日記

山崎股八。

所属事務所ヒラサ・オフィスの四元嬢によると、私にお仕事をご依頼くださる方は、個性的な方が多いそうです(笑)

今、やりとりしているご依頼主は、私のところにもお手紙をくださるのですが、いつも巻紙に毛筆です。

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だぁ〜っと長いのが、2枚くらい。

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うれしく、せつない、優秀録音盤

CD「スパイと踊子」がオーディオファイルのサイトで、優秀録音盤に選ばれました!と連絡がありました。

オーディオ評論家・福田雅光さんが徹底視聴され、各月の優れた新譜を紹介される会員制websiteの人気コーナー。「高音質ソフト選びの羅針盤!」だそうです。

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うれしいですね。「録音」が評価されたわけで、演奏そのものが評価されたわけではないですが(笑)

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毛利さんひき逃げ事件、その後

1月13日深夜に音楽ライター・毛利眞人さんがひき逃げ事故に遭われた、とのニュースが流れました。犯人は間もなく捕まったようですが、ご本人は骨盤と鎖骨骨折の重傷。

本当に、心配しておりました。

SP盤について大変お詳しい毛利さんには、『木琴デイズ』執筆中、SPレコードの時代特定など、大変御世話になりました。

「心配、心配」と発していたら、奥さまよりお葉書が届き、手術も無事終わられリハビリに励んでおられるとのこと。間もなくご本人とも連絡がとれ一安心しました。

それにしても、2回に分けての手術。考えただけでもイタイです…..

そんな毛利さんですが、最近twitterを更新されているのを知り、お仕事をお願いしてしまいました。私は鬼か!(笑)

今年の5月だと、まだ肩に金属が入っている状態だそうですが….

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映画「小さいおうち」の疑問

先日観た、映画「小さいおうち」(山田洋次監督)。素敵な映画でしたが、一つ気になって仕方がないことがあります。

女中さんが奥さまの逢瀬の可能性を見抜くという重要なシーン。

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この奥さま(左手)の帯の一本獨鈷(黒の縦線)。出かける際は右側にあったのに、帰って来た時には左側になっている。これは、外出先で帯をといたに違いない、と想像する、というところです。

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「商品」と「作品」

同じ音楽業界にいるので、佐村河内氏の問題でいろいろなことが聞こえてきて、なんとなくざわざわしている感じがあります。名前が売れる、物語性がある、というのはすごいことだな、とあらためて思います。

私は、2005年、平岡養一の木琴を譲り受けて演奏活動を始めるにあたり、実はちょっと心配していました。世界一の木琴奏者と称された「平岡養一」の名前で、自分を売り込もうとしている、と勘違いされるといやだな、と。だって40年近く前、10歳の私は70歳の平岡養一と握手まで交わしたのですから、充分物語性があるでしょう(笑)だから、純粋に、自分の演奏だけを聴いて評価していただけるように、平岡養一を紹介しつつも、それを全面に出さないでおこうと、随分気を遣ったものです。

結果的には、それってただの自意識過剰(笑)世間ではすでに平岡養一の名前が忘れられつつあることがわかり、自分の売名行為どころか「平岡養一」を思い出してもらうために、せっせと評伝まで書くことになったのですから。今から考えれば、随分滑稽な話です(笑)

で、一連の報道の中の「佐村河内氏の作曲指示書」を見て、思ったこと。

私も、積極的に、浴衣ブランド「メテユンデ」のプロデュースを手掛けていた頃は、谷本さんに「指示書」を渡していました。普段のコンサートチラシのデザインなんかもそうです。「指示書」という名前ではないですが(笑)

これは、メテユンデの帯、一番人気でロングセラーとなった「バレリーナ」(デザイン:谷本天志)。

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「バウハウスのオスカーシュレンマー風のバレリーナの帯をお願いします」といってできてきたものでした。

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宝船の図

昨日は、節分で「ぎぼし」のお豆をいただきました。

かぞえ年の数だけ。あらためて数えて、愕然としました。48個(笑)

食べるのも、結構大変であります。

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うちの住所「天使突抜一丁目」は、豊臣秀吉が「五條天神社(=天使社・てんしのやしろ)の境内を突き抜けて道を作ったことから、名付けられました。その「五條天神社」で節分の日だけ授与される「三種神秘」、「宝船の図」「神朮(うけら)」「勝餅」をあわせていただいてきました。

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山本亡羊読書室

我が地元の京都新聞では、時々「全国紙だとこれは絶対一面に載らないよな」という記事が、華々しく一面のトップを飾ることがあります。

それが、事件や事故ではなく「金閣寺に雪が積もってきれいです」というような記事だと、とってもほのぼのとした気分になります。

今日の朝刊は、うちの近所の山本さんのお宅の土蔵から重文級の史料がざくざく出てきた、という記事でした。これはさすがに、全国紙でもどこかで取りあげられているのではないかと思いますが…(笑)分析に、10年はかかるそうです。

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「明日、ママがいない」

児童養護施設を舞台にした日本テレビのドラマ「明日、ママがいない」が話題になっていますが、このドラマが始まる直前、たまたま児童虐待をテーマにした2冊の本を読みました。

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右はイギリスのベストセラー、キャシー・グラス著・塩川亜咲子訳『ジョディ、傷つけられた子〜里親キャシー・グラスの手記』(中央公論新社)。左が、第11回開高健ノンフィクション賞受賞作、黒川祥子著『誕生日を知らない女の子 虐待〜その後の子どもたち』(集英社)。

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木琴、嫁に行く。

「平岡養一の木琴」と出会った2005年当時、その楽器については「ディーガン社で特別に作られた木琴」という程度の知識しかありませんでした。

いろいろ調べてみて、それは1920年から1939年にかけて作られた「ディーガン・アーティスト・スペシャル」というシリーズのものだということがわかりました。

これが、当時の広告。

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25日、新譜「スパイと踊子」発売

明日、CD「スパイと踊子」の発売です!

クラシック音楽情報誌『ぶらあぼ』2月号「新譜・この人いちおし〜平井義也(マイスターミュージック代表)」のコーナーで、紹介されています。

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木琴の風・春の声 フルート・ピアノと共に
高槻市生涯学習センター 2F多目的ホール
1/12(祝・月) 13:20開場 14:00開演
大人 3,000円 / 子ども 1,500円(小中学生)
チケット発売中!

木琴 meets チェンバロ 2
11/15(土) Music Lab. 48番館サロン / 午前 10:30開場 11:00開演 / 午後 14:30開場 15:00開演
全席自由 4,000円(各回定員30名・要予約)
チケット発売中!

今、甦る!木琴デイズ vol.22 「古楽器の音色に魅せられて」
12/6(土) 京都文化博物館別館ホール / 午前 11:00開場 11:30開演 / 午後 15:00開場 15:30開演
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