日記

ボブ・ベッカーさん!

昨日は、久しぶりに井傳さんの取り肴で、お昼ご飯。

というのも、拙宅に、世界的打楽器奏者・ボブ・ベッカーさんが遊びに来てくださったからです!

パーカッショングループ「ネクサス」を知る人なら、ここでびっくりの声を上げてくださることでしょう。

http://nexuspercussion.com

ネクサスの来日公演がテレビ放送され、ビデオに撮って何度も繰り返し観たのは1980年代。もう30年も前になります。1970年代から活躍するネクサスですが、もちろん今も現役で演奏活動を繰り広げられています。

先日、兵庫県立芸術センターでのコンサート、楽屋にて。木琴/マリンバの仲間と。

ボブさんを紹介してくださったのは、ボブさんとは仕事仲間でもある、木村百合香さん。以前、ビルを紹介してくれたのも百合香ちゃんでした。本当に、感謝、感謝です。この時「是非、京都にもいらしてください」「京都は大好きです」というようなやりとりがあったのですが、本当に来てくださるとは!

ボブさん。まず、うちのにじり口サイズの玄関に「お茶室みたい」と第一声。日本人でも知らない人がいますね(笑)お料理ひとつひとつ、ディティールを確認しながら丁寧に味わっておられる様子をみて、音楽も音一つ一つをこんな風に丁寧にとらえておられるんだろうな、と感激しました。漆の壁のグラデーションをはじめ、かなり渋いところをも愉しんでくださったようで、これも感激でした。

百合香ちゃんは、もう何度もうちに来てくれていますが、普段はリハーサルをしたり、木琴話をしたり。今回は「日本文化」が一つのテーマでしたので、ボブさんに観ていただくのを兼ねて、着物のコレクションを試着してもらいました。

「このスイッチ、コンセントのプレートはローズウッド製です」のポーズ(笑)

染めの着物も着てみます。

ボブさんは、初来日の時、おかあさまのリクエストでピンクの着物を買って帰られたそうです。

試着大会の後は、うちの木琴達を紹介。

ボブさんは、地方紙の「売ります買います」のようなコーナーをたえずチェックして、古い木琴の出物がないか探しておられたそうです。アメリカならでは、ですね。

平岡木琴にも触れ、この楽器が木琴でありながら甘い音色がする一つの要因は、同じモデルに比べても低音の鍵盤の幅が少し広いせいではないか、という見解を聞かせてくださいました。

ともあれ、立ち姿、食べ方、話し方、物の見方、楽器に向かう姿、すべてに穏やかでありながら筋の通った、一流の姿勢を感じました。幸せな午後でした。

最後にもう一度、百合香ちゃん、ありがとう!

楽曲を読む - 演奏家は問いかける
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