製作所日誌

2012年7月アーカイブ

ご報告

第19回小学館ノンフィクション大賞の最終選考に選んでいただいた『忘れられた響き〜木琴王・平岡養一』ですが、残念ながら受賞することができませんでした。
大賞は、ノンフィクション作家の山口由美さん『R130-#34封印された写真〜ユージン・スミスの「水俣」』。
優秀賞がフォト・ジャーナリストの八木澤高明さん『マオキッズ〜毛沢東のこどもたちを巡る旅』でした。
おめでとうございます!

最初は、全く無欲で応募したのですが、300余作品の中からの5作品に選んでいただいた時点で、ちょっと欲がでました。
「人間の欲」について考える日々でした。(笑)

あ〜、賞金500万円。
あと一歩、及びませんでした。
(正確には、あと何歩かわかりません、はい。)
「焼き肉が食べたい」など、いろいろとリクエストをくださった方には、とりあえず「まかしとき!」とお応えしていたのですが、ご期待にそえず、申し訳ありません!

取材にご協力いただいた方々、応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
今回の結果は「まだもっと書ける!」と励まされているような気もするので(脳天気?!)応募規定の原稿用紙300枚に書ききれなかったことも合わせて、もう一息がんばってみようと思います。
オリンピックを見ていると、がんばらねば、という気持ちになりますね!


プロフィール写真

演奏しているところの写真は、リハーサルで撮ってもあまりよくなくて、やはり本番で、ということになるのですが、クラシックの演奏会の会場は静かだし、撮影にもいろいろと制限があります。

マリンバや木琴は、バチが下にあると動きがなくておもしろくないし、バチが上がっていると顔が隠れたりする。上下も左右も動きが激しいので、カメラマン泣かせだと思います。
最近、木琴の演奏写真を更新してないことが気になっていて、ふと思い立ち、本番当日にカメラマン中川忠明さん(『天使突抜一丁目』の写真を撮ってくださった方です)に電話してみたところ、偶然空いておられ、飛んできてくださいました。楽器がはっきりわかること、マレット、顔がはっきり写っていること、その上で動きのある写真...
三脚、一個所に固定、でがんばってくださいました。

何枚か候補があります。
コレは自分では、ベスト4の中の一枚。
膝を曲げているから、その姿勢がどうかな?
nakagawa_photo.jpg
演奏写真ではないけれど...
この写真、とってもやさしそうな人に写っています(笑)
この間、弟子のヤスコちゃんに「ツウザキ先生がやさしいと、落ち着かない」と言われ、ちょっと気にしています(笑)
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傘立て!

ずっと「傘立て」が欲しかったのですが、367に似合う物がなかなかなくて、1年以上買えずに過ごしていました。
なので、雨の日にお客さんがあると、申し訳ない感じ...
でも、もう大丈夫です!
ようやく傘立てを買いました。
kasatate.jpg
イギリスのアンティーク。
ブリキのコールバケツ(石炭を運ぶのに使うバケツ)です。
このちょっとかわいいそっけなさ、を探していました。
安定感もなかなかよい、です。

お菓子『日本狂詩曲』

昨日のブライトンホテルでのコンサート。
たくさんのお客さまに来ていただき、ありがとうございました。
ピアノの松園さん、編曲、そしてアンコールで連弾にも参加してくださった当摩さん、ありがとうございました。

ラウンジでいただける、オリジナルデザート。
ブライトンのパティシエ、渡辺さん、がんばってくださいました!
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この日のメインの曲『日本狂詩曲〜貴志康一作品による(かごかき〜花見〜竹取物語〜龍)』をお菓子で表現してください、というお題。やっぱり「かごかき」に、かなり苦労してくださったそうです(笑)
お菓子を紹介します。

「かごかき」
かごに見立てたクレープの中には、黒糖のカスタードとわらび餅が入っています。
かごの前後にブドウ。これを、かごかきに見立てています。
kagokaki.jpg

「花見」
和風ティラミス。
中には、花見にかけて、桜餡がはいっています。
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「竹取物語」
お〜!竹取物語〜という感じです(笑)
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「龍」
龍は、ラインで表現されていて、ホワイトチョコレイトをウロコに見立てています。

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これらが、一つのお皿に盛りつけられ『日本狂詩曲』と相成りました。
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ところで、聴きに来てくれたゆっこちゃんが「かごかきって何?」といいました。ゆっこちゃん、さすがです(笑)
かごかきとは、昔の乗り物の一種である「駕籠(カゴ)」をかつぐ人夫のことであります。

宵山デート?!


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明日は、ブライトンホテルでのコンサート。
当摩さんの作品も演奏するので、当摩さんが、今日リハーサルに立ち合ってくださいました。

松園くんは「疲れているから帰る」というので、二人で宵山に出かけました。
東京人の当摩さんは、祇園祭初体験。
とっても仲良しな写真になりました(笑)

ブライトンのお菓子。

17日、ブライトンでのコンサート。
ラウンジ「クー・オ・ミディ」では、オリジナルデザートが楽しめます。
今年は『日本狂詩曲〜貴志康一作品による』を最後に弾くので、それにちなんだお菓子をお願いしました。
この曲は「かごかき」「花見」「竹取物語」「龍」と4つの貴志作品がメドレーになっています。なので、これをお菓子で表現してください、とお願いしました。
まぁ、安易なリクエストといえば、それまでなのですが「かごかき」のお菓子って興味ありません?ブライトンのパティシエが作る「かごかき」(笑)
「え〜っ」と言われるかと思ったら、昨日、担当の林さんから「お菓子、張り切っています」とメールがありました。「竹取物語」あたりはまぁ想像がつくのですが「かごかき」どうなるんでしょう。「かごかき」のお菓子、う〜ん、楽しみです!

