「京都人」への道のり
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『「京都人」への道のり』と題したエッセイを書きました。
共同通信社からの配信なので、これから各地方の新聞に掲載されるかなと思います。今日は地元「京都新聞」に載っていました。
京都市内の真ん中で100年ほど続いて暮らせばようやく京都人かな、というような話です。
「うちのご先祖さんは、桓武天皇さんと一緒に京都に来はりましてん」というセリフを聞いたのは、15年くらい前。今日、そのご本人がこのエッセイをお読みになったようで、約15年ぶりにお電話をくださいました。ご自身のセリフを使われて気分を害しておられるのか、それとも喜んでくださったのか、電話の中でそれについてふれられなかったので、よくわかりません(笑)さすが京都!でございます。
ちなみに、京都に住んで800年とおっしゃったのは、ノートルダム女子大学教授で平安時代の服飾文化などをご専門に研究されている鳥居本幸代さんでした。
通崎家は、京都に出てきて私で4代目、まもなく100年を迎えるので、ようやく京都の新参者として認めてもらえるかな、という話。
初代が購入したお仏壇の「請合書」。当時の230円は高級品です。(「津崎」は間違い)
これについて書こうと思い、西本願寺前「三浦官蔵仏檀」のご主人に2時間にわたり貴重なお話をうかがったのですが、書いている間に構想が変わり、お店の名前だけしか入れられませんでした… またの機会に、今回書き残した仏壇事情について書きたいと思っています。