このところ
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今、甦る!木琴デイズvol.21が、今週の金曜日と迫ってまいりました。
今回、松園洋二さんには、7曲のアレンジをお願いしていますが、どれも名アレンジ。
木琴+フルート+ピアノの3人で演奏する、映画「会議は踊る」より「ただ一度だけ」、3人で華やかなオーケストラのような響きが生まれます。ドビュッシーのピアノ曲「子どもの領分」からの3曲(うち2曲が新アレンジ)は、ピアノのイメージにひと味違う彩りが加わります。そして、バッハのトリオ・ソナタ。バッハの異なるソナタから3つの楽章を選んで並べた私たちのトリオ・ソナタ。これは、松園さんの作曲家としての素晴らしさの一面(=和声や対位法がとっても優秀!)とお茶目な遊び心が自然に溶け込む、秀逸のアレンジです。あと木琴とピアノによる「ダッタン人の踊り」も新たな松園アレンジ。松園さんは、自分で演奏するのに容赦なく難しいピアノパートを書くんです(笑)
古いフルートと1920年代製木琴とのデュオも、皆さんの「ベートーヴェンのイメージ」を軽やかに裏切る、楽しい響きとなります。
昼の部は、20日午前9時の時点で残り1枚!ですが、夜の部18時半からはまだ余裕がありますので、是非お出かけください。
二条城でのコンサートも無事に終わっています。
今回は、二条城内の香雲亭という施設での演奏でした。
こちらは、江戸時代の豪商・角倉了以の邸宅を移築したという建物。
そんな話をしていると、友人の四方さんが、了以の御子孫とお知り合いということで、今回ご紹介いただきご来聴いただくこととなりました。
この建物は、その建造年代や造りについて、私としてはいろいろと謎があって、二条城の施設管理の方に聞いてもはっきりしない。お知り合いになった御子孫の方は、了以の研究者とも繋がっておられるようなので、そのうちいろいろと調べてみたいと思いました。
あまりに広い床の間があまりに殺風景だったので、今回は、とりあえず床の間を「木琴仕様」に、させてもらいました。
違い棚にも、1930年代前後のアメリカの木琴に関するおもちゃを飾りました。
ご来聴いただいた皆様に音楽と合わせて楽しんでいただけたらよかったのですが。
「京都コンサートホール会館30周年記念事業」として開催されている「Kyoto Music Caravan2025」。スポンサーの洛和会音羽病院さま、主催の京都コンサートホール本事業担当のみなさま、お世話になった二条城の方、聴きに来てくださった皆様、共演の永田参男さんありがとうございました。
右は京都コンサートホールのプロデューサー高野課長。京芸のピアノ科卒。後輩なので、ついいじりたくなります(笑)
あっ、書評も出ています。
共同通信社で配信されているので、全国の地方紙に掲載される可能性があります。京都新聞さんには、いち早くご掲載いただき知り合いから「読んだよ」とご連絡いただいたりして、嬉しいです。
では、あと火・水・木と練習頑張ります!