風呂敷の値段

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風呂敷の値段は、意外とお高いものです。 
布一枚に、1万円、2万円も...と思われるかもしれませんが、
そこには、全て意味があります。 

例えば、この絞り染めですが、 
「松葉」の模様一つずつを職人さんが、
絞る(糸でくるくるとそこだけそまらないようにしばる) のですが、
職人さんは、このつぶつぶ、「一ついくら」ということで仕事をされています。 
松葉の模様を絞る、という値段ではなく、
松葉が構成されているこの粒一つずつに値段がついているのです。
そして、この絞りの質、すなわち絞り職人さんの腕前によって(つぶつぶの揃い具合とか、白い部分の美しさとか。)で価格が変わります。 
そういうことの、積み重ね、というわけです。

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話しは変わりますが、 この毎日新聞(12月30日付け)に掲載されていた写真。 昨年放送されたNHK教育テレビ「知るを楽しむ〜歴史に好奇心」の中で制作したもの。 
デザインは、谷本天志さん。 
この着物を作るとき、染め屋さんに渡したのが実は、この風呂敷。 左側の赤い色が気に入っていたので「これと同じ赤にしてください」と。 
だから、この着物と、この風呂敷は、兄弟、みたいなもの、です。 

今日は、展覧会のレセプション。
18時頃には、行くつもり。 
ブログ読者のみなさまも、よろしければ、覗いて下さい。


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2009年9月

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筆記者

通崎睦美
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