帯はかけ算
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西陣織の田中伝さんで御世話になり、帯を作っています。
織物は、縦糸と緯糸のかけ算でできています。
縦糸が黒で、緯糸が白ならば、織り上がる生地はグレーになります。
といえば「へえ、なるほど」という感じなのですが、織り方によって、黒と白が50%ずつかけ合わさるとは限らない、ここが最大の面白みです。織りの組織を変化させれば、同じ色の糸同士で違う色を表現できるのです。いやあ、これが何とも複雑。ほとんど魔法です。
普通のかけ算だけでも苦手な私は、何度聞いてもよくわからないのですが…..
できるだけ理解しようと、前向きな気持ちではいます(笑)