日記

杉本家で授業

今日は、毎年この時期恒例になった、京都の町家、重要文化財杉本家住宅で行われる京都女子大学の講義を担当させていただきました。

お座敷で、正座して聞く講義は、京都ならではですね。今日もいろいろ着物を持っていってみてもらいました。奥に見える床の間は、お正月のしつらい。この建物が建ったとき、まだ電気が通ってなかったので、この暗さはその当時を思わせてくれます。

お床には、円山応挙の軸がかかっていました。これまでの私の経験では、京都のお家で応挙の絵のあるような方は、その名を言う時「おうきょ」が「ド〜ソ」という感じで「きょ」の方にアクセントをつけられます。東京の美術館の学芸員さんにはありえない発音だと思います(笑)竹内栖鳳も「せ・いほう」と「せ」にアクセントではなく「せーほーさん」=「ド〜ド〜ミ」とのっぺり言われます。なぜか「さん」がついて、そこがアクセント。これを聞くと、京都に住んでいる私も「お〜、京都〜」と思います。

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耳。

古い資料を調べていると「ノイズの多いラジオから録音したカセット」という音源とつきあうことになり、自分の耳が試されます(笑)

この間、どうしても名前が聞き取れず「カイホイチロウ」おそらく「海保一郎」さんかな、と予測をつけていたら、別の資料から「改野七郎」さんであることが判明しました。

その前は「ハイカコウロウ」と聞こえて悩んでいたのですが「大廈高楼」(たいかこうろう・立派な建物)であることがわかりました。これは、耳もアタマも悪い例(笑)

学生の頃「聴音」(←先生が弾かれるピアノの旋律を書き取る)の授業がありましたが、その頃の「どうしても聞き取れない9連符の5番目の音…」みたいないらいら感がよみがえりました(笑)堀音の時は、試験毎に1クラス40名が成績順にABCDクラスに分けられたので、この一音が命取り!みたいな感じなんですよね。先生のひっかけ課題に燃えました。あぁ、受験校。

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愛国行進曲

平岡養一研究の一連で、手に入れた楽譜。

古書店でみつけた、昭和十三年のものです。

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リンゴジャム

毎年送っていただく美味しいリンゴでジャムを作りました。

単純にきざむ、という作業はいい息抜きになります。

今日は、レモンを輪切りにして入れてみました。ワックスとかどうだろ…と思って、皮は剥きました。

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雑誌『旅』

今書いている原稿の引用に、以前古書店で買った雑誌を出してきました。

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光さんとエネスク

平岡養一さんが実際に使っておられた、エネスク「ルーマニア狂詩曲第一番」の楽譜です。23日に弾くのですが、直前に暗譜で泣かないように(笑)早めに暗譜確認!

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ぐっすりーニャ

iPhoneのアプリ。そんなにいろいろダウンロードしているわけではないけど、普通に「乗り換え案内」とか「懐中電灯」とか使っています。あと重宝するのは、やはり「メトロノーム」かな。

で、最近気に入っているのが「ぐっすりーニャ」という睡眠を記録するアプリ。特に睡眠について悩みがあるわけでもないのですが、なんとなく自分の眠りの波形を見るのが面白くて。寝る前に、iPhoneをシーツの上に伏せておいておくと、睡眠を記録してくれます。

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偽イッセイ?!

最近洋裁に凝っている姉が、うちにやってきて、父の「イッセイミヤケ」の服を見て「これなら縫えそう」と持って帰り「ばったもん」を縫ってもってきました。大胆なヒトです。

ちなみに姉は証券会社勤務なのですが、10月4日(←投資の日)生まれで、日本証券業協会のマスコット、日本橋兜町生まれの「とうしくん」と同じ誕生日、というのが自慢?!です。

で、その洋服。似て非なるというのではなく、まぁ根本的に違うのですが… そんなに悪くない(笑)そう言うと、私にも作って送ってくれました。これは、何モデルなんでしょうね。

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さきらくん。

今日はこどもたちのオーケストラ「さきらジュニアオーケストラ」(秋山和慶指揮)の定期演奏会を聴きに行ってきました。子どもの演奏する「ハ長調」にしびれました。

どのようによかったかをきちんと書こうと思うと、一時間くらいかかってしまいそうなほどに、よい演奏でした(笑)一言で言えば、ちゃんと音楽の勉強をして弾いているのに、こどもらしさが失われていない、というあたりでしょうか。いや、ちゃんと勉強しているからこその子どもらしさ。子どもといえば「とにかく天真爛漫」が歓迎されますが、それとは一線を画した子どもらしさがある、というところです。(…このへんにしておきます・笑)

まぁ、チラシやプログラムにある通り、こんな感じでゴキゲンということです!

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困った男の人。

前回のブログに続き、困った男の人編(笑)

以下は、昭和七年に発売されたレコード「百萬円」という曲の歌詞です。歌ったのは、一時期、エノケンとも活動した二村定一(ふたむらていいち)。うら悲しいアコーディオン、ニ短調のメロディーにのって歌います。「ナンセンス小唄」という分野らしいです(笑)

「百萬円」

百万円拾ったら

女学校建ててぼく先生

月謝は少しも取りません

綺麗な娘さん募集して

毎日恋愛 エロ講義

裸ダンスを教えます

面白いですね

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木琴の風・春の声 フルート・ピアノと共に
高槻市生涯学習センター 2F多目的ホール
1/12(祝・月) 13:20開場 14:00開演
大人 3,000円 / 子ども 1,500円(小中学生)
チケット発売中!

木琴 meets チェンバロ 2
11/15(土) Music Lab. 48番館サロン / 午前 10:30開場 11:00開演 / 午後 14:30開場 15:00開演
全席自由 4,000円(各回定員30名・要予約)
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今、甦る!木琴デイズ vol.22 「古楽器の音色に魅せられて」
12/6(土) 京都文化博物館別館ホール / 午前 11:00開場 11:30開演 / 午後 15:00開場 15:30開演
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