日記

水戸芸術館HP

水戸芸術館で行われた吉田秀和賞贈呈式の様子が、水戸芸術館の事務局ブログで紹介されました。

http://arttowermito.or.jp/information/

動画もあります。来賓、一番前の席、その後ろの席。

頭をみただけで、どなたかわかりますね(笑)

今回、水戸市芸術文化財団の事務局長大津さんには大変御世話になりました。

拙宅までご挨拶に来てくださる前日、講談社にも出向いてくださったのですが、よっしー(←担当編集者)曰く「大津さんは、絶対、通崎さんと気が合うタイプの方」と(笑)

その通り!でした。

うちの床の間から何から何まで、いろいろに興味を持ってくださり、会話のはずむこと!当初、「儀礼的なことなら、わざわざ水戸からお出ましいただかなくても…」と思っていたのですが、決してそういうわけではなくて、一気に水戸芸術館のファンになってしまいました。

贈呈式の演奏に関しても、音響的な問題もありセッティングのことで無理を言いましたが「演奏者第一」の考えで大津さんが陣頭指揮をとってくださり、スタッフの方も気持ちよく動いてくださいました。とっても有り難かったです。

贈呈式の様子はダイジェストになっていますが、私は挨拶の後、平岡の音楽的な功績を、4点にしぼって、演奏付き(ピアノ:鷹羽弘晃さん)で紹介しました。

1,戦前のアメリカのクラシック界において「世界一の木琴奏者」と認められ「木琴」という楽器の地位を高めた。

☆平岡が日米交換船内で弾いた、モーツァルト「ヴァイオリンソナタ イ長調 第一楽章」を演奏

2,昭和初期の木琴ブームを牽引。

☆昭和3年、デビューリサイタルで用いたものと同型、座奏用の木琴で、ストビー「モッキングバード幻想曲」を演奏

3,戦前のアメリカで木琴は、主にラグタイムやダンスの音楽に用いられていたが、平岡はトレモロを駆使して叙情的な音楽が奏でた。

☆平岡が、ニューヨークのリサイタルのアンコールで弾いたポンセ「エストレリータ」を演奏

4,木琴のさらなる地位向上をめざして、新作の委嘱に精力を注いだ。

☆H.スピアレク/平岡養一編「日本狂詩曲〜貴志康一作品による」より「龍」を演奏

以上のような内容でした。

今回は30分ほどでしたが、これで2時間の講演(あるいは公演)はできますので、ご用命があれば是非共よろしくお願いいたします!(笑)

最後、思わず話がそれましたが、あらためまして、水戸市芸術振興財団、そして吉田秀和賞関係者のみなさまに心から御礼申し上げます。

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