日記

管弦楽部の本宮先生

私が、平岡養一の評伝を書いている時もそうでしたが、ノンフィクションを書くことにのめり込んでいると、ひょんなことがきっかけで次から次へと新たな資料が出てきたり、思いがけないご縁がつながって新事実を発見したりするものです。(って、ノンフィクションを一冊しか書いていない私が言うのもなんですが….)

まさか、自身がこの本のご執筆に協力することになろうとは思ってもいませんでした。

本著は、1945年の夏、広島県呉の山中で地雷を抱えて戦車に突き進む訓練をしていた海軍「陸戦隊」の若者達の話。彼らは、「本土決戦」に備えていたのですが、原爆が投下されたことにより、原爆投下直後の広島市内での救援の任務を命ぜられる。

陸戦隊の元水兵を父親に持つ著者・佐田尾信作さんから御連絡いただいたのは、昨年2月のこと。なんと、佐田尾さんのお父さまと、私が中学の時にお世話になった本宮啓先生が同じ部隊だったのだそうです。

本宮先生が99歳でご逝去されたことを書いた拙ブログを見つけて、連絡してこられたのでした。

佐田尾さんとは、その後やりとりがあり、管弦楽部員が中心となって行った追悼の礼拝にも広島よりお越しになりました。

管弦楽部の本宮先生でも、1D担任の本宮先生でもなく、元23大隊隊員の本宮啓が、紹介されています。

佐田尾さんがお持ちの本宮先生に関する資料も見せていただきましたが、当時「迫撃砲隊 第一小隊長、海軍少尉候補生 21歳」であった本宮先生の手記に記された体験は、ここに書くのも憚られるような厳しい内容でした。

まさに、ヒロシマの秘史、です。ご興味のある方は、是非手に取ってください。

こんな時代の私、の話がちらっと出てきます。

 

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