写真が決め手。
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お向かいにお住まいで子どもの頃からよくお世話になったおばあちゃんの様子をみに、介護老人福祉施設に出かけました。
私に常識がなかったのですが、こういう施設の場合、家族以外はきちんと面会の届け出が必要なんですね。
入所者家族との関係を証明する必要があるのですが、ふらっと出かけてしまったので、証明のしようがない。施設の方からいつもお世話をされている息子さんに連絡してもらったのですが、つながらず。
困った….
と思ったところで、閃きました!
認知症で、おそらく私のことは思い出してもらえないだろうから、何か記憶をひもとくきっかけになるものをと思い、45年以上前?!の写真を持って出かけたのでした。
おばあちゃんの息子さんと写した写真。
これを施設の方に見せたところ「たしかに、面影がある!」ということで、知り合いであることが証明され、無事にお部屋に入れてもらうことができました(笑)
おばあちゃんは、もう声もでないし、夢うつつな感じではありましたが、何度かしっかり目を見開き、ニコっとしてくれました。ゆったりした時間が流れていて、こちらの方が和ませていただきました。