスがいりました。
ゴミを捨て、掃き掃除をして、拭き掃除はしない、というのが落としどころかな。
一人でさくさく、約2時間。
意外に早くできました。こうしてからこの物件を販売すれば、もう少し印象がよくなるのに、不動産屋さんは、どうしてコレをやらないんだろう、と疑問に思いました。

15坪にも満たない小さな長屋。築不詳ですが、昭和にかなり手を入れられているので「火袋」以外に趣のあるところは、ありません。
はい、一階。
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この左が台所になっていて、その吹き抜けの空間が「火袋」です。
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階段は、斜めにならないとあがれないくらい狭いです。
上から見ると、こわいくらいです。
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二階はこんな感じ。

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お気づきかと思いますが...「水平」がどこか、ヘンですね。はい、家が歪んでおります!

この手前の左手には押し入れがあります。
壁が落ちていて、こちらもかなり危ない空間。壁には「壁落ち防止」に新聞紙が貼られています。
よく見ると昭和24年の新聞なので、このころからすでに危ない状態だった、みたいです。(笑)

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明日は、リノベーションチーム、10時に現地集合。現地というのはココではなくて、私が見つけてきた...

ここからは、また明日。


こどもいっぱい。

昨日は、子ども達のためのコンサートでした。

お客さんの中で、最年少はたぶんこの子だと思う。
生後2ヶ月だそうです。
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子ども達の多くは、幼稚園・保育園児と小学生。

でも、中には、こんな美脚自慢のギャル達もいました。中学生ですね。いいですね。
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終演後は...
あらま、特等席。
よかったね。

林光さんとの演奏は、久しぶり。
うれしい時間、でした。

それにしても...
宿泊していた部屋に、テントウムシが大量発生して、びっくり。虫嫌いの人なら卒倒しますね。1匹、2匹はかわいいけれど、何十匹は、やはり異様です。
ふと「つかまえて、翌日子どもたちにあげようかな」と思わなくもなかったけど、夜中だったし、びゅんびゅん飛ぶし、で、すぐにあきらめました。
駆けつけてくださったフロントのお兄さんが、あまりにも申し訳なさそうな顔で、何度も「すみません」とおっしゃるので、その姿を見て「自然のものだから仕方ないですね」と、なぐさめ役にまわってしまいました。だって「あぁ、ほんとに、もぉ、うちのテントウムシが、こんなことをしでかして、スミマセン」というような様子だったので。(笑)
でも、しばらく、テントウムシは、いいです...



裸の島

「裸の島」(1960)
新藤兼人(監督・脚本)
乙羽信子・殿山泰司 他

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音楽は、林光さんです。
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ちょっと音楽を確認したかっただけなのですが、最後まで見てしまいそう...。

ちなみに、この映画にはセリフがありません。
数々の賞を受賞した、映画史に残る傑作。

こういう作品をみていると、現代美術なんかで、現在新しいつもりでやっていることの中には、すでに60年代に完成している要素が数多くある、とつくづく思う。

はや、9月。

9月、サントリーホールでのコンサート詳細が発表されました。
一般発売は、3月17日からとなります。

是非平岡養一の木琴で、とお声がかかるのは嬉しいですね。

3月28日サントリーホールのオープンハウスでは、トーク・イヴェントの予定があります。

今日の午後は、司法書士さんのところで、はんこをおしたり、いろいろ。
F&Partnersの今須さん(左)とサーガス不動産の澤田さん。
司法書士という職業の人と話すのは初めてなので、なんとなく楽しかった。
作業をみていて「そそっかしい人はできませんね」と言うと、今須さんは「何度も見直せば大丈夫です」と。いや、そそっかしい人は、見直し方もそそっかしいので、無理だと思います。(笑)
以前、弁護士事務所に行った時は、ちょっとまねごとしてみたい、なんて思わなくもなかったのですが、司法書士は「無理っ!」と思いました。

今日は、正式に、家の鍵を受け取りました。
たぶん10年くらい前、いやそれ以上前?西邑さんからもらったCOACHのペンギンキーホルダー。かわいくて、使うのがもったいなぁと机の引き出しに片付けたままになっていたのを取り出し、鍵をつけました。
ごきげんです。
ie_key.jpg

ビフォー&アフターで、改装する前の家を見ておきたい、とおっしゃる方がたくさんありますので、見学会でもしましょうか。(笑)




2012年8月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

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