ところで、貴志康一は平岡養一と同世代。
25才でベルリンフィルを指揮、将来を嘱望されていたのですが、28才で亡くなります。
貴志康一については毛利眞人著『貴志康一〜永遠の青年音楽家』(国書刊行会)に詳しいです。御興味のある方は是非。
この本の中に載っている中山岩太撮影のポートレイトがかっこいい!
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リニューアルへ

リニューアル後のブログのページでは、かなり遅ればせながら、ツイッターとフェイスブックを連動させることになっていて、とにかく使い始められるよう、登録しました。まだ一歩を踏み出していない状態ですが、近日中に始動する予定。
よろしくお願いいたします。

夕方から、そこそこ雨が降っていましたが、浴衣や着物姿の方がちらほら見られました。
毎年のことですが、やはり鉾の上からお囃子が聞こえるとちょっとそわそわします。
と、こういうことは、ツイッターに書くのかなーと思いつつ、このページも名残惜しく...
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9月に京都にて!

突然ですが、こんなメンバーでのコンサートが決まりました!
詳細は、追って。
まずは、谷本さんにチラシを頼まねば!
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リニューアル

少し前から、このブログのリニューアル計画を進めています。
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今日は、谷本さんと、このサイトの製作でお世話になっている阿部さんの事務所にお邪魔しました。
うちと谷本さんちは、自転車で3分くらいの距離ですが、阿部さんの事務所は、ちょうど道の途中にあります。なので、この3人なら、どこの家にでも、3分以内に集合できます(笑)

とりあえず祇園祭宵山の日にサイトの引っ越しをして、五山の送り火の日にリニューアル完了しようという計画。
特に京都らしさをねらったわけでもないのですが、そんなタイミングになりました(笑)

ところで、このあたりは、そろそろ鉾が建ち始め、渋滞が多くなっています。
今年は、宵宵山日曜日、宵山は「海の日」祝日で、ものすごい人手になりそうです。

試演会

昨日は、試演会(うちでやる、生徒さんらのとっても簡単な発表会みたいなもの)でした。
不定期開催で、都合の合う人が演奏します。

広島の靖子ちゃんが夜行バスの往復でやってきてバッハのシャコンヌを熱演したり、裕子ちゃんも新しいレパートリーに挑戦したり、また飛び入りゲストもありで、楽しい会になりました。
私は、香織ちゃんとライヒの「ナゴヤ・マリンバ」を弾きました。

この試演会の目玉?!は、演奏終了後の打ち上げ??!!
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カレシができたとか、そういう話でも盛り上がり(笑)
最後は、午前2時をまわっていました。
みなさん、お疲れ様でした!
ばっちり片付けて帰ってくれた絢子ちゃん、ありがとう。

菊水

何度となく前を通っているけれど、あらためて見上げることはない「レストラン菊水」のビル。
昨日、南座の前で待ち合わせだったので、待っている間あらためて眺めていると、屋上ビアガーデンの感じが、とってもかわいい。
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大正15年に建てられたビル。

ある日、一階部分が、明るくオープンな感じに改装されたのを知っているのだけど、それって昭和49年の出来事らしく、自分の歴史も感じます(笑)




優れものの軍手!

楽器を運んだり組み立てたりする時など、グローブがあると助かるのですが、なかなか気に入った物に出会えませんでした。
というのも、アレルギー体質なので、素材によっては、かゆくなる。
かっこいいのは、たいてい、かゆい。
そうなると、古典的な軍手をよく洗濯して使う、というのが無難なのですが、かわいくないし、フィット感もいまいち。

で、最近見つけた優れもの!
「日本野鳥の会」のオリジナルグッズ「アウトドアグローブ」。
gunte.jpg
SMLのサイズがあり、フィット感抜群。
掌部分の滑り止めも、天然ゴムで、グリップ感最高!
この軍手をつけたまま、紐も結べますし、ねじもOKです。色もかわいいです。
2色セットで1260円です。

私は、たまたま雑貨やさんで見つけたのですが、日本野鳥の会のHPからも購入できます。
よく荷物を運ばれるみなさん、いかがでしょうか。







長屋の整理

6月のある日。
おそらく軽く50年は掃除してないんじゃないか?!....という友達の家の掃除、というか整理をお手伝いしました。

なんでも、経験は役に立つものです。
367の解体を見ていたので古い長屋の整理、といえば、持ち物「ゴーグル」「マスク」「着替え」「てぬぐい(←頭用)」等、心得ております!
えっへん。この作業、おそらく「普通の女子」では無理ですね。

結構大変でしたが....(笑)
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宝探しのように楽しかったです。

軸の山が出てきたので、鉄斎か栖鳳か?!と思ったら、天皇でした(笑)
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天皇もの、はいろいろあって「今上天皇」と書いてある軸もありましたが、天皇さんの姿をみても、どの時代か全然ピンときませんでした。

友達のおじさんの小学校卒業証書も出てきました。
名前の前に「京都府平民」!
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箪笥に敷いてある新聞をみると、ヤマハは山葉。
昭和5年のものでした。
yamaha_shinbun.jpg
かなり片付いて、すっきりしました。
江戸時代から続くお家なので、お商売の「大福帳」など、見始めると面白くてとまらなくなりそうだったので、とりあえず、かためて袋に入れました。

私は、ネズミも恐れず陣頭指揮、という感じでしたが、代々続く自分の家の歴史を整理した友達は気分的に、大変だったと思います。
おつかれさまでした!


2012年8月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

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