日記

瀬戸内寂聴「ノーベル賞のこと」

日経新聞に連載を書くようになって、同じような文字数のコラムやエッセイが妙に気になります(笑)地元、京都新聞には平日夕刊に「現代のことば」、日曜朝刊には「天眼」というコーナーがあって、これはなかなかハズレがない。

今日瀬戸内寂聴さんがお書きになっていた「ノーベル賞のこと」も面白かった。

川端康成ノーベル賞発表の朝、同じアパートを仕事場にしていた円地文子さんに「こういう時、吾々はすぐにお祝いに駆けつけるのが礼儀です」と着替えを命ぜられ、二人で鎌倉の川端邸に駆けつけた。そこに三島由紀夫が現れた話。

tengan

この話は、後に三島由紀夫の弟さんに「ノーベル賞を兄が貰っていたら、兄も川端さんも死んではいなかったと思います」といわれたことがショックで忘れられない、と締めくくられています。話の端々、なんとなく知っているようなことではありますが、その場におられた瀬戸内さんがご自身を主体にお書きになると、やはりせまってくるものがあります。さすがでございます。

 

さてさて、日経新聞の連載も全22回、無事に折り返しました。まだ12回、もう12回?!という感じですが、まだ書く話題には困っていない!

いかに、自分の周りに面白い方がいらっしゃるか、ということでしょうか。父など、緊急入院してまで、ネタを提供してくれましたから(笑)登場してくださったみなさま、ありがとうございます!

 

 

通崎睦美コンサート〜木琴とめぐる世界の旅
司馬遼太郎記念館
7/27(日)開演14:00 開場13:30
参加費3,500円(友の会会員は3,150円)
チケットの購入はお電話で Tel.06-6726-3860

今、甦る!木琴デイズ vol.21 「会議は踊る」
5/23(金) 京都文化博物館別館ホール
チケット発売中!
昼 13:30開場 14:00開演 / 夜 18:00開場 18:30開演

最新著書『天使突抜おぼえ帖』発売中

最新著書『天使突抜おぼえ帖』好評発売中

通崎睦美 最新著書

『天使突抜おぼえ帖』

集英社インターナショナルより
好評発売中

Amazonで購入

ニュースレター登録