旅公演の愉しみ
08
産経新聞の連載も、早いもので第5回目となりました。
「旅公演の愉しみ」と書いておりますが、今回も何かと愉しんでまいりました(笑)
館林公演は朝9時搬入なので、前日入り。となれば、織物の町・桐生まで足を伸ばします!
まずは、ちょうど観たかった大川美術館「松本竣介と野田英夫」展へ。
大川美術館の収蔵品、果敢な集めっぷりに感動!
遊びにきたわけじゃないので、と思いながらも、古い建物をちょっと覗く。こちらは大正時代に建てられた「有鄰館」。立派な、味噌蔵、醤油蔵、塩蔵が残っています。
で、館林へ。
夕飯は、こちら!
駅前に店がない?!でも諦めないツウザキです。
築150年の建物で営まれるお寿司屋さん。
ああ、遊びに来たわけじゃないので、さっさと食べてさっさと寝ましょう!
というわけで、駆け足です(笑)
演奏会の会場は、正田醤油のホール。
とっても気持ちのよい音がしました。
今回の主催者側の方に、通崎睦美さんの大ファンがおられ(笑)スタッフパスまで、こんなことになっていました。私のコレクション図柄から、ですね!
プログラムもしっかり銘仙柄でありました。嬉しいですね。
演奏の方は、終演後のこの様子からご想像ください(笑)
左から、ピアニスト・笹まり恵さん、作曲家・当摩泰久さん、わたし、東京から聴きに来てくださり搬出のお手伝いまでしてくださった木琴研究会・飯野晶子さん。お世話になったみなさん、ほんとにありがとうございました!
翌日は「保母学校」のみなさんへの公演。保育園の先生方が主なお客さま。会場が保育園のホールだったので、夕方には園児向けのミニコンサートを。
前日に続き、こちらのスタッフの方々もみなさんよいかたばかりで、気持ちよく演奏させていただきました。でも、また伝説(?!)を作ってしまいました。私に興味を示すのは、その園、その学校で一番のいたずらっ子、らしいです。今回もそうだったそうで。どこか、通じるものがあるのでしょうか…
うちあげは、手作りのいろいろ。
なんでもないように見えるピクルスも美味しかったし、
大根ご飯も、美味でした。
翌日は、足利に行きましたよ!
足利市立美術館の「銘仙展」を観てきました。銘仙着物そのものは、これまで何万枚も観てきているので、まあびっくりしないのですが、糸の質や年代をかなりこまかく特定されていることに感激しました。当時のポスター原画なども興味深いものでした。
図録、です。
「銘仙の五大産地は、秩父、足利、伊勢崎、桐生、八王子」とこれまで、何度となく人前で話してきたのですが、ようやく足利、桐生に訪れることができ、よかったです。
帰りに東京では、偶然にも、私を「ツウザキ!」と呼ぶ、文筆業の先輩お姉さま、お二方に会うなど、いくつかの所用。いやいや全てが勉強になります。
清野恵里子さんには、10年以上前から誘ってもらっていたフランス料理の名店「コート・ドール」に連れていっていただきました。
日本を代表するフレンチの巨匠と言われる斉須政雄さんと記念写真。
ご自身が「こうありたい」と思っておられることをきちんと表現しておられる。そう思えるお料理のありように、感激しました。清野さんは、私が送った感想を、斉須さんに伝えたって、ほんとにもぉ。いやいや、大好きなお姉さんです。でも、妹分が山ほどいるようだしな、がんばろっ。