日記

140キロ!

同じ演奏家でも、打楽器以外の方には、なかなかわかってもらえないのですが、例えば私が木琴と共に移動する場合、荷物は約140キロです。もちろん、遠方の場合は、一緒に移動するのではなく、ヤマトにおまかせですが、運搬の準備、そして現地に着いてセッティング完了までその荷物を扱うわけですから、なかなかに大変です。

今、私が所属している事務所http://www.hirasaoffice06.com/ヒラサ・オフィスの社長、平佐素雄氏は若い頃、梶本音楽事務所時代にこの楽器の前の持ち主平岡養一さんの担当マネージャーで、この楽器を運んでいたそうです。

平岡先生のお宅に楽器を取りにうかがい、会場まで運んで組み立てる仕事。昔の歴代マネージャーさんにお話しをきくと、みなさん楽器運びが印象に残っているとおっしゃいます。「青函連絡船に乗るときなど、特に大変だった」とか(笑)

ディーガン社のヴィンテージ木琴を使い始めた頃は、楽器を触るのもこわごわだったのですが、さすがに最近は、持ち運びするのにも慣れました。

楽器は1935年製、ケースも40年以上前から使われているもの。この楽器の場合、ケースからしてヴィンテージ。なので、楽器をケースにつめてから、またエアクッションで梱包するので、ちょっと面倒。でも、この作業もかなり手早くなりました。

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NAXOSの功罪。

昨日は、関西マリンバ協会創立60周年記念のコンサートを聴きに、奈良へ行ってきました。この団体は、1952年に「奈良木琴クラブ」として発足した歴史あるマリンバの団体です。

先日アンサンブル金沢でご一緒した、元読響の菅原淳さんも、この「奈良木琴クラブ」ご出身。現在60才以上のプロの打楽器奏者は、故岩城宏之さんを始め「卓上木琴」で音楽を始めたという人がかなりの数いらっしゃいます。

ピアニストや弦楽器奏者で「おもちゃ」で始めた人って、そういないと思うのですが、打楽器の場合「マリンバ」が日本に入ってきたのは戦後なので、卓上木琴はいい方で「お父さんに作ってもらった木琴ではじめた」という方もおられるくらいです。

で、このコンサート。アマチュアもプロも区別ナシ、3才から80才までの方が出演されていました。3時間以上のプログラムでしたが、みなさん一所懸命演奏されているし、ちびっ子達もかわいらしくて、結構飽きずに楽しめました。

マリンバが11台も並ぶステージは壮観です。最大25名のアンサンブルがありました!

奈良は、小川順子さん中心にこの組織、また日本木琴協会奈良支部があり、神戸方面も佐藤梨栄さんを支部長とする日本木琴協会阪神支部があるのですが、京都にはありません。なぜって?あまり聞かないでください(笑)関西のマリンバ人口(特にアマチュアの方)は奈良と神戸が突出しているのではないかな、と思います。

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カルバドールへ

一昨日。トウキョウの人に「法然院であるコンサートに行きませんか」と誘われ、なんだかヘンな具合だな(笑)と思いつつ、久しぶりの法然院に喜んで出かける。

三橋桜子さんとパブロ・エスカンデさんによる「2台のチェンバロコンサート〜バッハ一家とその仲間たち」。

ほとけさんに遠慮して微妙な写真になりましたが、いつもながら全てに行き届いた素晴らしい空間。

J.S.バッハの長男、W.F.バッハの2台のチェンバロのための協奏曲ヘ長調など、とても楽しく聴いたのですが、「一家や仲間達」の作品を並べて聴いた後にJ.S.バッハの作品を聴くと、やはりうならされる感がありました。でも、それぞれになんらかの魅力があって楽しかったです。

それにしても、雨上がり、少し早めについてお庭を眺めながら日が暮れていくのを待つのは、とても贅沢な時間でした。

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本村さんと練習

14日のコンサートのため、本村さんと3日間我が家にて集中練習しています。

本村さんは、うちの近所のホテル泊ですが、本村さんの楽器は通崎宅泊。

う〜む、いつもながら、なんとも無防備!

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二股物語、塩谷瞬の気持ち。

このネタ、もういいや、という感じですが(笑)

先日『週刊ポスト』で、小学館ノンフィクション大賞の発表がありました。華々しく大賞賞金500万円のずっと下に「その他の最終候補作」として、私の名前がめちゃくちゃ小さく載っています(笑)

選評もいただき、う〜んなるほど、という感じ。

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シチェドリン、終了。

昨日、無事にALTI芸術劇場第1回公演、井上道義指揮「オーケストラ・アンサンブル金沢」の演奏会が終わりました。アンサンブル金沢の演奏は素晴らしく、お客さん大喜びの大きな拍手でした。

公開リハーサル、ロビーコンサート、プレトーク、本公演、ワイン付交流会、と大サーヴィス、盛りだくさんの企画。大入り袋出ました!

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オレノパン

京都は、全国一のパン消費量といいますが、私も子どもの頃から朝食は必ずパンです。出かけたついでに買って帰る時は、道順によるけど「進々堂」か「ブランジェリー・マッシュ・キョウト」のパンドミ。で、時々浮気(笑)買いそびれたときは、朝6時半から空いている(そんなに早くは行きませんが・笑)昔ながらという言葉がぴったりの「まるき製パン所」の食パン。

でも、もう最近、近所にパン屋さんが増えに増えて。浮気のしようもないほどです。

今月、京都では有名店の「オレノパン」が烏丸錦に出来ました。

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夏の名残のおよばれ。

昨夜は、美味しい物をいただいて、幸せでした(笑)

おそらく、今年最後の鮎。

同じく、鱧。

美しいお料理の数々。あまりカメラを取り出すのもどうかと思いつつ、つい写してしまいます。

昨夜は、ご主人にうかがった、京都の料亭の「明石の鯛の仕入れの序列」の話がおもしろかった。これで、原稿一本書けそうです(笑)

 

御簾

近所の「五條天神宮」を通り抜けたら、なんとなくいつもより華やかで。

よく見ると、本殿と拝殿の御簾が新しくなっていました。色って不思議だなと思います。

この神社がある「松原商店街」の中の漬物屋さんがお店を新しくされて、それで神社に御簾を二垂寄進されたそうです。なんとなく、よいハナシだなぁ、と思います。

チャイム

9月2日、アルティ芸術劇場の公演に向けて、打楽器の練習をしています。ビゼー/シチェドリン「カルメン組曲」の一番パート。出てくる楽器はチャイム、カスタネット、マリンバ、カウベル、ボンゴ、ギロ、ヴィブラフォン、小太鼓。

家にないものは、場所と楽器を借りて練習するほかありません。本日は、かわいい後輩ちゃんのお世話になって、チャイムの練習。自分の背丈(←154センチ)より高い楽器を叩くのは、一苦労です。

二の腕ダイエットに効きそうです(笑)

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木琴の風・春の声 フルート・ピアノと共に
高槻市生涯学習センター 2F多目的ホール
1/12(祝・月) 13:20開場 14:00開演
大人 3,000円 / 子ども 1,500円(小中学生)
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木琴 meets チェンバロ 2
11/15(土) Music Lab. 48番館サロン / 午前 10:30開場 11:00開演 / 午後 14:30開場 15:00開演
全席自由 4,000円(各回定員30名・要予約)
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今、甦る!木琴デイズ vol.22 「古楽器の音色に魅せられて」
12/6(土) 京都文化博物館別館ホール / 午前 11:00開場 11:30開演 / 午後 15:00開場 15:30開演
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