日記

映画「永遠の0」

今日は、今話題の映画「永遠の0」を観ました。

平岡さんの評伝を書くまで、恥ずかしいほど歴史に疎かったのですが、自分なりに猛烈に勉強したので、海軍の特攻をテーマにしたこの映画の内容が手に取るように(←これも自分なりにですが)わかりました。

ラバウルと言われれば、「にっこりわ〜ら〜う、ラバウル航空隊〜」(軍歌『ラバウル海軍航空隊』)と歌う灰田勝彦の声や「さらばラバウルよ〜また来るまでは〜」の『ラバウル小唄』が頭をよぎり、敵艦が撃沈されれば、つい『英国東洋艦隊潰滅』(←これはマレー沖海戦)を歌う藤山一郎の美声を思い出す….

すっかり軍国女子ですね。

2時間が、あっという間に感じられたのですが、私には最初から最後までとっても気になることが….

この話は「フリー・ライター」である女性が「ノンフィクション作家」を目指す。そのノンフィクション作品のテーマとして「特攻で命を落とした祖父」の人生を辿るという設定になっています。(一度観ただけで書いているので、微妙に違ったらごめんなさい)なので、つい同業者的「書く立場」で観てしまい、この取材で大丈夫か?この事実をどうまとめる?と心配ばかりしてしまいました(笑)

それなのに、映画の中で、執筆の話は最初の場面で出てきただけで、その後全く出て来ず終い。せっかくなら、このテーマで見事に書き終え、小学館ノンフィクション大賞でもとっていただきたかったです(笑)

帰りに思わず書店に立ち寄り、原作をチェック。まだぱらぱらとしかみていませんが、映画ではなんとなく立ち消えてしまったライターである女性の人生が、原作では「愛」を一つのテーマとする小説の伏線になっているようでした。あー、よかった。

ものすごく平凡な感想ですが… 大ヒットに納得。岡田准一さんはかっこよかったし、戦闘場面の映像や音声も大迫力で、見応えのある映画でした。

通崎睦美コンサート〜木琴とめぐる世界の旅
司馬遼太郎記念館
7/27(日)開演14:00 開場13:30
参加費3,500円(友の会会員は3,150円)
チケットの購入はお電話で Tel.06-6726-3860

今、甦る!木琴デイズ vol.21 「会議は踊る」
5/23(金) 京都文化博物館別館ホール
チケット発売中!
昼 13:30開場 14:00開演 / 夜 18:00開場 18:30開演

最新著書『天使突抜おぼえ帖』発売中

最新著書『天使突抜おぼえ帖』好評発売中

通崎睦美 最新著書

『天使突抜おぼえ帖』

集英社インターナショナルより
好評発売中

Amazonで購入

ニュースレター登録