モッキング・バード幻想曲
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どの楽器にも、一般にはそんなに知られていないけれど「その楽器をやっている人にとっての超有名曲」というのがあります。
マリンバを子どもの頃からやっている人にとっての、そんな曲の一つが「モッキング・バード幻想曲」です。子どもの頃は「モッキング・バード」が「物真似鳥」とは知らずに「木琴の鳥」だと思っていました。たぶん、多くの子ども達がそう思って演奏していることでしょう(笑)これは、100年以上前から木琴でよく演奏されている曲です。
で、今週日曜日、小さな本番でこの小さな楽器を使ってこの曲を演奏します。
この楽器、平岡養一さんが昭和3年のリサイタルの時に使っておられたのと同種のもの。平岡さんがそのリサイタルで「モッキングバード幻想曲」を演奏されたので、私もやってみようと、挑戦!この楽器、鍵盤の幅がせまいので、音があたりにくい。そして座って弾くので、それにも慣れないといけません!少し前に買ったんですが、ずっと飾ってました…(笑)
で、このモッキングバードのことを書こうと思っていたら、帯広在住の木琴仲間野田美佳さんが、ちょうど今日、ブログに書いておられました。詳しく知りたい!という方は是非こちらをご覧下さい。
http://pocoxylo.blog.so-net.ne.jp/
で、この木琴版アレンジの元になった、リンカーン大統領も愛した?!「モッキング・バード」。日本でも大正時代から親しまれていたようです。こんな楽譜を見つけました。
解説が可笑しい。
この曲は「愛人を回想する寂しいもの」とありますが、曲調は明るく、とりわけ木琴で演奏する「モッキング・バード幻想曲」(朝吹英一編曲)はとっても楽しい曲であります。