ご報告・第24回吉田秀和賞受賞
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昨秋上梓した拙著『木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生』(講談社)が、第24回吉田秀和賞に選ばれました。
http://arttowermito.or.jp/yoshida/yoshida01.html
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昨秋上梓した拙著『木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生』(講談社)が、第24回吉田秀和賞に選ばれました。
http://arttowermito.or.jp/yoshida/yoshida01.html
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08
稲葉賀惠『マイ・フェイヴァリット〜きものに託して』(集英社インターナショナル)が届きました。
樋口可南子関連書籍で執筆を担当されている清野恵里子さん、初のプロデュース本です。
本のプロデュースって何?
この本の場合おそらく、聞き書きのライターやカメラマン、装幀家に依頼するという編集者的仕事の他に、撮影場所を選んだり、着用する着物を借りてきてコーディネイトしたり、総合的な本の雰囲気作りをされたのだと思います。
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07
今日は、10月30日「緋国民楽派 第13回作品演奏会」(すみだトリフォニーホール)で演奏する、萩京子作曲『「ユンヌ・ヴィ」〜大石順教尼の短歌による』の練習。
「ユンヌ・ヴィ」は、大石順教尼作の和歌を歌詞に、その人生を追ったバリトンとマリンバのための作品。大石順教(1888~1968)は、17歳の時養父がおこした「堀江六人斬事件」の巻き添えとなり両腕を失うも、口で筆をとり書画の勉強をはじめ、やがてその世界で認められるようになります。
後年、得度し菩薩行に一身を捧げた人生を書いた、このような本も出ています。
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04
本日発売『考える人』2014年秋号(新潮社)に、エッセイを書かせていただきました。
特集「オーケストラをつくろう」の中の、エッセイ「オーケストラと私」のページです。企画書には、赤川次郎さんやさそうあきらさんのお名前が並んでいて、さて何をテーマに書こうかと、悩みました。一昨年だったか、井上道義さんから抜擢?!され、約20年ぶりにオーケストラ・アンサンブル金沢のエキストラにいったハナシ、これも面白いかなあ、と思ったのですが、せっかくなので木琴ネタを。
とはいえ、いきなり木琴もなんなので、懐かしい同志社中学校管弦楽部の話しではじめました。
中学3年生の私です(笑)定期演奏会のリハーサルだと思います。
迷いのなさそうなところが、可笑しいです。
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01
先週末、大津市「ながらの座・座」での展示とコンサートが無事に終わりました。
当初は、「コンサートの日に着物も展示してほしい」というご依頼だったので比較的気楽にかまえていたのですが、途中で「三周年記念のイヴェントなので一週間展示期間を設けて欲しい」というお話しになりました。コンサートの日だけなら壁に着物を吊るくらいでも成り立つのですが、500円なりとも入場料をいただいて展示だけを見せるとなると、そうもいきません。
で、結局いろいろと持ち込んでみていただくことになりました。
直近に東大阪市民文化センターで大きな展覧会がありましたので、展示品はかさなるところも多かったのですが、ケースや結界なしに間近で観ていただけたのはよかったかな、と思います。
例えば、こんな板戸にならべた大正〜昭和の文具達。
ブルドッグのクレヨン。
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27
明日は、木琴だけで2時間のコンサート。マリンバでも共演者なしで2時間聴かせるのはなかなか大変ですが、レパートリー的に木琴はもっと大変です。木琴のみで2時間のコンサートをする人は、今世界中で誰もいないのではないかなあ(笑)もっとも、今回の場合トークと演奏なので、しゃべりの時間も入れての2時間ですが。
たくさん練習すると、お腹が減ります。到来物の新米と栗で、栗ご飯。たくさんいただいて、幸せ気分です。
ちなみに、明日のプログラムはこんな感じ。チケットは完売、ありがとうございました。
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24
20日始まっているながらの座・座での展示。(最終日28日は13時まで)
なんでもかんでも谷本さんやまーくんや黄瀬さんにお願いするわけにいかないので、今回は展示計画自分でがんばりました!これまでの経験を活かし(笑)スタンダードな感じではありますが、自然な雰囲気の展示会場として仕立てられたかなと思っています。
内容的には、東大阪の時のものとほぼ同じですが、少し新しいカテゴリーも加わっています。
これらの楽譜は大正14〜昭和2年に発行されたもの。二十銭ほどで販売されていました。当時は銭湯が五銭という時代。二十銭といえば、江戸前のお寿司やとんかつが食べられるほどの価格だったようです。
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